【2026最新】シンクタンクへの転職|メリットや注意点について事例をもとに解説
2026年03月09日更新
近年、転職市場ではコンサル業界が高い注目を集めていますが、シンクタンクへの関心も同様に高まっています。
社会構造や経済環境の変化にともない、公的機関による政策策定支援、民間企業の経営戦略立案、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進、サステナビリティや社会課題に関連するニーズが急速に拡大しています。
こうした背景から、各シンクタンクでも採用活動を積極化する動きが広がっています。
【この記事の要約】 ・シンクタンクへの未経験転職詳細やメリット ・シンクタンクの概要や必要な適性 ・シンクタンクへの転職が向いている人や選考対策
MyVisionでは、シンクタンクの転職支援を積極的におこなっています。最新の採用倍率・動向の詳細から非公開求人などの情報も提供可能です。未経験からシンクタンクへの転職を検討されている人はぜひ参考にしてみてください。


著者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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監修者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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目次
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シンクタンクの求人情報
社会戦略(環境・エネルギーコンサルタント/C~SMクラス)
想定年収
520~1,000万円
勤務地
東京都千代田区
業務内容
募集ユニット 社会・環境システム戦略コンサルティングユニット 【ミッション】 デジタルによるSXの実現 ~データによる可視化+インパクト評価+ルールメイキング~ ■概要 民間企業、中央省庁・地方自治体における環境・エネルギー分野を中心としたコンサルティング業務、調査研究に従事していただきます。 【プロジェクトの概要】 環境・エネルギー分野の戦略、新規事業企画、ビジネス開発に関する調査研究、コンサルティング業務 【具体的な取り組みテーマ】 ・サーキュラーエコノミー(容器包装、バッテリー、太陽光パネル等のリサイクル) ・カーボンニュートラル (自治体の脱炭素計画の策定、カーボンファーミング、JCM等のカーボンクレジット、再エネ、CCUS技術の活用等) ・SX×DX 起点のまちづくり (日本版シュタットベルケ) ・温暖化対策 民間ビジネス(経営支援、情報開示支援コンサルティング、認証取得コンサルティングなど) ・先端技術起点のGX(水素、洋上風力、メタン削減等を含む) 等 【プロジェクト事例(一部紹介)】 ・再エネ電解水素の製造及び水素混合ガスの供給利用実証事業 ・地域エネルギー会社(日本版シュタットベルケ)を通じた地方創生 ・環境エネルギーインフラの海外展開支援、海外企業との国際連携支援 ・羊の腸内メタンを削減する海藻に着目!農業分野のメタンガス排出量削減プロジェクト ・リチウムイオンバッテリーにかかる欧州規則への対応及びバッテリー回収情報管理システムの高度化に向けた実証事業支援 ■担当業務 コンサルティングプロジェクトのメンバーとして、デリバリー業務の中心的役割を担っていただきます。 スキル・経験に応じてプロジェクトのマネジメント支援、コンサルティングセールス等も実施可能です。 ■職階 コンサルタント、シニアコンサルタント、マネージャー、シニアマネージャー 【キャリアパス】 コンサルタント ▼ シニアコンサルタント ▼ マネージャー ▼ シニアマネージャー ▼ アソシエイトパートナー ▼ パートナー ※マネージャー以下は主にコンサルティングのデリバリを担当します。 シニアマネージャー以上は受注責任を有し、セールス活動および社内のマネジメント・事業戦略立案にミッションの比重が移ってきます。
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デジタル・ガバメント推進コンサルタント/C~Mクラス
想定年収
520~1,000万円
勤務地
東京都千代田区
業務内容
●募集ユニット ソーシャル・デジタル戦略ユニット ●ミッション・特徴 ・官民両方の上流案件のみに幅広く対応 ・社会課題~デジタル・ハイテク系の戦略案件の担い手 ・テーマ/インダストリーに囚われない案件獲得 ・主なコンサルティング領域は以下の通り。 -事業会社向け、戦略策定~変革実現 -社会問題の解決をテーマに、デジタル化政策や官公庁のデジタル化 -UX変革、デジタルマーケティング等の戦略策定 ・これらの領域に幅広くアサインメント ・若手でもバイネームで情報発信 ・各種委員、研究員、客員教授などへの就任も可能 【デジタル・ガバメント推進コンサルタント】 ・法人向けコンサルティングにはない、特徴的なサービスを提供。 (以下、例示) ーデジタル・ガバメント政策の立案に関連する調査研究 ーデジタル・ガバメント政策の実現 ー社会課題解決を目指した提言や新規サービス検討 ー官民のデータ連携やサービス連携、準公共分野のデジタル化 ー国のシステムのあり方提言、行政手続のデジタル化、データ戦略立案、データマネジメント強化 ●担当業務 ・官公庁及び民間企業の公共事業領域向けのビジネスコンサルティング(主としてデジタル政策の実現や新規サービス構想)のプロジェクトメンバーとして、デリバリー業務の中心的役割を担って頂きます。 ・比較的早い段階で、顧客向けの検討資料作成・プレゼンテーション・ディスカッションを自らの方針でリード頂きます。 ・幅広い業界・コンサルティングテーマを経験いただくことが可能です。 また、シニアコンサルタント以上はチームマネジメントやセールス活動にチャレンジ頂く機会もあります。(本人の特性や希望による) ●職階 コンサルタント シニアコンサルタント マネージャー ●キャリアパス コンサルタント ▼ シニアコンサルタント ▼ マネージャー ▼ シニアマネージャー ▼ アソシエイトパートナー ▼ パートナー コンサルタント、シニアコンサルタントは、主にコンサルティングのデリバリを担当し、マネージャー以上になってくると、セールス活動および社内のマネジメント・事業戦略立案にミッションの比重が移っていきます。
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MI(Project Management Consultant/SMクラス)
想定年収
520~1,700万円
勤務地
-
業務内容
■概要 【ミッション・特徴】 マネジメント力を強みとして企業・団体の持続的成長の実現に導く。 【主なクライアント・インダストリー】 インダストリーを限定しないコンサルティング組織であり、業界を横断して様々なクライアントにサービス提供することが可能。 主なクライアントは、中央省庁や業界団体、金融、物流、通信等、社会インフラとなるような企業が中心。 今後もプロジェクトマネジメントコンサルティングを必要とするクライアントをターゲットとして、インダストリーレスに拡大を推進中。 【コンサルティングサービス】 ●IT Grand Design & Project Management 事業・サービスを支えるシステム開発プロジェクトの実行支援を通じて、顧客のIT推進役の不足解消と人材育成を図りながら、顧客の競争力向上に貢献する。 主に情報システム部が主導する基幹システム/大規模システムにおけるシステム開発プロジェクトにおける「発注側支援」が主な対象となる。 また、事業会社のユーザ部門(企画、マーケティング等の非情報システム部門)が主導するDXプロジェクトにおいて、ユーザ部門に不足しがちなシステム要件定義、プロジェクトマネジメントなどを補完することで顧客のDXビジネスの成功に寄与する。 (例) 1.ITを活用した業務改革の企画、それを実現するためのITグランドデザイン策定、システム開発を推進するプロジェクトマネジメントまで支援することで、テクノロジーを利用した顧客の競争力向上を実現する。 2.基幹システムの刷新プロジェクトにおける各種計画(PJ、テスト、移行等)の立案と計画の推進など、顧客側に不足しているマネジメントの役割を担い、プロジェクトの成功に寄与していく。 3.金融機関内に新設された「デジタル部」に対して、PMOとして全体テスト計画や移行リリース計画などの立案取りまとめを行い、顧客が企画したDXビジネスの実現に貢献する。 ■担当業務 プロジェクト責任者/リーダーとして、コンサルティング案件のデリバリー品質の確保を中心とした業務を担っていただきます。 まずは複数案件のデリバリー管理、引き合いのあった案件への営業・提案、デリバリーチームの組成とチームの立ち上げ、これらを中心としたシニアマネージャーとしての役割を遂行していただきます。 当初はそれらの業務を中心に経験を積んでいただき、ご自身のコンサルティングテーマの創出や提案型の案件獲得へ業務の幅を広げていただきシニアマネージャーとしての完成形を目指していただきます。 ■職階 シニアマネージャー
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MI(事業創出・事業開発・事業化推進の先導者/SC~Mクラス)
想定年収
520~1,700万円
勤務地
東京都千代田区
業務内容
ポジション名 MI(事業創出・事業開発・事業化推進の先導者/SC~Mクラス) ■概要 新規コンサルティングサービスとして、事業創出チームの立ち上げメンバーを募集しております。 事業戦略立案から、新規事業機会探索、新規事業・サービス開発、事業化推進(FS、PoC推進)まですべてのフェーズにおいて支援を行うのがミッションになります。 IT、メディア、製造、流通、金融など社会のインフラを担うクライアントが多く、社会的インパクトの大きい、ダイナミックな案件を担当できるのが特徴です。 また、ITを活用したビジネス企画の機会が豊富にありますので、ビジネス開発の経験が無くても、ITの強みを活かすことで活躍の機会が大いに拡がります。 ■担当業務 事業戦略立案、新規事業機会探索、新規事業・サービス開発、事業化推進(FS、PoC推進)などのテーマについて、クライアントと共に事業創出の中心的な役割を担っていただきます。 【過去プロジェクト例】 ・観光サービス(アプリ)の(BtoC/BtoB)ビジネスモデル構築・実証推進 ・ヘルケア業界向け新規サービス機会探索・ビジネスモデル構築 ・次世代データ連携プラットフォーム事業モデルの検討 ・海外X-tech企業の日本市場進出にむけた可能性検証 テクノロジーを活用したビジネスモデルの検討が比較的多くなるため、ITを中心としたテクノロジーに対する理解や人を動かす推進力を重視しております。 ■職階 シニアコンサルタント、マネージャー
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LVC(医療、健康、福祉等のヘルスケア分野全般/Mクラス)
想定年収
520~1,700万円
勤務地
東京都千代田区
業務内容
ポジション名 LVC(医療、健康、福祉等のヘルスケア分野全般/Mクラス) 業務内容 ■概要 医療、健康、福祉等のヘルスケア分野全般にかかるコンサルティング、事業戦略立案、実行支援業務等。 ヘルスケアを、地域の生活者と社会を支え、価値を創る要素であると捉え、地域の生活者が長く健康を維持できる社会の実現に向けて民間企業を中心に、上流工程から現場支援まで幅広い視点でコンサルティングサービスを提供する。 ◇予防・健康管理、医療、生活支援領域 における事業化支援 保険者の医療費適正化、健康経営・健康投資推進、保健事業・健康づくり、介護予防・生活支援の仕組みづくり等 ICTを用いた医療情報の利活用(EHR/PHR、ウェラブル、IoT、遠隔医療、人工知能(AI)・ロボット等)や福祉産業振興、医療・介護福祉機器事業、病院・福祉・介護事業の経営、異業種からの参入支援、等 ◇海外展開・海外進出支援領域 ヘルスケア関連企業を中心とした海外進出調査や進出支援、外資企業の日本市場への参入に向けた調査、参入支援 ■担当業務 ビジネスコンサルティングのプロジェクトメンバーとして、デリバリー業務の中心的役割を担って頂き、マネージャーはプロジェクトリーダーとして、マネジメント業務の中心的役割を担って頂きます。 ■職階 マネージャー ※場合によってはシニアコンサルタントの上位も可
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シンクタンクへの転職
シンクタンクへの転職は、専門性と論理的思考力を兼ね備えた人材にとって魅力的なキャリアパスです。
社会課題へのアプローチや高い専門性の獲得など得られるメリットも多い一方で、採用難易度は高く、入念な準備と戦略的なアプローチが求められます。
ここでは、未経験からの転職可能性や市場動向、大手シンクタンクの採用状況について詳しく解説します。
未経験からシンクタンクに転職できるか
結論として、未経験であってもシンクタンクへの転職は可能です。
とくに求められるスキルである「リサーチスキル」「論理的思考力」「仮説構築・検証力」などが一定レベルに達していれば、採用のチャンスは十分にあります。
未経験の場合、公務員やコンサルティングファーム出身者はバックグラウンドが評価されやすく、採用されるケースが多い傾向にあります。また、金融・メーカー・官公庁出身者であれば、金融制度設計、産業政策、都市計画などの領域で専門スキルが役立ち採用されやすいです。
ただし、未経験者であっても競争は厳しく、志望理由や専門性アピールの完成度が重要です。
【MyVision編集部の見解】 未経験でシンクタンク転職とコンサル転職で迷っている場合は、以下の点を明確にするのがおすすめです。
シンクタンクがおすすめな人
- 「専門性を極めて社会の仕組みを作りたい」
- 「日経企業の安定と知的な刺激を両立したい」
コンサルがおすすめな人
- 「ビジネスの最前線で数字を動かしたい」
- 「外資系の実力主義で勝負したい」
シンクタンクとして10年後の社会や経済の仕組みを作りたいのか、コンサルとしてビジネス目線で企業の損益に関わっていきたいのか、未経験だからこそどう考えて言語化できるかがポイントです。シンクタンクの案件やプロジェクトの詳細が気になる場合は、エージェントから情報収集するのもひとつの方法です。
▼未経験のコンサル転職について詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
シンクタンクの転職、中途採用トレンド
近年、各シンクタンクでは、業績拡大や取り扱いテーマの多様化を背景に、規模拡大と中途採用の強化を進めています。
とくに昨今のトレンドであるデジタル、サステナビリティ、地方創生といった社会的テーマに精通した人材へのニーズが高まっています。
公的機関の政策策定支援や民間企業の経営戦略策定、DX推進プロジェクト、サスティナビリティ・社会課題関連のニーズ増加に伴い、これらの業界に知見を有する人材の採用も加速しています。
これにより、単なる分析力だけでなく、政策提言力や高度な英語運用能力を求められるケースも増加しています。
自身の専門性と市場ニーズを的確にマッチングさせることが、シンクタンク転職成功の鍵といえます。
大手のシンクタンクの採用状況について
日本国内では、野村総合研究所(NRI)、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)、三菱総合研究所(MRI)、日本総合研究所、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社が 「5大シンクタンク」として大きな注目を集めています。これら大手では採用倍率が非常に高く、応募時点で明確な専門性や実績が問われる点が特徴です。
例として野村総合研究所(NRI)では、顧客の問題を先取りして解決策を導いていく「ナビゲーション」から、具体的な解決策を実施・運用していく「ソリューション」まで、フルラインの一貫したサービスを提供する「トータルソリューション」を展開しており、多様の経験・スキルを有する人材を求めています。
2023年の採用実績においては、全体のうち中途採用者が269名、比率にして36.6%を占めています。
また三菱UFJ リサーチ&コンサルティング(MURC)や三菱総合研究所(MRI)においても、近年上記のテーマだけでなく、母体となる大手金融機関のチャネルを活用して案件を拡大更なる組織拡大を図っています。
さらに、シンクタンクは業務の中に、「経済調査」や「官公庁からのレポート作成依頼」もあります。そのためこれらの知見を有する人材の採用にも注力しており、若手ハイエンド層や第二新卒のチャンスは拡大しているといえるでしょう。
【MyVision編集部の見解】 シンクタンク転職では「社会課題にかかわれる」「安定していそう」といったイメージが先行しがちですが、MyVision編集部では転職判断の軸をもう一段深く持つことが重要だと考えています。
具体的には、①調査・提言が中心か実行支援まで担うのか、②個人の専門性がどの程度評価されるか、③将来的にどのキャリアへつながりやすいか、の3点です。
これらの優先度が曖昧なまま転職すると、「想定より研究寄りだった」「裁量が思ったほどない」といった違和感につながるケースも見られます。自分がどの価値を発揮したいのかを明確にしたうえで選択することが、納得感のある転職につながります。
▼大手・人気のシンクタンクが知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
シンクタンクの実際の求人例
以下は、実際にシンクタンク企業が募集している求人例です。
▼社会戦略(環境・エネルギーコンサルタント/C~SMクラス)
| 企業名 | 株式会社NTTデータ経営研究所 |
|---|---|
| 想定年収 | 520~1,000万円 |
| 仕事内容 | 募集ユニット「社会・環境システム戦略コンサルティングユニット」 【プロジェクトの概要】 ・環境・エネルギー分野の戦略、新規事業企画、ビジネス開発に関する調査研究、コンサルティング業務 ・コンサルティングプロジェクトのメンバーとして、デリバリー業務の中心的役割を担っていただきます。 ・スキル・経験に応じてプロジェクトのマネジメント支援、コンサルティングセールス等も実施可能です。 |
| 必須条件 | 下記いずれかの業務経験を有している方(3年以上) ・電力・ガス等のエネルギー業界経験者または精通されている方 ・コンサルティングファーム/シンクタンク/総合研究所等での環境・エネルギー関連の業務経験 ・事業会社(電力・ガス会社、メーカー、エンジニアリング会社、SIer等)での新規事業企画・経営企画に関する業務経験、または事業開発に関する業務経験 |
| 歓迎条件 | ・ビジネスレベルの英語力を有する方(海外文献調査・ヒアリングなどが抵抗なくできる方) ・ITシステムの構想策定~開発までのスキル・経験を有する方 |
| 求人URL | https://my-vision.co.jp/jobs/corp-354/detail-3587 |
▼知的財産・イノベーションを切り口とした政策研究・実行支援(プロジェクトリーダー)/経済財政政策部(知的財産コンサルティング室)
| 企業名 | 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(MURC) |
|---|---|
| 想定年収 | - |
| 仕事内容 | 以下のいずれか、または複数の領域に従事していただくことを予定しています。 ①知財経営、知財政策・制度等の分野に係る調査研究 ②知的財産・イノベーション政策分野に係る行政事業の運営、支援 ③制度分析(例えば著作権法・経済法・情報法など)、経済分析などの知識を用いたメディア・コンテンツ産業や文化の振興に関する調査研究 |
| 必須条件 | ・当社の業務は当社の研究員が複数でチームを組んで対応します。また外部の専門家や関係機関等と連携して事業を実施していくことも多いため、コミュニケーション能力と調整能力も必要となります。 ・また業務の成果は報告書や各種説明資料等を通じて表現されることが多いため、論理的で明快な文章を書く能力も求められます。 |
| 歓迎条件 | ・プロジェクト型の業務におけるプロジェクトリーダー経験があることが望ましい |
| 求人URL | https://my-vision.co.jp/jobs/corp-340/detail-3317 |
※求人情報は掲載時点のものであり、最新情報は求人ページをご確認ください。
シンクタンクに転職するメリット
ここからはもう少し踏み込んで、シンクタンクに転職するメリットや苦労することなどについて解説します。
まずはシンクタンク転職で得られる、下記の5つのメリットについて詳しく解説します。
- 社会課題にアプローチする機会
- 高レベルの専門性の獲得
- 自主研究への参画
- 安定性
- 日系企業に近い社風
社会課題にアプローチする機会
シンクタンクは従来、経済分析や政策立案・提言を目的として設立され、現在でも政府・公的機関から依頼を受け、排出権取引や少子化問題、地域医療に関する問題など、公共性の高いテーマを扱う傾向があります。
そのため、自身の成果物が公的機関のデータとして使われたり、政策の指針となったりすることもあります。ほかのコンサルティングファームと比較して、環境問題、地域創生、教育政策など、多様かつスケールの大きな社会課題の解決に取り組めることが魅力です。
高レベルの専門性の獲得
シンクタンクは各分野の専門家が集まった組織です。その環境下で特定の分野のプロジェクトや研究活動に取り組むことで、その分野での高い専門性を会得することも可能です。
特定領域の第一人者として、将来的には、執筆活動や研究者として活動することもキャリアパスもあります。
自主研究への参画
シンクタンクの業務のひとつに、特定テーマに関する研究業務があります。これは「受託研究」と「自主研究」に分類されます。「自主研究」では、ファーム内で特定のテーマについて研究し、データ収集やインタビューを用いて報告書を作成します。
自身の興味・関心のあるテーマに対し、その分野の最先端の情報や、新たな示唆を得るチャンスがあります。
安定性
シンクタンク系コンサルファームは、メガバンクや証券会社など、大手金融機関が母体です。そのため、母体となる金融機関が有するチャネルを使って営業活動を仕掛けたり、案件を紹介されたりします。
また、シンクタンクの営業活動を母体が組織的に支援しており、市場の景気に左右されないことも強みです。
日系企業に近い社風
国内の金融機関が母体であるため、外資系コンサルティングファームと比較し、Up or Outの社風は見られません。過度なプレッシャーもなく、長期的にコンサルティング活動に取り組める環境です。
そのため、メンバー間で協力しながらプロジェクトに取り組みたい人や、長期的に成果を出すことが得意な人には向いていると言えます。
シンクタンクに転職して経験する難しさ
シンクタンクはやりがいの大きい職場である一方、高い要求水準が課される厳しい環境でもあります。求められるスキルや成果レベルは非常に高く、継続的な努力が欠かせません。
ここでは、シンクタンクで直面しやすい難しさについて整理します。
ハードな労働環境
シンクタンクは、クライアントの要望に応えるために、限られたスケジュールの中で質の高いアウトプットを継続して提示する必要があります。そのため複数プロジェクトを並行して進めるケースも多く、ときには長時間労働や、タイトな納期対応が求められます。
しかし、そのような厳しい環境を乗り越えて、プロジェクトをやり遂げたときの達成感に大きなやりがいや、成長の実感に魅力を感じるコンサルタントも多くいます。
とはいえ、一般的な労働時間はコンサルティングファームと比較すると短い場合が多く、ワークライフバランスを重視したい人にも適した環境といえるでしょう。
高度なリサーチ・分析・文章作成の要求水準
シンクタンクの業務のひとつに、「経済調査」や「官公庁からのレポート作成依頼」もあります。
政府や民間企業からの依頼で調査レポートを作成したり、シンクタンク独自で調査レポートを作成・公表したりします。ときには、政府の方針や政策を決定する際のデータとして使用される場合もあります。
そのため、リサーチ・分析・文章作成については、非常に高度な水準を要求されます。最終的なアウトプットはレポートとなる場合が多いため、文章作成能力は最も重要視されます。
専門分野に対する恒常的なキャッチアップ
シンクタンクは各分野の専門家が集まった組織であり、特定の分野において高い専門性を会得することが求められます。そのため、常に業界の最新情報をアップデートする必要があります。
社内の勉強会、専門書籍や情報誌、学会・研究会の発表、海外の最新事例など、あらゆる箇所にアンテナを立て、自発的に情報を収集し、知識をアップデートすることが求められます。
シンクタンクの概要
ここまでシンクタンクの採用動向や転職に関するメリット、転職後に苦労することを紹介しました。続いて、シンクタンクとはどのような組織であるのかについて、解説します。
シンクタンクとは
シンクタンクは、19世紀後半から20世紀前半に、社会・経済の問題に対し、調査・研究・提言をおこなうことを目的として設立されました。現在では、政府や企業から委託された特定テーマを検討し、政策・企業戦略を専門的立場から調査・提言する役割を担っています。
政治・経済など各分野の専門家が結集し、特定のテーマについて精度の高い情報や提言に強みがあります。
昨今では特定領域での知見を活かし、戦略策定から実行支援にいたるまでの、総合的なコンサルティングサービスも提供していることが特徴です。
またシンクタンクは、「政府系」と「民間系」に分類できます。下記の表は、政府系シンクタンクと民間系シンクタンクの違いをまとめたものです。
| 政府系シンクタンク | 民間系シンクタンク | |
|---|---|---|
| 組織体制 | 非営利組織 | 営利組織 |
| 母体 | 政府・官公庁・日銀 | 大手銀行など |
| 業務内容 | 経済・政策への調査・提言 | コンサルティングビジネス |
政府系シンクタンク
政府系シンクタンクは非営利組織であり、政府や官公庁、日銀などが母体です。日本の経済・政策に関する調査・提言をおこなっており、政策決定過程において大きな役割を担います。
代表的な組織は、経済社会総合研究所、経済産業研究所、日本国際問題研究所、防衛研究所、日本銀行金融研究所などがあります。
政府系シンクタンクについては、公共政策や国際分野での実績が重視される傾向です。
民間系シンクタンク
民間系シンクタンクは営利組織であり、純粋な研究を目的とする研究機関とは異なります。政府系と同様に、調査・提言も実施しますが、外部の民間企業や官公庁をクライアントとして、コンサルティングビジネスを展開している組織です。
民間系では、戦略立案支援や事業開発支援など、より実務寄りのプロジェクトも多く見られます。
民間系と政府系では採用基準が異なるため、転職の際はそれぞれに適した対策が必要です。
▼シンクタンクについて詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
シンクタンクとコンサルティングファームの違い
シンクタンクとコンサルの違いとして、シンクタンクは経済分析や政策立案・提言をメイン業務とする一方、コンサルティングサービスはクライアントに対して戦略立案から実行支援までおこないます。
しかし前述したように、近年ではコンサルティングサービスをメイン業務としているシンクタンクも増加しており、シンクタンクとコンサルティングファームの業務内容については大きな差異はありません。
ひとつ挙げられる大きな特徴としては、シンクタンクは大手の金融機関や企業グループが母体である傾向があります。
シンクタンクのひとつである野村総合研究所(NRI)は、野村證券のアナリスト部門が独立した旧・野村総研と、野村證券の電子計算部門の合併によって設立された野村グループのシンクタンクです。
また三菱UFJフィナンシャル・グループに属する三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)や、三井住友フィナンシャルグループに属する日本総合研究所(JRI)など、日本のシンクタンクには金融機関を母体とする組織が多いです。
これらのシンクタンクは、グループ企業のチャネルを活かして案件を獲得することが多く、ほかのコンサルティングファームと同様に、大企業や官公庁向けに、幅広い領域でコンサルティングサービスを提供しています。
▼シンクタンクとコンサルの違いについてより詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
シンクタンクの年収
シンクタンクは日系企業ではありますが、年収はほかの業種と比較して高額であるといえます。シンクタンクの平均年収は、約600万〜900万円程度です。以下に、日本の5大シンクタンクの年収目安を示します。
5大シンクタンクの平均年収
| 企業名 | 平均年収目安 |
|---|---|
| 野村総合研究所(NRI) | 約1,017万円 |
| 三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC) | 約877万円 |
| 三菱総合研究所(MRI) | 約893万円 |
| 日本総合研究所 | 約711万円 |
| みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 | 約719万円 |
給与の内訳は、基本給と賞与(ボーナス)です。基本給は役職ごとにある程度固定されており、賞与はおおよそ固定給の10%〜20%ほどで、個人のパフォーマンスやファームの業績などによって決まります。
シンクタンクの役職別の年収
続けて、シンクタンクの役職別の年収を解説します。ここでは一例として、三菱UFJ リサーチ&コンサルティング(MURC)の年収を記載します。
| 職位 | 平均年収 |
|---|---|
| ビジネスアナリスト | 約450~600万円 |
| アソシエイト/コンサルタント | 約650~800万円 |
| マネージャー | 約1,000万円〜 |
| シニアマネージャー | 約1,200万円〜 |
| プリンシパル | 約1,400万円以上 |
シンクタンクでは、早ければ30代前半で年収1,000万円を超えることが可能です。Big4やアクセンチュアなどの総合系コンサルファームと比較すると少し給与水準は下がりますが、一般的な日系企業と比較すると年収は高水準です。
シンクタンクは日系の金融機関が母体であるため、コンサルファームと比較して、年功序列の傾向が反映されています。
▼シンクタンクの年収についてより詳しく知りたい人には、以下の記事もおすすめです。
シンクタンクの仕事内容
シンクタンクはコンサルティングファームと非常に近い領域でサービスを提供していますが、細かく分類すると、大きく3つの領域にわけられます。
- 調査・研究業務領域
- 経営戦略領域
- 業務・システム領域
それぞれの業務内容を解説します。
調査・研究業務領域
研究員と呼ばれる特定領域の専門家が、クライアント企業からの依頼で調査レポートを作成したり、シンクタンク独自で調査レポートを作成・公表したりします。また、政府向けにレポートを作成し、国の政策や法案作成時のインプットとする場合もあります。
現在のシンクタンク全体の業務に占める割合は低いものの、それがシンクタンクの起源であり、特有のサービスです。
経営戦略領域、業務システム領域
ほかのコンサルティングファームと仕事内容に大きな差はなく、民間企業向けに経営戦略立案やIT導入支援プロジェクトを提供します。
プロジェクトは数名規模のチームで進めることが多い一方、システム開発などの大規模案件では数十名規模の体制が組まれる場合もあります。
とくに業務システム領域では、母体がメガバンクや大手証券会社であることから、金融ITソリューションや基盤系システムに強みを持つ傾向があります。また、近年では戦略策定から実行支援まで一貫して手掛けるケースも増えており、キャリアプランに応じて希望するプロジェクトへのアサインも可能です。
プロジェクト内での役割は職位に応じて決まり、マネージャー以下のメンバーが推進を担う一方、パートナー層は顧客開拓や案件獲得を担当します。ただし、担当するプロジェクトの内容やマネージャーの方針によって、役割の範囲が変動することもあります。
シンクタンクのキャリアパス
シンクタンクで働くことの魅力のひとつにキャリアパスの拡大があります。シンクタンクは経済動向のリサーチからコンサルティングにいたるまで幅広い案件を担当しており、多くの経験を積むことが可能です。
シンクタンクで働くことによるその後のキャリアは、おおむね下記に分類されます。
- シンクタンク内での昇進
- ほかファーム・シンクタンクへの転職
- 事業会社への転職
- ベンチャー企業への転職
- アカデミックの世界への転身(研究者含む)
- 起業/独立
シンクタンクやコンサルにおけるキャリアを極めることに加え、事業会社への転職、研究者への転身、また起業や独立をする選択肢も可能です。そのため、若手ハイクラス層は自身のキャリアの中で一度はシンクタンクを経験することによって、キャリアの選択肢を広げたいという人が多くいます。
シンクタンクは金融機関が母体であるため、強固な営業チャネルに支えられており、プロジェクトの営業をするパートナークラスに昇格した後も安定的に活躍しやすい傾向があります。そのため、シンクタンク内で長期的なキャリアを構築するケースも多いです。
また総合系コンサルと比較して、アカデミックの世界や研究者の道に進む人も一定数います。ほかにも、エコノミスト部門の出身者は、金融機関のアナリストに転身するケースもあります。
▼シンクタンクの仕事内容についてより詳しく知りたい人には、以下の記事もおすすめです。
シンクタンクの主要な職種
シンクタンクは、理系・文系、出身業界を問わず、多様な専門性を持ったプロフェッショナルが集結しています。顧客の業界課題や国家レベルの社会課題、さらには未踏の未来予測に対応するため、それぞれの職種が専門性を発揮しながら必要不可欠な役割を果たしています。
ここからは、シンクタンクの主要な職種と役割について解説します。
戦略コンサルタント
戦略コンサルタントは、企業の長期的な成長戦略を策定します。市場・競合分析に基づく戦略立案はもちろん、シンクタンク独自の「マクロ経済予測」や「政策動向」を踏まえた戦略を提案します。新規事業の立ち上げから既存事業の抜本的な再構築まで、企業のビジョン達成に向けた具体的なアクションプランを提供し、実行まで伴走します。
財務・会計コンサルタント
財務・会計コンサルタントは財務戦略の立案をはじめ、主に会計制度の改善をおこないます。単なるコスト削減や資金調達の最適化にとどまらず、ESG投資やグリーンファイナンスといった最新の金融トレンドを財務戦略に組み込み、企業の長期的価値を最大化します。国際的な税務コンプライアンスの確保や内部統制の強化を通じて、企業の財務リスクを最小限に抑えます。
IT・DXコンサルタント
デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を支援しながら、企業のITインフラを最適化します。AIやIoT、クラウドなどの最新技術を活用した業務プロセスの自動化・効率化にとどまらず、データ分析に基づく「ビジネスモデルの革新」や「新しいデジタルサービスの開発」をサポート。サイバーセキュリティ対策やシステムの信頼性向上にも取り組むことで、企業のデジタル戦略の成功を支援します。
組織・人事コンサルタント
組織構造の見直しや人材配置の最適化を通じて、企業の組織改革と人材戦略を多角的に支援します。労働環境の改善や従業員のモチベーション向上といった施策に加え、シンクタンク独自の労働市場の未来予測に基づいた人材育成プログラムやリーダーシップ開発を構築するのも特徴。企業文化の醸成と組織の一体感を高めることで、あらゆる変化に即応できる組織への変革を導きます。
サステナビリティ・ESGコンサルタント
環境・社会・ガバナンス(ESG)に関する戦略策定を通じて、企業の持続可能な経営基盤を構築します。また、環境負荷の低減やエネルギー効率の向上といった具体的施策に加え、SDGs達成に向けた官公庁との連携プロジェクトや、社会的責任(CSR)活動の推進を支援するのも特徴です。多様なステークホルダーとの強固な信頼関係を築き、ESG投資の促進やグリーンファイナンスの導入支援を通じて、企業の長期的かつ本質的な価値創造を実現します。
物流・SCMコンサルタント
物流業務の効率化やSCM(サプライチェーンマネジメント)の最適化を通じて、企業の供給網全体を強化します。サプライチェーンの全容を可視化し、在庫管理や配送計画の精緻化を図ることで、コスト削減とサービス品質の向上を両立させます。また、物流ネットワークの再設計や輸送モードの最適化も提言することで、事業継続におけるリスク管理体制も強化します。さらに、リアルタイム追跡や予測分析といったデジタル技術の導入により、変化の激しい市場環境に適応する供給網の柔軟性と回復力を高めます。
リスクコンサルタント
地政学リスク、サイバー攻撃、大規模災害といった多角的な視点から潜在的なリスクを特定・評価し、企業の安全性を担保するリスク管理体制を構築します。詳細なリスクアセスメントに基づき、平時における予防措置の提案から、有事の際の事業継続計画(BCP)や危機管理計画の策定までを包括的に支援します。単なるフレームワークの導入にとどまらず、実効性の高いリスクマネジメント文化の定着を図ることで、不確実な経営環境下における企業の安定性を高めます。
マーケティングコンサルタント
緻密な顧客分析や市場調査に基づき、最適なターゲット市場の特定から実効性の高いマーケティング戦略の立案までを包括的に支援します。ブランド戦略の構築やプロモーション計画を通じて、企業の市場シェア拡大と持続的な売上向上を目指します。また、デジタル技術やソーシャルメディアを駆使した戦略導入により顧客エンゲージメントを強化するとともに、施策の成果を定量的・定性的に評価。市場環境の変化に応じた継続的な改善策を提言することで、中長期的な競争優位の確立を導きます。
リサーチャー・調査員
多角的なデータの収集と緻密な分析に基づき、質の高い調査報告書を策定します。市場調査や社会調査を通じて企業・公共機関の意思決定を強力に支援。定量的なデータ解析のみならず、定性的なインタビューやフィールドワークを駆使した包括的な知見を提供します。トレンド分析や競合比較から企業の戦略立案・政策策定に不可欠な情報を抽出し、客観的なエビデンスに基づく提言をおこなうことで、意思決定の全プロセスを専門的見地から支援します。
官公庁向け政策リサーチャー/コンサルタント
厚生労働省や経済産業省、国土交通省をはじめとする官公庁のパートナーとして、少子高齢化、エネルギー対策、都市開発といった国家規模の社会課題に対する調査・分析、および政策提言を担います。収集した膨大なデータと高度な専門知を武器に、数十年先を見据えた日本のあり方を定義。法律や制度の設計、さらには新たな社会システムの実装に深く関与します。
シンクタンクへの転職に必要な適性
シンクタンクへの転職は非常に注目を集めていますが、その採用難易度は高いため、転職を成功させるには、一定の適性や能力が必要です。
論理的思考力・コミュニケーション能力
「論理的思考力」や「コミュニケーション能力」はシンクタンクで働く上で、最も重要なスキルのひとつです。面接においてもこの2点を重視する傾向があります。
「論理的思考力」はビジネス上の問題を解決するために重要です。問題を整理し、仮説を立て、適切な解決策を導き出すために必要な能力です。直近ではコンサルティングファームと同様に、ケース面接を採用するシンクタンクも増えています。
また、「コミュニケーション能力」は、クライアントやチームメンバーと良い関係性を保つために非常に重要です。異なるバックグラウンドを持つ人々と、信頼関係を築きながら日々のプロジェクトを進めていく上で必須のスキルといえます。
専門知識と経験
シンクタンクは各分野の専門家が集まった組織であり、特定の分野の高度な知識を保有している人が求められます。常に分析や調査を続け、提言をおこなうためには、専門分野に特化した知識が求められます。専門性を活かして長期的に課題解決に取り組みたい人や、専門知識をさらに磨いていきたい人はシンクタンクに適性があります。
社会課題への関心
シンクタンクでは社会や経済問題にかかわる調査・分析をおこないます。
そのためビジネス領域における関心だけではなく、社会課題に関しても強い関心のある人はシンクタンクが向いているといえます。
民間企業の経営課題の解決と同時に、課題が明確化されていない社会課題や国際問題などに興味のある人は、適正があります。
パートナー陣が語るシンクタンクに必要な素質と求められる人材
シンクタンクへの転職は、「論理的思考力・コミュニケーション能力」や「専門知識・経験」、「社会課題への関心」が必要ということを解説しました。
その中で、各ファームのパートナーやマネージャークラスが具体的に求めるコンピテンシーを紹介します。※敬称略
野村総合研究所
自分の意志・ゴールを明確にし主体的に行動する姿勢
野村総合研究所 グループマネージャー 若友千穂
「やりたいこと」が明確にある人には、必ずそれを叶えられる環境がありますし、それを掴み取る機会もあると思います。逆に言えば、これまでの経験から何を学んだかを振り返り、今何が出来るのかを自覚して、次にどうしていきたいという一連の組み立てが自分自身で出来ないと惰性に流されてしまうかもしれません。まったく同じキャリアを歩んでいる人というのはNRIの中に1人もいないので、ぜひ自分ならではのゴールを見つけてそこに向かって主体的に進んでいくことに面白さを感じていただきたいですね。
出典:野村総合研究所 インタビュー特集第1回:新たな“仕組み”で世の中を変えていく
三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)
高い視座とマクロな視点を持ち続ける姿勢
三菱UFJリサーチ&コンサルティング イノベーション&インキュベーション室 室長 渡邉藤晴
視座の高い人に来ていただきたいと思っています。私もそうでしたが、コンサルタントとしてある程度経験を積むと、国のためとか、社会課題の解決のためとか、そういったマクロな視点が次第に生まれてきます。これは年齢に関係のない考え方だと思いますので、視座の高い仕事がしたいと考える方とは、是非一緒に働きたいと考えております。
三菱総合研究所(MRI)
自分の可能性を追求する姿勢
三菱総合研究所(MRI) 経営コンサルティング事業本部長 参与 瀬川秀俊
コンサルタントという職業は、誰かが決めた仕事、誰かに言われたからやる職業ではありません。コンサルタントはお客様に必要なことを、お客様に認めてもらえるようにプロフェッショナルとして提案していく素晴らしい職業だと思っています。こうした職業に関心があり、自分なりの個性を輝かせてみたい、もっと自分の可能性を試してみたいと考えている方がいらっしゃるなら、ぜひ当社に来て頂きたいと思います。 チャレンジしたい、もっと自分なりの個性を輝かせたいという方には、提供出来る仕事のバリエーションや仲間、組織的な安定性といった点も含めて、非常に良い環境だと思っています。世の中の変化に沿って我々も大きく変わっていく段階にあるので、新たな未来を一緒につくる仲間になっていただける方を心からお待ちしています。
NTTデータ経営研究所
自律的に成長しようとする姿勢
NTTデータ経営研究所 NTTデータ経営研究所 人事部長 野々山清
人材に何より強く求めるのは、「自律的に成長していこうとする意欲」です。先の野々山氏の言葉にあるとおり、同社では「これをやってはいけない」というしばりはありません。それだけに「自分はこういうことがしたい」という意思を強く持ち、成長するためにどうすればいいかを自ら考えることが求められます。
シンクタンクへの転職が向いている人
シンクタンクへの転職は、特定領域に強い専門性を持ち、社会課題の解決に主体的にかかわりたいと考える方に適しています。
論理的思考力やリサーチ・分析力に加え、複雑な課題に対して粘り強く取り組む姿勢が求められます。また、長期的な視点で自身の専門性を高め続ける意欲があり、学びを厭わない人にも向いています。
社会的意義を感じながら知的好奇心を満たしたい人には、非常に魅力的なキャリアフィールドとなるでしょう。
シンクタンクへの転職時に持っていると有利な資格や経験
シンクタンクへの転職では、特定領域での実務経験やリサーチ・分析実績が大きな強みです。
さらに、中小企業診断士や公認会計士、経済学修士号などの資格も高く評価される傾向にあります。とくに、データ分析能力、政策提言経験、コンサルティング経験がある人は、選考時に優位に立てるでしょう。
専門性と汎用性を兼ね備えたスキルセットが、シンクタンクでの活躍を後押しします。
シンクタンクの選考プロセスと転職時の注意点
シンクタンクの選考は、基本、下記のステップに沿って進みます。 事前にプロセスを把握しておくことで、各フェーズで求められる準備を効率的に進められます。
選考プロセスの例
- 書類選考(職務経歴書・志望動機書の提出)
- Webテスト・適性検査
- 一次面接(現場リーダークラス)
- 最終面接(役員・パートナー層)
選考の際は、とくに下記の2点に注意する必要があります。
志望動機・転職理由を明確にする
シンクタンクの選考では、志望動機と転職理由の一貫性が厳しく見られます。なぜ民間企業ではなくシンクタンクなのか、なぜその領域・その機関を選ぶのかを論理的に説明することが重要です。単なるスキルアピールではなく、自身のキャリアビジョンと応募先の特徴を結びつけた説得力のあるストーリーが求められます。
また、各ファームの求める人材や、コンサルティングの業務についての基本の理解も必要です。
曖昧な志望理由や表面的な動機では、選考を通過することは難しいと考えておくべきでしょう。
入社後のミスマッチを避けるためには情報収集が大切
シンクタンクといっても、研究重視型、コンサルティング重視型、政策提言型と、その事業特性はさまざまです。転職の際は自分がどのような業務領域に携わりたいか、またどのような働き方を志向するかを事前に整理しておく必要があります。
シンクタンクの転職の失敗として上げられる事例は、想像以上にハードワークであることや、求められる分析・提言の品質水準が高く、自身の現状のスキルでは達成が難しい、といった事例が多いです。
また、シンクタンクは特定のテーマに対する高度な専門性が要求されるため、「さまざまなテーマの案件にかかわりたい」「2〜3年での転職を考えている」というキャリア志向の人にはフィットしない可能性があります。
応募先の業務内容、プロジェクトスタイル、社風などを丁寧に調査し、自身の希望との整合性を確認することが重要です。
シンクタンクへの転職活動はエージェントの支援で万全に備える
シンクタンクへの転職では、求められる専門性や選考基準が高いため、事前準備が結果を大きく左右します。専門性に応じた求人選定や、書類添削、面接対策をプロのサポートを受けながら進めることで、転職成功の確率を大きく高めることが可能です。
本来採用される可能性のある人でも、十分な準備や情報収集ができていないために選考を通過できないケースは珍しくありません。とくにシンクタンク特化型の転職エージェントを活用すれば、非公開求人へのアクセスや、企業ごとの選考対策に基づいた支援を受けられます。
マイビジョンでは、シンクタンク転職に精通したキャリアアドバイザーが、個別面談を通じてリアルな情報提供やミスマッチ防止のサポートをおこなっています。未経験からシンクタンクへの転職を目指す人も、キャリア形成に臨めるよう、ぜひマイビジョンの無料キャリア相談をご活用ください。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部の見解では、「知名度の高いシンクタンクだから」「安定していそうだから」といった理由だけで転職先を決めてしまうケースは失敗につながりやすい傾向があります。
実際には、組織ごとに求められる専門性や評価基準、働き方は大きく異なります。とくに中途採用では、即戦力として何を提供できるのかが明確でないと、選考段階で苦戦しやすくななるでしょう。
事前に内部情報や選考の評価軸を把握したうえで準備することで、ミスマッチや想定外のギャップを避けやすくなります。
まとめ
シンクタンクは、転職先として非常に注目されている一方で、採用基準も厳しく、適切な対策と余裕を持った計画が不可欠です。
とくに未経験からのシンクタンク転職は準備に多大な労力を要しますが、成功すればキャリアを大きく飛躍させる絶好の機会といえます。 マイビジョンでは、国内ほぼすべてのシンクタンクやコンサルティングファームへのご紹介が可能で、シンクタンク転職に関する情報提供から最適なファーム・求人ポジションのご提案、選考対策まで幅広くサポートしています。
シンクタンク転職を少しでも検討している人は、ぜひお気軽にマイビジョンまでお問い合わせください。
シンクタンクへの転職では、企業ごとの役割の違いや求められる専門性を正しく理解したうえで準備を進めることが重要です。マイビジョンでは、ハイクラス・コンサル領域に特化した支援実績をもとに、一人ひとりの経験や志向に合った選択肢を丁寧に提示しています。
支援内容や考え方についてはMyVisionが選ばれる理由も参考にしてみてください。
シンクタンクへの転職に関するFAQ
ここでは、シンクタンク転職に関して多く寄せられる疑問について、本文内容を補足します。
Q1.未経験からでもシンクタンクに転職することは可能ですか?
未経験からの転職がまったく不可能というわけではありませんが、難易度は高い傾向があります。実務経験の代わりに、専門分野に関する知識や論理的思考力、これまでの経験をどう活かせるかが重視されます。
ポジションや分野によって求められる要件は異なるため、一律には判断できません。
Q2.シンクタンクとコンサルティングファームでは働き方に違いがありますか?
シンクタンクは調査・研究や中長期的なテーマを扱う案件が多く、コンサルティングファームに比べて検討プロセスに時間をかける傾向があります。
一方で、民間系シンクタンクでは実行支援やIT領域に深くかかわるケースも増えています。実際の働き方は所属組織やプロジェクトによって異なるといえるでしょう。
Q3.シンクタンク転職後のキャリアパスにはどのような選択肢がありますか?
シンクタンクで培った専門性や分析力を活かし、コンサルティングファームや事業会社、官公庁などへキャリアを広げる人もいます。
ただし、どの分野で経験を積むかによって、その後の選択肢は変わります。転職時点で中長期の方向性をある程度意識しておくことが重要です。





