データサイエンティスト・エンジニアの職種の垣根を超えた協創により、クライアントの成果創出にコミットする【アポロ株式会社 取締役遠藤氏、マネージャー村松氏インタビュー】
2024年09月25日更新
企業紹介
アポロ株式会社はコンサルティングとAIを軸に、ビジネスデザインからサービス開発までを一気通貫で行い、様々なビジネス・社会課題を解決しています。クライアントの重要意思決定から変革の実現にとどまらず、実益の創出までコミットするコンサルティングファームです。本日は、同社の特徴と魅力について、取締役遠藤氏、マネージャー村松氏にお話を伺いしました。
インタビュイー経歴
話し手
遠藤淳史氏
アポロ株式会社
取締役
新卒でソフトバンクに入社後、コンサルティング業界に転職し、PwCコンサルティング及びアクセンチュアにおいて15年以上にわたり、コンサルティングに従事。経営戦略、組織改革、人材育成、商品・サービス企画、営業推進、CRM・マーケティング、IT化戦略などの様々な領域で経験を積む中で、クライアントの抱える様々なレイヤー・フェーズの複合的な課題の解決を一貫して支援することを得意とする。
話し手
村松大輝氏
アポロ株式会社
マネージャー
SIerでの分析業務および分析向けシステム構築の経験を経て、PwCやアクセンチュアなどのコンサルティング会社にて活躍。データ分析に加え、データ活用に向けたシステム企画、サービスやツールの選定、システムアーキテクチャの設計、開発支援など多岐にわたるプロジェクトを担当。現在は、データガバナンスを含むデータ活用システムの課題解決に取り組む。
目次
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ビジネスサイドにも精通したデータサイエンティストがデータ分析・生成AI活用の企画構想から実現まで一気通貫で支援
──はじめに、村松様の自己紹介からお願いします
村松氏マネージャーの村松と申します。新卒ではSIerに入社し、データサイエンティストとしてデータ分析に関わるシステム・ツールの構築や活用を担当していました。その後、コンサルティングファームに転職し、データサイエンティストとしてデータ分析を行いながら、データベースやシステムの構築・活用、運用保守など各種データ活用に関わる仕組み作りを担当していました。 その後、立ち上げ時のメンバーとしてアポロに参画し、ITコンサルタントとして、データ活用を中心としてデータを活用するためのITシステム基盤作りからデータを活用したデジタル/リアルのチャネルを横断したマーケティング支援まで幅広くクライアントの支援を行っています。
──村松様がコンサルティング業界に入られた経緯について教えてください
村松氏新卒で入社したSIerで働いていた際、自社のPMだけでなく、クライアント側に立ちクライアント要望で様々な業務を担当していました。その中で、当時同じクライアント先で支援していた別のコンサルティングファーム同様の、より高いレベルの業務が求められるようになっていきました。私自身は業務を担当することは苦ではなかったものの、私が所属していたSIerではそのようなコンサルティング業務について会社からの支援が見込めず、今後継続してお客様の支援することができる可能性は低いと感じ、SIerにそのまま在籍するよりも、コンサルティングファームに転職した方が自分自身の成長し、将来お客様のためになると感じ転職を決めました。
──村松様が携われてきた案件の中で印象に残っているものについて教えてください
村松氏航空会社のクライアントのデータ基盤構築案件が一番長く支援したものであり、印象に残っています。その案件ではデータを社内の商品やサービスの改善、マーケティングなどに活用するために、クライアントのグループ全体の様々なシステムからデータを収集し、整理、加工、分析、また、他システムの連携などの支援を行いました。データ活用を推進するにあたって、プロジェクト全体としては数十~百名が関わり、グループ会社全体で関連するシステムも数十ある大規模なものだったため、やりがいがありました。
──村松様が所属されている部門の概要について教えてください
村松氏私が担当しているITコンサルタントはBusiness Divisionに属しており、ビジネスコンサルタントが10名強所属しています。部門としては、一般的なビジネスコンサルティングだけではなく、AI・データサイエンスを活用してクライアントに成果を創出することを実施しています。ITコンサルタントは、その中で弊社エンジニアやデータサイエンティストなどと連携をしながら、システムやデータに関する課題解決策をクライアントに提案しています。現状、ITコンサルタントは私が兼務で業務を行っていますが、今後専任スタッフの採用を拡大する予定です。
──生成AIは具体的にどのような支援を行うのでしょうか
村松氏例えば、研修サービスを提供しているクライアント向けに、生成AIを使った講義をリコメンドするシステムの構築を始めようとしています。このプロジェクトでは、受講生のスキルやモチベーションのレベルにあわせて最適な講義を選択するために生成AIを活用していくことを考えています。他にも、社内のナレッジを検索・回答してくれるようなシステムや住所・名称などの正規化など多様な活用方法を検討し、ビジネスに価値ある形で提供を行うようにしています。 また、クライアント向けの支援だけでなく、弊社で提供している人材系のサービスにおけるマッチングや、社内のナレッジ検索にも生成AIの活用を進めています。
──ITコンサルタントやデータサイエンティストとして在籍されている方々のバックグラウンドについて教えてください
村松氏コンサルティングファームでコンサルタントとして活躍されていた方だけではなく、事業会社で事業企画に携わった経験がある方やデータ分析系の業務を担当されていた方など、幅広いバックグラウンドを持つメンバーが在籍しています。弊社のデータサイエンティストは、数学や情報処理に関する研究職出身の方だけではなく、ビジネス系のバックグラウンドがある方も採用しています。
──アポロの強みについて教えてください
村松氏1つ目が、構想を実現させるために具体性を持った支援です。一般的なシステム開発会社と比較して、企画構想フェーズにおいてヒアリングなどを通じて構想を具体化・言語化する能力はクライアントから高い評価をいただいています。 2つ目が、コンサルタント、データサイエンティスト、エンジニアがワンチームで支援できることです。一般的なコンサルファームと比較して、様々なケイパビリティを持ったメンバーが一気通貫で提案・支援することが可能です。これにより、絵餅ではなく、変革までコミットできると自負しています。
異職種のメンバーが机を並べ働くことによる知見の融合が、コンサルタントとしての成長を加速させる
──成長環境としてのアポロの魅力について教えてください
村松氏弊社のクライアントである大手企業のシステム企画・構築をクライアントと近い距離で経験できるのは魅力的だと考えています。また、そういった支援を通じて最新の技術や、業務・組織の理解、関連するルールや法律などを自らキャッチアップして学ぶ機会は非常に多いため、コンサルタントとしての成長環境としては非常に魅力的だと考えています。
──村松様が入社後に実感したアポロの魅力について教えてください
村松氏1つ目が、職種の垣根を超えてワンチームでクライアントを支援できることは非常に魅力に感じています。私が在籍していたような大手コンサルティングファームは業界や機能・ソリューション軸で組織が縦割りとなっていることが多いです。一方で、弊社はコンサルタントがデータサイエンティストやエンジニアなどの技術者と日々机を並べ業務を行うため、AIやデータサイエンス、最新のテクノロジーなど知見の幅が広がることは大きな魅力だと考えています。 2つ目は、アポロに在籍するメンバーの人柄の良さです。自分のことだけを考えて業務を行っている方はおらず、代表も含めて非常に風通しが良いカルチャーは魅力的であり、チャレンジする人を応援してくれるメンバーが多く在籍していると感じています。
──そういった職種の垣根を超えた距離の近さはどのようなタイミングで実感することが多いですか
村松氏プロジェクトを一緒に推進する際は勿論、提案時でも「このクライアントに生成AIはどのように活用できそうか」ということを気軽に技術者に対して相談できる環境があります。これにより、今まで一人では考えられなかった新しい・価値ある提案を生み出すことができていると感じています。他にも、自分が関わったことのない業界や技術分野におけるトレンドを気軽に聞いて知見を広めることが可能です。
──入社後の研修/育成の仕組みについて教えてください
村松氏基礎的なトレーニングに加えて、定期的に「資料の作り方」「ロジカルシンキング」など様々なテーマの勉強会の開催をしています。また案件の参画の際は、マネージャー以上のメンバーからのバックアップのもとでチャレンジできる環境があるため、コンサルティング業界未経験であっても活躍している方も多いです。
アポロのITコンサルタントは、ビジネスコンサルタント、データサイエンティスト、エンジニアのハブとしてクライアントへの価値最大化に取組む
──今後の展望について教えてください
村松氏現在、生成AIやデータサイエンス関連のPoC支援を行うことが多いですが、PoCに留まらず、お客様に継続的にAIを活用してもらうため開発・構築フェーズまで支援するITコンサルティング機能の強化をしていきたいと考えています。 現在、ありがたいことに多くのクライアントからAI活用に向けたシステム構築のご相談をいただいていますが、ITコンサルタントが私一人しかいないという現状もあり、実際の開発・構築フェーズでは他のシステム会社に依頼してしまっている案件もあります。ITコンサルティングの体制を強化することで、よりクライアントに実益となるよう案価値を提供できるような組織にしていきたいと考えています。
遠藤氏村松の説明の通り、システム開発・構築のフェーズでクライアントに寄り添い、PMOなどの形で支援できるリソースが現状不足しています。このため、実行支援を通じてクライアントに更なる価値提供を行うためのリソース強化が喫緊の課題と考えています。また、ITコンサルタントとしてプロジェクト推進を担える人材が増えると、自社のソリューション事業開発も更に加速できると思っています。ビジネスコンサルタント、データサイエンティスト、エンジニアなどの様々な職種のハブとなって推進していただくことを期待したいです。
──アポロで求める人材について教えてください。
村松氏1つ目が、何らかの新たな企画に関する業務に携わった経験があることです。様々な企業に対して新たなものを生み出し、お客様への価値を創出したいという意欲を持つ方は弊社で活躍いただけるのではないかと考えています。経験がITに関係ないものであっても、IT領域の知見については業務を通じてキャッチアップしていただくことが可能なので、生み出す意欲やその経験を重視したいです。 2つ目が、自ら学んで様々な提案ができることです。現在テクノロジー分野は日々新しい技術が誕生し続けています。そのため、自ら学ぶことを大切にしなければ時代に沿った適切な提案ができないと感じています。 このように、現時点の自分自身の知識や技術、既存解決策でとどまらず、自ら学び・新しいものを生み出すことを考え、有益な示唆を検討してお客様に自発的に提案できる方は弊社で活躍できる可能性が高いと考えています。
──今このタイミングでアポロに参画する魅力について教えてください
村松氏弊社は大手ファームと比較するとまだまだベンチャーで規模が小さいため、年次を問わず新たな取組みへのチャレンジを推奨する環境であることが魅力です。また、弊社はそのチャレンジに対する報酬もしっかりと用意しており、これも魅力の一つだと思います。また、そこまで規模も大きくないためマネジメント層の隣で仕事をする中で、思考方法や仕事の進め方などの言語化しにくいコンサルティングスキルを直接学べる機会が多いです。そういった優秀な人材の近くで業務できる環境は、むしろ大手ファームよりも成長環境として魅力的だと考えています。
──最後に、転職を考えている方にメッセージをお願いします
村松氏現状に課題感を持っており、変化をもたらす挑戦をしたいという思いをお持ちの方は、ぜひ来ていただきたいです。目の前の仕事でお客さんに喜んでもらうことはもちろん、仕事を通じて社会を変えたい・未来をつくりたい、という方と共に働きたいと思っていますので、ぜひご応募お待ちしております。
──ありがとうございました
アポロ株式会社 CORPORATE SITE:https://apol.co.jp/ CONSULTING SERVICE SITE:https://apollo-consulting.biz/