電通総研はやばい?ワークライフバランスや年収についての評判を徹底紹介
2025年03月13日更新
電通総研は、日本を代表する広告代理店「電通」のグループ企業です。システムインテグレーション、コンサルティング、シンクタンクの3つの機能を組み合わせて総合的なソリューションを提供しています。
人気のある企業ですが、コンサル業界はハードな働き方が求められるイメージが強いため、転職前に実態を知りたい方も多いでしょう。
本記事では、同社の働き方とワークライフバランス、年収、求人や採用などを、実際の評判や口コミを通して紹介します。併せて電通総研の選考や後悔しないためのポイントも解説しているため、電通総研への転職に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
目次
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電通総研(旧ISID)とはどんな会社?
電通総研(旧ISID)は、電通グループのコンサルティング・システムインテグレーション・シンクタンク機能を持つ企業です。1975年に電通と米国GEの合弁で設立され、2024年に「電通国際情報サービス(ISID)」から社名変更しました。
DX推進、金融・製造業向けのITソリューション、政策提言など幅広い分野で事業を展開しています。
企業のデジタル変革を支援し、成長戦略をサポートするなど、日本を代表するDX・コンサル企業の一つとして高く評価されています。
項目 | 内容 |
---|---|
社名 | 株式会社電通総研 |
代表者名 | 代表取締役社長 岩本 浩久 |
設立 | 1975年(昭和50年)12月11日 |
所在地 | 東京都港区港南2-17-1 |
従業員数 | 4,349名(2024年6月末現在) |
会社URL | https://www.dentsusoken.com/ |
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電通総研に「やばい」「やめとけ」という評判があるのはなぜ?
電通総研への転職は、特に激務や長時間労働について「やばい」「やめとけ」と評価されることがあります。
本記事では、なぜ電通総研がそのように言われているかについて考察しました。おもな理由は以下の2つです。
親会社の電通のホワイト化が進む前の激務イメージが影響しているため
電通総研に「やばい」という評判がついている背景には、親会社である電通の過去のイメージが影響しています。
電通は長年、厳しい労働環境で知られ、かつての行動規範「鬼十則」には「仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない」「取り組んだら放すな」といった、ストイックな精神が強調されていました。そのため高い成果を求められるプレッシャーと長時間労働が常態化し、激務の代名詞となっていました。
しかし近年では労働環境の改善が進み、電通でも働き方改革が推進されています。電通総研もその影響を受けているため、かつてのような過酷な労働環境が続いているわけではありません。それでも、過去のイメージが根強く残っているため、転職を考える人の間で「やばい」「やめとけ」といった声が広がっているのです。
労働時間が長くワークライフバランスが取りにくいため
若手は勤務時間の管理が行き届いており、長時間の残業を強いられることはありません。そのしわ寄せがリーダー層、管理職に寄せられており、若手の残業を抑制するために上位者が2倍働くような構図になります。 引用:enエンゲージ
若手の残業管理は徹底されている分、リーダー、管理職にしわ寄せがきている・リモートワークも導入しているが意外と制限がある 引用:enエンゲージ
電通総研では若手の残業を抑えるために上位者が長時間労働を余儀なくされるという構図が生まれており、管理職層のワークライフバランスが取りにくくなっているという口コミがありました。
またリモートワークも導入されているものの、制限が多く、柔軟な働き方をしにくいという声もあります。働き方改革が進んでいるものの、電通総研は職位によっては依然として厳しい労働環境が残っているようです。
電通総研の働き方とワークライフバランスの実態
電通総研は、社員のワークライフバランス向上に向けて、さまざまな取り組みを実施しています。
- 柔軟な働き方を支援する取り組み
- 仕事と育児・介護・治療の両立支援の取り組み
- 健康経営の推進
- 電通総研の社員からの口コミ評判
以下では、具体的にどのような取り組みをおこなっているのか、電通総研の働き方やワークライフバランスの実態について詳しく解説します。
柔軟な働き方を支援する取り組み
電通総研では、社員のワークライフバランスを重視し、柔軟な働き方を支援する施策を展開しています。
電通総研のワークライフバランスを支援する制度 | 概要 |
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テレワーク勤務制度 | 自宅やサテライトオフィス等、オフィス以外の場所で勤務することで場所や時間にとらわれない柔軟な働き方を実現できる制度 |
裁量労働制 | 業務の進め方や勤務時間を自分で決められる制度 |
フレックスタイム制 | 社員自身が始業・終業時刻を一定の範囲内で自主的に決定できる勤務制度 |
深夜残業禁止 | 22時以降の業務を原則禁止 |
休日出勤禁止 | 土日祝日の業務を原則禁止 |
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これらの施策により、電通総研に務める人は柔軟な働き方ができています。
一方で、プロジェクトの進行状況によっては業務負荷が高まるケースもあるため、制度をどの程度活用できるかは職種や部署で異なる点には注意が必要です。
仕事と育児・介護・治療の両立支援の取り組み
電通総研では、社員がライフステージに応じた働き方を選べるよう、育児や介護、治療との両立を支援する制度を整えています。
- 育児支援制度
- 家族の看護・介護支援制度
- 治療(不妊治療を含む)と仕事の両立支援制度
仕事と家庭を両立しながら長く活躍できる環境を目指し、柔軟な働き方を支える仕組みが導入されています。以下で詳しく解説するので、ぜひ目を通してみてください。
育児支援制度
電通総研では、育児支援制度として以下の休業・休暇制度や補助を提供しています。
電通総研の育児支援制度 | 概要 |
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育児休業 | 子どもが1歳(両親とも取得の場合は1歳2ヵ月)に達するまで取得可能(最長2歳まで休業期間を延長できる) |
育児短時間勤務 | 子どもが小学校を卒業するまでの間、30分単位で2時間まで短時間勤務が可能 |
子の看護休暇 | 子どもの看護のために、年間通算10日間を上限に半日・1日単位で休暇の取得が可能 |
病児・病後児保育、ベビーシッター利用時の費用補助 | 子どもが小学校を卒業するまでの間、業務上の都合で利用した場合に、自己負担額の半額を補助してもらえる※ベビーシッターに関するサービスには「保育・世話」ならびに「送迎(保育園、学童保育、塾等への送り迎え時の付き添い)」がある |
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前章で紹介した在宅勤務制度やフレックスタイム制度も活用できるため、保育園の送迎や育児のスケジュールに合わせた柔軟な働き方が可能です。
企業全体として育児と仕事の両立を支援する姿勢があり、社員が長期的にキャリアを継続しやすい環境が実現されています。
家族の看護・介護支援制度
電通総研では、社員が家族の看護や介護をしながら働き続けられるよう、支援制度を整えています。
電通総研の家族の看護・介護支援制度 | 概要 |
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介護休業 | 要介護状態にある家族を介護する場合、通算1年間の介護休業を取得可能(5回を上限として分割取得可能) |
介護短時間勤務 | 介護が必要な家族がいる場合、1日の所定労働時間を30分単位で最大2時間まで短縮可能(利用開始日から3年間で5回までの範囲で分割利用が可能) |
家族看護休暇 | 家族(配偶者、小学生以上の子、父母および配偶者の父母。同居・別居を問わない)の看護のために、1年間に通算10日間を上限に半日・1日単位で休暇の取得が可能 |
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社員が家族の介護や看護をしながらも安心して仕事を続けられる環境を提供しているため、ライフステージに合わせたサポートを受けられます。
治療(不妊治療を含む)と仕事の両立支援制度
電通総研では、不妊治療や慢性的な疾患の治療を必要とする社員に向けて、以下の制度を提供しています。
電通総研の治療(不妊治療を含む)と仕事の両立支援制度 | 概要 |
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短時間勤務 | 治療と仕事の両立のため、1日の所定労働時間を30分単位で最大2時間まで短縮可能 |
不妊治療休業 | 不妊治療を受けるために、通算1年間の不妊治療休業を取得可能(5回を上限として分割取得可能) |
不妊治療休暇 | 1年間に通算10日間を上限に半日・1日単位で休暇の取得が可能 |
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こうした取り組みで、電通総研は社員が健康を維持しながら長期的に活躍できる職場環境の整備をしています。
健康経営の推進
電通総研は、他社と比較しても充実した健康経営の推進体制を整えているのが特徴です。健康管理の重要性を経営課題の一つと捉え、従業員の心身の健康を支援するための戦略的な施策を展開しています。
電通総研の健康経営推進 | 概要 |
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健康経営推進体制 | 会社全体の健康経営施策を担当する部署を設置し、定期健康診断データにもとづいて産業医、保健師、カウンセラーなどの専門家と共に健康経営を推進 |
戦略マップの整備 | 健康経営推進全体施策計画として健康経営を推進するための計画書で、自社の状況や目標、解決手段などを明確に示している |
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さらに、常時労働者数が50名以上の事業所に衛生委員会の設置や全社員に向けた健康に関する情報発信、社員相談窓口の設置など、多角的な施策を実施しています。
社員が安心して長期的に働ける環境を整えることで、企業全体の生産性を向上させることを目指しています。
電通総研の社員からの口コミ評判
電通総研の働き方とワークライフバランスの実態に関して、以下のような口コミが見つかりました。
部署によって同じ会社なのか?と思うほど運営方針がことなりますが、基本的にいつ働いてもまったく構わないという雰囲気。むしろだれがいつ働いているのか本人以外はだれもしらない気にしていないという環境 引用:Openwork
部署やプロジェクトによるという前提はあるものの、全体的に労働時間は長い印象。ただ、フレックスタイム制や裁量労働制の制度があるため、プライベートの用事に対応する分にいろいろと融通がききやすい。 引用:Openwork
システムインテグレータであるので、アサインされたプロジェクトの状況による。ワーカホリックなPMの下につくと、ハードワークを求められてプライベートは失われる。 引用:Openwork
電通総研の働き方に関する口コミを見ると、「部署やプロジェクトによる」という声が多数寄せられています。
業務内容やクライアント対応の影響を大きく受けるため、残業時間やワークライフバランスの感じ方には差があるようです。電通総研に転職する際は、具体的な職種や部門の情報をよく確認するようにしてください。
電通総研の年収と報酬の実態
電通総研は電通グループの一員として、給与水準は比較的高めですが、職種や役職によって差があります。
本記事では、電通総研の平均年収や給与制度、社員の口コミをもとにした評価、中途入社時の年収水準について詳しく解説します。
電通総研の平均年収と給与制度
電通総研の平均年収は、有価証券報告書によると、電通総研の2023年12月期における平均年収は1,134万円(平均年齢: 40.6歳)です。
この数字は国税庁の令和5年分民間給与実態統計調査のなかで発表されている、1年を通じて勤務した給与所得者の平均年収460万円を大きく上回る数字です。このことから、電通グループの一員として安定した報酬体系が整っていることが伺えます。
給与制度は基本給が高いうえに年2回支給されるボーナス比率も高いというもので、職種や役職によって年収レンジが大きく異なります。
職種/役職 | 平均年収(年収レンジ) |
---|---|
プロジェクトマネージャー | 1,076万円(500万円〜1,665万円) |
コンサルタント | 927万円(550万円〜1,400万円) |
営業 | 876万円(550万円〜1,200万円) |
エンジニア・SE | 798万円(400万円〜2,000万円) |
技術 | 792万円(500万円〜2,000万円) |
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引用:Openwork
※上記の数値は、社員からの自己申告に基づくものであり、実際と異なる場合があります。
成果をしっかり評価する体制を構築しているため、年収アップを目指す人には魅力的な環境といえるでしょう。
電通総研 年収の評判・口コミ
電通総研の年収に関する評判や口コミは、以下のような内容が多く見られます。
給与はかなり良い。この仕事量でこんなに貰っていいのかって思うくらい良い。所定労働時間が7時間であるため、すぐに残業代がつく。そのためぱっと見は残業時間が多く見えるかもしれないが、全く苦ではない。 引用:Openwork
ここ数年のボーナスの高騰がすごい勢いで、ITコンサルと遜色ない年収になっている。今の業績が続けば30代で1,000〜1,200ほど。ただしボーナス比率がかなり高く4割近くがボーナスであり、業績が下がった際には年収も大きく下がる可能性がある点は注意。 引用:Openwork
ボーナスに依存しているので、評価が低いと思ったより稼げない。絶対評価と言いつつ結局は上司の匙加減であるから、相対評価なのではと思ってしまう。 引用:Openwork
電通総研の年収に関する口コミでは、給与水準の高さに満足している声が多く見られます。一方で、ボーナス比率が高いため評価によっては思うように稼げないという口コミもあることから、実力を発揮できる人にとっては魅力的な環境といえるでしょう。
電通総研に中途入社した場合の年収
電通総研に中途入社した場合、現在募集中の求人情報から、年収は730万円~1,360万円と高水準が想定されます。「シニアコンサルタント940万円〜」「マネージャー1,200万円〜」という記載もあり、スキルや経験次第で得られる年収は変わります。
電通総研では中途採用者の受け入れも積極的におこなっており、直近の中途採用比率は2024年度で47%です。
また、Openworkには中途入社3年未満で700万以上を得ているという口コミもあり、即戦力として活躍できれば高い報酬を得られる可能性があります。
中途入社者も年功序列に縛られず、成果に応じた評価を受けやすい環境のため、転職後に年収アップを目指す人には魅力的な職場といえるでしょう。
電通総研の事業分野と各部門の評判
電通総研は、シンクタンク、コンサルティング、システムインテグレーションの3つの主要事業によって、企業活動の根幹である「価値の創出」と「顧客体験の向上」の両面で新しい価値を顧客に提供している企業です。それぞれの部門は異なる役割を持ち、専門性の高い業務を担っています。
以下では、各部門の事業内容について評判を交えて詳しく解説するので、ぜひ目を通してください。
シンクタンク
電通総研のシンクタンク事業は、ISIDのR&D組織「オープンイノベーション・ラボ」とdentsu Japan内のシンクタンク機能「電通総研(2023年当時)」が統合して、2024年1月1日に発足しました。
主な業務内容は以下の通りです。
【リスト】 タイトル:電通総研のシンクタンク部門の主な業務内容
- 社会課題・生活者課題の調査研究:社会や生活者の課題解決に向けた情報発信や提言をおこなう
- 政策提言・情報提供:調査研究を基に、企業や政府機関へ政策提言や戦略立案の情報を提供する
- 共創活動:企業や教育機関などと協働で研究開発に取り組み、先端技術の実用化を推進する
これらの活動を通じて、電通総研のシンクタンク部門は、社会や企業の課題解決に貢献しています。
また実際に働いた方による口コミとして、下記がありました。
電通国際情報サービスから電通総研になったタイミングでコンサルティングとシンクタンクの機能が追加されたため、これらを上手く活用して他社との差別化ができればよいと思う。 引用:Openwork
シンクタンク部門は2024年に発足した新しい事業部門であり、社内からも他社との差別化において期待の声が上がっているようです。
コンサルティング
電通総研のコンサルティング部門は、長年日本の製造業を支えてきた経験を生かし、企業や社会の変革に向けたビジョン策定から課題設定、戦略立案、解決策の実行までを一貫してサポートしています。
主な業務内容は以下の通りです。
【リスト】 タイトル:電通総研のコンサルティング部門の主な業務内容
- データ活用・データマネジメントコンサルティング:DMBOK(Data Management Body of Knowledge)の知識体系を基に、データ活用とデータマネジメントの両面からデジタル変革やデータドリブン経営の実現を支援
- 業務診断コンサルティング:ヒアリングなどの定性的アプローチに加え、独自手法を用いた定量的分析を通じて、開発業務上の課題を特定し、改善策を提案する
- 開発力調査:開発プロセスや人材の観点から、企業や業界内での自社のポジションと改善点を明確化し、競争力強化を図る
- 人材育成コンサルティング:豊富な実績に基づくメソドロジーで、企業の人的資本経営をサポートし、エンジニアの専門スキルやリーダーシップなどの育成を支援する
- ものづくり戦略:バリューチェーンを横断する複雑な問題を解明し、適切な課題設定と戦略策定をおこなう
- デジタルエンジニアリングチェーン戦略コンサルティング:最先端のデジタル技術と業務変革コンサルティングを組み合わせ、開発と生産技術の連携を支援する
- DX戦略・推進:各企業に最適なデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略の立案と施策の実行をサポートする
- サービスデザインコンサルティング:デザイン思考を活用し、ユーザー中心の新規事業やサービス開発を支援する
- カーボンニュートラル実現コンサルティング「グリーンイノベーションコンパス」:経営から現場まで一貫してカーボンニュートラルの実現を支援するコンサルティングサービスを提供
電通総研のコンサルティング部門はこれらの業務を通じて、企業の競争力強化と持続的成長を包括的にサポートしています。
また実際に働いた方による口コミとして、下記がありました。
給与は直近体制的に上がり、リモートワークも可能なことを思うと、コンサルティング本部はそれなりの額が支給されていると思われる 引用:Openwork
正しく目標設定をし、上長とすり合わせることで、正しく評価してもらえるように感じる。達成率✕年次のレベル係数のような計算で評価してもらえるため、レベルの高い目標設定にして達成できなくても妥当な評価を頂いた。 引用:Openwork
口コミの内容から、コンサルティング部門は成果主義の評価制度が確立されていると考えられるため、高い専門性を活かしてキャリアアップしたい人におすすめです。
システムインテグレーション
電通総研のシステムインテグレーション部門は、製造業向けの製品開発ソリューションや、金融・流通・サービス業向けのシステム開発など、多岐にわたる業種の変革と発展を支援しています。
主な業務内容は以下の通りです。
【リスト】 タイトル:電通総研のシステムインテグレーション部門の主な業務内容
- 製造業向け製品開発ソリューションの提供:製造業の製品開発プロセスを支援するシステムの企画・開発をおこない、業務効率化と品質向上を実現する
- 金融・流通・サービス業向けシステム開発:金融機関や流通・サービス業の業務変革を支援するため、各業界特有のニーズに対応したシステムを開発
- 社会基盤となるシステムの構築:公共性の高いプロジェクトに参画し、社会を支えるインフラシステムの企画・開発を担当
- デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進:最新のテクノロジーを活用し、企業や社会の課題を解決するためのDXを実現
- 多様な業界へのソリューション提供:金融、製造、ビジネス、コミュニケーションITなど、幅広い分野で専門性とノウハウを活かしたソリューションを提供
これらの業務を通じて、電通総研のシステムインテグレーション部門は、企業や社会の変革と発展に貢献しています。
また実際に働いた方による口コミとして、下記がありました。
プロジェクト規模によるが、数千万円単位の案件を提案から導入、保守までPMとして一気通貫して対応できる。フロントに立つ仕事が多いため、責任もあるがその分、やりがいもある。 引用:Openwork
営業が仕事をとるというイメージではなく、営業が引き合いを持ってきてPMが提案するという会社なので、PMが色々なことをする。転職者は「PMをやれるのか」という視点で見られる。 引用:Openwork
口コミから、電通総研のシステムインテグレーター部門で働く場合、単なる技術者ではなく、プロジェクト全体をマネジメントできる力が必要といえます。責任を伴う分、大きなやりがいを感じられる部門です。
電通総研の求人と採用に関する評判
電通総研では、正社員のほか、障害者採用や契約社員・派遣社員の雇用にも取り組んでいます。
以下では、電通総研の中途採用や障害者採用、契約社員や派遣社員の評判について解説します。
障害者採用・雇用に対する評判
電通総研は、障害者雇用の促進と多様性の尊重を企業理念の一環として掲げています。
その具体的な取り組みとして、2020年1月に100%出資子会社である「株式会社ISIDブライト」を設立し、2024年1月には親会社の名称変更に伴い「株式会社電通総研ブライト」と改称しました。
同社は2021年4月1日に「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づく特例子会社として認定を受けています。
現在のところ障害者採用・雇用に対する評判はインターネット上に見つかりませんでしたが、実際の取り組みから、電通総研は障害雇用に積極的であり、働きやすい環境づくりに努めていると評価されていると推測します。
契約社員や派遣社員の評判
電通総研では、正社員だけでなく契約社員や派遣社員も多く活躍しています。平均派遣社員数は2023年度で連結1,632人、単体で1,126人となっており、2021年度より増加しています。
インターネット上に見られる契約社員や派遣社員の評判には、以下がありました。
仕事内容としても時間的なものとしても、慣れてくると余裕を持てるようになる、そのような仕事量 引用:就活会議
事務ほぼ未経験でしたが丁寧に教えてくださいました 引用:就活会議
働きやすい環境。休みも比較的取りやすい。社員との関係性も良く気さくに話しかけてくれるのが良い。 引用:就活会議
契約社員・派遣社員からの口コミによれば、仕事量が適切な点や、丁寧に教えてもらえる、休みが比較的取りやすく働きやすいという評価が見られます。契約社員や派遣社員に対しても、能力や意欲に応じた評価と機会が提供される環境が整っていると見られます。
電通総研の転職難易度と選考のポイント
電通総研の転職難易度はやや高めです。年収水準が高く、求められるスキルや経験のレベルも高いため、競争率が上がっています。
一方で、電通総研は中途採用に積極的であり、2023年度の中途採用比率は61%と高い数値を示しています。専門的なスキルや経験を持つ人にとっては挑戦する価値のある企業といえるため、選考のポイントを事前に把握して転職成功を目指しましょう。
以下で新卒と中途採用の違いや、電通総研の中途採用の評判・選考プロセスについて詳しく解説します。
新卒採用と中途採用の違い
電通総研の新卒採用と中途採用では、選考基準や求められるスキルが大きく異なります。
【リスト】 タイトル:採用で求められるもの
- 新卒採用:基礎的な能力やポテンシャルを重視
- 中途採用:即戦力としての経験や専門知識
新卒採用では入社後の成長や適性を考慮した配属がおこなわれる一方で、中途採用では特定の職種やプロジェクトに直結した採用がおこなわれます。
また新卒採用はエントリーシート、筆記試験、複数回の面接が一般的ですが、中途採用では書類選考、適性検査、1~2回の面接で比較的スピーディーに進む点も特徴的です。
このように、電通総研の新卒採用と中途採用では求められる資質や選考プロセスが異なるため、中途採用に応募する場合、自分の経験やキャリアプランに適した職種選びが重要です。
電通総研の中途採用の 評判・選考プロセス
電通総研の中途採用の選考プロセスは以下の通りです。
【リスト】 電通総研の選考プロセス
- 書類選考
- 適性検査
- 1次面接
- 最終面接
応募は電通総研の公式採用サイトやエージェント経由で可能です。中途採用の場合、応募から通常1カ月程度で内定を得られます。
また、電通総研の中途採用に関しては、以下の口コミがありました。
面接をしていても選ばれている感覚はなく、純粋に自分のことに興味を持って話を聞いてくれている感覚があり、好感を持てた。 引用:Openwork
電通総研の中途採用選考においては、以下のポイントが重要です。
【リスト】 タイトル:電通総研の中途採用で重要なポイント
- 即戦力としての経験と専門知識:自社や顧客の事業革新をリードした経験が評価される
- 応募動機とキャリアビジョンの明確化:応募動機やこれまでの経験、キャリアビジョンなどが問われる
- 柔軟な社風への適応力:柔軟でフランクな社風に適応できることが求められる
- リーダーシップとプロジェクト管理能力:リーダーとしての仕事の進め方やプロジェクト管理能力が評価される
これらのポイントを踏まえ、自己分析と企業研究を十分におこない、選考に臨むことが重要です。
電通総研の転職で後悔しないためのポイント
電通総研への転職は、高い年収水準や成長機会がある一方で、業務負荷の高さや職場環境の違いに戸惑う人もいるため、転職後に後悔する場合があります。
ここでは、転職後に後悔しないための注意点や準備方法を解説します。
- 転職後に後悔しないための準備の仕方
- 自身に合ったプロジェクトや職場の見極め方
- 電通総研の企業文化と適応するための心構え
転職後に後悔しないための準備の仕方
電通総研への転職を成功させるためには、事前の準備が欠かせません*。入社後すぐにプロジェクトにアサインされる可能性が高いため、以下の準備をしておきましょう。
- 実際の業務フローや職場環境などの事前の情報収集
- 自身のスキルやキャリアの方向性を整理する
- ワークライフバランスや労働時間の実態を確認する
電通総研では自分がかかわる可能性のある業務について、事前に情報を把握しておくことが重要です。公式サイトや募集要項を見直し、可能であれば配属後の業務内容について面接で質問するとイメージとの乖離を小さくできるでしょう。
次に、自身のスキルやキャリアの方向性を整理し、過去の経験がどのように活かせるのかを具体的に言語化しておくと、面接時の評価が高まります。
またワークライフバランスや労働時間の実態についても事前に確認しておくと、希望する働き方とマッチしているかを見極められます。転職後のミスマッチを防ぎ、スムーズに新しい環境へ適応しましょう。
自身に合ったプロジェクトや職場の見極め方
電通総研では、プロジェクトの内容や職場環境によって業務負荷や働き方が大きく異なるため、転職前に適した部署や案件を見極めることが重要です。
- 自身のスキルやキャリアビジョンに合った職種やプロジェクトを選ぶ
- 企業の口コミサイトを活用したり、OB・OG訪問をおこなう
- 面接時に配属先の詳細や担当業務について具体的に質問する
コンサルティングやシステムインテグレーション部門では、プロジェクトマネジメントの経験や専門知識が求められるため、応募前に業務内容を確認することが大切です。
また、部署やチームによって裁量の幅やワークライフバランスが異なるため、転職後にミスマッチが起こらないよう、企業の口コミサイトやOB・OG訪問を活用し、実際の働き方や雰囲気を調査しておきましょう。
さらに面接時に配属先の詳細や担当業務について具体的に質問し、自身の希望と一致しているかを確認することも欠かせません。こうした準備をすることで、より適した職場環境を選ぶことができるでしょう。
電通総研の企業文化と適応するための心構え
電通総研の企業文化と適応するためには、以下の心構えを持つことが選考通過に有効です。
- 受け身ではなく主体的に行動し、成果を出す意識を持つ
- チームワークを重視する
- 常に学び続ける姿勢とキャリアビジョンを明確に持つ
電通総研は、電通グループの一員として、高い専門性と成果を求められる環境です。コンサルティングやシステムインテグレーション分野では、クライアント対応やプロジェクトの進行管理を自らリードする姿勢が求められるため、受け身ではなく、みずから動いて成果を出す意識を持つことが重要です。
また電通総研での仕事は、他部署やクライアントとの円滑なコミュニケーションが欠かせません。特に多様なバックグラウンドを持つメンバーと協力する機会が多く、柔軟な対応力が求められます。
さらに働き方改革が進められているものの、プロジェクトの状況によっては業務負荷が高まることもあるため、セルフマネジメント力が必要です。常に学び続ける姿勢と、自身のキャリアビジョンを明確に持つことで、電通総研の環境に適応し、長期的に活躍することができるでしょう。
電通総研の採用大学と学歴フィルターについて
電通総研(旧ISID)は、多様な大学からの人材を積極的に採用しています。下記は、実際に採用されている大学の一覧です。
<大学> 愛知学院大学、青山学院大学、岩手大学、愛媛大学、大分大学、大阪大学、岡山大学、お茶の水女子大学、神奈川大学、関西大学、九州大学、京都大学、岐阜大学、群馬大学、慶應義塾大学、千葉大学、東海大学、東京大学一橋大学、広島大学、福井大学、福岡大学、北海道大学、宮城大学、武蔵大学
引用:マイナビ2026
有名大学だけではなく中堅大学からの採用実績があることから、電通総研には特定の学歴フィルターは存在しないと考えられます。
電通総研の中途採用においては、大学名よりも論理的思考力や分析力、そして主体性などのスキルや適性が重視される傾向があるといえるでしょう。
電通総研への転職におすすめのエージェント
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まとめ:電通総研の評判と転職のポイント
電通総研は、高い専門性を活かせる環境と業界内でも高水準の年収が魅力の企業です。一方で、プロジェクトによって業務負荷が大きく異なり、主体性や柔軟な対応力が求められるため、転職前の準備が重要になります。
転職を成功させるには、企業文化や業務内容を正しく理解し、自身のスキルやキャリアプランと合致するかを見極めることが大切です。また、コンサル業界に強い転職エージェントを活用し、選考対策を万全に整えることで、スムーズに転職できるでしょう。
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