国内外の大企業のビジネス変革を生成AIの力で支援するプロフェッショナル集団【株式会社GenerativeX 代表取締役CEO 荒木氏インタビュー】
2024年09月25日更新
企業紹介
GenerativeXは、外資系のプロフェッショナルファーム出身のメンバーを中心として設立された生成AI特化のコンサルティングファームです。ビジネス×テクノロジーの豊富な実績と知見を武器に、ビジネスへの付加価値を最大化させる生成AIの活用支援を行っています。本日は、代表取締役 CEOの荒木氏に同社の特徴と魅力についてお話をお伺いしました。
インタビュイー経歴
話し手
荒木れい氏
株式会社GenerativeX
代表取締役CEO
灘高等学校、東京大学経済学部卒業、同大学院工学系研究科修了。新卒でJPモルガン証券株式会社投資銀行部門に入社し、M&A、資金調達などのアドバイザリーに従事した後、株式会社ウェリコを創業、同社事業の売却を経て、GenerativeXを創業。
目次
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テクノロジーとビジネスの両方に対して深い知見を持つメンバーが、高いスピードと品質でクライアントを支援
──はじめに、自己紹介からお願いします
荒木氏代表取締役の荒木です。2016年に東京大学大学院を卒業し、新卒でJPモルガン証券株式会社投資銀行部門にてM&A、資金調達などのアドバイザリー業務に従事しました。その後、飲食店のDX事業を行う株式会社ウェリコを創業し、同社の事業売却を経て、2023年に現在のGenerativeXを創業しました。
──GenerativeXの創業の経緯について教えてください
荒木氏今後成長するマーケットで戦うことを最重要視し、BtoBでの生成AI特化のコンサルティング領域で創業しました。過去に飲食店のDX事業を創業して売却した経験から、BtoCのビジネスはマーケティングやセンスが必要で中長期的に競争優位性を保つのは難しいと考えていました。一方、BtoBの生成AI領域においては、ビジネス×テクノロジーの知見を持つプロフェッショナルを集めることが参入障壁となり、競争優位性を作れるのではないかという考えから弊社を創業しました。
──GenerativeXの組織体制について教えてください
荒木氏現在、フロント部門に10-12名、ミドル・バックオフィスに3-4名在籍しています。弊社のフロント部門はコンサルタントとエンジニアで職種を分けていないことが特徴で、全員が営業活動から要件定義、開発まで一気通貫で支援しています。この組織体制により、非常に流れの早い生成AI領域の中でもスピーディーに価値提供できる支援を実現しています。コンサルタントに求めるスキルセットやマインドセットは高くなりますが、新しい分野に意欲的にチャレンジいただける方であれば、十分キャッチアップすることは可能です。
──支援するプロジェクトのテーマ・業界について教えてください
荒木氏テーマとしては、生成AIを用いたプロジェクトで、主に経理・財務・営業管理領域などの社内業務効率化や工数削減をメインで支援しています。但し、弊社は単純なコストカットだけではなく、売上向上や新しいビジネスモデルを作る高付加価値創出までを、クライアントへの提供価値としています。というのも、GPT-4のリリースから1年強が経過しする中でクライアント内部でもユースケース創出は進んでおり、簡単に効果創出が見込める領域での活用やできること・できないことの目利きも一定進んでいるため、それらを上回るクオリティでのプロダクトによる価値創出が求められているためです。 業界としては、製造・製薬・金融領域を注力ターゲットとしています。我々の価値提供モデルはAI×プロフェッショナルワークであるため、コンサルタントには各業界における一定の専門性が必要となります。そのため、弊社に所属するメンバーが持つドメイン知識が活きる業界のクライアントを支援しています。
──具体的な支援事例について教えてください
荒木氏製造業のクライアントの営業に関するドキュメンテーションの業務を効率化し、営業活動をレスポンシブかつリアルタイムにすることで付加価値向上を支援した事例を紹介します。具体的には、これまで営業人員が商談後に持ち帰って文書の内容を社内確認していたプロセスを生成AIによって短縮することで、クライアントへの提案時間や回数が増えるという付加価値を創出しました。生成AIの活用はコストカットや自動化の文脈をイメージされる方が多いと思いますが、上記事例の通り、営業活動のプロセスを変革することで売上向上などの高付加価値の支援まで踏み込めるのが弊社の強みです。
ビジネス×テクノロジーのプロフェッショナルとなることで市場価値、報酬共にアップサイドを期待できる環境
──GenerativeXに在籍するコンサルタントのバックグラウンドについて教えてください
荒木氏コンサルティングファームを始めとしたプロフェッショナルファーム出身者がほとんどです。また、一部はエンジニア出身も在籍しています。エンジニアの方でも、非常にビジネス思考が強い方が多く、ビジネス部門にも携わりたいという思いを持った方に来ていただいています。
──GenerativeXのどのような点に魅力を感じて入社される方が多いでしょうか
荒木氏スピード感と変化を楽しめることに魅力を感じて入社される方が多いです。弊社のプロジェクトは半年かけて要件定義しリリースまで数年かかるような大規模システム開発は全くなく、1、2ヶ月で結果を出す短期コミット型で支援することがほとんどです。AIのマーケット自体が2、3ヶ月で全然違う環境になるほど移り変わりが早い中で、変化を楽しめる方は弊社にマッチしていると思います。 また、プロフェッショナルとしての市場価値の向上や報酬面でのアップサイドに魅力を感じて入社する方も多いです。大手のコンサルティングファームから転職いただく場合、短期的には年収は下がる可能性があります。ただし、生成AIを使いこなせるコンサルタントは、ビジネス×テクノロジーの両面でプロフェッショナルになれるという点で、市場価値を大きく高めることが可能です。
ファームで発生しがちな「アナリストワーク」を自社独自の生成AIで駆逐し本質的な価値提供をもたらす業務にコミット
──コンサルタントは、テクノロジーに関する知見・スキルはどのようにキャッチアップされているのでしょうか
荒木氏地頭と素直さがあれば、弊社のトレーニングでキャッチアップいただくことは十分可能です。コンサルタントが未経験の業界・領域をプロジェクトごとにキャッチアップしていくことと同じで、その延長上にAIやコーディングのキャッチアップがあるだけだと考えています。また、現在はプログラミングやテクノロジーの学習のハードルが低くなってきており、社内メンバー向けのトレーニングにも生成AIを活用し、効率化しています。 また、弊社では対面でのコミュニケーションを重視しています。リモートワークではどうしても気軽に質問ができない環境となってしまうため、その場で即質問できる環境をつくることで、早期のキャッチアップを支援しています。
──社内のトレーニングにも生成AIを活用しているのですね
荒木氏はい。その他にも、議事録作成や、日程調整、要件定義書作成など様々な領域の業務はAIツールを社内で内製化して活用しています。例えば、手書きのスライドを基に自動でパワーポイント資料に変換するツールなど、コンサルティングにおけるアナリストワークはほとんどDX化しています。過度な説明資料の作成も控えており、その分、プロダクトの開発・提供を通じてクライアントへの価値提供にコミットできるように業務を最適化しています。また、AIツールを我々自身が活用することで、そのリアルな実体験がクライアントへの付加価値提供にも繋がると考えています。
生成AI領域において国内トップクラスのプロフェッショナルが集う組織でIPO・海外展開を目指せる環境
──今後の展望について教えてください
荒木氏1点目は、既存クライアントへの価値の提供範囲を拡大していくことです。現在、クライアントの中で、単体の部署・事業部だけの支援を行っているケースも多いため、全社導入を進めることで組織改革やビジネスモデルを変容させる程度のインパクトを創出していきたいと考えております。 2点目は、海外展開です。現在、アメリカをターゲットとして現地に赴いて営業を進めており、オポチュニティも実際に生まれてきています。
──求める人材について教えてください
荒木氏マインド面としては、リスクをとって生成AIの最先端の領域でチャレンジしていきたいという思いをお持ちの方に来ていただきたいです。AI領域は、5年後には営業やマーケティング等と同等の領域までコモディティ化していくと考えています。新たなマーケットの中で先駆者として経験を積むことで、様々なアップサイドが期待できます。 スキル面としては、ロジカルさに加えて、対面での営業力があり、クライアントの心を掴むことができる方を求めています。弊社のサービスはAIではなく“人”なので、人としてのチャームを兼ね備えていることも重視しています。
──今このタイミングで、GenerativeXに参画する魅力を教えてください
荒木氏生成AI領域において国内トップクラスの仲間と大企業のクライアント支援に関われることは非常に魅力的だと考えています。実際に、この規模のスタートアップでありながら、国内を代表する大企業クライアントを支援しています。また、組織としても上が詰まっておらず、これからIPOを目指していくフェーズのため、大きなリターンを期待できることは魅力的ではないでしょうか。結果を出して社内の重要なポジションにつける可能性があることは勿論、ストックオプションでの報酬も期待できます。
──最後に転職候補者様に向けて、メッセージをお願いします
荒木氏技術とビジネスの橋渡しをしたいと考える人材、お客様の事業や組織と誠実に向き合いたいと考える人材に対し、最高の環境を提供できると自負しています。自らの手で日本の社会をより良くしたいと考える方のご応募を心よりお待ちしています。
──ありがとうございました