コーポレイト ディレクション(CDI)とは特徴や社風、年収を徹底解説
2026年02月27日更新
株式会社コーポレイト ディレクション(CDI)は、1986年にボストン・コンサルティング・グループ出身の10名のコンサルタントによって設立された、国内初の独立系経営戦略コンサルティングファームです。
設立以来、国内外の一流企業や官公庁の外部ブレーンとして数多くの実績を積み重ね、戦略系コンサルティング業界において、その規模と提案の質の両面でリーディングファームへと成長を遂げました。
同社は、初の国産戦略コンサルとしての注目を集めながらも、その活動範囲を日本からアジアへと拡大し、グローバルな展開を進めています。現在では、東京をはじめ、中国(上海)、タイ(バンコク)、ベトナム(ホーチミン)、シンガポール、台湾(台北)にグローバル拠点を設けています。
著者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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監修者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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目次
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コーポレイト ディレクション(CDI)の会社概要
| 正式名称 | 株式会社コーポレイト ディレクション |
| 代表者名 | 小川 達大 |
| 設立年 | 1986年1月1日 |
| 所在地 | 東京都品川区東品川2-2-4天王洲ファーストタワー23階 |
| 従業員数 | 80人 |
| 会社URL | https://www.cdi-japan.co.jp/ |
コーポレイト ディレクション(CDI)の特徴
企業としての特徴
コーポレイト ディレクションは単に知識や情報の提供、既成のソリューションや方法論の提案、あるいは特定の業務の代行に留まらない、深い洞察に基づくカスタマイズされたコンサルティングサービスを提供しています。
同社の特徴は、日本を起点としながらも、アジアをベースとしたコンサルティングに重点を置き、グローバルな展開を進めている点にあります。さらに、同社は2005年に医療経営コンサルティングを手がけるCDI-Medical、2006年にシステムやITコンサルティングを提供するCDI-Solutionsをそれぞれ子会社として設立し、コンサルティング領域の拡大と強化にも力を入れています。
MyVision編集部では、戦略コンサルティングにおいて重要なのは「方法論の新しさ」よりも「経営者との対話の質」だと考えています。特に少数精鋭型の戦略ファームでは、提案書の完成度以上に、経営層とどれだけ深く議論できるかが価値の源泉になります。CDIのように規模よりも密度を重視するファームは、この“対話の濃さ”を強みとしている可能性があります。
株式会社コーポレイト ディレクション(CDI)の求人情報
案件の特徴
コーポレイト ディレクションは、30年を超える期間で約1,000社に迫るクライアント企業との関わりを持ち、その業種は極めて多岐に渡ります。 同社が提供するサービスは、日本を代表する大企業から新生ベンチャー企業まで、あらゆる規模の企業に対応しています。
クライアントから依頼されるテーマは、新たな経営計画の策定から、事業変革の戦略作成、M&Aや提携を通じた事業拡大、新規事業展開の方向性と戦略の定義、新規事業の立ち上げ、社内体制の整備、組織改革や意識改革に至るまで、極めて広範囲に及びます。同社が提供するソリューションは、既成の解決策や方法論に依存するのではなく、各クライアント企業の固有の状況とニーズに基づいたカスタマイズされたアプローチに特徴があり、同社のコンサルタントは、クライアントと密接に協働しながら、創造的かつ実行可能な戦略を共同で策定し、事業の成長、組織の強化、市場での競争力向上を目指します。
コーポレイト ディレクション(CDI)の社風
企業理念
コンサルティングの世界での「職人にとってのより良き工房であること」
コーポレイト ディレクション(CDI)の制度
基本的な考え方
コーポレイト ディレクションの基本的な考えは、コンサルティングの伝統的な定義にとらわれることなく、経営者が直面する未知の領域への新しいチャレンジを支援することにその価値を見出しています。 同社は、コンサルティングを単なるビジネスプラクティスと捉えるのではなく、絶えず変化する状況に対応する柔軟な思考や行動が重要であると考えています。そして、そのような状況での拠り所となるのは、コンサルタント個々の「おもしろさ」―つまり、彼らの独自の思考やモノの見方、行動の質です。
この視点は、同社が目指すコンサルティングが、単に業務の遂行を超えた生き方そのものであるという考えを示しており、かつ、革新的なアイデアを生み出し、経営者が未踏の領域に踏み出す際のサポートを行うことを通じて、より深い人間的な経験と成長を促す活動とされています。
同社のアプローチは、クライアント企業に対して、単に既存の問題を解決するだけでなく、新たな可能性を開拓し、未知の挑戦に立ち向かう勇気を与えることに焦点を当てており、コンサルタントは、常に新しい知識を学び、柔軟な思考を持ち続けることが求められます。こうした姿勢こそが、同社のコンサルティングが持つ「おもしろさ」であり、クライアント企業にとって真に価値あるサービスを提供する源泉となっています。
昇格制度
コーポレイト ディレクションの昇進制度は、コンサルタントのキャリアパスを画一的な発展のレールに乗せるのではなく、各コンサルタントが自身の固有の資質に根差した独自のコンサルタンティングスタイルを確立する過程として捉えています。
昇進制度における職位は、以下の通りです。
Associate Consultant Manager Principal Managing Director
このように明確な職位構造となっていますが、各コンサルタントには成長のペースが異なるという観点から、昇格スピードは個人によって大きく異なります。例えば、あるコンサルタントが入社からManagerに昇格するまでに2年かかる場合があれば、別のコンサルタントでは10年かかる場合もあり、単純に職位を上げることがゴールではなく、各コンサルタントが持つ独自性を発揮し、最大限の成果を生み出すことを目指しています。
育成制度
コーポレイト ディレクションでは、経営コンサルタントとしての資質を持つ少数精鋭を迎え入れ、彼らを一人前のコンサルタントに育成することを育成方針として掲げています。 同社における育成の基本は、人材を企業の最大の資産と見做し、高い志と優れた資質を持つプロフェッショナル集団を形成することを目指すため、短期間での人事評価と人材の入れ替えを行う「up or out」を採用しないことにあります。
育成の核となるのは「徒弟制」の採用です。これはManaging Directorがメンターとなり、新メンバーを迎え入れる制度です。形式にとらわれず、相談ができる心理的距離の近いシニアメンバーを通じて、コンサルティングの仕事の全体像を学び取ることを目指しています。
MyVision編集部では、up or outを採用しないことは単なる「優しさ」ではなく、戦略的選択だと捉えています。戦略コンサルにおいて本当に価値を生むのは短期的な成果よりも“思考の蓄積”です。徒弟制を通じて長期的に鍛える文化は、即戦力量産型ではなく、熟成型のプロフェッショナルを育てる構造といえるでしょう。
加えて、同社ではOJT(On the Job Training)を基本とし、仮説構築のアプローチや調査・分析手法など、コンサルティングに必要なスキル全般の指導を行います。 また、入社後約一か月間の新人研修では、座学や演習、実践を通じて、コンサルタントとしての基礎的なスキルやマインドセットを学びます。特に模擬プロジェクトでは、新入社員が実際のプロジェクトに近い形で動き方や考え方を経験します。
さらに、月一で実施される勉強会は、新人研修で学んだ基礎知識を深め、実務に紐付けた知識を座学だけでなくアクティブラーニング形式で学ぶ場として展開されています。
まとめ
コーポレイト ディレクション(CDI)は、国内初の独立系戦略コンサルとして設立され、30年以上にわたり一流企業や官公庁の経営課題に向き合ってきたリーディングファームです。アジアを軸にしたグローバル展開や、既成の方法論に依存しない“カスタマイズ型”の戦略提案は大きな強みといえるでしょう。
また、「職人にとってのより良き工房」という理念のもと、徒弟制やOJTを通じて少数精鋭を育てる文化も特徴です。up or outを採用せず、一人ひとりの資質やスタイルを尊重する環境で、腰を据えて実力を磨ける点はCDIならではの魅力です。
CDIのような戦略ファームを目指す際は、ファームごとのカルチャーや求められる人物像を深く理解することが重要です。MyVisionには、コンサル業界出身の専門性の高いコンサルタント陣が在籍しており、企業ごとの特徴を踏まえた具体的なアドバイスを行っています。どのようなコンサルタントが支援しているのか、ぜひあわせてご確認ください。
CDIに関するよくある質問
Q1. CDIは外資系戦略ファームとどのような違いがありますか?
外資系ファームはグローバル標準の方法論や大規模プロジェクト体制が強みですが、CDIは日本発の独立系戦略ファームとして、経営層との密接な対話や長期的な関係構築を重視する傾向があります。規模よりも密度を重んじる点が特徴といえるでしょう。
Q2. CDIはどのような人に向いているファームですか?
既成のフレームワークに当てはめるだけでなく、経営者と並走しながら本質的な戦略を考えたい人に向いています。また、少数精鋭環境の中で裁量を持ちながら実力を磨きたい人にもフィットしやすいでしょう。
