戦略コンサルタントとは?仕事内容や年収、大手企業の一覧を紹介
2026年01月31日更新
本記事では戦略コンサルタントの仕事内容・年収・必要スキル・キャリアパスなど、戦略コンサルタントの全体像をわかりやすく解説します。
戦略ファームが手がけるプロジェクト事例や、業界の最新トレンド、実際の転職成功事例なども紹介しており、「戦略コンサルタントって本当にハードなの?」「年収や将来性は?」といったリアルな疑問の解決にもつながるでしょう。
戦略コンサルタントの魅力や評判が気になる人、将来的にキャリアアップを考えている人はぜひ参考にしてください。
著者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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監修者

山口 翔平
Yamaguchi Shohei
株式会社MyVision代表取締役
早稲田大学を卒業後、JTB、オリックス生命を経てコンサルティング転職に特化した人材紹介会社へ入社。 長年のエージェント経験を基に、より多くの求職者様に対して質の高い転職支援サービスを提供するため、株式会社MyVisionを設立。
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目次
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戦略コンサルタントとは
戦略コンサルタントとは、企業の経営層が直面する抽象度の高い経営課題に対し、中長期視点で意思決定を支援する専門職です。現場改善ではなく、経営判断の最上流に関与する点が大きな特徴といえるでしょう。
主な役割は、新規事業の立案や全社的な成長戦略の策定、M&A(企業の合併・買収)支援など、企業の将来を左右する重要な意思決定を後押しすることです。
組織のトップとともに「企業が進むべき方向性」を描く立場にあるため、高度な仮説思考力に加え、短期間で結論を導くスピード感も欠かせません。
一方で、コンサルタントとひと口にいっても、扱う課題の階層やアプローチには明確な違いがあります。戦略コンサルタントと、ほかの主要なコンサル職種との違いは以下のとおりです。
| 項目 | 戦略コンサルタント | 経営コンサルタント | ITコンサルタント | 総合コンサルタント |
|---|---|---|---|---|
| 主な支援領域 | 経営戦略の立案、新規事業開発、M&A支援 | 業務改善、組織改革、人材マネジメント | IT戦略立案、システム導入支援、DX推進 | 戦略立案〜業務改善・IT導入まで一貫対応 |
| クライアント層 | 大手企業の経営層・役員クラス | 管理職〜部門責任者 | IT部門・情報システム部門 | 幅広い業界・職層(中小〜大手まで) |
| 思考特性 | 高度な仮説思考と抽象的課題への対応力 | 実務知見と論理性を融合した課題解決力 | 技術的知識と業務要件の橋渡し能力 | 柔軟性と現場理解に基づく実行力 |
| 年収目安 | 高水準(1,000万円以上) | 中〜高水準(約700万円〜約1,000万円) | 中程度(約600万円〜約900万円) | 職種・業務範囲により幅広い(約500万円〜約1,200万円) |
| プロジェクト期間 | 短期〜中期(数週間〜3ヶ月程度) | 中期(3〜6ヶ月程度) | 中〜長期(6ヶ月〜1年超) | 案件に応じて短期〜長期までさまざま |
このように、戦略コンサルタントはほかのコンサル職と比べて、経営の意思決定を担う最上流工程に関与する点が大きな違いです。
高い年収水準や短期間での成果創出が求められる背景には、経営判断という重大な責務を経営層と共有するプロフェッショナルとしての立ち位置が反映されています。
戦略コンサルタントの仕事内容
戦略コンサルタントの主な仕事内容は、クライアント企業の経営課題を特定し、解決策を提案・実行することです。具体的には中期経営計画の策定や新規事業の立ち上げ、M&A戦略の立案、DX推進など、企業の将来にかかわる重要テーマを扱います。
こうした業務は、コンサルタントの役職ごとに役割分担されており、一般的な戦略コンサルティングファームでは以下のような体制が採られているのが特徴です。
| 役職 | 昇進までの目安期間 | 業務内容 |
|---|---|---|
| アナリスト | 1〜3年 | 情報収集、分析、資料作成 |
| コンサルタント | 3〜6年 | プロジェクト推進のコア業務全般 |
| マネージャー | 5〜10年 | プロジェクト全体の管理や顧客との折衝 |
| パートナー | 10年〜 | 顧客開拓やプロジェクト受注、ファームの経営 |
役職が上がるにつれ、クライアントへの提案活動や案件の獲得といった営業的役割の比重が高まります。とくにパートナーは、プロジェクトの現場業務にはかかわらず、案件の受注や組織運営に注力するのが一般的です。
その一方で実際のプロジェクト推進は、マネージャー以下のメンバーが中心となって担います。なお、戦略コンサルタントが取り組むプロジェクトのテーマは多岐にわたりますが、以下のような企業経営の根幹にかかわるテーマが中心です。
- 中期経営計画の策定
- 全社改革(トランスフォーメーション)
- 組織再編
- 営業戦略・マーケティング戦略・DX戦略の策定
- 新規事業の立ち上げ
- M&A戦略の立案
- ビジネスデューデリジェンス(投資先の事業性調査)
プロジェクトでは、膨大な情報収集と綿密な分析を通じて経営層に示唆を提供し、明確なメッセージと提案をもって意思決定を支援します。
最終的にサポートを通じてクライアント企業の経営課題を解決し、持続的な成長や業績向上に貢献することが戦略コンサルタントの使命です。
戦略コンサルタントの年収
戦略コンサルタントは、数ある職種の中でもトップクラスの報酬水準に位置づけられる専門職です。給与体系は職位(ランク)と強く連動しており、成果次第で昇給・昇進が加速する実力主義が徹底されています。
未経験からスタートする若手層から、経営パートナーとして企業を支えるベテラン層まで、役職ごとに年収水準と求められる役割は大きく変化します。
ここでは、代表的な職位別に年収目安とキャリアの変遷を整理しました。
| 役職 | 年収目安 | キャリア上の位置づけ | 到達時に求められる水準 |
|---|---|---|---|
| アナリスト | 約600万円〜約1,000万円 | 育成フェーズ | 論理思考の基礎・分析精度 |
| コンサルタント | 約1,200万円〜約2,000万円 | 独り立ちフェーズ | 課題構造の理解・仮説構築力・分析結果の示唆出し |
| マネージャー | 約2,000万円〜約3,500万円 | 分岐点(評価の山) | プロジェクト統括力・意思決定支援力・対人調整力 |
| プリンシパル(シニアマネージャー) | 約3,000万円〜約5,000万円 | 経営候補フェーズ | 複数案件の統合判断力・事業視点での提案力・組織牽引力 |
| パートナー | 約5,000万円以上 | 共同経営層 | 経営視点での意思決定力・顧客価値創出力・最終責任能力 |
※上記は複数の戦略ファームの公開情報や実績をもとにした推定値です。実際の年収は、個人のパフォーマンスや所属ファームの業績によって変動します。
戦略コンサルタントの年収は、マネージャークラスに到達する段階で約2,000万円を超える例も珍しくありません。
こうした高水準の報酬の背景には、短期間で高い付加価値を生み出すことが求められる、プロフェッショナルとしての厳しい期待が反映されています。
▼ 戦略コンサルタントの年収についての詳細は、以下の記事を参考にしてください。
戦略コンサルの大手企業一覧
戦略コンサルティング業界は、世界的なネットワークを持つ外資系ファームと、日本の商習慣や産業構造に精通した日系ファームが中核を担う市場です。いずれの企業も「経営戦略」を扱う点は共通していますが、得意分野や支援スタイルには明確な違いがあります。
主要な大手戦略コンサルティングファームは以下のとおりです。
| 企業名 | 概要 |
|---|---|
| マッキンゼー・アンド・カンパニー | 世界トップクラスのネットワークを持つ、戦略コンサルティング業界のリーダー。 |
| ボストン コンサルティング グループ | 日本国内でもトップクラスの規模と実績を持つ総合戦略ファーム。 |
| ベイン・アンド・カンパニー | 企業価値向上に強くコミットする結果主義のファーム。 |
| A.T. カーニー | オペレーション領域まで踏み込む実行力に定評がある。 |
| ローランド・ベルガー | 製造業・自動車業界に強みを持つ欧州発ファーム。 |
| アーサー・ディ・リトル | 技術と経営を融合したイノベーション支援に強みを持つ。 |
| ドリームインキュベータ | 戦略コンサルと投資を組み合わせた事業創造を推進。 |
| コーポレイトディレクション | 日本企業の風土に根ざした独立系戦略ファーム。 |
以下では、各ファームの特徴や強みを簡潔に整理します。
▼コンサルティングファームを一覧で知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
マッキンゼー・アンド・カンパニー
マッキンゼー・アンド・カンパニーは、世界トップクラスの戦略ファームとしてハイキャリアを目指す人の登竜門ともいえる存在です。
最大の強みは、グローバル全体で共有される膨大なナレッジと、国境や組織の壁を越えて適切な人材をアサインする「one firm体制」にあります。
全社変革やポートフォリオ再編、デジタル戦略など、企業の命運を左右する最難度の経営課題を扱うケースが多く、徹底したファクト分析と仮説検証を通じて、経営層の意思決定を支えてきました。
短期間で高いアウトプットが求められる、ハードな環境としても知られています。
▼ マッキンゼー・アンド・カンパニーについては、以下の記事でも詳しく紹介しているので参考にしてください。
ボストン コンサルティング グループ(BCG)
ボストン コンサルティング グループ(BCG)は、日本市場において存在感の大きい戦略ファームです。
特徴は、戦略立案にとどまらず、クライアントの現場に深く入り込みながら成果創出まで伴走する支援スタイルにあります。製造業や消費財、金融といった幅広い業界で実績を持ち、近年はDXや全社変革案件にも注力してきました。
論理性と実行力のバランスを重視する文化があり、「戦略を実際に動かす」経験を積みたい人に向いたファームといえるでしょう。
▼ 以下の記事では、ボストン コンサルティング グループの年収や転職難易度について、詳しく紹介しています。
※ 参考:ボストン コンサルティング グループ公式サイトより
ベイン・アンド・カンパニー
ベイン・アンド・カンパニーは、業界内でもとくに「結果」に強くコミットする戦略ファームです。
支援先企業の価値向上を最重要指標とし、株価や収益改善といった成果を重視する姿勢が際立っています。
PEファンド向けのビジネスデューデリジェンスや、コスト構造改革、PMI(統合支援)に強みを持ち、短期間で確実な成果が求められる局面で力を発揮してきました。
数字で成果を示すことにやりがいを感じる人に適した環境でしょう。
▼ ベイン・アンド・カンパニーの特徴や社風、年収などについては、以下の記事で詳しく解説しています。
※ 参考:ベイン・アンド・カンパニー公式サイトより
A.T. カーニー(Kearney)
A.T. カーニー(Kearney)は、戦略立案とオペレーション改革を一体で支援できる点に強みを持つファームです。
サプライチェーンや調達、コスト最適化といった領域において、世界トップクラスの専門性を有しています。理論だけでなく現場での実行を重視する文化があり、クライアントとともに課題解決に取り組む「泥臭さ」を厭わない点が特徴です。
戦略を実装レベルまで落とし込みたい人に向いています。
▼ 以下の記事では、A.T.カーニーの概要や特徴などについて解説しました。ぜひ参考にしてください。
※ 参考:A.T. カーニー(Kearney)公式サイトより
ローランド・ベルガー
ローランド・ベルガーは、欧州発の戦略ファームとして、企業文化や多様性を尊重するアプローチを重視しています。
とくに自動車、産業機械などの製造業分野に深い知見を持ち、技術力と経営戦略を結びつけた支援を強みとしてきました。
画一的なフレームワークに頼らず、各企業の個性を活かした戦略設計をおこなう点が特徴で、日本の製造業と相性の良いファームといえます。
▼ ローランド・ベルガーについて詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
※ 参考:ローランド・ベルガー公式サイトより
アーサー・ディ・リトル(ADL)
アーサー・ディ・リトル(ADL)は、世界最古の戦略ファームとして、「技術」を軸にしたコンサルティングに強みを持ちます。
R&D戦略や新規事業開発、技術ロードマップ策定など、技術と経営の接点における支援を得意としてきました。
科学技術の進展が経営に与える影響を見据えた長期視点の提案に定評があり、技術バックグラウンドを活かしたい人に適しているでしょう。
▼ アーサー・ディ・リトルの特徴や年収などについて、以下の記事で詳しく解説しています。
※ 参考:アーサー・ディ・リトル公式サイトより
ドリームインキュベータ(DI)
ドリームインキュベータ(DI)は、戦略コンサルティングに加えて、投資や事業経営までを一体で手がける独自色の強い日系ファームです。
官民連携による社会課題解決型プロジェクトや、新産業の創出に積極的に関与してきました。
提言だけで終わらず、自らリスクを取って事業を立ち上げる点が特徴で、起業家的な志向を持つ人に向いているファームです。
以下の記事では、ドリームインキュベータについて詳しく解説しているので参考にしてください。
コーポレイトディレクション(CDI)
コーポレイトディレクション(CDI)は、日本初の独立系戦略ファームとして、日本企業の文化や価値観を重視した支援をおこなっています。
短期的な成果だけでなく、企業の歴史や社員の意識を踏まえた変革を大切にしてきました。
経営者との一対一の対話を重視し、納得感のある意思決定を支える姿勢が特徴で、日本企業に深く入り込んだ支援を志向する人に向いているでしょう。
▼ コーポレイトディレクションの特徴や年収などについては、以下の記事で詳しく解説しています。
※ 参考:コーポレイトディレクション公式サイトより
戦略コンサルタントに向いている人の特徴
戦略コンサルタントは、企業の経営層と対峙しながら課題解決を担うプロフェッショナル職です。そのため、誰にでも適性があるとは限りません。
戦略コンサルタントに向いている人の特徴は、以下のとおりです。
- 論理的に物事を考えるのが得意
- プレッシャーの中でもやり抜く力がある
- 抽象度の高いテーマにも興味を持てる
- 自分の頭で考え、提案するのが好き
- 経営視点で物事を捉えたい
戦略コンサルタントの仕事は、「なぜその課題が起きているのか」「何が解決策となるのか」を筋道立てて考え、クライアントにわかりやすく伝えることが求められます。仮説を立て情報を整理し、論理的に結論へと導く力は、すべての業務の土台です。
また戦略コンサルタントのプロジェクトは短期集中型が多く、常に高いクオリティとスピードが求められます。
クライアントは経営層であることも多く、プレッシャーのかかる場面も多いため、困難な状況でも最後までやり切る力は、戦略コンサルに欠かせない資質です。
さらに「新規事業をどう立ち上げるか」「グローバル戦略をどう再構築するか」など、戦略コンサルが扱うテーマはとても抽象的です。正しい答えのない問いに対して興味を持ち、自分で考え抜いた意見を伝えることにやりがいを感じる人に向いています。
このように、戦略コンサルタントは思考力や体力、自律性を兼ね備えた人材が求められています。
戦略コンサルタントに必要な資格・スキル
戦略コンサルタントへの転職では、特定の資格を保有しているかどうかよりも、思考力や問題解決力といった実務に直結する能力が重視されます。一方で、バックグラウンドとして評価されやすい資格や学位が存在するのも事実です。
ここでは、資格の位置づけとあわせて、戦略コンサルタントに求められる代表的なスキルを整理しました。
必須の資格は存在しない
戦略コンサルタントになるために、必須となる資格は存在しません。
多くの戦略ファームでは、資格の有無そのものよりも、論理的思考力や課題解決力、ポテンシャルを重視した採用をおこなっています。実際、資格を持たずに戦略コンサルタントとして活躍している人も多く、資格の有無が活躍を左右するわけではありません。
資格はあくまで補助的な要素であり、合否を直接左右するものではない点は押さえておきましょう。
転職時に有利になる可能性がある資格
戦略コンサルタントへの転職において必須ではないものの、選考において評価を補強する材料として扱われやすい資格や学位は存在します。
以下は、戦略コンサルタントへの転職で言及されやすい代表的な資格です。
MBA
MBA(経営学修士)は、戦略コンサルタントへの転職において、比較的評価の軸として語られやすい学位です。経営戦略や財務、組織論といった領域を体系的に学んでいることを示しやすく、経営層との議論や全社視点の戦略立案において強みといえます。
もっとも、MBAを取得していること自体が評価の決定打になるわけではありません。最終的には、ケース面接などを通じて、個人の思考力や問題解決力が見られる点は変わらないでしょう。
▼ MBAについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
公認会計士・USCPA
公認会計士やUSCPAは、財務・会計分野における高い専門性を示せる資格です。M&Aや企業価値評価、ファイナンス色の強いプロジェクトでは、こうしたバックグラウンドがプラスに働く場面があります。
とくに、数値に基づいた分析や意思決定が求められるケースでは、評価されやすい資格といえます。
博士号・修士号
博士号や理工系の修士号は、研究的思考や高度な専門知識を持つ人材として評価されることがあります。
製造業やテクノロジー領域、新規事業開発など、技術理解が重要となるプロジェクトでは強みを発揮しやすいでしょう。
戦略コンサルタントに必要なスキル
資格以上に重視されるのが、戦略コンサルタントとしての基礎的なスキルセットです。
ここでは、とくに重要とされるふたつの能力を紹介します。
業務の根幹を支える論理的思考力(ロジカルシンキング)
論理的思考力は、戦略コンサルタントにとってもっとも重要なスキルのひとつです。売上成長戦略や新規事業、M&Aなど、正しい答えがひとつに定まらない課題に対して、情報を整理し、本質的な論点を見極める力が求められます。
限られた情報から仮説を立て、構造的に問題を分解しながら検証していく力は、日常業務だけでなく、ケース面接でも重点的に評価されます。感覚ではなく、筋の通った説明ができるかどうかが重要です。
▼ ケース面接の対策方法について、詳しくは以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
信頼関係の構築に不可欠なコミュニケーション能力
戦略コンサルタントにとって、コミュニケーション能力は論理的思考力と同等に重要なスキルです。どれほど優れた戦略を描いても、クライアントの納得を得られなければ、意思決定や実行にはつながりません。
経営層から前提条件や本音を引き出す対話力に加え、現場やチームメンバーを巻き込みながら合意形成を進める調整力が求められます。
近年は、戦略立案にとどまらず実行支援まで担うファームも増えており、コミュニケーション能力の重要性はさらに高まっています。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部では、戦略コンサルタントに必要なのは資格の有無ではなく、思考力を実務で再現できるかどうかだと考えています。
MBAや会計資格は評価を補強する材料にはなりますが、最終的に問われるのは、複雑な状況から論点を抽出し、関係者を納得させながら意思決定を前に進められる力です。
資格取得を目的化するのではなく、自身の強みや志向に照らして何を伸ばすべきかを見極めることが重要でしょう。必要に応じて専門のキャリアアドバイザーに相談し、準備の方向性を定めることも有効です。
戦略コンサルタントになるには?
戦略コンサルタントへの転職において、医師や弁護士のような特定資格は必要ありません。未経験者であっても、能力や実績次第で挑戦できる門戸は開かれています。
一方で、その採用難易度は全職種の中でも非常に高く、論理的思考力や実務で培った成果が厳しく見極められる競争環境にあるのが実情です。
こうした難関を突破するためには、自身のキャリアステージに応じて、何を強みとして打ち出すべきかを正確に理解することが欠かせません。
戦略コンサルタントの選考では「誰にでも共通する正しい答え」が存在せず、自身の経歴をどの切り口で再定義できるかが合否を大きく左右します。そのため、これらの基準を独力で整理し、最適な形で選考に臨むことは決して容易ではありません。
とくに最大の難関とされるケース面接への対策や、経歴を戦略的視点で言語化する職務経歴書の作成においては、戦略系ファームの選考を熟知した転職エージェントの支援が有効です。
第三者の視点を取り入れることで、激しい競争を勝ち抜くための準備精度を大きく高められるでしょう。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部では、戦略コンサルタントへの転職を目指すうえで大切なのは、これまでの経験をどのような切り口で伝えれば、自分の強みとして伝わるのかを整理しておくことだと考えています。
戦略コンサルの選考では、経歴そのものよりも、仕事においてどのような思考で成果を出してきたかが重視されます。自己流で準備を進めると、本来評価されるポイントを十分に伝えきれないこともあります。
必要に応じて、戦略系ファームの選考に詳しい転職エージェントやキャリアアドバイザーに相談しながら、自分の経験を言語化していくことで、選考への向き合い方がぐっと整理されるでしょう。
戦略コンサルタントの求人情報
戦略コンサルタントの求人は、その特性上、一般的な求人サイトには掲載されない「非公開求人」が多くを占めています。
各ファームの最新の採用動向や、これまでの経験・バックグラウンドに合致する案件を把握するには、専門領域に特化した求人情報を確認することが重要です。
以下に、戦略系ファームの非公開求人を含む最新の募集情報を一覧で紹介しています。自分に合ったキャリアの選択肢を具体的に検討したい人は、ぜひ参考にしてください。
戦略・経営コンサルタントの求人情報
保険会社向けアドバイザリー(サステナビリティ業務経験者)【FS INS IAG】
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業務内容
上記の通り、保険業界は金融の中でも未だ成長段階にあり、サステナビリティに関する社会的関心の高まりを受けてサステナビリティ関連の支援の引き合いが多いための増員募集となります。 【チーム紹介】 PwC Japan有限責任監査法人 保険アドバイザリーグループ(IAG)は、保険会社を主なクライアントとして、幅広いアドバイザリーサービスを提供しています。 近年、国際的な保険会計基準の改正や金融規制の変化、保険会社のクロスボーダー案件の増加、サステナビリティ関連規制への対応により、IAGの業務領域は拡大しています。 最近では、国際会計基準などの各種会計基準への対応支援、内部統制高度化支援に加えて、保険会社の設立支援やサステナビリティ領域での取り組み検討支援(例:マテリアリティ評価、人権デューディリジェンス、ESG投資)等の業務を提供する機会に恵まれ、2012年7月のグループ発足以降、売上・人員ともに大きく増加しています。 このように多様化する保険会社のアジェンダに対応するために、会計士のみならず、保険業務実務の経験やプロジェクト管理経験といった会計以外のスキルを持った多様なメンバーで構成しています。 一方、拡大するIAGの業務領域に対応するために、さまざまな領域の経験を有するメンバーの加入が急務だと考えています。 【監査法人としてアドバイザリーサービスを提供する目的】 監査法人のアドバイザリーサービスが、一般的なコンサルティング会社と違うところは、同じ業界のさまざまな会社に対する監査サービス等を通じて得ることのできる、業務プロセスの深い理解に基づくアドバイザリーサービスを提供できることです。 また、監査法人は、公認会計士法等により業務内容や提供する業務の品質管理が厳しくコントロールされます。 自己流ではなく、このような作法に基づく品質の高いサービス提供プロセスを経験することは、コンサルタントとしての誠実性および柔軟性を滋養する面があります。 【保険アドバイザリーの可能性】 保険会社は、社会生活に内在するリスクを金銭に置き換え、引き受けることを生業としています。 現在、グローバル化やさまざまな領域での自動化、人々の長寿化など、企業・個人が直面するリスクが変化する中で、保険業界は積極的に事業リスクを取りに動いており、金融の中でも未だ成長段階にあると言えます。 私たちは、IAGという器の中でこのような保険業界に対してサービスを提供していますが、その知識・経験は、業種を超えて活用できる可能性を感じています。 変化が起きている成長分野で経験を積みたい方や、特定分野の知識を習得して強みを持ちたいと実感されている方は、是非応募をご検討ください。 【業務内容】 以下は、業務内容の一例です。 ■SSBJ/CSRD開示支援 サステナビリティに関する開示規制が施行され、大手保険会社から順次対応を開始しております。 サステナビリティ領域の開示は幅が広く定義も定まらないものも多いこと、また開示の対象が膨大なことから、クライアントからのニーズは高くございます。 我々は、現状とのGAP分析、開示までのロードマップ策定、データポイントの特定、収集支援など、包括的なサービスを提供しています。 ■インパクト測定・開示支援 サステナビリティの考え方が広まるにつれて、財務的成果だけでなく、事業活動が社会に与えているインパクトについての開示が注目されており、 保険事業、投融資の両側面において、事業活動が社会に与えるインパクトを定量的に開示する試みが広がってきています。 IAGでは、これらの測定・開示についてご支援をしております。
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名古屋:(PJリーダー募集)資本戦略・事業承継・PMIコンサルタント -経験者・専門スキル保有者-/MS2-6
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業務内容
【募集部室】 コンサルティング事業本部 経営戦略ビジネスユニット コーポレートアドバイザリー部 【職務内容】 グループ組織再編や事業承継支援など、資本戦略に関するアドバイザリー業務および周辺領域の経営コンサルティングを提供します。M&A、グループ組織再編、PMI、事業承継等の個々の業務に精通する一方で、経営コンサルタントとして、多様なアプローチによりクライアントの経営課題の解決をトータルに支援しています ●主なクライアント 上場、非上場問わず、全国の様々な業種の大企業から中堅・中小企業まで幅広いクライアントを有します。三菱UFJ銀行を始めとするMUFGグループ各社との連携が密で、盤石な顧客基盤を有しています ●役割 下記のいずれかの業務領域を中心に、PJリーダー、対顧客折衝、PJメンバーへのタスク付与・指導・育成の役割を担って頂きます (1) グループ組織再編コンサルティング:持株会社体制移行や、合併・分割・株式交換等の組織再編スキームの立案と実行実務支援 (2) グループ経営の仕組みづくり(ガバナンス・内部統制構築、経理業務等の業務改革、IPOに向けた社内体制整備、等) (3) 事業承継対策や株主構成安定化のための各種プランニングおよび実務支援 (4) 買収後の経営統合支援(PMI)(統合方針作成支援、統合事務局・分科会サポート、100日プラン作成支援等) 【プロジェクト事例】 ●中堅製造業 : 持株会社・グループ組織再編を活用した事業承継対策 ●中堅上場企業 : 持株会社制移行にかかるアドバイザリー ●中堅上場企業 : 取締役会実効性評価支援 ●大手上場企業 : 経理関連業務の高度化支援 ●中堅建設業 : 統合委員会の設置・運営などのPMI(ポストM&A)支援
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名古屋:戦略コンサルタント【経営者に寄り添い、経営全体に関与し、会社を変える】(コンサル経験者・リーダー層募集)/ MS1-6
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業務内容
【募集部室】 コンサルティング事業本部 経営戦略ビジネスユニット 経営戦略第2部 経営戦略ビジネスユニットでは、主に中堅企業を対象に「戦略策定から実行支援まで」、一貫したソリューション提供を軸にコンサルティングを行っています。 大企業向けコンサルティングに比べて、「経営者と直接やりとり」をしながら、「顧客の経営全般に関与する」ことになるため、その発展や変革にダイレクトに貢献することができます。 このために組織として「T字型人材」への育成を指向し、様々な育成施策を展開しています。 また、戦略・計画策定にとどまらず、計画を着実に実践するための支援(インプリメンテーション)を行うことも多く、長期間に渡りお客さまの企業変革を「戦略から実践まで」支援しています。 ●主なクライアント 中堅企業を中心に大企業~中小企業まで、業種業態に関わらず「幅広なクライアント」を対象に、同時並行で様々なコンサルティングを遂行しています。 特定の業種にとらわれること無く、様々な業界を対象としたコンサルティングに携わりながら、コンサルタントとしての経験を積んで頂くことが出来ます。 ●具体的には (注力分野) (1) 経営戦略・事業戦略:「中期経営計画」「成長戦略」「新規事業開発」「収益力向上」等のテーマを中心に、企業戦略全般の支援や将来の新市場の開拓、ビジネスモデル変革を通じたクライアントの成長を支援します (2) 実行支援:BPO支援、企業価値向上、売上高増大・コスト節減策立案、および、これらの支援を通じて企業の経営効率を高め、企業価値向上・ボトムライン最大化・社内管理体制再構築を実現します (3) 組織風土改革推進:組織変革サーベイの開発、組織診断の実行、意識改革に向けた組織開発・組織改善方針の立案 (4) 人材育成:企業目的遂行のために、クライアント内での戦略実行人材の開発、中長期視点での主体的・計画的に行動できる人材の発掘・育成 【業務内容・役割】 (1) 経営環境の調査・分析:市場環境、業界構造、協力/競合企業などに対する公開情報や専門家インタビュー等により、調査・分析、資料化、報告 (2) クライアント内部情報の収集・分析:クライアントの経営関連資料、業務関連データ(をクライアント担当者と協力して収集・分析、資料化、報告 (3) 戦略・戦術の検討と策定支援:上記(1)(2)の結果を踏まえ、クライアントが取るべき企業行動や活動の検討、企画、具体化、実施決定を支援 (4) 戦略・戦術の実行支援:クライアントの各部門や社員様への働きかけ支援、外部組織との連携支援等 (5) 組織変革に向けたファシリテーション:クライアント担当者や利害関係者との信頼関係構築、全社を巻き込んだ活動の推進 ●備考 中堅企業の経営に直接働きかける機会が豊富なため、大きな責任はあるものの、コンサルティング成果が実感しやすく、企業経営に対するインパクトの大きな業務が出来ます。 様々な業界、企業規模のクライアントへのコンサルティングを同時並行で進めるため、多様なインプットがあり、コンサルタントとしての成長が促進される環境です。 【プロジェクト事例】 (1) 経営戦略・事業戦略 ・産業機械メーカー:IPOを視野に入れた中期経営計画策定 ・広告業 :成長戦略策定支援 ・電機メーカー :オープンイノベーションの仕組みを活用した新規事業創出支援 ・金融機関 :新規事業探索とビジネスモデルの策定支援 ・不動産業 :ボールパークによってもたらされる統合的価値評価 (2) 実行支援 ・中堅化粧品卸 :中期経営計画作成支援・実行支援 ・製造業 :経営再建計画策定および施策実施支援 ・飲食サービス業 :収益改善および経営者的人材育成 ・医療法人 :2病院の統合計画の策定および計画策定から開業までの実行支援
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名古屋:(メンバー層募集)M&Aアドバイザリー -経験者・専門スキル保有者-/ MS2-5
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名古屋
業務内容
【募集部室】 コンサルティング事業本部 経営戦略ビジネスユニット コーポレートアドバイザリー部 【職務内容】 M&Aアドバイザリー業務(FA業務)および周辺領域の経営コンサルティングを提供します。M&Aを中心とする資本戦略における個々の業務に精通する一方で、経営コンサルタントとして、多様なアプローチによりクライアントの経営課題の解決をトータルに支援しています ●主なクライアント 上場、非上場問わず、全国の様々な業種の大企業から中堅・中小企業まで幅広いクライアントを有します。三菱UFJ銀行を始めとするMUFGグループ各社との連携が密で、盤石な顧客基盤を有しています ●役割 下記の業務において、PJメンバーとして、対顧客折衝、若手メンバーへのタスク付与・指導・育成の役割を担って頂きます (1) M&Aアドバイザリー業務:関係者間調整、交渉支援、スキーム検討、企業・事業価値算定、DDの統括、DDの受入れ支援、ドキュメンテーション支援、クロージング対応支援等、M&Aに関する業務全般 (※ 以下の業務領域は必須ではなく、これまでの経験や指向性をふまえ、必要に応じてご担当頂きます) (2) M&A戦略立案、ビジネスDD、PMI支援、資本政策等、上記分野に関連する経営コンサルティング全般 【プロジェクト事例】 ●中堅中小企業 : M&Aアドバイザリー ●大手物流業 : M&A戦略立案 ●中堅建設業 : 統合委員会の設置・運営などのPMI(ポストM&A)支援
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【金融】金融機関向け次世代情報系ソリューションの戦略立案・企画、コンサルティング、営業メンバー<506>
想定年収
700~1,050万円
勤務地
-
業務内容
金融機関における戦略的経営を支援するマーケティング、ビッグデータ活用、オムニチャネル等、情報系/営業支援系業務システムについて、ビジネス/技術トレンドを踏まえた戦略/ビジネススキームの検討から、企画立ち上げ、提案、営業活動を担う。
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まとめ
戦略コンサルタントは、企業の最上流で経営課題に向き合う、難易度の高いプロフェッショナル職です。
高い年収水準や成長環境が期待できる一方で、選考ではケース面接をはじめとした独自かつ高度な評価がおこなわれ、十分な準備なしに突破するのは容易ではありません。
そのため、戦略コンサルタントへの転職を本気で目指すのであれば、独学だけに頼らず、業界構造や選考の勘所を熟知した第三者の視点を取り入れることが重要です。客観的なフィードバックや戦略的な対策が、内定の可否を左右する場面も多々あるでしょう。
MyVisionは、戦略系ファームへの内定支援において豊富な実績を持ち、ケース面接対策や書類添削など、専門性の高いサポートを強みとしています。
どのような理由で多くの志望者に選ばれているのかは、以下のページで詳しく紹介しているので参考にしてください。 ▶MyVisionが選ばれる理由
戦略コンサルタントへの転職を具体的に検討している人は、まずはプロの知見に触れるところからはじめてみてはいかがでしょうか。
株式会社ローランド・ベルガーのセミナー・特別選考会情報
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10月3日(土) 週末選考会
応募期限
2026年9月2日(水) 16:00
スケジュール
2026年10月3日(土) 9:00~
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9月5日(土) 週末選考会
応募期限
2026年8月5日(水) 16:00
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2026年9月5日(土) 9:00~
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7月4日(土) 週末選考会
応募期限
2026年6月3日(水) 16:00
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2026年7月4日(土) 9:00~
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6月6日(土) 週末選考会
応募期限
2026年5月1日(金) 16:00
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2026年6月6日(土) 9:00~
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受付中
選考会
4月4日(土) 週末選考会
応募期限
2026年3月4日(水) 16:00
スケジュール
2026年4月4日(土) 9:00~
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株式会社ドリームインキュベータ(DI)のセミナー・特別選考会情報











