法人向け生成AI導入ソリューションサービス市場、シェアNO.1。生成AI領域で急成長するエクサウィザーズのSaaSビジネス【株式会社Exa Enterprise AI exaBase生成AI事業部 部長 駒谷氏、稲次氏】
2024年09月26日更新
企業紹介
Exa Enterprise AIは、2023年10月に株式会社エクサウィザーズの100%子会社として設立されました。「人の可能性を解き放ち、新たな挑戦に向き合える社会に」をビジョンに掲げ、大規模言語モデル(LLM)などの生成AI、その他の最新テクノロジーを活用することで、企業の業務改革、生産性向上や課題解決を支援するサービスの企画、開発、販売を行っています。本日は、exaBase生成AI事業部部長の駒谷氏、グループリーダーの稲次氏に同社の特徴と魅力についてお話をお伺いしました。
インタビュイー経歴
話し手
駒谷徹氏
株式会社エクサウィザーズ
事業部長
ビービット、Repro、コミューンなどでカスタマーサクセスを中心に従事。Exawizards Enterprise AIにカスタマーサクセス部のグループリーダーとして入社。2024年7月に事業部長に着任。
話し手
稲次俊明氏
株式会社エクサウィザーズ
フィールドセールスグループ グループリーダー
近畿日本ツーリスト、サイバーセキュリティクラウド、セールスフォースジャパン などで法人営業に従事しフリーランスでの活動を経て、2023年11月にExa Enterprise AIに入社。法人向け生成AIサービス”exaBase 生成AI”の営業組織の立ち上げ、リード、メンバーマネジメント、営業企画全般を担当。
目次
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年間350件以上のAI/DX案件を手掛けるエクサウィザーズが手がけるエンタープライズ向け生成AI SaaS事業
──はじめに、自己紹介からお願いします
駒谷氏駒谷と申します。これまでは、ビービット、Repro、コミューンなどのSaaSの会社でカスタマーサクセスや営業、新規プロダクトの立ち上げなどを担当していました。2023年11月にExa Enterprise AIにカスタマーサクセス部門のグループリーダーとして入社し、2024年7月に事業部長に着任いたしました。
稲次氏稲次と申します。1社目は近畿日本ツーリストにて、法人営業として東京2020オリンピック提案などを行っていました。2社目はサイバーセキュリティクラウドでIPOや、営業組織の立ち上げなどを経験しました。3社目はセールスフォースでSMB向けの営業を担当した後、フリーランスとしてSMBクライアント向けの営業組織立ち上げ支援を半年ほど行っていました。2023年11月にExa Enterprise AIに入社し、現在は生成AI事業のフィールドセールスグループのグループリーダーを担当しています。
──お二人が所属されている事業部の概要について教えてください
駒谷氏Exa Enterprise AIの主力の商品である法人向けチャットGPTサービス「exaBase 生成AI」の事業開発を担っています。年間350件以上のAI/DX案件を手掛けるエクサウィザーズが開発し、2023年6月に有料サービスとしてリリースしたサービスです。840時間/年の業務削減を可能にするAIプロダクトとなっており、大手企業を中心に自治体や官公庁など、約550社、5万人以上の実務サポートを行っています(2024年7月時点)。GPT/Gemini/Claude/tsuzumiなどの複数LLMを切り替えて利用できる技術(マイグレーション技術)にて特許を取得したほか、音声データを元にした議事録作成機能や、画像生成機能の追加もされ、サポートできる業務のバラエティが増加しております。年平均47.2%の成長率という過去に類を見ないスピードで急拡大する生成AI市場の中で、事業を拡大しており、事業部には約50名が所属しています。Exa Enterprise AIがエクサウィザーズから分社化した2023年10月はメンバー数が15名程度だったため、現在組織として急拡大している状況です。
──どのようなバックグラウンドを持つ方が多いですか
駒谷氏ビジネスサイドは事業会社出身の方が多く、特にSaaS出身の方が増えてきました。エクサウィザーズには高学歴でコンサルティングファーム出身者が多いというイメージがあるかもしれませんが、弊事業部には学歴や経験、国籍が多様な方が在籍しています。採用基準としても、カルチャーフィットを重要視しています。
──支援事例について教えてください
駒谷氏様々な業種業態でご活用いただいております。オフィスワークで利用できる範囲は思いのほか広範です。 例えば文書や報告書の添削、社員教育資料の作成・理解度チェック、アンケート集計と考察、売上向上の企画、クレーム対応、ミスの再発防止策など幅広に利用されています。 ファミリーマート様ではSV(スーパーバイザー:実店舗の経営を支援する職種)約3,000人でご利用いただいております。 本社業務では最大で約50%の作業時間の削減が見込まれることも分かりました。
参考:https://exawizards.com/archives/27285/
総合力で生み出した生成AIプロダクトで、社会へのインパクト創出を目論み入社
──お二人が転職されてきた経緯について教えてください
駒谷氏前職で生成AIに携わることがあり、興味をもったことがきっかけです。エクサウィザーズに知人がいたこともあり、エクサウィザーズを調べてみると今後大きく伸びるポテンシャルを秘めていると感じました。生成AIの領域は伸びているがゆえに昨年時点で早くも様々なサービスがコモディティ化しつつある状態でした。しかし、エクサウィザーズはグループ全体でアセットを持っており群雄割拠の市場でも総合力で勝てるチャンスがあると感じました。 その中で、exaBase 生成AI事業はこれからビジネスサイドを整えていくタイミングで、私の開拓精神に火が付いてしまい入社を決めました。
稲次氏フリーランスとして活動していた中で、会社を立ち上げるかどうか悩んでいました。その中で、News Picks元社長の対談動画で「その人がいた世界といなかった世界で、どれだけ社会にもたらすインパクトが違うか」という言葉が強く心に響きました。自身で起業するよりも、社会にもたらすインパクトの幅が大きい生成AIの領域でチャレンジできるエクサウィザーズに魅力を感じました。また、事業を作る経験を積むためにも0→1、1→10のフェーズに携われる会社を求め、分社化したタイミングのへ入社しました。
──お二人がこれまで取り組まれてきた業務やプロジェクトについて教えてください
駒谷氏私は主にカスタマーサクセス領域の業務を担当してきました。生成AIを用いた業務の生産性向上や新たな価値創造の検討を伴走支援してきました。契約後の支援メニューの整備だけでなく、クライアントに踏み込んで支援するサービスの立ち上げとその拡販も行いました。
稲次氏私は、インサイドセールスが獲得したアポを受注締結することをゴールとするフィールドセールスを主に担当してきました。入社当初は正社員が私以外おらず、業務委託の方中心のチームであったため、マニュアル作成やSalesforceの管理など、あらゆる社内体制の整備を行っていました。その後、フィールドセールスのグループリーダーとしてマネジメントに従事しています。また、フィールドセールス領域に閉じず、売上管理や契約関連のルールなどを含めた全体オペレーションの整理や、ビジネスサイドのメンバーの採用を加速させるためのアウトプットや面接なども担当してきました。 立ち上げは大変でしたが、ブランド力や認知力があったためサービス立ち上げ当初からクライアントから多くの反応・ご相談をいただいたことは非常に印象に残っています。
プロダクトが立ち上がって約1年で約550社・5万人以上のユーザーに利用され、ARRは8.7億円に達した急成長事業の中で裁量を持って挑戦できる環境
──exaBase生成AI事業における仕事の魅力について教えてください
駒谷氏「非エンジニアでも売る物の価値を自ら作り出すことができる」ことです。生成AIのソリューションは、一般的なソフトウェアとは違い、使い方次第で全く異なった提供価値ができます。例えば、小売業界では店舗における店内放送の作成、稟議書の作成など様々なユースケースがあります。
稲次氏私も「売る物の価値を自ら作り出すことができる」ことに尽きると思っています。それによって、言語化する力、クライアントを理解する力、創造力、想像力などの力が身につきます。中でも、”創造力”と”想像力”によって、生成AIに限らず、AI全般領域の将来像を描くスキルが身につくと思います。
──社内業務でも生成AIを使われているのでしょうか
駒谷氏はい、生成AIを商談のネクストアクションを決めるプロンプト等に活用しています。例えば、稲次さんからの商談フィードバックを貰うために、稲次さんの考え方を反映した「稲次AI(私がいま名付けた)」が社内にあります。現場の知見を持つメンバーの思想を基にカスタマイズされたAIは、一般的な検索結果と比べて精度が高く、非常に役立っています。
──成長環境としての魅力について教えてください
駒谷氏事業としては13ヶ月で約550社・5万人以上のユーザーに利用され、ARRは8.7億円を達成し、組織としても半期で3倍となった急成長している環境で働けることです。常に何かしらが変化する中で、型をつくるだけでなく、時にはその型を壊して、より良い仕組みを作り上げていく力が身につくと思います。
稲次氏一定の裁量がある環境で働くことで成長スピードを加速できることです。事業開発には正解がないため、とにかくチャレンジしていくべきというカルチャーがあります。 例えば、私の部署のフィールドセールスでは各種マニュアルの読み込みと生成AIを使いこなしてキャッチアップすることで入社2週間後には独り立ちして、1人で商談を担当してもらっています。極論、自分自身が生成AIが楽しいと感じれば、そのワクワクがクライアントに伝わり、結果として売れるようになると考えています。このように、裁量を持ってチャレンジし、意思決定を数多く詰める環境は成長スピードを加速できると考えています。
──入社後に実感したExa Enterprise AIの魅力があれば教えてください
駒谷氏そこそこ事業が伸びていると聞いて入社しましたが、実際はとんでもなく成長している環境の中で事業開発できていることです(笑)。2024年8月には、exaBase 生成AIが 「法⼈向け⽣成AI導⼊ソリューションサービス市場動向 2024年度版」 において市場シェア1位も獲得しました。これからもさらに急成長していくため、このような環境で働けるのは非常に魅力的だと考えています。
参考:「exaBase 生成AI」が 「法⼈向け⽣成AI導⼊ソリューションサービス市場動向 2024年度版」 において市場シェア1位を獲得 https://exawizards.com/archives/27919/
稲次氏私は入社前に想像していたよりも100倍楽しかったです(笑)。正解がない中で、模索することを楽しむことができています。また、私は将来経営者になりたい想いもあり、その点を代表も含めて尊重していただける環境には助かっています。例えば、入社後早いタイミングでグループリーダーを経験させていただいたり、経営者のキャリアパスを前提としたアドバイスを代表などからいただける機会もあります。このように、自身のキャリアの目標に対して親身にアドバイスやポジションを作っていただける環境があるのは魅力だと実感しています。
「創業メンタリティ」を胸に2030年までにグローバルで30兆円、国内で2兆円に達するマーケットで挑戦する
──今後の展望について教えてください
駒谷氏個人的な抱負ですが「社会に大きな影響を与えられるインフラ」といえるような事業にしたいと考えています。
──求める人材について教えてください
稲次氏「創業メンタリティ」を持っている方に来ていただきたいです。創業メンタリティとは、外資系戦略コンサルティングファームのベインアンドカンパニーが提唱したコンセプトで、従業員が使命感をもって野心的で大胆な創業者のような態度と行動を持ち合わせることを意味しています。現在エクサウィザーズでは、ベインの元日本代表の火浦俊彦さんが社外取締役を担当していただいていることもあり、私自身も創業メンタリティは自身で分析して意識しています。
参考:エクサウィザーズが大切にする「創業メンタリティ」について https://note.exawizards.com/n/n031278b7238f?gs=36e1e99e3340
※稲次氏が自己分析した「創業メンタリティ」
駒谷氏創業メンタリティを持っている方であれば、Exa Enterprise AIでは裁量を持ってチャレンジできる環境があるため活躍できると思います。また、単に売上だけを伸ばすのではなく、会社の経営トピックなどあらゆることに興味関心をもち、各分野で社内に詳しい方々へリスペクトをもって仕事を進めていきたいという方には最適な環境です。
──今御社に参画する魅力について教えてください
駒谷氏生成AI領域はまだ盛り上がり始めたタイミングのため、第一人者になることができます。Exa Enterprise AIに入社いただく際は、AIリテラシーはなくても問題ありません。これからさらに急拡大するマーケットの中で、事業とともに自分自身も急成長していきたいという強い思いをお持ちの方はぜひ入社をお待ちしています。
稲次氏生成AI市場は非常に変化が激しく、2030年までにグローバルで30兆円、日本国内では2兆円規模に達すると予測されています。このマーケットで一緒に挑戦したいと少しでも興味をお持ちいただけましたら、ぜひご応募お待ちしています。
──ありがとうございました