SE(システムエンジニア)からITコンサルに転職するには? 転職するメリットや年収事例を体験談を元に徹底解説
2026年02月27日更新
コンサル転職の人気が増加している背景もあり、SE(システムエンジニア)からコンサルタントに転職する方が増加しています。 そこで本記事はMyVisionが支援をした方の体験談や年収事例なども含め、SEからコンサルタントに転職するメリットや転職対策のやり方、よくあるご相談等を解説します。
著者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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監修者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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目次
SE(システムエンジニア)からのコンサル転職の事例
現代では、企業のビジネスプロセスにおいてITは必須であることから、コンサルファーム各社もITやデジタル関係の案件を多く抱えています。このことから、コンサルファームもITやデジタルに関する知見を有する人材を積極的に獲得しており、SEからコンサルタントへの転職も増えてきています。
ここでは、過去にご支援させていただいた方を一部紹介させていただきます。SIerから転職される方が中心ですが、メーカーの社内SE(情シス)やITベンダーから転職される方も多いです。
| 年齢・性別 | 転職前の職場 | 転職先の職場 | 転職後の役職 |
|---|---|---|---|
| 28歳・男性 | SIer | 日系総合ファーム | コンサルタント |
| 24歳・女性 | SIer | ブティックファーム | アナリスト |
| 31歳・男性 | ITベンダー | 外資総合ファーム | コンサルタント |
| 29歳・男性 | SIer | 日系総合ファーム | コンサルタント |
| 35歳・女性 | SIer | 外資総合ファーム | マネージャー |
| 42歳・男性 | 自動車部品メーカー | 日系ITファーム | シニアコンサルタント |
| 23歳・女性 | SIer | ブティックファーム | アナリスト |
| 29歳・男性 | SIer | 日系総合ファーム | コンサルタント |
MyVision編集部の分析では、年収が上がりやすい人には「成果を定量化できる」「クライアント折衝経験がある」「上流工程への関与実績がある」といった共通点があります。
実際にエージェントの視点でも、年収が伸び悩むケースは「開発経験は豊富だが成果を数字で説明できない」「チーム内作業が中心で対外的な責任範囲が曖昧」といった特徴が見られます。年収アップを狙う場合は、事前に“自分の市場価値がどの職位レンジに該当するのか”を整理し、面接で再現性を示せる状態にしておくことが重要です。
ITコンサルタントの求人情報
ソリューションセールス マネジャー候補[Sansan]
想定年収
871~1,560万円
勤務地
東京都渋谷区
業務内容
●サービスについて ビジネスデータベース「[Sansan](https://agent.talentio.com/r/ats/requisitions/76024/candidates/new?recruitment_page_id=112039)」に携わります。 「Sansan」は、創業時の2007年に提供を開始し、法人向け有料名刺管理サービス市場で12年連続シェアNo.1を獲得(※)するなど、確固たる地位を築いてきました。 その提供領域は単なる名刺管理にとどまらず、名刺や企業情報、営業履歴を一元管理して全社で共有できるようにすることで、売上拡大とコスト削減を同時に実現する「営業DXサービス」へと進化。契約件数は1万件を突破し成長を遂げています。 加えて、新たに「デジタル名刺ソリューション」や「データ連携ソリューション」の提供を開始し、そのサービス提供領域をさらに拡大しています。今後も「名刺管理から、収益を最大化する」ために、進化を続けていきます。 ※営業支援DXにおける名刺管理サービスの最新動向2025(2025年1月 シード・プランニング調査) 【具体的な業務】 「Sansan」のソリューションセールス組織で以下の業務をお任せします。 ※マネジャー候補として入社しますが、業務・組織理解を深めるために、一定期間はプレーヤーとして業務に取り組む可能性があります。 早期にマネジメントポジションを担当できるよう、役割や成長支援・評価の体制を整えています。 【主な業務内容】 ●メンバーの提案活動のサポート(1チーム当たりメンバーは3~5名程度) ●事業戦略に基づいたチーム戦略の企画・立案・推進 ●関連部門(インサイドセールス、カスタマーサクセス、マーケティング、開発など)を巻き込んだ事業推進 【セールス活動の詳細】 ●商談数:1日2~3件の商談に対応します。 ●初回商談から契約獲得までのリードタイム:担当する案件の規模にもよりますが、6~12カ月ほどかかることが多いです。 【現場の雰囲気】 ●チームや1on1でのミーティングは月に数回行っていますが、自主性を大事にし、裁量を持って働ける環境です。 ●必要に応じて、適宜リーダーに相談したり、メンバーと情報共有したり、他部門へ情報収集したりと、自らの意志と意図を持って動いています。 【組織構成】 ●Sansanのフィールドセールスには約170名が在籍しています。 【開発環境、使用するツールなど】 ●Salesforce:主に案件管理に使用します。 ●Sansan:顧客接点の確認などに使用します。 ●Slack:主に社内連絡に使用します。 ※ SalesforceはSalesforce, Inc.の商標であり、許可のもとで使用しています。 【従事すべき業務の変更の範囲】 会社の定める業務
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事業企画 オープンポジション
想定年収
832~1,370万円
勤務地
東京都渋谷区
業務内容
●サービスについて ビジネスデータベース「Sansan」、経理AXサービス「Bill One」のいずれかに携わります。 【具体的な業務】 以下いずれかの業務を担当します。 志向性や経験に合わせてポジションを決定します。 ●事業開発担当[Sansan BI] ビジネスデータベース「Sansan」のオプション機能である「Sansan BI」の機能の企画・設計や今後の戦略の立案・実行の推進を担います。 BI(ビジネスインテリジェンス)ツールとは、企業が持つさまざまなデータを分析し、見える化して、経営や業務に役立てるツールのことです。この機能により、Sansanに蓄積されたデータと社内に点在する情報やマーケットデータをつなぎ合わせ、構造化することが可能です。顧客を正しく捉え、明確な戦略を描くことで営業の行動変更を後押しします。 【業務の一例】 営業やプロダクトの戦略・戦術の立案 顧客の要望を踏まえた、開発組織へのフィードバック └定型業務を淡々と行うのではなく、顧客の業務フローやシステムの現状に合わせてサービスの導入目的を達成し、サービスの継続的な利用のための工夫を凝らします。「顧客業務理解」「コミュニケーション力」「探究心」と幅広い力が求められるポジションです。 ●事業戦略企画 マネジャー候補[Bill One] 「Bill One」の事業企画部門に所属し、Bill One事業の課題特定から戦略の立案・実行までさまざまな業務範囲を担当します。 ▼業務の一例 ●事業計画/人員計画の策定 ●計画達成に向けた各種施策の立案・実行 ●計数管理(KPI設計、モニタリングなど) ●フロント部門のKPI策定や評価ルールの設計 ●新規プロダクトの事業化に向けた各種支援 ●事業環境に応じて発生する戦略テーマの検討・推進・実行 入社後は顕在化した課題に対しての企画・実行を、中長期的にはBill One事業全体の潜在的な課題特定やそれを踏まえた事業戦略の立案・実行をお任せします。 【開発環境、使用するツールなど】 ●Salesforce:主に案件管理に使用します。 ●Slack:主に社内連絡に使用します。 ●Microsoft Office:主に文書作成、表計算、プレゼンテーション資料の作成に使用します。 ●Google Workspace:主にオンラインでのコラボレーションやファイルの共有に使用します。 ●Xactly:主にインセンティブ管理やコンプライアンス追跡に使用します。 ●Notion:主にプロジェクト管理やドキュメントの整理に使用します。 ※ SalesforceはSalesforce, Inc.の商標であり、許可のもとで使用しています。 【従事すべき業務の変更の範囲】 会社の定める業務
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サイバーセキュリティ対策支援領域におけるコンサルティング業務
想定年収
1,000~1,500万円
勤務地
東京都千代田区
業務内容
営業推進部に所属いただき、契約顧客へのサイバーセキュリティに関するコンサルティング業務に従事していただきます。 お客さまのIT環境や業務プロセス等の現状把握、リスクに基づいたセキュリティ対策の優先順位づけ、中長期的なセキュリティロードマップの作成、お客さまの業態や規模に適した解決策の提案、等を実施いただきます。 雇入れ直後 上記業務 変更の範囲 当社業務全般
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【東京本社】約2,000名の組織を牽引する経営戦略・企画職
想定年収
540~665万円
勤務地
東京都千代田区
業務内容
経営戦略・事業戦略の推進を担う経営企画業務をお任せします。 【具体的には】 ・中期経営計画(3年)および事業計画の策定・推進 (シナリオ設計、財務計画作成を含む) ・経営課題の抽出・分析と改善施策の企画・進捗管理 (是正策の実行支援含む) ・ヒト・モノ・カネ等の経営資源配分に関する経営層への提言と合意形成の主導 ・新規事業企画・事業戦略立案 (市場仮説、顧客セグメント、収支計画、ロードマップ、PoC設計・評価) ・生成AI/RPA等を活用した業務改革の企画・推進および外部パートナー (SIer/AIベンダー等)との調整・管理 ・営業・人事・IT・財務等と連携した全社横断プロジェクトの企画・推進と現場落とし込み ・市場・競合・顧客調査に基づくマーケティング/ブランディング施策の立案と効果測定 【期待する成果物】 ・中期経営計画(数値モデル・KPI・アクションプラン)および年度実行計画 ・各経営課題の解消に向けた運用整理・運用構築 ・四半期事業レビュー資料(定量分析+改善提案) ・新規事業の事業計画書(市場ニーズ調査・想定・事業案の策定・収支試算・実行スケジュール) およびPoC報告書 【主な関係者】 経営層(CEO/取締役)、統括本部長/本部長、部長・現場チーム、外部パートナー 【想定使用ツール・スキル】 Excel(財務モデル、ピボットなど)、PowerPoint(論理的な経営資料作成) ※BIツール/SQL、生成AI活用経験は歓迎 【入社後ロードマップ(目安)】 3ヶ月:各業務にサブ担当として参加し、事業構造および会社採算などの基礎知識を習得 6ヶ月:中期計画・会社方針の骨子プロジェクトへの参画 12ヶ月:経営課題の実行支援を関連部門へ行い、少なくとも1件の課題を解消 ●配属部署 組織の人数は5名(男性2名、女性3名)で、20代~40代のメンバーが活躍しています。 バックボーンも営業、マーケティング、サービス企画と様々で、 フォロー体制も充分にある組織ですので、入社後も安心して働ける環境です。 ●従事すべき業務の変更の範囲 (変更の範囲)会社の定める業務
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AI推進マネージャー職<KANAMEL株式会社 戦略推進本部>
想定年収
-
勤務地
東京都品川区
業務内容
KANAMEL株式会社(旧AOI TYO Holdings)戦略推進本部内、AI推進マネージャーの募集となります。 グループ横断の全社的なAI戦略の策定と、AI技術(特に生成AI等)を活用した新規事業創出や既存業務のDXをリードいただきます。 また、チームの立ち上げを担うマネージャーポジションを担っていただきます。
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SE(システムエンジニア)からコンサルに転職する方の主な理由
まずは、SEから実際にコンサルへ転職された方の転職理由について説明します。もちろん、動機は人それぞれですが、実際にどのような志望動機でコンサル内定に至ることが多いのか参考にしていただければと思います。
ここでは、以下の理由について解説いたします。
- より上流工程に携わりたい
- 将来のキャリアへの不安
- フリーランスになりたい
- 経験・スキルを活かして報酬を上げたい
詳しく説明していきます
より上流工程に携わりたい
最も多いのは、上流工程に携わりたいという理由です。SEは、特定の製品やソリューションありきで、システム要件定義や設計開発を行うのが主な役割となります。しかし、システム開発の仕事をしていく中で、IT戦略やビジネスプロセス、経営戦略といった、より経営に近いポジションに興味を持ち、コンサルタントに転身したいと思う方が多いです。 ただし、上流工程はSIerでも担当できるため、なぜ上流をやりたいのかを深堀りしなければ、面接は突破できません。場合によってはSIerの方が適性があることもあるため、なぜコンサルになりたいのかを突き詰めて考える必要があります。
MyVisionが過去にご支援させていただいた方のコメントを抜粋します。
──現職だとSAP保守運用にしか携われませんが、自分のキャリアを見据え、もっと上流の工程にも携わりたいと思ったため転職を考え始めました。このため、前職より規模な大きいSIerかITコンサルかの2択でした。 他のSlerへの転職も検討しましたが、結局アサイン次第では保守運用のままになってしまう可能性もあると考えました。そのため、より確実に上流工程に携わるためにはITコンサルが良いと思いました。
将来のキャリアへの不安
次に挙げられるのは、将来のキャリアに対する不安です。SIerでは、若手のうちは下流工程の仕事を任されます。下請け企業では、30〜40歳になっても元請の配下で開発ばかりを行うといったケースも多いです。また、元請けのSIerでも、案件の損益管理や事務手続き的な役割が多く、実務的なスキルが身に付き辛いといったケースもあります。このようなキャリアの不安により、若手のうちから上流工程から下流工程までをワンストップで担当できるコンサルファームへの転身を希望される方は一定数います。 しかし、SIerとコンサルファームでは企業文化や持つべきマインドセットが異なるため、入社後にギャップに悩まされるケースも多々あります。コンサルファームとしても、そのようなギャップは避けるよう採用は慎重に行っているため、コンサルタントとして活躍するための経験・マインドセットがあることをアピールできることが必要です。
MyVisionが過去にご支援させていただいた方のコメントを抜粋します。
──仕事自体は楽しかったですが、同じチームの先輩を見て5年後も同じような仕事をしていることを想像した時に自分のキャリアに自信を持てなくなりました。漠然としていましたが、よりレベルの高い仕事をしたいと思い、大手の転職プラットフォームサイトに登録しました。
フリーランスになりたい
最近では、フリーランスとしての働き方がメジャーになりつつあります。SEからもフリーランスになることは可能ですが、コンサル経験がある方の方が、高単価な案件を受注できます。そのため、フリーランスというキャリアを見越してコンサルに転身される方は、最近増えています。 ただし、単に将来的に高単価な案件を受注できるから、という理由だけでなく、「コンサルタントの仕事がしたい」という前提がなければ、転職後や独立後も長く続けられるか懸念があるため注意が必要です。
こちらの方も、最終的にフリーランスになりたいというきっかけ*でSEからコンサル転職をされているます。
──Slerでの経験を活かせる領域かつ、自分の伸ばしたいスキルを習得できる現場という観点でコンサル業界を選択しました。Slerの中でTierを上げても結局最上流には関われないので、それであればコンサルに転職する方がメリットが大きいなと判断したためです。 また長期的には組織の中ではなくフリーランスとして働きたいという思いもあったので、SIer業界を一度離れてコンサル業界を経験したいと考えました。
経験・スキルを活かして報酬を上げたい
経験やスキルを活かして報酬を上げたいという理由の方も一定数いらっしゃいます。昨今では、IT系のみならず、総合系のコンサルティングファームにおいても、テクノロジーコンサルタントという、専門技術に特化したポジションがあります。たとえば、インフラ構築やJAVAプログラミング、ERPカスタマイズなどの専門技術に特化すること挙げられます。現職で既に高いスキルと豊富な経験をお持ちの方は、コンサル各社のニーズとマッチングすれば、仕事内容をそのままスライドさせて転職し、報酬UPできるケースもあります。日系のSIerから、IBMやOracleといった外資ベンダーに転職するというのが近いかもしれません。 しかしながら、このケースは相当高い経験やスキルが求められます。また、コンサル各社の案件や、今後掲げたいソリューションとのマッチングにも大きく左右されます。さらに、テクノロジーのスペシャリストであったとしてもコンサル適正は見られます。このことから、多くの方には当てはまりにくいパターンであることに加え、場合によっては、ITベンダーの方がフィットする可能性があります。あくまで、外資ITベンダーと横並びにしたときの選択肢として考えるのをおすすめします。
こちらの方も外資ITベンダーと迷い、マネージャー職でコンサルファームに入社されました。
──前述したように、今後はグローバル案件にも携わっていきたいと思い、SAPを軸に仕事ができるポジションを探し始めました。現職ではSAPのプロジェクトは注力領域ではなかったため、転職する必要があったという背景があります。 他のSlerや外資ITベンダーに転職しても良かったのですが、グローバル案件に積極的に携わっていく上では外資系コンサルファームが最適だと思ったためです。グローバルでも認知のある外資系ファームを第一志望にしました。
SE(システムエンジニア)からコンサル転職した際の年収推移
以下は過去にMyVisionでご支援させていただいた、SEからコンサル転職をされた方の転職前後での年収比較になります。150万円から200万円ほど年収が上がる方も少なくありません。中には300万円ほど年収アップするケースも存在します。
| 年齢・性別 | 転職前の職場 | 転職前の年収 | 転職後の年収 |
|---|---|---|---|
| 28歳・男性 | SIer | 800万円 | 1,000万円 |
| 24歳・女性 | SIer | 350万円 | 450万円 |
| 31歳・男性 | ITベンダー | 600万円 | 800万円 |
| 29歳・男性 | SIer | 700万円 | 800万円 |
| 35歳・女性 | SIer | 900万円 | 1,200万円 |
| 42歳・男性 | 自動車部品メーカー | 800万円 | 850万円 |
| 23歳・女性 | SIer | 400万円 | 550万円 |
| 29歳・男性 | SIer | 350万円 | 600万円 |
(その他多数)
SE(システムエンジニア)からコンサルに転職する場合のポジション
SEからコンサルに転職する場合、コンサルのポジションは、「システム導入」と「戦略・ビジネス」に大きく分かれます。システム導入をメインに行うコンサルタントは「ITコンサル」や「ITコン」と呼ばれることが多く、逆に戦略・ビジネスを中心に行うコンサルタントは「Non-IT」や「ビジネスコンサルタント」と呼ばれます。
システム導入
SEからコンサルへ転職される方は、IT系や総合系のファームで、PMOや ERP導入といったシステム系の案件を担当していくことを前提に採用されるパターンが多いです。入社後は元々扱っていた製品・ソリューションに関連する案件を担当することから始まり、その後に様々な案件を任されるのが一般的です。総合系ファームであれば、自らが希望すればNon-ITの案件を任されることが多いですが、昨今はIT案件が大多数を占めるので、あくまでIT関連の案件を担当することが多くなることを想定しておく必要があります。
戦略・ビジネス
少数ではありますが、Non-ITのビジネスコンサルや戦略コンサルに転身される方もいらっしゃいます。このようなポジションを希望される方は、戦略ファームやブティックファーム、総合系の戦略部門やビジネスコンサルを専門に扱う部門を狙うのが望ましいです。なお、総合系ファームについては、部門選びを間違えるとIT案件をメインに担当することになってしまう可能性もあるため、注意が必要です。また、戦略やNon-ITのコンサルへの転身は、未経験採用と同じ扱いになりますので、ランクや年収が一時的に下がることも念頭に置いておく必要があります。
一般公開されている情報だけを見ると、「ITコンサルのほうが安全」「戦略のほうが年収が高い」といった単純比較になりがちです。
しかし、MyVision編集部が重視する本当に見るべきポイントは、①5年後にどのスキルを残したいか、②自分が評価されやすい土俵はどこか、③ストレス耐性や働き方との相性、の3点です。
「戦略=上位」「IT=下位」といった判断をしてしまうと、転職後にミスマッチを感じるケースもあります。どの領域が“自分にとって最適解か”を言語化できるレベルまで整理することが、納得度の高い転職につながります。
いずれにせよ、求職者自身のキャリア趣向性と、年齢・経験値・ポテンシャルを加味して、会社や部門を選ぶ必要があります。詳細は、弊社のキャリアコンサルタントへご相談ください。
SE(システムエンジニア)出身者がコンサルティング業界で活躍できる背景
ITの専門性
ITの専門性はそのままコンサルの実務に活かすことができます。現代では、企業のビジネスプロセスにおいてITは必須であることから、コンサルファーム各社もITやデジタル関係の案件を多く抱えています。IT系や総合系のファームでは、IT戦略からシステム導入・運用保守まで一貫して担当し、戦略系のファームにおいてもデジタルやDXをテーマにした案件も増えてきています。特に、SAPやD365のようなERPパッケージ、PEGAなどのBPMツールなどは多くのファームで取り扱っていることから、知見があれば即戦力として評価されます。また、プログラム開発やインフラ設計も、システム導入においては欠かせないタスクであるため、これらの知見も高く評価されます。
論理的思考
SEの仕事は、プログラミングやテスト、運用保守といった下流工程であったとしても、論理的思考力が求められます。現職で扱っている製品やソリューションが、コンサルファームで扱っているものでなかったとしても、ベースのスキルは同じなので、活躍できる要素になります。
クライアントワークへの適合性
コンサルは、プロジェクトごとに仕事をします。昨今ではリモートワークが主流になっていますが、クライアント先への常駐や、クライアントのスケジュールに合わせて必要に応じて出社して働くことも求められます。SEも基本的にはクライアントワークとなりますので、働き方が似ており、適応しやすいと評価されます。特に現職において、設計でも運用保守でも工程問わず、クライアントフェイシングの経験があればより適合性が高いと評価されます。
自己学習習慣
コンサルは、業務プロセスやIT知識などをキャッチアップしていく必要があるため、日々自己研鑽が求められます。SEも、自身が担当する技術領域や業務領域、プロジェクトマネジメントなどの各種実務スキルの勉強をしなければ務まらないため、資格取得に励まれている方も多いと思われます。そうした自己学習習慣は、コンサルタントとして活躍していくにあたっても大事なものとなります。
SE(システムエンジニア)からコンサル転職を目指す方にはMyVisionがおすすめ
年収アップに繋がる
MyVisionのエージェントは、候補者様のこれまでのご経験や経歴が最もコンサルファームから評価される方法を熟知しています。日々の業務の中で培ってきたご経験を1つ1つヒアリングして、強みを最大限アピールできるため、年収アップに繋がります。実際に過去にご支援した候補者の95%が転職を機に年収アップしています。
実際にこのようなご意見をいただいています。
──様々な会社に話を聞く中で、どうすれば年収アップが実現できるのか、という転職にあたって自分の最重要視していた部分を最も具体的にプランニングしていただけたのがMyVisionさんだったからです。
ケース対策に圧倒的な強みがある
また、元外資戦略コンサルファーム出身のエージェントが取締役を勤めている背景もあり、ケース対策に非常に力を入れています。ただ想定問答を繰り返すのではなく、質問の意図や面接の評価観点を意識して行っているフィードバックにご好評をいただいております。
──また、フィードバックの伝えかたもとても分かりやすかったです。面接官が着目している箇所や採用したい人物像などから逆算して説明してもらえたことで納得感がありました。このため、実際の面接でも自信を持ってアピールポイントを伝えることができました。
年齢の高いSE候補者の転職実績も豊富
候補者のご経験をしっかりとアピールすることに強みがあるため、40代コンサル未経験の方の転職実績も豊富です。特にSE経験者は、年齢に関係なくスキルや経験次第でキャリアアップができる可能性が非常に高いです。
──私のような40代でコンサル未経験の方の転職支援実績が豊富だったことが大きいです。豊富な事例を聞いたので、もしかしたら転職できるかもと勇気付けられました。
ITに知見の強みがあるエージェントが多数在籍
また、ITコンサルタントの業務やその先のキャリアについて知見が豊富なコンサルタントが多数在籍しています。豊富な知見を活かし、候補者様からのご質問に深くお答えすることができるのはMyVisionの強みです。
ぜひ一度、MyVisionエージェントにご相談ください。
SE(システムエンジニア)からコンサル転職成功までのフロー
これまでのSE出身の方が、コンサル転職を行う背景やメリットについて解説してきました。次に、SEからコンサルタントに転職成功するための進め方について解説します。大きく以下の4つのステップが重要となります。 Step1. 領域の明確化 Step2. 経験・スキルの棚卸 Step3. 志望動機の深掘り Step4. ケース面接対策 本節では、これらについて説明いたします。
領域の明確化
SEからコンサルタントに転職する場合、まずはどの分野でのコンサルティングを行っていきたいのかを明確にするのが重要です。コンサルタントにも、戦略やビジネス、リスクアドバイザリー、ITなど様々な種類があります。さらに、ITコンサルタントの中でも、ERP導入やPMOなどファームや部門によって強みとなるソリューションが異なります。 したがって、まずは「やりたいこと」と「経験・スキル」との兼ね合いから、どの領域のコンサルタントを目指すか明確にしましょう。基本的にはITコンサルがこれまでの経験値をアピールできるので、採用の可能性が高いです。しかし、若手の場合、ポテンシャルが高く評価されることもあり、戦略コンサルやNon-ITのビジネスコンサルでの採用も十分考えられます。いずれにせよ、どの方向性を取るかによって、面接などの対策も異なりますので、まずは方針を明確化することが重要です。
経験・スキルの棚卸
次に重要となるのは、アピールできる経験やスキルの棚卸です。コンサルファームの選考で特に高く評価される経験・スキルは、マネジメント、クライアントフェイシング、問題解決です。マネジメントは、小規模のチームだとしてもリーダー経験があれば、十分にアピールできます。クライアントフェイシングについては、設計・開発や運用保守といった下流工程でもかまわないので、ユーザと要件整理や仕様調整を行った経験があれば、アピール可能です。問題解決は、何か問題が発生したときに、論理的に切り分けて解決に導いたプロセスをきちんとアピールできればコンサル適正ありと評価されます。 また、目指すコンサルの領域によっては、例えばSAPやD365などの製品・ソリューションの経験があれば、即戦力としてアピールできます。
志望動機の深堀り
志望動機はコンサル転職の成功の鍵となります。SEからコンサルを目指されるのであれば、「上流工程に携わりたい」という動機の方が多いと思われますが、上流工程はSIerでも可能ですので、コンサルの志望動機としては弱いです。したがって、「なぜコンサルでなければいけないのか?」を自分の中できちんと明確にしておく必要があります。前提として、コンサルの役割は経営や業務の問題を解決することであり、ITはあくまでツールです。ITコンサルであったとしても、そもそものITに対するスタンスが違いますので、この点を十分に理解したうえで、志望動機を深堀りすることが重要です。
ケース面接対策
コンサルファームの採用面接を受ける上では、ケース面接対策が重要となります。ITコンサルや総合系ファームのITのポジションで即戦力採用を求めている場合は、ケース面接よりはむしろ「Step3:志望動機の深堀り」の方が大事となります。一方、戦略コンサルやビジネスコンサルの転身を図られていたり、ITコンサルや総合系コンサルで第二新卒採用を目指される場合は、コンサルタントとしてのポテンシャルが重視されるため、ケース面接対策は万全にしておく必要があります。

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SE(システムエンジニア)からのコンサル転職についてまとめ
SEとコンサルは働き方や専門性の相関性が高いため、転職できる可能性は十分に高いです。但しコンサルは適性が問われることに加え、採用されたとしてもミスマッチとなる可能性もあります。これを防ぐためにも、コンサルタントとして目指す領域の明確化、経験値の棚卸、志望動機の深堀り、ケース面接対策を十分に行う必要があります。
MyVisionには、コンサル業界出身の専門性の高いコンサルタント陣が在籍しており、SE出身者の強みを活かしたキャリア設計や実践的な選考対策を行っています。実際にどのようなメンバーが支援しているのか、ぜひあわせてご確認ください。
SE(システムエンジニア)の候補者からいただくコンサル転職に関するご質問
SEからコンサルに転職した後のポストコンサルのキャリアで多いのはどのようなものですか?
ITコンサルであれば、事業会社の情シスへの転職、フリーランスでの独立、ITベンダへの出戻りといった選択肢が挙げられます。戦略やビジネスコンサルであれば、事業会社の経営企画や社内コンサル部門への転職、フリーランスでの独立、起業、ITコンサルやITベンダへの出戻りなどの選択肢が挙げられます。 「ITコンサルタントのキャリア」については、こちらの記事でさらに細かく解説していますので、気になる方はご一読ください。

ITコンサルタントのキャリアパスを解説|昇進ルートや設計の考え方を紹介
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SEからコンサルに転職して後悔するケースはありますか?
コンサル転職して後悔する事例としてありがちなのは以下の通りです。
- 想像以上に激務であった
- 上司のレビューが厳しく精神的ストレスが高い
- 戦略やビジネスコンサルを志望していたがIT案件しか担当できない
- Non-ITのコンサルに転身したがITの方が性に合っていた
中には体調を崩したり、コンサル業界を去ってしまう方もいます。しかし、コンサルタントとしての経験はネクストキャリアでも役に立ちます。また、仕事をしてみなければ分からないといった側面もあります。少なくともコンサルファームの採用面接に合格すれば、ポテンシャルを評価されたということは確かなので、恐れずにチャレンジしてみることをおすすめします。また、配属後の案件や働き方の希望を実現させるために、MyVisionのエージェントがご希望に沿った求人を紹介させていただきます。
コンサルへ転職しても、今まで扱ってきた製品・ソリューションを担当することになりますか?
希望すれば、これまでの経験値と近い案件にアサインしてもらえるよう配慮してもらうことは可能です。たとえば、ERPを扱ってきたならばERP導入案件になる可能性が高く、JAVAのプログラム開発を行ってきたのであれば、開発管理の役割を担う可能性も考えられます。もちろん、これまでと違った案件にアサインされる可能性も十分に考えられますが、転職先の案件状況とご自身の希望次第となります。
コンサル転職のおすすめの資格は何ですか?
結論から言うと、SEからコンサルタントへ転職するにおいて、取得しなければならない特別な資格はありませんが、アピール材料にはなります。たとえば、コンサルティングの知識を体系的に学んだことを証明できるものとして、「ITストラテジスト」、「中小企業診断士」が挙げられます。また、プロジェクトマネジメントも重要なスキルとなるため、「PMP」、「プロジェクト管理者」といったプロジェクトマネジメント関連の資格も高く評価されます。 その他、業務領域の専門性を示すのであれば、「日商簿記1級」や「USCPA」、「貿易実務検定」が挙げられます。加えて、昨今はグローバル案件も多いので、TOEICをはじめとした語学関連の資格も評価されます。
英語が話せることは必須ですか?
必ずしも必須ではありませんが、話せた方が有利になります。外資系のファームであったとしても、クライアント企業は日系企業であることが多いため、英語は必ずしも必要ではありません。ただし、日系企業の海外拠点がクライアントとなるプロジェクトや、オフショア開発で英語でのやり取りが必要となることがあります。活躍の幅を広げるためにも、今のうちから勉強しておくことをお勧めします。
総合系ファームとIT系ファームの違いは何ですか?
総合系ファームは、戦略からビジネス、ITまで幅広いコンサルティングサービスを提供しているファームとなります。部門によって役割が決まっているため、総合系ファームであっても、ITを専門に扱う部門であれば、IT専門のファームと同じような職務を担当することとなります。
戦略系ファームや総合系ファームでもシステム導入はありますか?
戦略系ファームであったとしても、昨今ではデジタルがテーマとなることが多いため、実際に開発業務を担当することはありませんが、システム導入に関連する業務を担当する可能性はあります。また、総合系ファームはERPの導入案件が多数を占めるので、ITの経験値があればシステム導入案件にアサインされる可能性は高いです。ただし、戦略やビジネスコンサルを専門に扱う部門であればERP導入案件へのアサイン可能性は低いですが、戦略系ファーム同様に、デジタル・IT関連の案件にアサインされる可能性は十分にあります。
マネジメントに興味がないのですが、テクノロジースペシャリストとしてのキャリアパスも選択できますか?
ファームによっては可能ですが、多くの場合、将来的にマネジメントは求められることが一般的です。スペシャリストとしてのキャリアパスを歩むのであれば、業界の第一人者と言われるくらいの高い専門性が求められますので、それを踏まえたうえでキャリアパスを選択していく必要があります。








