クライアントの企業変革をリードする先導役として、最先端の経営課題解決に挑戦し続ける【B&DX株式会社 安藤氏、宮中氏インタビュー】
2024年09月27日更新
企業紹介
B&DXは、元アビームコンサルティング戦略部門の執行役員を中心としたメンバーが集まり、2021年1月に設立された新進気鋭のコンサルティングファームです。単一企業様へご支援するプロジェクトだけに収まらず、業界・産業に横断的な事業を幅広く展開し、ビジネスとデジタルの両面から「戦略・経営管理」「組織・人」「業務プロセス・バリューチェーン」「デジタルテクノロジー」等の「X(変革)」を実現します。本日は、マネージャーの安藤氏とコンサルタントの宮中氏に同社の特徴と魅力についてお話をお伺いしました。
インタビュイー経歴
話し手
安藤奈美子氏
B&DX株式会社
マネージャー
新卒で2007年に不動産ディベロッパーに入社し、不動産開発やテナント管理事業等に従事。2015年アビームコンサルティング入社後、戦略事業部門にて、大手金融、メーカー等、様々な業種・業界に対する業務改革、構造改革を中心に、幅広いコンサルティング案件に従事。その後、B&DX創設時に立ち上げメンバーとして参画し、現在はマネージャーとして、中長期経営戦略立案、全社業務改革、組織構造改革、意識改革、IT・デジタル改革等、様々な企業変革案件のプロジェクトマネージャーを務める。
話し手
宮中陽平氏
B&DX株式会社
コンサルタント
新卒で2017年にテーマパークの運営会社に入社し、マーケティングやサービス開発に従事。その後、2024年2月にB&DXにコンサルタントとして入社。
目次
全部見る
クライアントの目指す「あるべき姿」への変革に向けてあらゆるアプローチで支援
──はじめに、自己紹介をお願いします
安藤氏マネージャーの安藤と申します。新卒では不動産ディベロッパーに入社し、30歳でアビームコンサルティングへ転職しました。その後、2021年に立ち上げメンバーとして弊社に参画しました。コンサルティング業界での経験は合計で10年程度となります。現在はマネージャーとして、中長期経営戦略立案、全社業務改革、組織構造改革、意識改革、IT・デジタル改革等、様々な企業変革案件のプロジェクトのマネジメントやデリバリーに関わる他、社内業務においては、新卒採用の責任者等の役割を担当しています。
宮中氏コンサルタントの宮中と申します。2017年に新卒でテーマパークの運営会社に入社し、マーケティングやサービス開発に従事しました。その後、2024年2月に弊社にコンサルタントとして参画しました。
──B&DXの概要について教えてください
安藤氏弊社は、ビジネスとデジタルの両輪で日本企業の変革を実現することをミッションに、アビームコンサルティングの戦略部門の執行役員を代表として、2021年1月に設立された新進気鋭のコンサルティングファームです。メンバーは現在約60名で、20〜30代が約7割と若手が多く、エネルギッシュで活気溢れる会社です。業界や機能軸で部署は分けておらず、コンサルタントは業種業界を限定せず幅広い案件に従事しています。
──安藤様、宮中様がコンサルティング業界を選んだ理由や、中でもB&DXに入社された理由について教えてください
宮中氏コンサルティング業界を選んだのは、マーケティングの領域に限らず、様々な変革の場面に携わりたいと思ったからです。前職で新サービスの立ち上げから拡大におけるマーケティング戦略の立案や実行まで経験する中で、顧客にとって本当に価値のあるサービスを実現するためには、意思決定者であるマネジメント層への効果的なアプローチとそれを現場に落とし込む構想力や実現力が重要だと感じました。コンサルティング業界であればそのようなスキルや経験を積めると考え、転職を決めました。
また、コンサルティング業界の中でも弊社を選んだのは、パーパスに共感したからです。「コンサルティングサービスに留まらず、市場そのものを創り上げる」、「時代を一歩先取りした未来の課題にアプローチする」など代表の安部から伺ったB&DXのビジョンが従来のコンサルティングサービスと一線を画していると思いました。また、コンペではなく指名で依頼が来る点もクライアントから変革力をきちんと評価されている現れだと感じました。私もこのような方々と一緒に、業界自体の変革にチャレンジしたいと思ったことが決め手です。
安藤氏私は30歳でコンサル業界へ転職しました。20代のキャリアの棚卸を通じて、新卒入社時とは身を置きたい環境の選択軸が変わったことが理由です。“自分にどれだけ与えてもらえる環境であるか”という受動的な選択ではなく、 “自分が与えたい(組織に貢献したい)と思える環境であるか”という能動的なコミットメントを重視して、コンサルティング業界を選びました。 その後、アビームから弊社に転職を決めた理由は大きく2つあります。 1つ目は弊社創業メンバーとの前職からの信頼関係と、企業変革のプロフェッショナルなメンバーとしてのリスペクトが大きかったことです。 2つ目は、私がコンサルタントとしてのアプローチに留まらず、「企業の変革を促し、実現する」ということに軸足をおいて、自分自身の可動域を広げていきたいと思ったことです。弊社は企業変革を実現する上で、コンサルティングだけでなく、新規ビジネスを開拓する「R&D活動」や、「自社の組織運営」にも積極的に携わる機会があり、自身の裁量で積極的に活動範囲を広げたり深めたりすることができます。 「R&D活動」は、コンサルタントとして特定のクライアントにハンズオンで支援を行う形ではなく、新たな企業変革の手法として、5年後、10年後の社会やビジネスの在り方やニーズを先読みしてリサーチし、新規ビジネスをローンチさせるところまで携わることができます。また、その過程で、自社単独での実現に拘わらず、他社とのコクリエーション(共創)も模索しながら、新たな市場提供価値を形作っていく取組です。「自社の組織運営」は、私の場合は、新卒採用の責任者を担ったり、設立当時は社内の就業規則を整備したりするところから関与しました。これらの活動を通じ、自身の活躍の範囲を広げることができ、組織メンバーとしてのやりがいを実感しています。
──担当したプロジェクトの中で印象に残っているものについて教えてください
安藤氏これまで、金融業、製造業など様々な業種・業界に対して、企業変革のご支援を行ってきました。 直近のプロジェクトで印象に残っているのは食品メーカー様の経営戦略策定プロジェクトです。業界特徴として非常に成熟しており、変化が緩やかであるため、抜本的な変革の動機となる将来展望に対する危機感が醸成されにくく、大きなチャレンジが起きにくい状態でした。当初は、中長期の戦略の方向性も各事業部が現状の足元課題から個別に考えた計画を積み上げたものでしたが、弊社はまず、会社全体としてどのような中長期ビジョンを描くべきか、そしてそのビジョンの解像度を高めることからプロジェクトを開始しました。そして、クライアントと議論を重ねる中で、単なるリスク回避や現状維持ではなく、より野心的な目標に向けた発想転換が生まれました。リスクを解消する、という守りの戦略だけでなく、それを自社のビジネスチャンスとして捉え、新たな価値創造にどうつなげるかという攻めの視点に大きく変わったということです。 特に印象深かったのは、事業ポートフォリオの見直しを議論しているうちに、既存の主力事業の延長線上にとどまらず、新たな事業柱を立てるという大胆な挑戦への発想に発展したことです。この過程で、クライアントの意識が大きく変わり、より積極的かつ野心的な目標設定に移行した点が、非常に印象に残っています。 本プロジェクトのメンバー体制は、パートナー、プロジェクトマネージャーとしての自身、その他にシニアコンサルタント1名という体制で推進しました。弊社のプロジェクトは2~3名体制が多く、1人のコンサルタントが持つ裁量も、クライアントから期待されるバリューも非常に大きいと思います。
宮中氏私は銀行様へのデジタルを活用した業務改革プロジェクトが印象に残っています。効率化の効果が大きいと見込まれる業務に対し、抜本的に業務プロセスを見直し、デジタル技術の活用によるあるべき姿の設計と施策の実現に加え、現場の方々の意識改革まで取り組むプロジェクトでした。 デジタル技術の導入は目的でなく、企業変革の手段であるという思想のため、あらゆる手段を使ってあるべき姿の実現にこだわりました。会社としてここを変えればいいと分かっているが慣例として変えられていない点や、旧態依然な制度やルールの見直しまで、デジタル技術の導入を問わず様々な手段を組み合わせて、総合的に課題解決を行いました。本プロジェクトは、ディレクター1名、シニアコンサルタント1名とコンサルタントである私の3名体制で、私は現状の把握とあるべき姿の策定をクライアントのプロジェクトメンバーと共に議論していく役割を担っておりました。
若手のうちからクライアントのマネジメント層と対峙する経験が加速度的な成長をもたらす
──宮中様はコンサルティング業界未経験でB&DXに入社されましたが、どのような点で成長を感じましたか
宮中氏成長した点は、自分の考えを発信し、クライアントを巻き込んだ議論ができる場面が増えたことです。初めはクライアントと日々対峙する中で求められるスピード感や品質の水準に苦労しましたが、この課題を克服するために、自ら仮説を立て、それを積極的に上司にぶつけてフィードバックを得るプロセスを徹底しました。これにより、検討のスピードや精度を高めると同時に、自分の考えを整理し、論理的に伝えるスキルも向上させることができました。B&DXでは、個人の成長を支援する社内文化が根付いており、上司は時間をとって密にフィードバックしてくれるため、業界未経験であっても成長できる環境だと思います。
──研修制度について教えてください
宮中氏研修制度は非常に充実しており、基本的なコンサルティングスキルから最新ツールノウハウまで、幅広い研修カリキュラムが提供されています。座学は1:1など少人数制で実施され、クライアント向けの研修において高い評価を得ている現役トップコンサルタントが講師を務めています。他にも、カウンセラー制度というものがあり、プロジェクトの上司とは別に、マネージャー以上が各社員にカウンセラーとして付いて業務上の課題や中長期のキャリアに対していつでも相談できる環境が整っています。また、集合型研修だけでなく、個人の自主学習も支援しており、弊社がクライアント向けに提供しているe-learningの視聴が可能であることに加え、社外のコンテンツの受講費補助制度なども整っています。 また、弊社ならではという観点では、プロジェクト以外にも社内活動があります。新規サービス開発チームまたは組織運営チームに所属するのですが、私は前職の経験を生かしてPRチームに属しています。チームとしての活動を企画、推進していく中でシニアメンバーからフィードバックを受ける機会も多く、社内活動の経験がプロジェクトに活かされる場面もあります。
──B&DXで働く中で得られるスキルや経験について教えてください
安藤氏弊社は業界・機能軸で部門が分かれていないため、非常に幅広い経験を積むことが可能です。また、弊社では企業変革者として弊社で成長する過程において身に着けるべき人財要件として「具現化力」「実現力」「創造力」「人の心を動かす力」「理を見出す力」の5つのスキルを定義し、各役割・ステージごとに、それらのスキルを身に着けるための幅広い経験とスキルを磨く環境を充実させています。 例えば、中途入社されたコンサルタントやシニアコンサルタントにまず初めに求められることは、「具現化力」や「実現力」で、頭の中であるべき概念を語るだけでなく具体的にどう行動していくかを示し、実現にコミットする力を身につけることを期待しています。 また、マネージャー以上は、新たな視点や発想で物事を生み出す「創造力」や周りを巻き込んでエンパワーメントしていく「人の心を動かす力」の習得が求められています。 シニアマネージャークラスになると、多面的な観点で市場・クライアントを見つめ、物事の本質を見出すことができる「理を見出す力」を身に付けることが求められています。
先ほどご紹介した食品メーカー様のプロジェクトの場合、私がマネージャーとして求められていたのは、既存の延長線上ではない新たな視点・発想でチャレンジを生み出す「創造力」や、実現に向けて様々な関係者の意識を変える「人の心を動かす力」でした。
宮中氏私は「具現化力」と「実現力」が徐々に身に付いていると実感しています。先ほどの業務改革プロジェクトの例では、スタッフは2名と少人数のため、大きな裁量が与えられていました。そのため、ジュニアメンバーであっても、あるべき姿の提言に留まらず、具体的な方策・業務・システム・運用まで構想を現実に落とし込む「具現化力」、クライアントが検討に迷ったり躊躇してしまう場面では、様々な人を巻き込み改革を推進させていく「実現力」が日々求められました。コンサルタントに必要なロジカルシンキングや資料作成だけでなく、変革をリードするための人間力にあたるソフトスキルを磨く経験も多く積むことができます。
──安藤様は前職での大手ファームでのご経験もございますが、その経験と比較した際のB&DXが特徴的な点について教えてください
安藤氏プロジェクトの関与人数が2,3名と圧倒的に少なく、一人一人に求められる裁量も期待値も非常に大きいです。また、20~30代のうちから、クライアントの経営層クラスとの対峙を通してバリューを出していくことが求められるので、大手ファームの比ではないぐらい圧倒的な成長が求められる、という点は大きな違いだと思います。
──B&DXのカルチャーについて教えてください
安藤氏私は立ち上げメンバーですが、立ち上げた当時は前職の部門がスピンオフしてスタートした感覚でした。しかし、現在では経験者採用や新卒を含む新たなメンバーが増えてフレッシュな風が吹き、雰囲気がどんどん変わってきているのを感じています。古参のメンバーもこれまでのやり方に固執せず新たなメンバーと共に新しい会社の文化を作り上げていくフェーズに入っています。また、メンバーはエネルギッシュでポジティブな方が多く、大変なこともコミュニケーションを密に取って助け合いながら乗り越えるカルチャーがあることは、弊社の魅力だと思っています。
──若手メンバーはどのようなバックグラウンドを持つ方が多いのでしょうか
安藤氏設立当初はアビームの出身者が多かったですが、現在は経験者採用や新卒で入ってきたメンバーが増え、半々ぐらいの割合です。経験者採用においては、コンサルティング業界からの転職者は少なく、本日インタビューに参加している宮中も含め未経験で別の業界・業種からの転職者がほとんどです。
既存の手法に囚われず、常に最先端の経営課題解決に挑戦し続けるイノベーター集団を目指す
──今後の展望について教えてください
安藤氏我々が掲げているビジョンやミッションの実現を更に加速させていきたいと考えています。クライアントの目の前にある顕在的な課題を解決するだけでなく、今後、市場やビジネス構造、社会構造がどう変化していくかという中長期的な展望を捉え、クライアントの課題解決に貢献していきたいです。そうすることで、変革の先駆者として、日本企業を成長させていく存在になることを目指しています。 また、会社の規模としても、今後人数をどんどん拡大し、より幅広くあらゆる業界へ変革をもたらすことができるイノベーター集団になることを目指しています。
──求める人材について教えてください
安藤氏求める人財像は、「ロジカルに考え抜く力」「協調性・共創力」「貪欲にチャレンジし続ける野心家」「次の時代を創る研究心」の4つです。 中でも、「貪欲にチャレンジし続ける野心家」「次の時代を創る研究心」は弊社が特に重視している要素です。既存市場・ビジネスだけでなく、将来の市場を作っていくことに重きをおいている中で、アグレッシブに挑戦し続け、変革を楽しめるマインドセットを持った方、また好奇心や探究心が旺盛な方を求めています。 また、経験者採用で活躍しているメンバーの特徴としては、これまでの経験値から自分自身のスキルや能力の限界値やハードルを設けることなく、あらゆることにチャレンジしていくマインドセットを持つ方が多い印象です。
──最後に、候補者様に向けてメッセージをお願いします
宮中氏弊社はクライアントや業界全体のあるべき姿にこだわり、それを実現していくことができる会社です。そして、志が高く、チャレンジ精神を持ったメンバーが多いことが魅力です。市場の先駆者として新しいことに挑戦するカルチャーがあり、臆せず自分なりの意見を発信することができますし、それを真摯に受け止めてくれる環境です。「漠然とコンサルタントになりたい」ではなく「コンサルタントとしてこれを実現したい」という意思を持っている方にぜひチャレンジいただきたいです。
安藤氏弊社は大手コンサルティングファーム以上に成長できる環境が整っている会社です。コンサルタントという職種は各企業の課題をヒアリングして顕在課題を解決する”企業の医者”と形容されることが多いですが、我々のアプローチは、日本企業全体に目を向け、新しい産業やビジネスに変革をもたらし、リードしていく“日本社会の変革者”であるということが大きな特徴かと思います。非常にワクワクする楽しい仕事ができる環境だと自負しています。日本の企業が世界で戦えるような基盤を作ることにチャレンジしたい方はぜひお待ちしています。
──ありがとうございました