第二新卒のコンサル転職 内定獲得のための対策方法を解説
2024年05月13日更新
近年、転職市場で人気を集めているコンサル業界ですが、その中でも若年層、特に第二新卒の採用も活発化しています。人気の背景には、コンサルファームの拡大に伴い、各ファームとも案件を拡大していることが挙げられます。このような豊富な需要の下、各コンサルファームでは採用活動を積極化しています。
弊社MyVisionでは、第二新卒のコンサルファームへの転職支援を積極的に行っています。特に、未経験からコンサルファームへの転職を検討されている方は是非参考にしてみてください。
監修者
松代 良子
Matsushiro Ryoko
中学校までを米国で過ごした後、国際基督教大学を卒業。IBMでアナリティクス領域を中心としたITコンサルティングに従事した後、外資オフィス用品メーカー等を経てMyVisionに参画。ITコンサルや英語を生かした転職支援を強みとする。
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目次
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第二新卒でコンサル転職は可能か
結論から申し上げると、第二新卒であってもコンサルファームへの転職は可能です。
近年は各コンサルファームで採用活動を活発に行っています。さらに、以前と比べて第二新卒での採用についても積極的に行っている状況です。
第二新卒の採用を強化している背景としては、案件数の増加に対する若年層の人員不足の対策や、新卒と比較して育成コストが低い点などが挙げられます。
また、コンサルティングファームは、第二新卒に対し「社会人としての基礎力」「柔軟性」「前職における業界知見・知識」を求める傾向があり、これらの素養を有すると証明できれば、採用のチャンスは十分にあります。
第二新卒の業界未経験を積極的に採用しているファーム
コンサルティング業界は各社第二新卒を積極的に募集している状況です。
下記に第二新卒を募集しているファームを紹介します。特に、Big4を中心とした総合系コンサルファームは積極的に募集しています。※2023年7月時点
戦略系コンサルファーム
- マッキンゼー・アンド・カンパニー
- ボストンコンサルティンググループ
- A.T.カーニー
- ローランド・ベルガー
- P&Eディレクションズ
総合系コンサルファーム
- アクセンチュア
- デロイトトーマツコンサルティング
- EYストラテジー・アンド・コンサルティング
- PwCコンサルティング
- KPMGコンサルティング
- [アビームコンサルティング
- シグマクシス
シンクタンク系コンサルファーム
- 野村総合研究所(NRI)
- 三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)
- NTTデータ経営研究所
- 三菱総合研究所(MRI)
- 日本総合研究所(JRI)
- みずほリサーチ&テクノロジーズ
- 大和総研
FAS系コンサルファーム
- 山田コンサルティンググループ(YCG)
- フロンティア・マネジメント
- 経営共創基盤(IGPI)
- DTFA
- KPMG FAS
組織・人事系コンサルファーム
- マーサージャパン
- リクルートマネジメントソリューションズ
IT系コンサルファーム
- ディルバート(Dirbato)
- スカイライトコンサルティング
- デロイト トーマツ サイバー(DTCY)
- シンプレクス
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コンサルタントへの転職をお考えの方は、
是非MyVisionにご相談ください。
ファームとのコネクションを活かし、
あなたの理想の転職が実現するよう転職先の紹介から面接対策に至るまで、
徹底的にサポートいたします。
第二新卒でコンサル転職するメリット
各ファーム共に第二新卒でコンサルに転職するメリットとして、大きく以下の3つがあります。
- 研修が充実している
- 同期が存在する
- 昇進スピードが速い傾向にある
研修が充実している
研修が充実していることも第二新卒の転職のメリットです。中途入社でいきなりプロジェクトにアサインされ、コンサルタントとしての基礎スキルが低いままパフォーマンスが発揮できない人もいます。その中で、コンサルファームの質の高い研修を受講し、基礎スキルを強化できるのは第二新卒の大きなメリットです。
同期が存在する
第二新卒の大きなメリットとして挙げられるのが「同期」の存在です。中途採用にも関わらず、コンサルファームに入社する同期とネットワークを構築できるのは、キャリア上のメリットになります。
数年後に他業界に転職して活躍する人も多く、転職や起業の相談、業界知見のヒアリング、時には共に起業する仲間と出会えるなど、同期の存在は大きな財産となります。
昇進スピードが速い傾向がある
新卒で入社した人に比べると、第二新卒は昇進・昇格のスピードにおいて有利になる傾向もあります。コンサルファーム側も、新卒のように一から教える必要がないのと、**前職での業界経験や知識、社会人としての基礎能力があるため、新卒と比較して早いスピードで昇進する可能性*もあります。
第二新卒のコンサル転職の概要
ここまでは第二新卒を求めているコンサルファームや、第二新卒で転職するメリットを説明しました。
ここからは第二新卒の想定年次や、採用が増加している背景、期待している点について記載します。
第二新卒は社会人何年目までを想定しているのか
第二新卒に明確な定義はありません。一般的には「新卒で入社して3年未満の求職者」を指すことが多く、コンサルティング業界においては、「社会人経験半年以上〜5年以下程度」を第二新卒として採用するファームもあります。
一方、3年ほど業務経験があり、専門性を持ち始めている方もいらっしゃいます。その場合、「第二新卒枠」「一般の中途枠」の両方に可能性があるため、どちらから応募を進めるか、見極めが必要になります。
第二新卒をコンサルファームが採用する背景
各ファーム、特にBig4を中心とした総合系ファームは、業績の拡大やビジネスの多様化に伴い、中途採用を積極的に行っています。部門によっては前年に比べて採用目標が約2倍にまで増加しているところもあり、非常に積極的な採用体制が敷かれています。
その中で、各ファームともに第二新卒の採用を強化しています。
足元の案件供給について
新卒・中途の採用人数を上回る速度でファームが拡大する中で、プロジェクトにアサインするメンバーが不足しており、各ファームともにジュニア層を確保することに注力しています。
中でも、新卒採用は激化しています。そのため、優秀な学生を採用したい場合、当初の予定人数を充足できない場合もあります。また他の業界と比較して、コンサル業界自体が離職率が高く、抜けたジュニア層の補充も必要になっています。
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コンサルファームが第二新卒を採用するメリット
このように各ファームともジュニア層の採用が急務となっている中で、第二新卒を確保しようとする動きが活発化しています。
新卒と比較した場合、第二新卒を採用するメリットがいくつか存在します。
新人よりも育成コストが低い
第二新卒は、基本的なビジネスマナーや基本動作について、1社目の研修や現職で身に着けている場合が多いです。そのため、ファームとしても、コンサルタントとしてのスキルの育成にのみフォーカスできるため、育成のコストが下がる点がメリットです。
カルチャーへの適応
第二新卒は、社会人経験豊富な一般中途と比較して前職のカルチャーに染まり切っていないことが多く、コンサルファームの社風や雰囲気に適応しやすいです。また年齢的にも思考が柔軟であり、適応力が高く、ファームへの適応性も高いです。
コンサルファームが第二新卒に期待すること
第二新卒がコンサルティングファームで採用された場合、ファームが期待している点としては、ポテンシャルがあるかどうか、特に「論理的思考力」と「コミュニケーション能力」です。
ファームが第二新卒を採用する場合、ポテンシャル採用である場合がほとんどです。そのため、新卒の仕事がコンサルと無関係であったり、類似性が低くとも、問題はありません。
※但し、最近では投資銀行やITやシステム周辺系のデジタルにバックグラウンドを持つ人材については、その専門性が評価されることはあります。
加えて、新卒と比較して社会人経験を有しているため、業務・スキルのキャッチアップのスピードは期待されています。
一方、第二新卒でも入社後は新卒同様に一定の研修期間があり、コンサルタントとしての基本的な考え方やスキルはその期間で身につけることができます。そのため、現時点でのコンサルのスキルや、過去の経験はそれほど重視されず、あくまで採用者のポテンシャルの面に期待されています。
第二新卒で転職成功した方に対しての研修の有無
「第二新卒でコンサルティングファームに転職するメリット」でも述べましたが、第二新卒でコンサルに入社した場合、新卒と同等の研修を受けることが可能です。
コンサルファームの研修は非常に手厚く、その研修を新卒と同様に受講できることは、コンサルタントとして1人前に成長することを実現するための大きなメリットとなります。
実際にアクセンチュアに第二新卒で入社された方も、研修の手厚さについて下記のようにコメントしています。
出典:アクセンチュア公式サイト
第二新卒のコンサル転職で成功するには
ここまで第二新卒のコンサルファームへの転職について説明しました。各ファーム、特にBig4を中心とした総合系ファームでは採用に非常に積極的な姿勢を示しており、今がベストなタイミングであると言えます。
しかし第二新卒でコンサルファームに転職するには、事前の対策や計画など様々な準備が必要となります。また、新卒とは異なり、働きながら転職活動を行うことになります。そのため、現職と転職活動のバランスを見極め、時間を確保することが重要です。
そのため、未経験からの転職は難易度が高く、転職においてはコンサルティング業界を専門とした転職エージェントの活用が非常に効果的です。
転職エージェントでは、ご自身のキャリア目標に合わせた転職活動のサポートをしております。業界の動向や転職市場の情報提供、応募書類の添削など、転職に必要な様々な支援を転職エージェントではサポートしています。弊社MyVisionでも戦略ファーム出身のメンバーを中心に、これまで数多くの方のケース面接や選考対策を支援してきました。
もし未経験からの組織人事系ファームへの転職に不安を感じている方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。ファーム毎の傾向や、最近のトレンド等含めてサポートさせていただきます。
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まとめ
コンサルファームは第二新卒の転職先の候補として、非常に人気ですが、その分採用基準も高く、適切な対策や余裕を持った計画が不可欠です。
未経験の第二新卒でコンサルファームへの転職は事前準備など大変である反面、自身のキャリアを飛躍させる大きなチャンスでもあります。
MyVisionでは、第二新卒でコンサルファームへの転職に関する情報提供から、適切なファームや求人ポジションの紹介、選考対策まで、個々人の事情に合わせて幅広く支援しています。
第二新卒でコンサルファームへの転職を少しでも検討されているようでしたら、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
参考:アクセンチュアの第二新卒の難易度は?【元社員が解説】 参考:第二新卒とは?メリット・デメリットと第二新卒の転職を成功させるポイント|求人サイトTASUKI 参考:【副業で始めるコンサル業】成功の秘訣とは?副業ではじめるのがオススメな理由から仕事の獲得方法も紹介 / 集まる集客総研