パーソル総合研究所の年収は?職種・年齢別の相場や昇給・働き方も徹底解説!
2025年07月31日更新
人材業界のシンクタンク、パーソル総合研究所。その専門性や社会への影響力に惹かれ、転職を考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際に働くとなると気になるのが「年収」や「働き方」のリアルな実態です。
この記事では、パーソル総合研究所の平均年収を、複数の口コミサイトのデータから徹底分析。
さらに、年齢・職種・役職別の具体的な年収実例から、昇給の仕組み、評価制度の納得感まで詳しく解説します。また、ワークライフバランスや転職成功の秘訣にも迫ります。
この記事を読めば、パーソル総合研究所で働くイメージが持てるようになっています。
ぜひ最後までご覧ください。
著者

長田 快
Osada Kai
慶應大学卒業後、MURC、DTCにて戦略策定・消費財領域を中心に案件組成~デリバリーリードに従事。MyVisionでは、自身の経験・人脈を生かしたポストコンサル・エグゼクティブに対する、コンサルタント個々人が抱く悩みに即した、ファームごとの深い情報提供を軸とした支援に強みを有する
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監修者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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目次
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パーソル総合研究所とは?企業の特徴と事業内容
パーソル総合研究所は、人材サービス大手パーソルグループの中核を担うシンクタンクとして、日本の労働市場や組織・人事に関する専門的な調査・研究を行っています。
その企業特性と事業内容について、3つの視点から詳細に解説します。
会社概要とシンクタンクとしてのポジション
パーソル総合研究所は、調査・研究、コンサルティング、人材開発支援を三本柱とし、「人と組織」の領域に特化した専門集団です。
その歴史は2010年に株式会社インテリジェンスHITO総合研究所として設立されたことに始まり、2017年にはテンプスタッフラーNING株式会社と統合して現在のパーソル総合研究所となりました。
本社は東京都江東区豊洲に所在し、資本金は1億円でパーソルホールディングス株式会社が100%出資しています。
シンクタンクとして、パーソル総合研究所は日本の労働市場が直面する構造的課題に対し、専門的な知見を提供する重要な役割を担っています。
その活動は多岐にわたりますが、まず労働市場の未来推計、働き方改革、人的資本経営といった時宜にかなったテーマで調査研究を行うことが挙げられます。
政府の公的統計や、グループが保有する大規模な就業データを活用した定量的な分析に強みを持っています。
次に、調査研究で得られた客観的なデータや分析に基づき、政府や地方自治体に対して労働政策や雇用戦略に関する政策提言を行っています。
そして、これらの研究知見を活かし、企業の人事戦略立案や組織開発を支援するコンサルティングサービスや研修プログラムを提供することで、個別の企業の課題解決にも貢献しています。
親会社「パーソルグループ」との関係性
パーソル総合研究所の最大の特長は、国内最大級の総合人材サービス企業であるパーソルグループのシンクタンクであるという点にあります。
これにより、他のシンクタンクにはない独自の強みを発揮することが可能です。
「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに掲げるパーソルグループは、人材派遣から転職サービス、ITアウトソーシングまで多岐にわたる事業を展開しており、その中でパーソル総合研究所はグループ全体の知的生産を担う「頭脳」としての中核的な位置づけにあります。
グループ内での緊密な連携は、パーソル総合研究所の活動の基盤そのものです。
例えば、パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda」や、パーソルテンプスタッフが抱える派遣スタッフの就業データといった、グループ傘下の事業会社が保有する膨大かつリアルタイムな人材市場データを分析に活用できます。
これにより、労働市場の動向を高い解像度で捉えた質の良い調査研究が可能となります。
他の総合研究所(野村総研・三菱総研など)との違い
パーソル総合研究所は、調査分野を「人材・労働」領域に特化しています。
個人の働きがい、組織開発、人的資本経営といったテーマを専門とし、親会社であるパーソルグループからの受託研究や連携事業を収益の基盤としています。
顧客層はグループの取引先である幅広い業界の企業や政府・地方自治体であり、自主調査研究の成果をレポートやセミナーを通じて社会に広く発信する点も特徴です。
これに対して野村総合研究所は、「ITソリューションと経営コンサルティング」を事業の両輪としており、特に金融システムに強みを持ちます。
未来予測や社会システム設計も手掛け、「ナビゲーション」としての戦略提言と「ソリューション」としてのIT実現を組み合わせたトータルソリューションを、大企業や金融機関を主な顧客として巨大な事業規模で展開しています。
一方、三菱総合研究所は「官公庁向けの政策研究」を中心としており、エネルギー、環境、防災、社会保障といった公共性の高い社会課題を幅広く扱います。
収益の大きな柱は官公庁からの受託調査であり、顧客も政府・官公庁やインフラ関連企業の比重が高いです。
そのため、政策立案や事業戦略策定の支援がビジネスの中心となります。
つまり、NRIが「IT×コンサルティング」、MRIが「公共政策×社会課題解決」を主軸とするのに対し、パーソル総合研究所は「人材×組織」という明確な専門性を打ち出し、パーソルグループのリアルなデータを背景として、独自の地位を確立しています。
パーソル総合研究所の平均年収はどのくらい?
パーソル総合研究所の平均年収の実態から、基本給や賞与といった具体的な内訳、さらには野村総合研究所や三菱総合研究所などの競合他社との比較までを網羅的に解説します。
パーソル総合研究所の平均年収データ
企業の年収情報を探る上で有用な情報源となるのが、実際に勤務経験のある現役社員や元社員による口コミサイトです。
ここでは、代表的な二つのサイトから具体的なデータを見ていきます。
まず、OpenWorkに寄せられた正社員20名の回答によれば、パーソル総合研究所の平均年収は約794万円と報告されています。
年収の範囲は450万円から1,350万円と非常に広く、これは個々の役職や経験年数、そして人事評価によって給与が大きく変動することを示唆しています。
一方で、OpenMoneyに登録されている11件のデータに目を向けると、平均年収は910万円とされています。
こちらの年収レンジは710万円から1,182万円となっており、OpenWorkのデータと比較して、より高い水準にデータが集中している傾向が見受けられます。
これら二つのデータを比較すると、平均年収においてOpenWorkの約794万円とOpenMoneyの910万円との間に、100万円以上もの差額が存在していることが明らかになります。
このように、調査元によって平均年収に数百万円規模のばらつきが見られるという事実は、情報を解釈する上で極めて重要な点です。
年収の内訳(基本給・賞与・残業代)
パーソル総合研究所の年収は主に基本給と賞与で構成されています。
残業代は職位や役割によって支給の有無が異なるようです。
口コミに記載された年収の内訳の例をいくつか見ると、年収550万円のケースでは「基本給(月)29万円、残業代(月)6万円、賞与(年)120万円」という内訳が示されています。
また、年収1280万円のマネージャー職の例では「基本給(月)75万円、賞与(年)360万円」となっており、残業代は含まれていませんでした。
賞与については、年間で5〜6ヶ月分が目安という声や、2ヶ月半分が支給されるという具体的な記述が見られます。
個人の業績や所属部門の業績が賞与額に反映される仕組みがある一方で、制度変更により冬の賞与が固定になったという声もありました。
残業代に関しては、サービス残業はなく働いた分だけ支給されるという肯定的な意見がある一方、管理職や一定のラインを超えると残業代がつかなくなるという一般的な制度が採用されています。
参照:openwork
同業他社との比較
パーソル総合研究所の同業他社である、野村総合研究所と三菱総合研究所と比較しました。
野村総合研究所の平均年収は、約988万円。
三菱総合研究所(MRI)の平均年収は590万円です。
表にすると、以下の通りです。
社名 | 平均年収 |
---|---|
野村総合研究所 | 約988万円 |
パーソル総合研究所 | 約794万円 |
三菱総合研究所 | 約590万円 |
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パーソル総合研究所の年収水準は、三菱総合研究所の590万円を大きく上回っています。
OpenWorkのデータである約794万円を基準にしても200万円以上高く、OpenMoneyの910万円を基準にすると300万円以上の差があり、給与面での優位性は明らかです。
一方で、業界トップクラスの年収水準で知られる野村総合研究所の988万円と比較すると、パーソル総合研究所の年収はやや下回る位置にあります。
OpenWorkのデータでは約190万円の差がありますが、OpenMoneyのデータである910万円で見ると、その差は約78万円まで縮まります。
これは、パーソル総合研究所の社員の役職や評価によっては、野村総合研究所に匹敵する、あるいはそれを超える報酬を得られる可能性を示唆しています。
参照:openwork
参照:openwork
参照:openwork
年齢・職種・役職別に見る年収実例
パーソル総合研究所の年収実態を「年齢」「職種」「役職」という3つの切り口から詳しく解説します。
データやopenworkの口コミを基に、20代から40代までの年代別、コンサルタントや営業といった職種別、さらには管理職の年収レンジまで具体的な数値を用いて紹介します。
参照:openwork
参照:openwork
年齢別の実例と相場
パーソル総合研究所の年齢別の年収実態と相場を表にまとめます。
年齢層 | 年収相場(推定) | 詳細・具体例 |
---|---|---|
20代 | 450万円~600万円台 | 在籍3年未満のエンジニア:480万円・在籍3年未満のプランナー:550万円・在籍3年未満のコンサルタント:600万円・新卒入社の営業(在籍3年未満)で1000万円の事例もあり、職種や成果による |
30代 | 500万円台~1000万円超 | 在籍3~5年の営業職:500万円・過去の事例で30歳営業:590万円・過去の事例で35歳営業課長:1000万円・在籍3~5年のコンサルタント(マネージャー):1280万円 |
40代 | 700万円台~800万円台 | 回答者平均年齢42歳で平均年収794万円・在籍10~15年の営業職:670万円・在籍15~20年の法人営業:820万円・部長クラスでは1000万円~1300万円程度が期待できるとの口コミあり |
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こうしてみると、どうしても個人によりバラつきがあります。
ただ20代の若い世代でも安定した年収が得られることがわかります。
職種別年収のデータ
パーソル総合研究所の職種ごとの年収は以下のようになります。
職種 | 年収データ(平均または具体例) |
---|---|
コンサルタント | 平均年収:966万円・在籍3年未満:600万円~850万円・在籍3~5年(マネージャー):1280万円・在籍5~10年:1350万円 |
営業 | 平均年収:749万円・在籍3~5年:500万円・在籍10~15年:670万円・在籍15~20年:820万円・課長クラス:800万円~950万円・部長クラス:1000万円~1300万円 |
プランナー | 550万円(ラーニング事業、在籍3年未満) |
エンジニア | 480万円(在籍3年未満) |
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こうして見ていくと、最も高年収を期待できるのは「コンサルタント職」です。
平均年収が966万円と最も高く、個別の口コミでも在籍5~10年で1350万円、マネージャークラスで1280万円という実績があり、1000万円を超える年収を十分に目指せるポジションであることが分かります。
次いで高年収なのは「営業職の管理職」です。
営業職全体の平均年収は749万円ですが、課長クラスで800万円台から、部長クラスになると1000万円を超える水準に達します。
個人の業績だけでなく、チームや組織をまとめる役職に就くことが高年収への鍵となります。
ついで、「プランナー」「エンジニア」と続きます。
ただ口コミが若手のみとなっていて、年収でいえば判断基準にしきれない部分は否定できません。
役職別年収のデータ
パーソル総合研究所の役職別年収データを見ていきます。
そして、キャリアのステップごとに、どの程度の年収が期待できるのかを見ていきましょう。
役職 | 年収レンジ(推定) | 概要と具体例 |
---|---|---|
一般社員クラス | 450万円~800万円台 | キャリアのスタート地点。職種や経験年数によって年収は変動する。・若手(~30歳): 30歳で約600万円が一つの目安。在籍3年未満で480万円~600万円の事例が見られる 。・中堅(30代~): 経験を積むことで700万円台が見えてくる。40歳前後で750万円という事例もある。 |
課長・マネージャークラス | 800万円~1,300万円 | チームやプロジェクトを率いる中間管理職。この階層への昇進が、年収1,000万円を超えるための重要なステップとなる。・具体例: 営業課長で年収800万円~950万円。35歳で1,000万円に到達した事例も。コンサルタントのマネージャー職では、在籍3~5年で1,280万円という高い実績もある。 |
部長クラス | 1,000万円~1,350万円 | 経営層に近い上級管理職。年収は1,000万円の大台を確実に超える。ソースからは平均的に1,100万円~1,300万円が中心的なレンジと読み取れる。・具体例: 40代部長で年収1,100万円~1,300万円。 |
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こうしてみると、パーソル総合研究所では昇進ごとに明確な年収アップが期待できます。
自身のキャリアプランを考える上で、「いつまでにマネージャーになるか」「どのような実績を積めば部長を目指せるか」といった具体的な目標を設定することが、高年収を実現するための鍵となるでしょう。
評価制度と昇給スピードの実態
パーソル総合研究所の評価制度は目標管理制度(MBO)を基本としながらも、その運用や基準の納得感については、社員の間で評価が分かれているのが実情です。
ここからは、社員の口コミや公式調査レポートを基に、昇進のタイミング、評価制度の実態、そして社員が感じる納得感の背景にあるリアルな事情を解説します。
昇進タイミングと年収が伸びるポイント
パーソル総合研究所の給与体系は、往年の大企業に見られる年功序列的な特徴と、役割・成果主義の二つの側面を併せ持っています。
口コミによれば、特に若手のうちは年功序列の傾向が強く、昇給スピードは緩やかであるとの指摘が多く見られます。
「よほどすごい数字を挙げない限りは、若手はあまり昇給しない」「給与は年功序列要素が大きい」といった声があり、勤続年数に応じて緩やかに給与が上昇していく、典型的な大企業の給与体系の特徴が残っています。
また、昇進についても「グレードを上げるのは、容易くなく、とんとん拍子で上がった人を見た事ない」という口コミがあるように、一足飛びの昇進は難しく、段階的にキャリアを積んでいくことが基本となるようです。
若手のうちは年功序列の色合いが強く、昇給スピードは緩やかな傾向にあります。
評価制度上、成果に応じた評価の仕組みはありますが、大幅な給与アップには繋がりにくいのが実情のようです。
この時期は、着実にスキルを身につけ、次のステップである管理職への昇進を目指す期間と位置づけられます。
年収を伸ばすポイントとしては、課長や部長といった管理職への昇進です。
これらの役職に就くと、役割と責任の増大に伴い給与水準が大きく上がります。
評価においても個人の業績や組織への貢献が反映されるようになります。
評価基準・査定フロー
パーソル総合研究所の評価制度は、MBO(目標管理制度)を基軸としています。
社員の口コミによれば、期初に上長と面談ですり合わせた目標を立て、期末にその達成度合いによって評価が決まるという運用が基本です。
パーソル総合研究所が自ら実施した「人事評価制度と目標管理の実態調査」レポートからも、単なる成果測定に終わらず、社員の成長意欲を引き出すツールとして目標管理を位置づける思想がうかがえます。
評価項目は多角的であり、一般的に「成果」「能力」「情意(姿勢)」と分類される要素が反映されています。
具体的には、個人の業績を測る「Performance評価」と、組織への貢献度を測る「Value評価」の二軸で評価され、前者は賞与に、後者は月給に反映される仕組みです。
これにより、定量的な成果と、プロセスにおける行動の両方が評価対象となります。
ただし、口コミでは「ケミストリー」や「ハーモニー」といった定性的な評価項目の基準が曖昧であるとの指摘もあり、運用面での課題も残されています。
査定は、MBOに基づいた標準的なフローで行われます。
期初に上長との面談を通じて目標を設定し、期末に自己評価と上長による評価が行われます。
最終的な評価が確定した後には、上長からフィードバック面談が実施され、次期への課題や期待が共有される流れです。
このプロセスにおいて、パーソル総合研究所は調査レポートで「上司の傾聴の姿勢」の重要性を説いています。
「納得感がある」とされる評価体制の裏付け
OpenWorkの社員口コミを見ると、「全く意味不明な評価制度」「評価項目が一部わかりにくく、管理職でも説明できないものがある」といった手厳しい声が散見されます。
特に「ケミストリー、ハーモニー」といった定性的な項目が、主観的で公平性を損なっているとの不満があります。
これらの意見は、制度として存在する評価の仕組みが、必ずしも全社員の納得を得られていないことがうかがえます。
一方で、パーソル総合研究所が自ら実施した「人事評価制度と目標管理の実態調査」では、評価の納得感を高める上で重要な示唆がなされています。
この調査によれば、評価制度の精緻さ以上に、「上司の傾聴の姿勢」「再挑戦を歓迎する」といった職場の風土や、メンバー同士が助け合う文化といった部分も重要と示されています。
つまり、制度も確かに重要ですが、上司のマネジメントや職場環境こそがポイントであることが示されているのです。
このことは、「成果を残せばしっかり評価をしていただける」という一部の肯定的な口コミとも符合します。
結論として、パーソル総合研究所の評価体制は、制度設計と現場での運用との間に乖離が見られるのが実情です。
評価項目やプロセスの不透明さから「納得感がない」と感じる社員がいる一方で、上司の適切なマネジメントや良好な職場風土に支えられ、評価に納得しているケースも存在します。
評価への納得感は、全社一律の制度によって保証されるものではなく、個々の職場における運用の質に大きく左右される、というのが実態に近いと言えるでしょう。
福利厚生・働き方も要チェック
この章では、パーソル総合研究所が実践する複業制度や福利厚生、従業員のリアルな声から見るワークライフバランスの実態について解説していきます。
フレックスタイム制・リモートワークの実施状況
パーソル総合研究所では、一日の労働時間を従業員自身が決定できるコアタイムなしのフルフレックスタイム制を採用しています。
これにより、「朝一番で通院してから業務を開始する」「早めに仕事を切り上げて私用の時間にあてる」といった、日々の都合に合わせた柔軟な勤務が可能となっています。
月間のフレックス制でもあるため、特定の日に長く働き、別の日に早く退勤するといった調整もできます。
また、働く場所を自身で選べる在宅勤務(テレワーク)制度も導入されています。
これにより、通勤ラッシュを避けたり、自宅で集中して業務に取り組んだりすることが可能です。
従業員からは、「フルリモート、フルフレックスであり私生活と仕事のバランスが大いに取りやすい」「在宅勤務が中心のため家庭とのバランスが取りやすい」といった声が上がっています。
さらにオンライン会議の活用も推進しており、場所にとらわれない働き方をサポートしています。
重要な点として、18時以降のオンライン会議は少ない傾向にあります。
公式情報によると、一般的な業務時間を超えた会議はほとんどなく、これにより従業員は育児や自己啓発など、プライベートな時間を確保しやすくなっています。
子育て中の従業員からは、「子供のお迎え&食事を作ってから自宅でメールチェックと明日のスケジュールを確認する」といった働き方が挙げられています。
また、他の従業員からも「オフィスは20時にはあまり人がいない印象」との声があり、会社全体としてプライベートとの両立を尊重する文化が根付いていることが示されています。
参照:パーソル総合研究所
参照:openwork
年収以外の魅力
パーソル総合研究所は、自由度の高い勤務制度が導入されています。
例えば、社員の成長機会の提供と社会貢献を目的とした複業制度があります。
さらに、TPOをわきまえることを前提としたドレスコードフリーや、会社のPCが夜22時に自動でシャットダウンする仕組みもあります。
前述した在宅勤務の活用を推進しており、それに伴う支援も手厚いです。
在宅勤務に伴う光熱費や通信費といった従業員の負担を軽減するための在宅勤務手当が支給されるなど、場所にとらわれず生産性高く働ける環境が、制度面からもしっかりと支えられています。
また、年次有給休暇を1時間単位で取得できる制度があり、日々の細かな私用にも対応しやすく、通院や家族の送り迎えといった場面でメリットになります。
これに加えて、年次有給休暇とは別に付与されるフレックス休日も存在し、従業員が自身の裁量でリフレッシュする機会を確保しています。
経済的な安定と家庭生活への支援策も、大きな魅力の一つです。
従業員の将来の資産形成を後押しするため、有利な条件の企業型確定拠出年金制度が用意されており、会社が掛金の一部を上乗せして拠出します。
さらに、育児と仕事の両立を支援するべく、ベビーシッターの利用割引制度を設けるなど、実用的なサポートが提供されています。
参照:パーソル総合研究所
ワークライフバランス・働きやすさの評価
パーソル総合研究所の従業員の口コミは、ワークライフバランスは調整しやすいとの声があります。
以下のような口コミがあります。
- 「朝イチで通院してから業務を始める」
- 「子供の用事で中抜けする」
- 「もう時間ガチガチな勤務態勢には戻れません」
前述した、コアタイムを設けないフルフレックスタイム制度や、在宅勤務といった制度がしっかり浸透している証といえます。
一方で、働きやすさの評価には個人差やプロジェクトによる違いがある点も指摘されています。
openworkのデータによると、月間の平均残業時間は24.7時間となっています。
一見すると、過剰な残業ではないように見えますが、こうした口コミがあります。
- 「残業は意外と多い」
- 「業務量が多いと労働時間は長くなるため、ワーク・ライフ・バランスは人それぞれ」
このような口コミは、担当するプロジェクトや業務内容、個人の裁量によって、実態は異なるようです。
言い方を変えると、柔軟な制度があるからこそ、自律的に業務を管理し、成果を出すことが強く求められる環境であるとも言えます。
パーソル総合研究所への転職を成功させるには?
この章では、パーソル総合研究所の転職難易度、求められるスキル、評価される志望動機、そして未経験からの挑戦の可能性まで、転職を成功させるための要点を解説します。
参照:hrmos
転職難易度と求められる経験・スキル
パーソル総合研究所への転職は、求められるスキルが極めて専門的であるため難易度は高いです。
選考では複数回の面接やエッセイが課される可能性もあり、専門性や論理的思考力が厳しく評価されるため、十分な準備が不可欠です。
転職を成功させるには、まず調査プロジェクトを企画から報告まで一貫して主導した実務経験が求められます。
次に、SPSSやRなどの統計ソフトを駆使し、多変量解析といった高度な手法でデータから本質的な示唆を導き出す分析能力も必要です。
研究プロジェクト全体を円滑に進めるための、計画性と実行力を伴うプロジェクトマネジメント能力も不可欠となります。
志望動機・選考対策のポイント
評価される志望動機とは、人や組織への強い関心を自身の経験と結びつけ、培ってきた専門スキルがパーソル総合研究所のどの研究にどう貢献できるかを具体的に示すことです。
公式ウェブサイトの情報だけでなく、同社が発表している調査レポートや研究員の執筆記事、書籍などにまで目を通し、自分なりの解釈や意見を持っていることが望ましいです。
表面的な企業理念への共感に留まらず、「貴社の〇〇というレポートの△△という視点に感銘を受けた」といった具体的な言及は、志望度の高さを証明する強力な材料となります。
次に、業界全体への興味と理解も重要です。
人材業界やシンクタンク業界が直面している課題や今後の展望について私見を問われる可能性もあります。
日頃から関連ニュースに関心を持ち、自分なりの視点を持っておくことが大切です。
そして論理的な質問への対応力も求められます。
面接官は「なぜそう考えるのですか」「その結論に至った根拠は何ですか」といった深掘りの質問を通じて、論理的思考力や構造的把握能力を試します。
どのような質問に対しても、感情論ではなく客観的な事実やデータを基に、一貫性のある回答を落ち着いて行うことが不可欠です。
未経験からの転職は可能?年収アップ転職の実現性
パーソル総合研究所への転職は、全くの異分野からでは困難ですが、「シンクタンク未経験」でも親和性の高いスキルを持つ人材には可能性があります。
例えば、市場調査会社や事業会社の人事・企画部門などで培った分析・調査経験は、即戦力として評価されることがあります。
選考では画一的な経歴以上に、特定分野への深い知見や強い興味といったポテンシャルが重視される傾向にあります。
ユニークな視点は、研究の幅を広げる資産と見なされるためです。
年収アップは可能ですが、提示額は現職での給与に加え、あくまで本人の専門性・スキルに応じて決まります。
即戦力と評価されれば好条件が期待できますが、ポテンシャル採用の場合はその限りではありません。
まとめ
パーソル総合研究所は、「人材・労働」分野に特化した会社です。
平均年収は約794万から910万円と高水準で、特にコンサルタント職や管理職では1000万円を超える報酬も可能です。
年功序列の側面も残しつつ、昇進が大幅な年収アップのポイントとなります。
フルフレックスタイム制やリモートワークが浸透し、ワークライフバランスを重視した柔軟な働き方ができる点も大きな魅力です。
転職難易度は高いものの、専門性を活かして高待遇と働きやすさを両立させたい人材にとって、非常に魅力的な企業といえるでしょう。
もし、パーソル総合研究所に転職を検討している方は、ぜひご連絡ください。
転職のプロが的確なアドバイスで、あなたの転職を成功に導きます。
あなたもコンサルタントとして
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コンサルタントへの転職をお考えの方は、
是非MyVisionにご相談ください。
ファームとのコネクションを活かし、
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