クライアントの成果に直結するプロジェクトマネジメントを極めるプロフェッショナル集団【株式会社マネジメントソリューションズ 執行役員 高岡氏、松山氏インタビュー】
2024年09月25日更新
企業紹介
株式会社マネジメントソリューションズ(MSOL)は、『マネジメントを、世界を動かすエンジンに。』をブランドパーパスに掲げた「PMOコンサルティング」領域のリーディングカンパニーです。客観的視点と柔軟な分析・処理能力を駆使して経営層から現場まで、大小さまざまなプロジェクトを成功に導くための実行支援を遂行しています。本日は、同社の特徴と魅力について、執行役員の高岡氏、PMOコンサルタントの松山氏にお話を伺いしました。
インタビュイー経歴
話し手

高岡洋平氏
株式会社マネジメントソリューションズ(MSOL)
執行役員 第二PM事業本部本部長
大学卒業後、会計系のコンサルティング業務に従事。その後、ITコンサルティング企業に転職し、2011年にMSOLに参画。金融・情報サービス・小売業界を中心に大規模プロジェクトの統括PMOやPMO組織立上げなど数多くの案件に従事する傍らBP(ビジネスパートナー)事業も兼務で担当。2023年11月からPM事業本部の本部長に就任。2024年5月執行役員に就任。
話し手

松山瑛浩氏
株式会社マネジメントソリューションズ(MSOL)
第二PM事業本部 プロジェクトマネジメントアナリスト
約9年間システムエンジニアとして自治体向けの会計システム導入などを支援。その後、MSOLに参画し、各種プロジェクトマネジメント支援を担当。
目次
全部見る
プロジェクトを確実に前に進め、成功に導くためにクライアント先に常駐して徹底的に伴走支援
──はじめに、自己紹介からお願いします
松山氏第二PM事業本部でプロジェクトマネジメントアナリストを担当している松山と申します。前職では9年ほどシステムエンジニアとして自治体向けに会計システムの導入や財務諸表作成など会計系の支援を担当していました。その後MSOLに転職をして、現在2年半程度経ちました。
高岡氏執行役員兼第二PM事業本部の本部長を担当している高岡と申します。新卒では資産運用系のコンサルティング会社に入社し、2社目でアクセンチュアのパートナーの方が独立して創業したコンサルティングファームに入社しました。戦略コンサルティングやPMOなど上流から下流までのコンサルティングの経験を積んだ後、MSOLに転職し、金融系や情報サービス系のクライアントに対する数十億円規模のプロジェクトの統括PMOなどを担当してきました。
──MSOLのコンサルティング部門の概要について教えてください
高岡氏PM事業本部は、MSOLの主軸となるPMOコンサルティングを推進する事業部です。"成果につながる支援を行う"をモットーに、個別プロジェクト支援から、組織課題の解決まで幅広くマネジメントに関する問題に対応し、お客さまに寄り添いながらプロジェクトの成功や事業価値の向上に貢献しています。クライアントの現場のプロジェクトを確実に前に進めるため、基本的には常駐して伴走支援を行っています。 今年の5月から第一PM事業本部と第二PM事業本部という二つの事業本部に分かれており、第一本部が主にエネルギー・モビリティ領域を、第二本部が小売・情報サービス業界やグローバル領域の案件を主に担当しています。PM事業本部全体に約800名所属しており、第一本部と第二本部それぞれに約400名ずつ所属しています。
──PM事業本部以外にはどのような部署があるのでしょうか
高岡氏営業機能を持つアカウントマネジメント本部、PROEVERというプロジェクトマネジメントソフトウェアを展開するPROEVER事業部、プロジェクトの早期立ち上げと効率的な運営サービスをクライアントへ提供するために型化した各種PMOサービスを提供するPMO Center事業部、クライアントのプロジェクトマネジメント力の向上を支援するトレーニング事業部、DXをデジタルテクノロジーとマネジメントの力で支援するMSOL Digitalというグループ会社など多岐にわたります。それぞれの事業部がクライアントのニーズに合わせてチームを組成し支援することも多いです。
プロジェクトマネジメントを極める経験を積める環境があることに魅力を感じて入社
──松山様がMSOLに転職された理由について教えてください
松山氏前職でシステムエンジニアとして働いていた中で、初めてPMOと一緒に働く機会があった際に会議のファシリテーション、議事録の取り方、スケジュールの策定・管理方法など、全ての質が高く衝撃を受けたことがきっかけで、プロジェクトマネジメントに興味を持ちました。そこで、今後のキャリアを考えるタイミングで、PMOのようにクライアント全体を動かせる仕事に挑戦したいと思ったのが転職のきっかけです。
PMOに挑戦できる業界としてはコンサルティング業界やシステム業界など様々見ました。しかし、システム業界であればプロジェクトマネジメントを担当できるのはPM経験や管理職経験を求める企業がほとんどでした。当時の年齢・経験でプロジェクトマネジメントに挑戦できる企業がないか探す中で、プロジェクトマネジメントに特化しているMSOLを見つけました。そして、偶然知り合いにMSOLに入社した方がいたため、連絡を取って話を聞いてみたところ、まさに自分のやりたいことを実現できる会社であると感じたため、その後すぐに応募して入社に至りました。
──高岡様がMSOLに転職された理由についても教えてください
高岡氏私は新卒でコンサルティング業界に入り、戦略コンサルティングからITコンサルティング、PMOなど幅広い経験を積んできました。その中で、一番やりがいを感じたのがクライアントのプロジェクトの中に入り込み、関係者を取りまとめて推進した経験でした。 そして、前職時代にプロジェクトマネジメントに関して勉強していたところ、たまたまMSOLのブログにたどり着き、そこで初めてMSOLのことを知りました。ちょうど今後のキャリアを考えていたタイミングで、エージェントからもMSOLを紹介していただき、面談を行いました。「Managementの力で、社会のHappinessに貢献する」というミッションに共感したことに加え、面談時もプロジェクトの話題で非常に盛り上がり、転職するのであればMSOLしかないと思い、入社を決めました。
──松山様がこれまで取り組まれてきたプロジェクトで印象に残っているものについて教えてください
松山氏1つ目が、300億円規模で様々なステークホルダーが関与する大規模システム更改プロジェクトです。様々な部門や領域を横断する横断PMOというポジションで支援に入り、全体推進や、複数のプロジェクトに影響が及ぶ課題解決の支援を行いました。クライアントサイドにおいて大規模なシステム更改の経験がない中で、多岐にわたるベンダーを取りまとめる必要がありました。様々な課題は発生しながらも、無事にリリースすることができたので印象に残っています。
2つ目が、クライアントのグループ全体にセキュリティ規定の改定・浸透支援を行うプロジェクトです。インターネット上で事故が起きないようにするためのセキュリティ規定の調査から始め、実際に改定してクライアント内で浸透させるための伴走支援を1年程度担当しました。私自身、元々その領域に関する知見がなかったため最初は苦労したのですが、最終的にプロジェクト成功まで伴走支援できたため印象に残っています。
──高岡様がこれまで取り組まれてきたプロジェクトで印象に残っているものについて教えてください
高岡氏1つ目が、従業員3万人超の企業の働き方改革を支援した案件です。支援したのはコロナ前でリモートワークという概念もあまり浸透していないタイミングでしたが、育児や介護などの事情でオフィスに出社しなくても働きやすい環境をつくるために立ち上がったプロジェクトで、その統括PMOとして支援に入りました。 3万人を超える従業員がいる大きな組織を動かすために、プロジェクト全体のアプローチ策定は勿論のこと、端末の配布方法や、インターネット環境がない家庭への対応方法などの細かい論点検討も含めて支援しました。方向性が定まった後は、プロジェクト全体の計画策定、スケジュール管理、関連する勤怠ルールの見直し、Q&Aの整備などを実施した上で、様々なグループ会社や部署に依頼を行い、1年強で改革を実現することができました。非常に大規模の組織で、プロジェクトをやり切れたことは印象に残っています。
2つ目は、組織付きのPMOという形式で、複数プロジェクトを横断してPMOを担当した案件です。1つずつプロジェクトに入り込んで手を打っていくことも可能なのですが、この案件では部門横断でのPMOチームを立ち上げ、まずはクライアント内におけるプロジェクト全体の整理と、個々のプロジェクト状況を整理しました。これにより、今にも手助けが必要な炎上寸前のプロジェクトに対してクライアント社内ですぐ支援ができるような仕組みを構築しました。また、クライアント内で属人化していたプロジェクトマネジメント手法を標準化する支援も行いました。この案件での組織付きPMOの支援経験から得た方法論は、他のクライアントで支援する際も横展開できており、印象に残っています。
プロジェクトを成功に導くには、マネジメント力だけでなくクライアントを動かす人間力が必須
──MSOLで働く魅力について教えてください
高岡氏1つ目がチャレンジを応援するカルチャーです。現在は上場しており、従業員数も1,000人を超えましたが、社内で推進したい企画がある場合は手を挙げればチャレンジできるカルチャーが今でも根付いています。また、社内ビジネスコンテストを通じた新規事業立ち上げ等、様々なチャレンジの機会を用意しています。
2つ目が、プロジェクトマネジメントスキルはもちろん、クライアントを動かすための人間力を身につけられることです。弊社は数多くの大企業をクライアントとして支援しており、経営層から現場まで様々なレイヤーを俯瞰して第三者として支援することで、PMOとしての視座を上げ、幅広い経験を積むことができます。 また、プロジェクトでは、クライアントだけでなく関連会社や他ベンダーなど様々なステークホルダーとの積極的なコミュニケーションが必要です。そういった環境下で、人を動かしてプロジェクトを推進するためには人間力が求められます。
3つ目がプロジェクトマネジメント支援を通じた人脈形成です。クライアントの一大プロジェクトに関わる中で、プロジェクトごとに様々なクライアント社内の部門のメンバーとの関係が構築できます。各プロジェクトを通じて培った人脈は一生ものです。個々人が描くキャリアビジョンの中で役立つことが多い貴重な関係性になると考えています。
4つ目が、個々人のキャリア作りを徹底的にサポートする仕組みです。弊社では「自律的キャリア」と呼んでいるのですが、5〜10年程度の長期的なキャリアビジョン⇒年間目標⇒プロジェクト目標とブレイクダウンして目標設定しています。会社ではなく、自分自身の立てた規範に従い、自分の意志によって自分の人生を描き、実現していくことを支援しています。また、この目標に沿ってプロジェクトのアサインも考慮しています。
──松山様がMSOLに入社されて成長を実感したことがあれば教えてください
松山氏クライアントに動いてもらうための人間力の成長を実感できています。新たにプロジェクトが立ち上がると、クライアント視点では日常業務の片手間でやる必要のある業務が増えることとなり、プロジェクト業務に積極的ではない方もいらっしゃいます。プロジェクトの円滑な推進のためにはそういった方々に協力してもらうための働きかけ・仕組みや、プロジェクトの背景や意義をしっかりと論理的に説明するスキルが必要です。私自身最初は非常に苦労したのですが、研修や実践の場で学ぶ中でキャッチアップすることができました。
──MSOLの評価制度について教えてください
高岡氏弊社では、上長とは別のマネージャークラスがレポーターという第三者の立場で評価に関わる仕組を設計しています。本人、上長、レポーターという3者の視点を照らし合わせ、個々人の「成果」についてしっかりと1人ずつ議論をして評価を決めることで、公正な評価につなげています。 加えて、レポーター経験があるメンバーが採用面接も担当しています。レポーターとしてプロジェクトマネジメントスキル以外にも、クライアントを動かす人間力があるかどうかなど第三者観点で評価した経験を採用面でも活かしています。
Managementの力で、社会のHappinessに貢献するため社会貢献に直結する領域を強化
──今後の展望について教えてください
高岡氏弊社のミッションは「Managementの力で、社会のHappinessに貢献する」ことです。今後は社会貢献に寄与する領域の支援を強化していきたいです。具体的には、国・官公庁系の案件や、教育事業を学校向けに提供していきたいと考えています。また、グローバル展開や弊社のマネジメントツールであるPROEVERというソフトウェアの推進も加速させていきたいです。 今後も更に組織拡大していくため、マネジメントの力で何かを成し遂げたいという強い思いをお持ちの方に来ていただきたいです。クライアントのプロジェクトマネジメントを支援するPMOはもちろん、PROEVERというソフトウェアの展開やマネジメントのトレーニング事業の企画・展開などマネジメントという軸で色々と活躍できるフィールドを用意しています。
──求める人材について教えてください
高岡氏前職での成功体験を時にはアンラーニングしながら、クライアントに泥臭く伴走支援できる方に来ていただきたいです。コンサルティング業界には前職で活躍されて成功体験を持って挑戦される方も多いですが、前職での成功体験に囚われすぎている方は活躍できません。特に弊社では、クライアントのカルチャーに柔軟にあわせてプロジェクトを推進していくことが求められます。そのため、スマートさよりも、泥臭くてもクライアントにしっかりと向き合って仕事ができる力を重要視しています。
──最後にメッセージをお願いいたします
松山氏私もコンサルティング業界に飛び込む際は不安でした。しかし、マネジメントを極めたいという強い気持ちがあれば、弊社は充実した研修・育成環境がありキャッチアップしていける環境があります。ぜひ勇気を出して飛び込んでいただければと思います。
高岡氏現在、弊社は従業員数が1,000名を超え、会社の各種制度やカルチャーを改めて作り直す第二の創業期フェーズに差し掛かっています。プロジェクトマネジメントを通じて何かを成し遂げたいという方はもちろん、自分が所属する組織を一緒に作りたいという方にも非常に魅力的な経験が積めるフェーズだと考えています。 「Managementの力で、社会のHappinessに貢献する」というミッションに共感いただける方は、ぜひご応募お待ちしております。
──ありがとうございました