日本の製造業を元気にするために集結した製造業出身者による「手も出すし口も出す」コンサルティング【株式会社オーツー・パートナーズ 取締役 勝見氏、林氏インタビュー】
2024年09月25日更新
企業紹介
株式会社オーツー・パートナーズは、製造業向けに特化したコンサルティングファームです。2004年の設立以来、日本の製造業への経営貢献、特にエンジニアリング領域に強いコンサルティングファームとして確固たる地位を確立しつつあり、高い技術力と幅広い知識で大手製造業顧客との取引においても実績を上げています。本日は、取締役の勝見様と、マネージャーの林様に同社の特徴と魅力についてお話をお伺いしました。
インタビュイー経歴
話し手
勝見靖英氏
株式会社オーツー・パートナーズ
取締役
慶應義塾大学文学部卒。ジャパンエナジー(現ENEOS株式会社)、PwC、デロイトトーマツコンサルティング、日本IBM等を経て、2015年7月よりオーツー・パートナーズに参画、2018年4月より取締役。製造業を対象とした戦略策定、業務改革、ERP/PLM等大規模システム導入等のプロジェクトを多数経験。プロジェクトマネジメント、チェンジマネジメントを得意とし、現在は経営企画/会計/人事総務/組織開発/IT/マーケティング広報等を管掌。
話し手
林貴文氏
株式会社オーツー・パートナーズ
マネージャー
株式会社アイシン出身。工場品質管理部門にて、不具合対応から新製品立上げ・原価低減活動などに従事。その後、オーツー・パートナーズに参画。 生産・製造領域を得意としつつ、設計などの上流側との連携まで考慮したコンサルティングを実施。直近では生産現場アセスメントを起点としたDX計画策定・実行までの一貫支援や、サプライチェーン可視化によるリードタイム最適化支援などの改革を担当。
目次
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コンサルタントの9割超が製造業出身なためクライアントと同じ目線で伴走支援できることが強み
──はじめに、自己紹介からお願いします
勝見氏取締役の勝見靖英と申します。PwC、デロイトトーマツコンサルティング、日本IBMにて主に製造業のコンサルティング経験を積んできました。2015年に弊社に入社し、製造業クライアントに向けたコンサルティングサービスを提供してきました。ここ3年は会社の経営企画や人事総務等の管理部門を管掌しております。
林氏マネージャーの林と申します。新卒で自動車部品メーカーのアイシンへ入社し、工場の品質管理部門にて、不具合対応や新製品立ち上げ時の品質管理を担当していました。その後、2018年12月に弊社に入社し、製造業の生産領域を中心にコンサルティングを担当しています。
──オーツー・パートナーズの事業内容について教えてください
勝見氏弊社が提供しているご支援領域事業は大きく分けて3つ、①コンサルティング、②エンジニアリング/PM、③人材育成などです。 コンサルティング領域では、現場力を経営に活かし、戦略から実行に落とし込むまで一気通貫で支援しています。具体的には、ビジョン・戦略策定、新規事業開発などの上流の構想策定、設計DXや生産DX、そこに付随するIT基盤構築のご支援まで行っています。ものづくり領域の中でも、特に設計・開発の領域に強みをもっています。 エンジニアリング/PM領域では、クライアントが新製品開発や新たな工場の立ち上げ時に実際にエンジニアが深くクライアントに入り込み、同じ目線で事業推進・実行を行います。また、その過程で、お客様の人材育成も支援しています。
──オーツー・パートナーズの組織体制について教えてください
勝見氏弊社はワンプール制を採用しており、様々な領域の案件へのアサインチャンスがあります。同時に、案件とは異なる切り口で社員同士の交流・知見共有と人材育成を加速させるため、コンサルタント、エンジニア、データサイエンティストなど様々な職種のメンバー7〜8人で1チームを組成しています。各チームのリーダーはマネージャー及びシニアマネージャーが担当しており、チーム数は現在合計10チームあります。様々な属性のメンバーがワンチームになることで、それぞれの属性に限定されない支援サービスの形、顧客提供価値を組成、検討出来る様にしています。
──オーツー・パートナーズの強みを教えてください
勝見氏弊社のメンバーは、90%以上が製造業において平均15年以上の技術者経験を持っているため、製造業のお客様と初日からレベルの高い技術的な話をすることが可能です。技術者出身のメンバーがお客様と同じ目線で伴走できる点は、大手コンサルティングファームと比較しても圧倒的な強みであると自負しております。
日本の製造業を元気にしたいという代表の強い思いと、メンバーの熱量の高さ・真摯な姿勢に惹かれて入社
──林様がオーツー・パートナーズに転職された理由について教えてください
林氏新卒で入社した自動車部品メーカーにて様々な業務に従事する中で、自らの業務が企業へどれだけ貢献しているのかが見えず、もっと広い視野で製造業を捉えてみたいと考えるようになりました。コンサルタントとしてプロフェッショナルな領域に従事し、より多くの経験を積んでいくことで貢献の幅も増やせると考え、コンサルティング業界への転職を決めました。 その中でも、オーツー・パートナーズを選んだ理由は2つあります。 1つ目は、これまで培った製造業領域での経験を活かすことができる点です。2つ目は社員の人柄です。製造業を通じて日本を強くする、という松本代表の強い想いや、採用面接でお会いした社員の皆様が真剣に話を聞いてくださった点に惹かれ、入社を決めました。
──勝見様がオーツー・パートナーズに転職された理由について教えてください
勝見氏大手ファームで20年ほどコンサルティングに携わり、クライアント・上司・部下にも恵まれ、充実した仕事ができていました。一方、大手ファームで経験を積む中で、より強くクライアントにコミットし、チャレンジしながら楽しく仕事をしていきたいという思いも芽生えるようになりました。そのチャレンジは大手ファームの中では実現が難しいと考え、独立を視野に入れていたのですが、元々繋がりがあった代表の松本と久しぶりに再会し、松本の経営者としてのエネルギーに惹かれて入社を決めました。
──林様がこれまで取り組んできたプロジェクト例について教えてください
林氏工場DXのアセスメントソリューション導入のプロジェクトを紹介いたします。DX推進において、何から手を付けて良いかわからないという課題に対し、現場の調査からはじまり、DXのロードマップ策定から実行まで一貫して支援しました。アセスメントの評価項目策定については、一般論のみならず、製造業出身者ならではの知見を集約して、現場に即した支援を行いました。製造業の技術者としての経験と長年のコンサルティング経験をかけ合わせて課題解決を行えることが弊社のコンサルティングの特徴です。
1人前のコンサルタントになるまで決して見捨てずに中長期的にサポートする製造業的な人材育成が根付く
──コンサル未経験で入社される製造業出身の方が多いとお伺いしましたが、キャッチアップをサポートする研修などについて教えてください。
勝見氏いつでも学べる豊富な動画コンテンツ(社内オリジナルコンテンツ+グロービス連携コンテンツ)が充実していることに加え、毎月2回以上研修プログラムも開催しています。例えば、「新人中途入社研修」では、これまで培ってきた技術力をどうコンサルティングで価値提供していけば良いか、ということをしっかりと学んでいただいています。その他、毎月のナレッジシェアリングセッションというプロジェクトの事例共有会を行っており、自分が携わっていないプロジェクトの事例もインプットすることができます。 また、弊社では中長期目線での人材育成に力を入れており、仮に1つのプロジェクトで上手く結果が出せなかったとしても見捨てることはありません。 コンサルティング会社ではあるものの、製造業的な人材育成の考え方がベースにあるため、一人前のコンサルタントになるまで中長期的に徹底的にサポートします。
──林様は実際にどのようにコンサルタントとしてキャッチアップされたのでしょうか
林氏基礎的な知識を研修で学んだ上で、OJTにて実践形式で理解を深めることができました。加えて、弊社では社員同士が積極的に教え合うカルチャーがあったため非常に助かりました。 また、コンサルタントに転身することで、製造業の中でも特定の領域だけでなく様々な領域に俯瞰的に携わることが多くなったため、より広い視野で課題を特定する力が身に付きました。
勝見氏当社は「顧客」と「ものづくり」に真摯であると同時に利他精神を強く持つメンバーが圧倒的に多いです。例えば、全社に対して何か質問を投げかけるメールを送ると驚くほどの数の回答が得られます。こういった協力し合う文化により、製造業に熱い思いを持って入社いただければ、コンサルタントとしてキャッチアップしやすい環境があると思います。
コンサルティングだけでなく、製造業の事業経営にも携われる機会がある環境
──今後の展望について教えてください
勝見氏日本の製造業は30年くらい前は世界一強いと言われていました。再度、日本の製造業を世界一にしていきたいと考えています。また、今後はコンサルティング以外にも、製造業の事業立ち上げ・運営にもチャレンジしていきたいと考えています。例えば、弊社では過去にIBUKIという経営破綻した金型製造の会社を買収して再生したことがあります。弊社の支援開始から4年でものづくり日本大賞を受賞し、8年間で年商を3倍、企業価値を20倍ほどにした実績があります。今後は、こういった事業経営をより推進し、経営人材の輩出を目指していきたいと考えています。コンサルタントに興味ある方は勿論、事業会社の経営者になりたいという方まで、様々な活躍いただけるフィールドを用意します。
──求める人材について教えてください
勝見氏1つ目は、製造業への“想い”がある方です。この想いは一番譲れないポイントです。 2つ目は、製造業経験や知見がある方です。これは設計・生産技術のほか、生産管理、プロジェクトマネジメント、IoT、経営管理、事業企画等、職種は問いません。 3つ目は、素直さ、プロアクティブさ、チャレンジ精神を持った方です。これは、弊社で活躍しているコンサルタントが持つ共通点です。
──最後にメッセージをお願いいたします
林氏弊社は、製造業の課題解決に働きかける、挑戦と成長の機会が絶えない環境です。様々なチャレンジができる機会があるため、少しでも興味をお持ちいただけましたら、ぜひご応募お待ちしています。
──ありがとうございました