クライアントのチャレンジを成功に導く事業開発のプロフェッショナル【株式会社RIT マネージャー石坂氏、村上氏インタビュー】
2024年09月25日更新
企業紹介
株式会社RITは、2013年に大手コンサルティングファーム出身者が創業したインキュベーションファームです。国内大手企業からスタートアップまで、規模・業界を問わず、幅広いお客様のコンサルティング・システム開発の実績があり、デジタルトランスフォーメーション(DX)戦略に関わるコンサルティングや、新規事業の企画・開発・グロース、業務改革の課題特定・要件整理・ツールの導入/開発・運用定着まで、一貫した支援を強みとしております。本日は、同社の特徴と魅力について、マネージャー石坂氏、村上氏にお話を伺いしました。
インタビュイー経歴
話し手
石坂秀成氏
株式会社RIT
マネージャー
早稲田大学商学部を卒業後、金融系教育事業を行う事業会社にて、講師・新サービス立ち上げ・マーケティング等を担当。2018年より株式会社RITに参画。コンサルタント未経験での入社ながら、黎明期のRITにおいてクライアントのオフィスにたった一人で常駐し、荒波に揉まれながら実力をつけ、現在はマネージャーとして複数の案件の提案やディレクションを担う。
話し手
村上誠氏
株式会社RIT
コンサルタント
豪州のグリフィス大学卒業後、新卒で入社した国内大手住宅メーカーでの営業職を経て、2022年4月より第二新卒としてRITに参画。 国内大手総合商社において組織横断型PJに従事。PMOとして同時並行で4案件(RPA、BI、新規事業企画)ほどの支援を行い、多数のステークホルダーがいる中で、各種資料作成、ファシリテーション、調整等スムーズに行ってきた。 理論だけでなく、机上の空論にならない、現場に寄り添った実践的なコンサルティングを志向。
目次
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自社事業の立上げ・運営経験を梃子にした“絵に描いた餅”で終わらない事業開発支援が強み
──はじめに、自己紹介からお願いします
石坂氏マネージャーの石坂と申します。新卒で金融系教育事業を営む会社に入社した後、コンサル未経験で2018年5月にRITに入社しました。現在は、マネージャーとして様々な案件の提案やデリバリーのマネジメントを担当しています。プロジェクトは戦略/業務/ITを幅広く経験しており、例えば、映像制作会社のバーティカルSNSの企画からリリースまでの一気通貫での支援や、住宅展示場運営企業の新たな集客チャネルの企画検討の支援などを行ってきました。
村上氏コンサルタントの村上と申します。新卒では国内の大手ハウスメーカーに入社した後、第二新卒で2022年にRITに入社しました。コンサルタントとして、住宅展示場運営企業や物流企業の業務改善、総合商社の新規事業DX支援、大手デベロッパーの営業部署を横断したDX支援、国内大手不動産情報提供企業における新サービスの検討支援などを担当してきました。
──RITの組織の概要について教えてください
石坂氏弊社は社員、現在30名程度在籍しています。部門は3つあり、1つ目がコンサルティング事業部です。10名在籍しており、マネージャーが3名、アシスタントマネージャーが1名、スタッフクラスが6名です。2つ目がシステム開発を担うBizDev事業部で、デザイナーが5名、エンジニアが10名程度在籍しています。3つ目がコーポレート部門で、5名程度所属しています。
──コンサルティング部門の特徴について教えてください。
石坂氏リアルな事業経験があるからこそ"絵に描いた餅"で終わらない戦略を描き、クライアントとワンチームになって実行することです。特に新規事業開発やマーケティングなどの領域に強みを持っています。 また、開発部隊を有しているため、この規模でありながら上流から下流まで一気通貫で支援できることも強みです。
──24年1月に株式会社ファンリードへの株式譲渡を通じて、太陽ホールディングスにグループインしたとお伺いしました。この件を通じてRITにはどのような影響があったのでしょうか
石坂氏独立性は保ったかたちで、経営を安定させることができました。例えば、極端な話ですが仮に案件がなくなったとしてもグループ内企業への支援で収益を保っていくことが可能です。これにより、ベンチャー気質がありながら安定度が高い環境を作ることができました。また、ジョインした太陽ホールディングスでは、製造業に関わる様々な企業が事業運営しています。弊社からグループ企業に対して様々な提案を行い、そこである種の実験を行って他社に横展開していくという取り組みを行うことが可能となり、コンサルティングの幅が広がっています。
自社事業の企画開発、クライアントへの事業開発支援を通じて起業に必要な経験を積める環境
──石坂様がRITに転職したきっかけについて教えてください
石坂氏新卒で金融系教育事業に携わった後に、2社目でも様々な投資スクールやアフィリエイトスクールなどをプロデュースしている会社に入社しましたが、自分が納得して人に勧められる商品ばかりでは無いことがストレスに感じ、転職を考え始めました。 しかし、第三者から見ると怪しい業界で働いていたこともあり(笑)、エージェントから面談を断られることも多く、なかなか次の仕事が決まりませんでした。そこで、学生時代から興味を持っていたコンサルティング業界がふと頭をよぎり、筆記試験やケース面接で良い成績を残せれば過去の経歴を気にせずに第二新卒枠で採用してもらえるかもしれないと考え、コンサルへの転職活動を始めました。 ちょうどそのタイミングで、中高の同級生である須原が既にRITで働いており、須原から「RITの経営陣と会ってみないか」と声を掛けられ、経営陣と会ったその日に採用が決まりました。他のコンサルティングファームも受けてみるという選択肢もありましたが、須原との縁で採用してもらえた会社だったことに加え、その時点で結構な金額の借金があったため、早く働いて返済しようと思い、入社を決めました。
──村上様がコンサルティング業界に転職されたきっかけについて教えてください
村上氏決められた商品やソリューションではなく、顧客にとって真に価値があるものを提案したいと思ったためです。ビジネスの当事者であるクライアントのことを考えた上で、真に価値提供できる提案をゼロベースで考えることができると共にそのような問題解決の経験・スキルはビジネス面として汎用性が極めて高いと考え転職を決めました。
──村上様がコンサルティング業界の中でもRITに入社した理由について教えてください
村上氏1つ目が、RITメンバーの人柄です。私の採用時の面接官が本日同席している石坂だったのですが、石坂含め、お会いした方々全員がクライアントへの価値提供に真摯に取り組むと共に、未熟な私に対してもフラットに接してくれる印象を抱いたことに魅力を感じました。 2つ目が、裁量権を持って働けることです。上からの指示にただ従うだけでなく、自分の意見を持って主体的に行動できる環境であることに魅力を感じ、入社を決めました。
──RITにどのような魅力を感じて入社される方が多いのでしょうか
石坂氏1つ目は人柄です。コンサルティング業界は能力主義な面があり「正しいことを言っていればコミュニケーション方法は問題ではない」という考え方で社内コミュニケーションを行う方もコンサルティング能力があれば昇進していきやすいため、高圧的なコミュニケーションをとられる方も一部いるかと思いますが、弊社にはそのような方はおらず、議論・レビューの際にも穏やかな姿勢で望む方ばかりです。 2つ目が、自社事業・プロダクトの企画開発やグロースに携われることです。実際、弊社では生成AIを活用した自動システム仕様書作成サービス「SPG-R」などを事業展開しています。グループ入りした太陽ホールディングスのデジタル活用を支援しつつ、そこで得られたインサイトを基に自社プロダクトを開発に活かせる環境もあります。 3つ目が、将来的に独立・起業を目指す方が経験を積みやすい環境であることです。クライアントワークの中で事業開発を経験できることに加え、自分で事業をやりたい時には一定のパフォーマンスを残せる方は柔軟な働き方も実現できます。例えば、実際に私も現在はRITでの稼働は週1日に減らし、残りは自身の地元で教育事業を立ち上げています。 また、社内には代表を始めとして、バイアウト経験者も複数在籍しています。そういった経験豊富なメンバーの元で切磋琢磨しながら経験を積めるのは魅力的な環境だと思います。
村上氏私にとっては自社のエンジニア、デザイナーの方と協働できる機会が魅力的でした。入社前にも様々な職種の方が在籍していることは理解していましたが、実際に入社後システム系の案件に携わった際に、わからないことがあった時にすぐ質問ができる環境は入社して改めて魅力を実感しました。
年次を問わず1人のプロとしてクライアントと直接対峙することで非連続に成長できる環境
──石坂様がこれまで従事してきたプロジェクトの中で印象に残っているものについて教えてください
石坂氏映像制作会社のバーティカルSNSの新規事業の立ち上げプロジェクトです。既存の顧客基盤を活かして、別の収益源を作っていくことを目的として、新たなSNSプラットフォームを構想しました。このプロジェクトはコンペで受注したのですが、「事業を成功させることをゴールとすること」「外部の開発ベンダーとしてではなく、クライアントの事業を当事者として本気で考えること」といった提案内容を評価いただきました。
こうした提案を評価いただいていたため、プロジェクト開始後も、新規事業開発経験がないクライアントのメンバーから出てきたアイデアには忖度なしの評価を行い、「我々であればこのような考え方のアプローチで、この粒度まで考える」ということを示しながら進めました。エンドユーザに向けたインタビューなど様々な価値検証を通じて事業構想を描き、実際にシステム開発まで伴走支援しました。RITのクライアントの事業開発支援におけるスタンスを評価いただいたプロジェクトであり、非常に印象に残っています。
──村上様がこれまで従事してきたプロジェクトの中で印象に残っているものについて教えてください
村上氏RIT入社後3ヶ月程度で担当した国内大手総合商社の石油化学部門の新規事業DX支援です。プロジェクトの体制上は、本日同席している石坂と2名体制だったのですが、クライアントとのコミュニケーションは実質私1人で担当していました。参画当初はコンサルティング経験も浅く、右も左も分からない状態で苦労しましたが、石坂や弊社代表の安武に多くのレビュー・フィードバックをいただきながら、結果的にBIツール導入を実現するなどの成果を残すことができました。自分で仮説を立案し、企画から実装・リリースまで支援し切れた最初の案件だったため、非常に印象に残っています。
──成長環境としてのRITの魅力について教えてください
石坂氏ぬるま湯ではない環境で、コンサルタントとしていち早く成長していきたいという強い思いをお持ちの方には、RITは魅力的な環境だと考えています。コンサルタントは、上から与えられて動くのではなく 自分の望む環境を自分の力で手に入れていく能力が必要だと考えています。そのため、弊社では現場に立つ機会や、クライアントに直接提案しコミュニケーションする機会を積極的に用意し、自分で動ける人材になれるようにプロジェクトを設計しています。昨今大量採用を行っている大手ファームにおける、過保護にもなりかねない環境では味わえないこの成長環境は、向上心が強い方にとって代えがたいものだと考えております。 また、並行して、教育体制の整備も図っています。これまでコンサルタントが個別にプロジェクトを受注、教育を行う機会が多かったことに対し、ユニット単位で仕事を行えるような組織の拡大を進めています。
夢・野望を実現するための踏み台としてRITを使いたい方を大歓迎
──今後の展望について教えてください
石坂氏1つ目が、クライアントから直接受注するプライム案件の比率を上げていきたいと考えています。数年前まで弊社は二次請けでの案件比率が80%程度でしたが、現在は50%以上がプライムでの受注にシフトできてきています。あと2〜3年の内に自社プライム案件100%まで持っていくことを目指しています。 2つ目が、より上流の案件を獲得していくことです。例えば、戦略策定、新規事業開発案件、そして海外クロスボーダー案件を獲得していきたいと考えています。 3つ目が、自社プロダクトの企画開発・グロースを加速させていくことです。特に生成AIの案件でコンサルティングのクライアントワークで得たインサイトから自社プロダクトを開発し、横展開の拡大を進めていくつもりです。
──求める人材について教えてください。
石坂氏スタッフクラスでは、自分の意見を持ち、粘り強く思考でき、自主性と積極性と向上心を持っている方に来ていただきたいです。 マネージャー以上は、クライアントに対する提案力を持っている方に来ていただきたいです。弊社の場合、マネージャーには大手ファームのシニアマネージャー・ディレクタークラスの役割や動きを求めているため、思う存分提案力を発揮して活躍していきたい方には魅力的な環境だと考えています。
──今このタイミングでRITに参画する魅力について教えてください
石坂氏現在従業員数30名ですが、これからさらに拡大を図っていく予定です。その中心メンバーとして、携われるのは魅力的ではないかと考えています。私が2018年に10名未満のときに入社し、現在役員クラスに近いマネージャーになっているように、このタイミングで入社すれば数年後には重要なポジションにつくことができる可能性が高いです。また、独立・起業を考えている方にとって、10から100のフェーズを経験できることも魅力的ではないでしょうか。
──最後にメッセージを教えてください
石坂氏大きな夢と、それに対する圧倒的な覚悟、熱量、行動力を持っている方に来ていただきたいです。RITという会社を踏み台にして道を切り拓く野望を持つ方も大歓迎ですので、少しでも興味をお持ちいただけた方はぜひご応募をお待ちしております。
──ありがとうございました