IT人材の市場価値向上にコミットし、コンサルティング業界に一石を投じるITプロフェッショナル集団【株式会社Dirbato HRチーム谷村氏インタビュー】
2024年09月25日更新
企業紹介
株式会社Dirbatoは、2018年10月の設立以来、「テクノロジーで世界に喜びを。」をミッションに掲げ、IT/デジタル領域における豊富なナレッジと実績を活用し様々な業界における企業の経営課題を解決することを目的としたコンサルティングサービスを提供しています。本日は、同社の特徴と魅力について、谷村氏にお話を伺いしました。
インタビュイー経歴
話し手
谷村保幸氏
株式会社Dirbato
株式会社リクルート等を経て、Dirbatoに参画。DirbatoではHRチームで中途採用を担当。
目次
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ITに精通したコンサルタントが徹底的に伴走する形でクライアントを支援
──はじめに、自己紹介からお願いします
谷村氏HRチームで中途採用を担当しております谷村と申します。前職は株式会社リクルートで、営業や経営管理などを担当しておりました。その後、Dirbatoに入社しました。
──Dirbatoの会社概要について教えてください
谷村氏「テクノロジーで世界に喜びを。」というミッションを実現するために、日本におけるIT人材の市場価値を高め、IT人材がより輝けるフィールドを創出することにコミットしているのが特徴のコンサルティングファームです。現在、設立7期目で社員数は1,200人まで拡大しています。 また、弊社の特徴として、すべてのコンサルタントが同じ部署に所属する「ワンプール制」を採用しています。そのため、様々な業界や領域をプロジェクトベースで経験できる環境があります。
──Dirbatoではどのような案件が多いのでしょうか
谷村氏ITを中心に、上流はITの戦略・企画構想からITコンサルティング、システムの実装・構築フェーズまで一気通貫で伴走支援しています。業界は幅広く支援していますが、一番支援数が多いのが金融業界です。次に、製造業、通信などの案件も多く支援しています。 支援するクライアントの規模としては、リーディングカンパニーがメインです。弊社はITコンサルティングファームの中でも比較的高い単価をいただいているため、テクノロジーへの大きな投資が可能なリーディングカンパニーへの支援が中心になります。 期間については、戦略・企画構想フェーズの案件であれば3か月、システムの実装・構築フェーズでは1年〜1年半程度など、案件によって様々です。
──Dirbatoの強みについて教えてください
谷村氏弊社のコンサルタント全員が何かしらのIT経験を持っており、その経験を基にした支援が強みです。戦略・企画構想案件でもテクノロジーを深く理解しているコンサルタントが担当し、さらにシステムリリースまで実現するまで徹底的に顧客に伴走してやり切ります。一般的なコンサルティングファームであれば、戦略をつくった後はベンダーに任せることも多いと思いますが、ITに深い知見を持つコンサルタントがやり切ることでクライアントから信頼を得ることができています。また、従来のテクノロジーを活用した支援に加えて、生成AIを使った業務改善提案などの先端テクノロジーを用いた価値提供をさらに強化していきたいと考えています。
IT好きなコンサルタントが成長と働きやすさを両立できる人事制度構築・カルチャー醸成にコミット
──7期目で従業員数1,200人と急拡大していますが、Dirbatoのどのような点に魅力を感じて集まる方が多いのでしょうか
谷村氏1つ目が、「テクノロジーで世界に喜びを。」というミッションへの共感です。昨今、コンサルティングファームでもIT強化の流れはありますが、弊社は創業時から先駆けてITに注力してきました。その姿勢はミッションだけでなく、評価制度や研修制度にも反映されており、ITが好きな方にとっては非常に魅力を感じていただけています。 2つ目が、フラットでコミュニケーションが取りやすいカルチャーです。エンジニア出身の方も多いため、きっちりとしたスーツではなく、私服で出社する方が多い雰囲気や横の繋がりを大切にする社風に魅力に感じる方もいらっしゃいます。 3つ目が、実力さえあれば昇進スピードが早いことです。弊社は大手ファームのように上が詰まっていることもないため、20代中盤でマネージャーになっている方もいます。 4つ目が裁量の大きさです。大手ファームでは、提案するまでに社内の稟議やレビューを複数回通す必要があることも多いと思います。一方、弊社では自身の裁量で当日中に提案することも可能です。特に経験者の方についてはこの裁量の大きさに魅力を感じていただける方が多いです。
──離職率も低いとお伺いしました。低い離職率を実現している仕組みについて教えてください
谷村氏1つ目が、丁寧なフォローとキャリアプランを実現しやすい仕組みです。DirbatoにはEmployee Success部という組織のメンバーがコンサルタントと毎月1on1を行い、中長期のキャリアをフォローしています。また、プロジェクトのアサインについてもメンバーが納得感を持てるよう工夫しており、自身が希望するキャリアプランを作っていくことが可能です。また、弊社ではコンサルタントが案件に合わなかった場合、そのコンサルタントだけでなく、アサインした側にも一定責任があるという前提でコミュニケーションをとっています。これらの徹底的にフォローにより離職率が低い大きな要因になっていると考えています。
2つ目が、社員同士の横の繋がりが強いことです。趣味でつながる部活動や、最新のテクノロジーに関する勉強会、プロジェクトの枠を超えて交流できる社内のプログラムであるユニットプラン、女性社員は女性マネージャーとの1on1の実施・女子会の開催など、様々な切り口で社員同士の繋がりを広げるきっかけがあります。Dirbatoではそういった横のつながりがつくりやすいため、自身の悩みを誰かにすぐ共有して相談できる環境があります。
──ワークライフバランスも良いとお伺いしました。コンサルタントが働きやすい仕組みづくりについて教えてください
谷村氏1つ目が、マネージャーまでは基本的に案件の掛け持ちをしないことです。構造上稼働が集中しすぎないような仕組みを担保しています。 2つ目が、営業部門を設けていることです。営業活動やアサイン管理などをコンサルタントが担う必要なく、コンサルティング業務のデリバリーに集中できる環境をつくっています。 結果として、現在平均残業時間26時間以下に抑えられており、コンサルティングファームの中ではワークライフバランスはとりやすいと考えています。
──評価制度について教えてください
谷村氏スタッフクラスについては、定性的な要素が主な評価対象となります。社内評価に加えてクライアントからの評価も考慮するのが特徴であり、営業がクライアントから可能な限り1人1人の評価を回収しています。クライアントからの評価も収集することで、現場のコンサルタントのモチベーションにもつながっています。マネージャー以上は社内外からの定性評価に加えて、単価やチームの売上等の定量的な側面も評価時に考慮しています。 また、弊社ではピュアなコンサルタントのキャリアトラックに加えて、マネジメントよりもテクノロジーの現場を極めるスペシャリストのためのキャリアトラックとして、「アーキテクト」という技術専門の上位職を用意しています。コンサル業界ではIT人材が相対的に軽んじられる風潮が生じていますが、弊社ではIT人材をしっかりと高く評価するという姿勢を評価制度にも反映しています。
──研修制度について教えてください
谷村氏コンサルタントの基礎的な研修に加え、ITの研修も充実していることが特徴です。新しいテクノロジーの勉強会、資格の取得支援や、ハッキング大会など面白い取組みも行っています。ITに興味がある方にとっては非常に充実した研修環境だと考えています。
テクノロジーを軸に事業領域拡大・海外進出を進め、10期売上1,000億円の実現を目指す
──今後の展望について教えてください
谷村氏10期に売上1,000億円という経営目標の達成とIT人材の価値向上を、ITを軸にした事業展開によって加速させていきたいです。具体的には、ITコンサルティング以外にも、テクノロジーの軸はぶらさずに、ITプラットフォーム、ソリューションの構築などを推進していきたいと考えています。楽天やリクルートなどをベンチマークし、ITを軸に事業展開する人材輩出企業を目指しています。また、海外にも進出していきたいと考えています。
──求める人材・Dirbatoで活躍している方の特徴について教えてください
谷村氏技術が好きであることは前提として、上昇思考を持っておりコミュニケーションが好きな人に来ていただきたいです。コンサルタントとしてキャリアを作っていく中で、技術を捨てたくない方はフィットするのではないかと考えています。社内では、自主性を持って動ける方が活躍しています。言われたことをやるだけではなく、常に課題意識を持って能動的に動けるかどうかを採用時にも重視しています。
──最後にメッセージをお願いいたします
谷村氏海外市場ではIT人材の価値は高く評価されている一方、国内ではまだ価値が上がり切っていない状況があります。弊社はIT人材の価値を変え、より輝けるフィールドを用意することで日本のIT産業における新たな文化をつくっていきます。一緒に未来を切り開いていきたい、と少しでも感じていただけた方はご応募お待ちしています。
──ありがとうございました