30代未経験からコンサル転職する方法 転職成功しやすい5つの特徴、内定確率を高める対策、転職先や年収を解説
2025年05月29日更新
MyVisionでは、30代の未経験者向けのコンサル業界への転職支援に卓越した実績があります。
実際に、弊社を通じて転職を成功させた方のうち、約半数がコンサル業界未経験の30代の方です。特に30代の中でも若い方が採用されやすい傾向にあります。これからコンサル業界への転職をお考えの方には、できるだけ早めに転職活動を開始することを強くお勧めいたします。
コンサル業界は未経験者にも挑戦しやすい環境が整っている一方で、年齢や経験に応じた競争も激化しています。そのため、迅速な行動と的確な準備が成功の鍵となります。
MyVisionでは、30代の方を対象としたコンサル転職支援を積極的に行っております。30代未経験からコンサル業界への転職を少しでも検討されている方は、ぜひ以下のフォームから無料登録を行ってみてください。
監修者

永井 一聡
Nagai Kazutoshi
横浜国立大学卒業後、みずほ総研(現みずほリサーチ&テクノロジーズ)やアクセンチュアで人事及びIT領域のコンサルティング業務に従事。自身の経験を生かしたIT/人事コンサル転職を得意とする。またコーチング経験も豊富に積んでおり、長期的なキャリア支援を提供可能。
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目次
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30代未経験のコンサル転職で評価される5つの特徴
30代・業界未経験から、コンサルファームへ転職する方は増加しています。 その中でも、30代・コンサル未経験から内定を獲得しやすい方の5つの特徴について、過去にMyVisionが転職支援をした方の情報をもとに解説いたします。
なぜ、30代コンサル未経験の方を採用するのか
コンサル転職に成功する方の特徴の前に、「なぜコンサルファームが30代で業界未経験の方を採用するのか」 について解説します。この前提を踏まえた上で転職成功される方の特徴を読んでいただくことで、ご自身のアピールポイントを理解した上でにコンサル転職活動に臨めると考えています。
未経験者採用の理由を大別すると、以下の3つの理由になります。
- 高い専門性やスキルを持っている方の採用
- クライアント業界の現場感や商習慣を理解している方の採用
- コンサル適性が高い方の採用
まず、高い専門性やスキルを持っている方の採用です。例えば、ITシステムの導入や業務改善・DXプロジェクトのご経験は、コンサルファームの案件と非常に高い親和性があります。専門領域に対し高度な知見を有する場合、類似のプロジェクトにアサイン後、より具体的かつ現実に即したコンサルティングを行うことが可能です。例えば、SE(システムエンジニア)やプロジェクトマネージャー(PM)などの技術職の方は、その専門性を高く評価され、未経験でも採用されやすい傾向にあります。
2つ目は、クライアント業界の現場感や商習慣を理解している方の採用です。特に官公庁や金融機関、製造業には、業界固有の慣習や明文化されていないルールが存在しており、このようなクライアントに対し、現場感のない提案をしても絵に描いた餅で終わってしまうことが多いです。このため、現場経験のある方へ強い採用ニーズが存在します。例えば、大手自動車メーカーであるホンダのSCM(サプライチェーンマネジメント)を担当していた方が、コンサルに転職することで同じく大手自動車メーカーのトヨタのSCMを扱う、といった事例などがイメージしやすいかもしれません。
最後に、コンサル適性の高い方の採用が挙げられます。上記の2つの条件に当てはまらなくても、際立って論理的思考力や顧客折衝力が高い方など、コンサルタントとして活躍できるイメージが高い方は一定の採用ニーズが存在します。一方で、ポテンシャルを加味した採用は、新卒・第二新卒の採用がメインとなりますので、同じ30代でも若い方の方がチャンスが高いです。
こういった背景を踏まえた上で、コンサル転職に成功しやすい30代の方の特徴について、年齢・卒業大学・前職業界・職務経験・コンサルタント適性の5つの観点から解説します。
年齢
転職時の年齢によって、採用される可能性は大きく変わります。具体的には若手の方が採用されやすく、年齢が上がるにつれ、採用される方は徐々に減っていきます。
下記の画像は、過去にMyVisionが支援した方の年齢を年代別に割合で示したものです。20代後半がボリュームゾーンで、そこから年齢が上がるにつれ採用される方は減少していきます。30代を見ると、30代前半の方は3割で30代後半になると1割以下と減少して行きます。
30代となると、新卒コンサルの方の中には、既にマネージャーやシニアマネージャーといった役職までプロモーションしている方もいます。このため、30代のコンサルタントに求めるスキルや能力に対するファームからの要求水準が高くなり、結果的に未経験の場合なるべく若い方を採用したいというインセンティブが存在します。 このため、少しでもコンサル転職に悩んでいる方は、なるべく早く転職活動を始めることを推奨します。
卒業大学
卒業大学については、偏差値の高い大学を卒業されている方の方が採用されやすい傾向にあります。大学院に進学されている方についても、学部の大学名を書類選考で確認されるケースが一般的です。 具体的には東京一工や旧帝大、早慶の学部を卒業している方の全体の半数を占めています。この辺りは一般的にイメージされるコンサルファームの像とかなり近しいかもしれません。
背景には大きく3つの要因があります。 1つ目の要因として、書類選考段階で、卒業大学を重視するコンサルティングファームが一定数存在することが挙げられます。 2つ目の要因として、コンサルティングファームでの業務適性との判断で、論理的思考力や知的体力に強みのある方を積極的に採用していることが挙げられます。 3つ目に要因として、高学歴の求職者の方が大企業で勤務しているケースが多いことです。というのも、コンサルティングファームのクライアントが大手企業であるため、大手企業出身の求職者の方がプロジェクトとの親和性が高いです。
前職業界
30代未経験でコンサル転職に成功した方の前職業界ですが、ITや情報通信、銀行、官公庁、製造業出身の方が採用されやすい傾向にあります。特にIT経験のある方は、アクセンチュアやBig4といった人気の外資系ファームからも強い採用ニーズがあります。
上記に挙げた業界の方を説教的に採用している人気企業を一部抜粋して紹介します。
採用されやすい前職業界 | 積極採用をしている企業(一部抜粋) |
---|---|
IT・情報通信業界 | アクセンチュア・ベイカレント・アビームなどの総合ファームやITコンサルファームなど |
銀行・保険・証券業界 | KPMG FAS・PwCAなどのFASや総合ファーム内の金融機関向けチーム |
メーカー・小売業界 | アクセンチュア・ベイカレントなどの総合系ファーム |
官公庁・地方自治体 | 日立コンサルティング・アクセンチュア・アビームなどの総合ファームや、NRI・NTTデータ経営研究所などのシンクタンク |
製造業 | アクセンチュア・ベイカレントなどの総合系ファーム |
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上記で取り上げた企業出身の方は、コンサル業界のプロジェクトとの親和性の観点から説教的に採用をされています。 また、上記で取り上げていない業界出身者の方につきましても、多くの転職支援実績がございます。特に、これまでの業務経験について、弊社エージェントが深堀をしていくことで、コンサル業界と親和性の高い経験が見つかることが非常に多いです。
職務経験
コンサル業界で、特に評価されやすい経験もいくつか存在するので、こちらについても紹介します。
- 企画系の経験(経営企画や事業企画、人事企画、営業企画など)
- 一部、専門領域の知見(SCM/M&A/PMO)
- ITの開発・要件定義の経験
- マネジメント能力/案件獲得能力(上記の経験と比べ一段階弱い印象)
コンサルの業務と親和性の高い企画系の職種(経営企画や事業企画、人事企画、営業企画など)での経験がある方も転職に成功しやすいです。また、SCMやM&Aといった経験、IT開発の経験もコンサル転職市場において、高く評価される傾向にあります。
また、コマネジメント経験もある場合、将来的なチームリーダーやマネージャーへの登用も視野に入れることができるため、ファームとしても採用する可能性が高まります。
コンサルタント適性
最後にコンサルタントとしての適性です。特に未経験から転職される方は、リサーチやプレゼンテーションを担ったり、現場でプロジェクトを進行するスタッフクラスとして採用されます。
このため、現場で顧客と対峙した際に活躍できるかどうか選考を通じて確認されています。具体的には、以下のスキルについて評価されることが一般的です。
- 高い論理的思考力
- 顧客折衝能力
- 知的体力
30代未経験のコンサル転職で評価される特徴 まとめ
これまで、年齢・卒業大学・前職業界・職務経験・コンサルタント適性の5つの観点から、転職成功しやすい方の特徴について説明してきました。それぞれの要素については、履歴書や職務履歴書、面接等を通じて判断されています。
要素 | アピールポイント | どうやって判断されるか |
---|---|---|
年齢 | 30代前半の方が有利 | 履歴書 |
卒業大学 | 学齢が高い方が有利 | 履歴書 |
前職業界 | コンサルとの親和性があると有利 | 履歴書・職務経歴書 |
職務経験 | コンサルとの親和性があると有利 | 履歴書・職務経歴書 |
コンサル適性 | 論理的思考力・顧客折衝能力・思考体力が求められる | Webテスト・面接・ケース面接 |
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上記の要素について、何か1つ突出していて内定獲得に繋がる場合もありますが、基本的には総合的に判断されて、内定獲得に繋がることが多いです。MyVisionにご相談いただければ、これまでのご経験やキャリアの志向性に合わせて、求職者様1人1人に最適なファームへの転職のご支援をします。
30代未経験からの転職支援実績も非常に豊富ですので、是非無料の転職相談にお申し込みください。
30代で未経験で転職可能なコンサルファームと年収イメージ
これまで、30代未経験からのコンサル転職の概要や、選考対策についてご説明してきました。続いて、実際に転職が目指せる人気の企業や、転職後の年収イメージについて解説します。
30代未経験から内定先の紹介
30代未経験の内定先について、下記のような人気のコンサルファームへの転職支援実績がございます。ぜひ、ご参考にしていただければと思います。
企業群 | 企業名 |
---|---|
外資系総合ファーム | アクセンチュア/Big4など |
日系総合ファーム | ベイカレント/アビーム/クニエ/日立コンサルなど |
外資系FAS | KPMG FAS/DTFA/PwCAなど |
日系戦略ファーム | ドリームインキュベータ/クロスピアコンサルティング/グロービングなど |
日系ITファーム | ノースサンド/ディルバートなど |
日系シンクタンク | NRI/NTTデータ経営研究所など |
日系再生ファーム | 山田コンサルティング/フロンティアマネジメントなど |
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転職後の年収のイメージ
転職後の年収ですが、30代未経験からのご転職の場合、800万程度が目安になります。
転職時の年齢 | 転職後のベース年収イメージ(過去の支援データを元に作成) |
---|---|
20代前半 | ¥5,002,000(別途、残業代とボーナスが支給) |
20代後半 | ¥6,000,200(別途、残業代とボーナスが支給) |
30代前半 | ¥7,490,000(別途、残業代とボーナスが支給) |
30代後半 | ¥8,250,000(別途、残業代とボーナスが支給) |
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背景には、ランクと呼ばれる役職によって年収が決まるコンサル業界の給与形態が存在します。業界未経験から30代の方が転職をする場合、コンサルタントかシニアコンサルタントという役職から入社されるケースが一般的ですが、この役職の年収が700~1,000万のレンジであることが多いためです。
30代未経験からにコンサル転職に成功した方の声
SEから転職された34歳の方の声
-コンサル転職のきっかけ 他のSlerや外資ITベンダーに転職しても良かったのですが、グローバル案件に積極的に携わっていく上では外資系コンサルファームが最適だと思ったためです。グローバルでも認知のある外資系ファームを第一志望にしました。 -MyVisionを選んだ背景 SAPのモジュールに対する知識も非常に豊富で、他に話を聞いたエージェントと比較すると圧倒的に見識がある方だなという印象を受けました。 -転職活動で良かった点 最終的に年収300万円アップという非常に高い評価をしていただけましたが、SEとしてのスキルだけではなくチームマネジメントのスキルをしっかりアピールできたのが大きいと思っています。ここは門山さんに指摘されるまでしっかり準備していなかった部分なので、お手伝いいただき本当に良かったです。
銀行からFASに転職された32歳の方の声
-転職のきっかけ 自分の成長観点として、やはりグローバルで活躍したいというものがありました。そして現職に留まったままではグローバルの業務に携わることができないと考え、転職を決意しました。 -コンサル転職のきっかけ FASに行けば、M&A案件を通じて日本企業のグローバル支援が行えると考えていました。その中でグローバルで活躍したいという自分の求めているキャリアも描けると考えました。またM&Aのプロフェッショナルとして、グローバルにチャレンジするクライアントへ価値提供ができると考えました。 -MyVisionへのコメント 現職の銀行での業務がどのようにFASで活きるかについて丁寧なインプットをいただきました。 また、各ファームの良い面を教えてくれるだけでなく、悪い面もしっかり教えてくれたので、信頼できる方だと感じ、安心してお任せできました。ケース面接の対策についても、外資系戦略ファーム出身の方が個別に対応をしてくれたので、本番も自信を持って臨めました。
その他の転職体験談については、是非弊社の転職体験談を参考にしてください。