コンサルティング+AIで、大手ファームでは実現できないクライアントへの成果創出へのあり方を追求する【アポロ株式会社 取締役遠藤氏、シニアマネージャー太田氏インタビュー】
2024年09月26日更新
企業紹介
アポロ株式会社はコンサルティングとAIを軸に、ビジネスデザインからサービス開発までを一気通貫で行い、様々なビジネス・社会課題を解決するコンサルティングファームです。クライアントの重要意思決定から変革の実現にとどまらず、実益の創出までコミットしています。本日は、同社の特徴と魅力について、取締役遠藤氏、シニアマネージャー太田氏にお話を伺いしました。
インタビュイー経歴
話し手
遠藤淳史氏
アポロ株式会社
取締役
新卒でソフトバンクに入社後、コンサルティング業界に転職し、PwCコンサルティング及びアクセンチュアにおいて15年以上にわたり、コンサルティングに従事。経営戦略、組織改革、人材育成、商品・サービス企画、営業推進、CRM・マーケティング、IT化戦略などの様々な領域で経験を積む中で、クライアントの抱える様々なレイヤー・フェーズの複合的な課題の解決を一貫して支援することを得意とする。
話し手
太田啓介氏
アポロ株式会社
シニアマネージャー
大学卒業後、事業会社にて海外営業・新規サービス開発などを経験。その後、PwCコンサルティング、アクセンチュアなどにおいて15年にわたり、コンサルティング企業の支援に従事。上場企業を中心に、商品・サービス企画、CRM、営業BPRなどカスタマー領域のコンサルティング実績多数。
目次
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コンサルタント・データサイエンティスト・エンジニアがワンチームでクライアントの変革にコミット
──はじめに、自己紹介からお願いします
遠藤氏取締役の遠藤と申します。新卒では通信会社に入社し、その後コンサルティングファームに転職し15年以上経験を積んできました。コンサルタントとしてIT、事業戦略、業務改革などのテーマを、業界軸では小売・サービス、旅客・運輸、公共領域など幅広い経験を積んできました。幅広い領域におけるコンサルティング経験により、クライアントの改革・改善の取り組みにおいて、幅広い視野・視点で品質向上やリスク低減を行えることが私個人としての強みとなっています。アポロには2020年の立ち上げ時から参画し、現在は取締役及び事業ディビジョンのリードを担当しています。
太田氏シニアマネージャーの太田と申します。新卒では事業会社に入社し、海外からの観光客向けのマーケティング・営業企画業務を5年程度担当しました。その後コンサルティング業界に転職し、15年程度経験を積んできました。コンサルタントとしては、マーケ領域が中心ではあるものの、管理会計、BPR、サプライチェーンなど幅広いテーマを経験してきました。2022年4月にアポロに参画して以来、幅広い業界でマーケティング及び営業領域を中心にクライアントのトップラインを伸ばす支援を多く行っています。
──アポロ株式会社の概要について教えてください
遠藤氏アポロは「コンサルティング+AI」として、一般的なビジネスコンサルティングだけではなく、AI・データサイエンスを活用してクライアントに成果を創出することに強みを持つコンサルティングファームです。 AIを活用した需要予測、マーケティングをはじめとして、クライアントのトップラインを伸ばすコンサルティング支援を事業戦略から実行・推進まで一気通貫で支援しています。クライアントの業界は航空、不動産、小売・サービス、電力・エネルギー、製薬など幅広く支援しています。
──組織・メンバー構成について教えてください
遠藤氏現在、従業員数は50名程度で、ビジネスコンサルタントが10名強所属する事業ディビジョン、データサイエンティスト/エンジニアが30名程度所属するDDDディビジョン、バックオフィスを担当するメンバーが10名程度所属する管理ディビジョンからなる組織・メンバー構成となっています。
──アポロの強みについて教えてください
太田氏クライアントに対し、画餅ではなく、変革までコミットできることが強みであると自負しています。弊社は、コンサルタントとデータサイエンティストがワンチームで支援しており、AI/データサイエンスを活用した顧客理解に基づいた変革の実現までコミットすることが可能です。特に、活用余地のあるデータが溜まっているクライアントに対し、それらのデータを分析して事業戦略、サービス企画、施策立案の支援を行うことを得意としています。
クライアントと近い距離で成果創出まで伴走する支援スタイルを追求
──太田様がコンサルティング業界に入られた経緯について教えてください
太田氏新卒で入社した事業会社で、事業計画の策定やマーケティング戦略の立案に携わる中で関連領域の本を多く読む機会があり、それがコンサルティング業界を知るきっかけとなりました。知った後もしばらくは事業会社で勤務しておりましたが、経験を積む中で、自社事業に限らずに様々な企業の戦略を策定するコンサルティング業界に移りたいという思いが強くなり、大手ファームへの転職を決めました。
──太田様はアポロにはどのような経緯で入社されたのでしょうか
太田氏アポロの代表の宮地や本日同席している遠藤はアポロ入社前からの上司であり、アポロには大手ファーム同様かそれ以上に優秀で、性格的にも魅力的なメンバーが多数在籍していることを知っていました。そのような環境の中で新たなチャレンジを楽しみたいと考え、入社を決めました。
──遠藤様がコンサルティング業界に入られた経緯について教えてください
遠藤氏新卒ではソフトバンクに入社し、営業企画を担当していました。当時の上司は仕事の進め方において”プロジェクトマネジメント”を重要視していて、どのような業務でもまずはスケジュールを引き、進捗や課題を管理しながら進めるという仕事のやり方を叩きこまれました。2年程その上司と仕事する中で段々要領も掴んでいき、良い評価を得ることもでき、プロジェクトマネジメントに対する興味も深まっていました。 そんな折、当時の所属会社の方針で全社的な取り組みを一時ストップする事態に遭遇し、私の担当業務も停止することとなってしまいました。当時の私は自身の成長が止まることへの懸念を感じ、プロジェクトマネジメントの力を更に伸ばせる環境を求め、コンサルティング業界への転職を決意しました。
──アポロはどのような経緯で立ち上げられたのでしょうか
遠藤氏大手ファームでは実現できない、クライアントに寄り添い切るような支援を追求したいと思ったからです。私のコンサルタントとしてのファーストキャリアはPwCでスタートしました。しかし、PwCではグループ内に監査法人を持っており、監査クライアントへの支援には当然制限がありますし、コンサルそのものに対しても、一歩引いた立場で支援することが多いように感じていました。そこで、クライアントと合弁会社を作るなど、業界でもダイナミックな取り組みをすることが多いアクセンチュアに興味を持ち転職しました。アクセンチュアには2年程在籍しましたが、やはり大手ファームでは目の前のクライアントに寄り添った思い切った支援は構造的に実現しづらい面があると感じました。そうしたキャリアの中で、大手でできないならば自分の裁量で実現できるようにしたい、という思いが強まり、アポロを立ち上げました。
──アポロだからこそ実現できた事例などがあれば教えてください
遠藤氏2022年に、ANA X株式会社とデータの力よるお客様への提供価値の拡大、およびデータ分析・ソリューション開発・提供を目的とした新会社であるOrbitics株式会社を設立しました。この事例は、まさに大手ファームでは実現が難しかったことを、弊社から提案して実現することができた事例だと考えています。弊社では他にも、大手ファームでは実現が難しい、構想・企画から実行まで伴走支援し、実際に成果が出るところまでクライアントを支援している事例も増えてきています。
コンサルタントとデータサイエンティストが名実ともにワンチームで価値提供するのがアポロ流
──太田様がこれまで支援されてきた案件の中で印象に残っているものはありますか
太田氏構想〜運用まで長期間にわたる伴走支援を行うことで、お客様と一緒に成果を創出してきた案件は非常に印象に残っています。弊社は変革の実現までコミットすることを強みとして謳っており、今後もそのような案件を引き続き増やしていきたいと考えています。
──入社後のコンサルタントの育成・研修環境について教えください
太田氏コンサル業界未経験の方でもキャッチアップできるよう、基礎的なコンサルティングスキルを体系的に学ぶことができるトレーニングプログラムを用意しています。また、定期的に「資料の作り方」「ロジカルシンキング」など様々なテーマの勉強会も開催しています。これらの勉強会はコンサルの若手は必須参加としていますが、弊社のデータサイエンティストの方にも好評で参加いただいています。
──コンサルタントの成長環境としてのアポロの魅力について教えてください
太田氏大手ファームで経験を積み活躍してきたマネジメント層と隣り合わせでコンサルティングノウハウを学べる点です。大手ファームでは優秀なシニアの方はいくつもの案件を抱えているため、1つの現場に割ける時間は限られてしまうケースが多く、若手コンサルタントがシニアの方と近い距離感で一緒に働き学ぶ機会は少なくなってしまいます。一方、弊社はまだそこまで規模も大きくないためマネジメント層の隣で仕事をする中で、思考方法や仕事の進め方などの言語化しにくいコンサルティングスキルを直接学べる機会が多いです。そういった優秀な人材の近くで業務できる環境は、むしろ大手ファームよりも成長環境として魅力的だと考えています。
遠藤氏1つ目は、データサイエンティストと机を並べて働ける点です。分析した結果を戦略・サービス、組織や業務プロセスなどクライアントのあらゆる領域での価値提供に活用できる経験は唯一無二だと考えています。 2つ目は、チャレンジの機会の多さ、裁量が大きい点です。大手ファームの場合、若手のコンサルタントに任せる仕事は限定的になることも多いと思います。一方、弊社はまだ組織規模が小さいということもあり、社内での信頼と本人の希望があれば、どんどんチャレンジする機会を得ることが可能です。例えば、若手のうちからコンサルティング業務の提案に関与したり、自社の事業開発にチャレンジしたりすることも弊社では珍しくありません。
──太田様が入社後に実感したアポロの魅力について教えてください
太田氏データサイエンティストと想像以上に近い距離感で働けることは、入社して改めて感じた魅力です。前職のアクセンチュア時代でも、データサイエンティストとプロジェクトが一緒になる機会はありましたが、組織は別であり、実際に机を並べて業務を行う機会はそれほど多くはありませんでした。一方、弊社では実際に毎日隣の席でデータサイエンティストがデータ分析やAIのモデリングを実施しており、非常に学びになっています。
アポロならではの事業展開を加速させ、新たな仕事にチャレンジするフィールドを開拓し続ける
──今後の展望について教えてください
遠藤氏コンサルティングファームとして規模を拡大していくことは前提として、自社での事業展開の更なる加速もしていきたいと考えています。ANA XとのOrbitics株式会社の立ち上げの事例のように、大手ファームではできない、アポロならではの事業展開をしていきます。今後は、事業拡大や展開に合わせて子会社設立なども含め様々なスキームでそういった事業展開を加速させていきたいです。 また、その事業展開を通じてアポロのコンサルタント出身の若手経営者も生み出していきたいと考えています。コンサルティングファームでは、入社時点からパートナーになることを目標とする方は少なく、キャリアの中で事業会社への転職、独立・起業など様々なオプションを視野に入れながら日々業務に携わっている方が多いと考えています。その中で、アポロでコンサルタントとして経験を積めば経営者になれるというキャリアオプションを提示していきたいと考えています。コンサルティングだけでなく、事業作りや経営に携わっていきたいと考える方にとっても、魅力的な環境を用意していきたいです。
──最後に、転職を考えている方にメッセージをお願いします
遠藤氏チャレンジ精神を持ち、自分自身で道を切り開いていきたいと考える方にとっては、どんどんチャレンジできる魅力的なフィールドを用意しています。「いい仕事のご褒美は仕事」という言葉もありますが、そういったマインドでチャレンジしていきたい方にとっては非常に良い環境だと思いますので、ぜひご応募お待ちしております。
──ありがとうございました