フェアと自由を大切にし、現状を変えたい方の理想の実現を全力でサポート【株式会社Logos&Pathos Consulting木下氏インタビュー】
2024年10月30日更新
企業紹介
株式会社Logos&Pathos Consultingは、事業推進力と柔軟性を兼ね備え、戦略策定・新規事業の領域を中心に手掛ける経営コンサルティング会社です。「挑戦の自由で可能性を解放する」というミッションのもと、変化し続ける市況および事業の状況や、クライアントの予算、スケジュールなどの要望を捉えて柔軟に適応し、ゴール達成まで当事者意識で徹底的に支援します。
インタビュイー経歴
話し手
木下航希氏
株式会社Logos&Pathos Consulting
Partner/コンサルティング部部長
慶應義塾大学経済学部卒業後、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社(以下デロイト)・EY Japan株式会社(以下EY)にてM&Aに関する戦略立案・M&A候補探索・Deal支援(BDD・PMO)を一気通貫でサポート。 その後2022年に株式会社Logos&Pathos Consultingに入社。M&A支援で培った経験に基づき、大手コングロマリット・製薬会社向けに新規事業戦略策定・協業先探索・協業に向けた交渉支援を得意とする。
目次
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戦略・実行・開発を高品質かつ包括的に対応することで信頼を獲得
──木下様のご経歴について教えてください
木下氏2016年に大学を卒業した後、デロイトに入社し、プレM&Aユニットに所属していました。その後EYに転職し、コングロマリットや化学関連のM&A案件を中心にご支援をしておりました。 当社ではパートナー及びコンサルティング部部長として案件のデリバリー・セールス・組織マネジメントの全てを担っています。
──Logos&Pathos Consulting社の事業や組織について教えてください
木下氏特定の業界や領域に絞っておりませんが、現在ご支援させていただいている範囲で申し上げますと、業種は国内大手の製造業、ヘルスケア業界、IT業界が多くなっています。 案件の種類は新規事業の検討から戦略検討、提携先のリサーチ交渉、開発など幅広く対応しており、トータルサポートというイメージが近いと思います。案件の獲得方法としては、継続案件やクライアントからの紹介以外に新規案件の獲得として入札も積極的に行なっています。公募されている案件で、担当者の関心がある分野や、当社のナレッジが生かせる案件を入札し、ご支援したクライアントに高くご評価いただき、クライアント企業内で横展開されていくような流れで関係性が深まっていっています。現在は1クライアントあたり5案件程デリバリーを行っています。大手ファームより安いコンサルティングフィーで質の高いコンサルティングサービスをご提供しているという投資対効果の高さをクライアントから評価していただき、大手ファームからリプレイスする形で弊社に委託いただくことも多くあります。
──所属メンバーの特徴を教えてください
木下氏コンサルティング部には現在約30名が所属しており、メンバーの20-30%が、Big4やアクセンチュアなどの大手ファーム出身、30-40%がブティックファーム出身です。ファームから転職してきた方に関しては、システム案件やPMO案件中心のキャリアから、新規事業や戦略案件中心のキャリアに転換できる環境を求めて、当社を選んでくださったという話をよく耳にします。 また、コンサルタント未経験から当社にご入社いただく方もいらっしゃいますが、個人の自由度が高い環境や制度に魅力を感じて転職してきた方が多い傾向にあります。
昇進や学び、起業などに制限がなく、自由にキャリア開拓に挑戦できる環境がある
──コンサル会社に入社した理由、株式会社Logos&Pathos Consulting社に入社した理由を教えてください
木下氏父が会社を経営していたことをきっかけに、経営や、経営を支えるコンサルティング業に興味を持つようになりました。就活時は戦略とファイナンスを両方経験したいと考え、それが実現できるデロイトのM&Aチームを希望しました。 デロイトからEYに転職後、マネージャーからシニアマネージャーになるタイミングで、クライアントに向き合ってご支援することが難しくなってきたと感じるようになりました。例えば、大手ファームは社内のリソースを活用することが重視されるため、アウトプットの品質を上げるために最適なリソースを選択・アサインできないケースがあります。また、所属チームを自由に変更することが難しいのも課題の一つです。 そのため、理想とするコンサルティングの形を実現できる環境に身を置きたいと考えるようになり、クライアントに向き合うことを大事にすると同時に従業員も大事にしている当社に入社しました。
──株式会社Logos&Pathos Consulting社のどのような点で従業員を大事にしていると感じましたか
木下氏自由でフェアである点です。個人やチームの成長に資すると考えれば様々なことに自由に挑戦させてくれます。 例えば、当社では昇格の要件を満たしていれば二段階スキップして昇格することが可能ですし、タイトルやグレードの滞留期間の設定もないため、他ファームと比較して早いスピードでの昇格が可能となっています。また、業務やスキルアップに必要な外部の研修や講習会への参加を希望される場合、ご自身で企画し、会社負担で受講することが可能です。また、こういった個人の成長の支援だけでなく、働く環境の充実を目的として、メンバー間の懇親会への補助や歓迎会、社員旅行も用意されています。歓迎会や旅行は強制参加ではなく任意で行われており、それぞれの心地良い距離感を大切にしています。そのため、任意参加の旅行や懇親会のイベントの参加率も高くなっています。 私自身が当社の自由度の高さを感じたエピソードとしては、サッカークラブシュワーボ東京を主宰する株式会社シュワーボに対するスポンサーシップの取り組みが挙げられます。私の個人的なサッカーへの関心がきっかけだったのですが、視聴者層の観点から若手コンサルタントに対してリーチ可能なメディアであるだけでなく、同社が「情熱を持った合理的な勝利」を目指すことを掲げており「Logos」と「Pathos」を社名に関する弊社と共通する理念を有していた点などが決め手となりスポンサー契約をする運びとなりました。趣味も兼ねて始めた取り組みですが、想定していたよりも多くの関係者が配信を視聴しており、現在は採用やブランディング、認知度向上に役立っています。 このように当社はメンバー個人やチームの成長、自己実現のためのプラットフォームとして機能しており、今後もぜひ活用していきたいと考えています。
コンサルタントの矜持として、自社に不利益であっても論理的に進むべき方針を提案
──木下さんが株式会社Logos&Pathos Consulting社で経験した中で特に印象に残っている案件について教えてください
木下氏印象に残っている案件は二件あります。 一つはプロジェクトの中止を提言した案件です。デジタル製品の新規事業開発案件でしたが、事業性の観点やクライアントの当初の目的に立ち戻った際に検討を中止するべきであると判断し、当社代表の山下やクライアントの部長に進言しました。コンサルティングビジネスは案件が継続するほど売上が増えるため、できるだけ継続しようとする傾向にあります。その中で、論理的に考えた結果、中止するという選択ができたことで印象が残っています。自分自身が投資者の場合どう判断をするかを考え、当社の売上につながらないことであっても本質的な提言を行うことは「フェア」という観点で当社らしいと感じています。また、中止した当時は想定しておりませんでしたが、その一件でクライアントから信頼され、後続案件にもつながっています。 二つ目はご支援していたクライアントがコンサルフィーを削減するために複数のコンサルとの契約を終了とした際に、当社のみ契約を継続していただいた件です。クライアントのニーズを先回りする形で積極的にご支援をした結果、価値を感じていただき、継続していただきました。当初、当社も契約終了の予定でしたが「Logos&Pathos Consulting社はコンサルティング企業ではなくパートナー企業である」という結論となり、契約を継続いただけることになったそうです。後日そのお話を伺った際にコンサル冥利に尽きると感じました。
──木下さんは非常に速いスピードで昇進し、事業責任者となられましたが、その理由を教えてください
木下氏社内でも、クライアントに対しても臆さずに意見するからだと思います。 また、私自身が大きく変化していることも理由の一つだと思います。転職した当時は自分基準で考えていた仕事の取り組み方を「人それぞれである」と考えられるようになりました。考えの変化に伴い態度や話し方も変化し、クライアントとプライベートも含めて交流を深められるようになり、メンバーの家族のケアも積極的に行うことができるようになりました。 変化のきっかけは二つあります。一つ目は、当社の代表の山下により多様な視点や考え方で人のことを見るべきだと指摘されたことです。二つ目は実際に自分で事業に取り組む経験をしたことです。転職後、コンサルタントとして勤務する傍ら、当社の事業として友人とサウナ事業を立ち上げ、二年ほど運営しています。自分で事業を運営してみて、事業の担当者・責任者は競合分析やコスト分析よりも大切なことが他にあればそちらを優先させるのだ、ということに気づきました。その結果、厳しい指摘をするコンサルタントからクライアントの気持ちや立場に共感できるコンサルタントに変わることができました。
現状を打破したい方の理想実現を下支えする環境を提供
──株式会社Logos&Pathos Consulting社が採用の段階で重視している観点は何でしょうか
木下氏現状を打破したいという強い意志や目指すコンサルタント像があることを大切にしています。現状を打破したい意志とは、例えば前職で何か課題を見つけ、解決したいと思っているもののカルチャーや制度、組織としてそれが叶わない、などです。打破したい現状がある方や、目指す像が明確な方は成長が早い傾向にあると思います。
──株式会社Logos&Pathos Consulting社の成長環境や研修制度はどのようなものを用意していますか
木下氏当社では自分の意思で自由にキャリアを開拓することを重視しています。努力し、結果を出せば、その成果に見合った報酬が得られる仕組みや、成長のショートカットを実現するサポート体制は十分に用意しており、近道をしつつ、楽しみながら目標に向かって努力していただきたいと考えています。 新入社員には様々な研修や教育制度を用意しています。例えば、OJTやドリルを実施しています。ドリルでは、まずマネージャー以上と取り組み、合格したらパートナー・責任者である私と取り組みます。形式的な「テスト」ではなく、上位者とコミュニケーションを取りながら一つの成果物を作るというフローを大事にしています。 また、議事録などの作業のフィードバックもしっかり工数をかけて行うなど、昔ながらのファクト&ロジックに基づき課題解決を行えるコンサルタントとして一人前になってもらうための教育も行なっています。
上場に加えて、ベンチャー企業の買収や投資を通じて成長を加速
──株式会社Logos&Pathos Consulting社の今後の展望を教えてください
木下氏足元では、数年内の上場を目指しています。上場による資金調達後は、事業のさらなる拡大や多角化をしていきたいと考えています。例えばベンチャー企業の買収・出資により、コンサルタントが実際の事業を経験する場を設け、コンサルタント以外の視点を持つことでコンサルタントとしてより成長することができる環境の構築を検討しています。また、グローバル案件・体制の強化も一つの方向性として検討しています。注力している業界における先進的な取り組みを行っている国の企業との提携や買収、出資等による海外進出等を考えています。
──どのような方に入社いただきたいですか
木下氏コンサルタント未経験者の方であれば、意欲的・積極的な方に来ていただきたく思います。現状に課題感を抱いており、変えていきたいと考えている方が望ましいと考えています。 コンサルタント経験者は自分の目指すコンサルタント像がある方が良いと思います。目指すコンサルタント像を現在所属しているファームでは実現できない、と考えている方と話し合い、共に理想のコンサルタント像を実現したいと考えています。
──最後に候補者の皆さんにメッセージをお願いいたします
木下氏当社は現在、ファームを拡大していく段階となります。その環境下でメンバーとクライアントのために本気で事業に取り組むことができる方を募集しています。ご応募お待ちしています。
──ありがとうございました