NTTデータ経営研究所とは 特徴や社風、年収を徹底解説
2024年06月24日更新
NTTデータ経営研究所は、革新的なコンサルティングサービスを提供するリーディングカンパニーです。 1991年にNTTデータの完全子会社として設立されて以来、「Design for Info-Future」という事業コンセプトを掲げ、情報技術を駆使したコンサルティングによって、企業や社会の抱える複雑な課題に対処してきました。
当社の強みは、中長期戦略立案、新規事業戦略、IT戦略といった上流のコンサルティングにあり、これらを通じてクライアント企業の持続可能な成長とイノベーションを促進しています。同社は、変革の先駆けとして、社会と企業が直面する未来の課題解決に尽力しています。
監修者
藤田 祐督
Fujita Yusuke
横浜国立大学卒業後、サイバーエージェントに入社。子会社副社長/COOとして新規事業の戦略策定〜ブランディング、プロダクトマネジメントまで一気通貫で推進。その後、アクセンチュアでの事業戦略立案・DX支援、NTTドコモでの新規事業立ち上げを経てMy Visionに参画。
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目次
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企業紹介
企業の特徴
NTTデータ経営研究所は、革新的なアプローチと柔軟性を武器に、多様な業界に対して大きな影響を与えるコンサルティングファームです。その特徴は大きく二つに分けられます。
一つ目は、この会社がインダストリーやファンクションの垣根を越えた価値提供に強みを持っていることです。 従来のファームが縦横の枠組みに縛られがちな中、チームの枠を超えた自由度の高い働き方が可能です。 デジタル戦略、組織風土の変革、営業改革、経理財務など、幅広い領域でのサービス提供を可能にしており、コンサルタントには継続的な学習と多様なプロジェクトにおいて成果を出すことが求められます。このアプローチは、顧客に対してより包括的でカスタマイズされた解決策を提供することを可能にし、クライアントの期待を超える価値を創出します。
二つ目は、テクノロジーを核としたプロジェクトへの取り組みです。多くのファームがテクノロジー案件を手掛ける中、NTTデータ経営研究所は少数精鋭で質の高いプロジェクトに注力しています。 大規模案件にありがちな若手の埋没を避け、各コンサルタントがプロジェクトに対する高い裁量と責任を持つことで、小さくとも影響力の大きい案件への取り組みが可能です。 特に、技術革新に関する初期フェーズの支援に力を入れており、技術的に優れた日本の潜在力を最大限に引き出すことを目指しています。
企業の詳細
正式名称 | 株式会社NTTデータ経営研究所 |
代表者名 | 山口 重樹 |
設立年 | 1991年(平成3年)4月12日 |
所在地 | 東京都千代田区平河町2-7-9 JA 共済ビル9階・10 階 |
資本金 | 4億5000万円 |
会社URL | https://www.nttdata-strategy.com/about-us/ |
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案件の特徴
NTTデータ経営研究所は、社会課題の解決を目指すコンサルティングファームとして、官民横断のコンサルティングを行っています。 民間企業への支援に留まらず、日本の課題に対して政府への提言を行い、その最新の動向を民間企業へのアドバイスに活かすことができるという特徴があります。
プロジェクトポートフォリオは、最先端技術やイノベーションに関するものから、地域社会への貢献を目指すプロジェクトまで多岐にわたります。 ロボット、AI、脳科学などの最先端技術を活用した産業支援に加え、専門ユニットの存在や業界の専門家との連携により、コンサルタントは最新の知見や技術を学び、実践する機会を得られます。
また、プロジェクトには、戦略コンサルティングからスポーツビジネスコンサル、ベンチャー支援などの特徴的な案件も含まれます。 5GやIoT、MaaS、脱炭素社会創成、オリンピックや万博などの大規模イベント、スマートシティ、持続可能なコミュニティデザイン、地方創生や地域活性化に至るまで、社会的な課題解決を目指す多様なプロジェクトを手掛けています。
カルチャー
NTTデータ経営研究所には、「自由」をコアとした独特の企業文化があります。 この自由さは、従業員が様々なバックグラウンドを持ち寄り、新たな挑戦を恐れずに試行錯誤を重ねることが奨励されることで支えられています。同社はルールや制約が極めて少なく、先入観に縛られずに行動してみてから改善を図る姿勢を大切にしています。
そのカルチャーは社内でのプロジェクトにも反映されており、顧客ニーズや市場動向に応じた柔軟な戦略立案が可能です。また、社員一人ひとりが自身のキャリアパスを模索し、新しい分野への挑戦を恐れずに進むことができる環境が整っています。
同社は多様な経験を持つ人材を積極的に受け入れることで、人材に多様性のある職場を形成しています。 中途採用が中心であることから、異なる業界や職種からの転職者も自身の色を出しながら、組織にスムーズに溶け込むことができるよう設計されています。
企業理念
Our Mission
イノベーションの創出が社会・企業に強く求められる中、NTTデータ経営研究所は3つの観点でクライアントの期待に応えます。
- 新しい社会の姿を構想する
- 「情報未来」を築く
- ともに歩む
行動規範
NTTデータ経営研究所は、プロフェッショナルとして、事業遂行にあたり9つの行動規範を遵守しています。
- 社会・環境への責任
- 持続的なパートナーシップ
- 倫理規範の遵守
- クライアントの成功
- プロフェッショナルとしての専門性
- 独立した視点
- 挑戦と成長
- チームワーク&コラボレーション
- 多様性と個の尊重
制度面
基本的な考え方
NTTデータ経営研究所は、幅広い社会課題系の案件や戦略案件に取り組んでおり、これらの案件を通じて社会の多様な課題解決に貢献しています。 特に、地方自治体や国などの行政、大学のような研究機関や地場のステークホルダーと協働しながら、難易度の高い問題を解決していくことを得意としています。このような複雑で多様な案件を扱うことから、複合的な問題解決能力を持つ人材を求めており、そのような人材の育成にも力を入れています。
同社は、社員が様々な案件やクライアントとの関わりの中で、自らの専門性や強みを見出し、それらを結びつけて複雑な課題を解決できるコンサルタントに成長してほしいと考えています。 そのために、自分の可能性を広げて主体的に働きたいと考える人々に対して、多様な経験を積む機会を提供しています。 プロジェクトには通常2〜3人がアサインされ、全員がクライアントの前で直接価値を提供する役割を担うため、自らが主体的に動くことが求められる環境です。
昇進制度
NTTデータ経営研究所の昇進制度では、従業員が自身の能力を最大限に発揮し、成果を出すことができます。 例えば、コンサル未経験から入社した社員が、わずか1年でシニアコンサルタントに昇進するケースもあります。これは、その社員が迅速に業務に適応し、顕著な成果を上げた結果として認められる制度があるからです。
「力のある人はどんどん上げていく」という方針を明確にしており、職位における勤続年数は昇進の判断基準とはしていません。 これにより、能力と成果を正当に評価し、それに応じた昇進機会を提供することを目指しています。このアプローチは、特に成長意欲の高い若手社員にとって魅力的な環境を提供し、自らのキャリアを積極的に形成していく動機付けになります。
多くのコンサルティングファームが一定のプロモーション期間を設けている中で、同社のように実力主義に基づく昇進機会を提供することは、社員にとって自分の可能性を最大限に引き出し、迅速なキャリアアップを目指せる環境と言えます。
育成制度
NTTデータ経営研究所の育成制度は、以下の4点に力を入れています。
自律的な学びと成長の支援
社員が自らのキャリアビジョンを描き、自律的に学び、成長することを支援します。 社員の成長が会社の成長につながる好循環を目指し、個々の成長プランを描ける環境を提供します。
プロフェッショナルCDP
「プロフェッショナルCDP」により、高度な専門性と変化対応力を有するプロフェッショナル人財の育成を促進します。 自身の到達レベルや能力開発方法を示し、社員の成長を支援します。
デジタル対応力の強化
全社員のデジタル対応力を強化するため、デジタル化に関する研修やセミナーを実施します。 スキルアップや学び直しを推進し、デジタル技術の習得を支援します。
グローバル対応力の強化
グローバルで活躍できる人財の育成に焦点を当て、幹部人財のグローバル化や日本国内での採用者のグローバル化を促進します。
NTTデータ経営研究所の平均年収
年齢別年収目安
年次 | 平均年収 | 目安 |
---|---|---|
30歳 | 744万円 | 558 万〜992 万円 |
35歳 | 904万円 | 678 万〜1204 万円 |
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※上記年収の目安は、公式サイトに掲載された情報ではありませんので、参考程度にご活用ください。 コンサルティングファームは昇給スピードが一般的な企業と比べるとかなり早く、早い方は20代のうちに年収1,000万円を超えます。自身の能力や結果に応じて昇進スピードが決まるため、実力に応じた年収増を目指せる環境となっています。 ※補足すると、マネージャー未満では残業代がつくため、プロジェクトによってはコンサルタント時の給与が一時的に多くなる場合があります。