クライアントへの伴走・経営課題解決を通じて、日本社会の課題解決に挑む【株式会社イードア 部長 岡氏、野口氏インタビュー】
2024年09月25日更新
企業紹介
株式会社イードアは、「産業構造改革を通じて未来を創る」というビジョンのもと、産業の担い手である企業の経営資源である「ヒト・モノ・カネ・情報・顧客」へアプローチし、戦略の策定・実行まで、あらゆる側面から支援するコンサルティングファームです。本日は、同社の特徴と魅力について、第一コンサルティング事業部の岡氏、第二コンサルティング事業部の野口氏にお話を伺いました。
インタビュイー経歴
話し手
岡千博氏
株式会社イードア
第一コンサルティング事業部 部長
大学卒業後、大手メーカーを経て不動産仲介会社へ入社。富裕層向けの売買仲介に従事する。共通の知人を介して代表の中村と出会い、イードアのMVVに共感し、2012年にイードアへ参画。新規事業部門を立ち上げたのち、現在は不動産・建設業界をはじめ物流、金融、小売など、既存産業を中心とした幅広い企業経営者の伴走支援をする。宅地建物取引士資格保有。
話し手
野口貴大氏
株式会社イードア
第二コンサルティング事業部 部長
大学卒業後、ブライダル企業へ入社。入社後に最優秀営業成績を上げ、エリアマネージャーに就任。2017年にイードアへ参画。創業間もないスタートアップ企業や多数のベンチャーキャピタルとのコネクションを有し、IT・Web、ニューテクノロジーなど新産業に軸足を置きながら幅広いソリューションを提供する。
目次
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社会への価値提供を志向するコンサルタントが、クライアントの経営課題に合わせたソリューションを提供
──はじめに、自己紹介からお願いします
岡氏第一コンサルティング事業部の岡と申します。大学卒業後に大手の食品メーカーに入社し、製造ラインにてマネジメントを経験させていただきました。その後、自身の原体験と自己成長の観点から、不動産営業として勤務を開始しました。不動産営業でも成果を残せた一方で、何のために仕事をするか自問自答し、そのタイミングで弊社代表の中村と出会い、イードアの社会的な存在意義に対する考え方に共感し、参画を決意しました。
野口氏第二コンサルティング事業部の野口と申します。僕は2017年の3月にこの会社にジョインしました。元々はブライダルの会社におりまして、主に新規営業をやりながら、最終的にはエリア統括をさせていただいていました。前職では仕事ぶりを評価されており、仕事に不満があったわけではなかったのですが、自分の能力や市場価値が社会でどのように評価されるのか考えている中で、イードアに出会いました。その時に、イードアの社員は考え方や能力含め、それまで出会ってきたビジネスパーソンとはレベルが違うなと感じました。これから先、自分の能力を付けたり、世の中により貢献できる力をつけたいと考え、参画を決意しました。
──イードアの第一・第二コンサルティング部門の概要について教えてください
岡氏第一コンサルティング部門は、既存産業向けの支援をさせていただいております。既存産業というのは、一次産業・二次産業の不動産、金融、アパレル、小売、物流、教育業などを指しています。それらの業界に対して、特にHR領域の支援から入らせていただき、さらに昨今の人手不足の流れを踏まえたDX・M&A・営業・アライアンス支援を行っています。将来的にはインキュベーションやCVC組成等の支援をさせていただきたいと考えています。
野口氏第二コンサルティング事業部は、主にスタートアップへの支援をさせていただいております。創業期やアーリーフェーズからお付き合いを始めさせていただき、第一コンサルティング部門と同じくHR周りを強みとして支援をさせていただいております。HRの支援を起点に顧客の内部に入りこんだ上で、その先の営業支援や、EXITのためのM&Aなども支援させていただいております。
──主に担当するプロジェクトのテーマと、クライアントの業界について教えてください
岡氏第一コンサルティング事業部が対峙する業界・クライアント様はHR領域の課題を多く抱えております。その中でも課題解決手法としては、ヘッドハンティングなどを通じたピンポイントでの人材獲得や、人事評価制度の再構築、BPR/BPOが挙げられます。直近としてニーズが非常に多いのがM&Aで、ソーシングやFAアドバイザリーなどのご相談が多いです。HRとM&Aは領域として離れているように思われるかもしれませんが、その領域の専門家とのネットワークを駆使しながら業務を遂行しています。 クライアントの業界は幅広く、クライアントそれぞれの状況を把握しながら課題解決を行っているため、何か一つパッケージを売り込むというよりは、クライアントの課題に合わせた課題解決手法の提案をしています。
野口氏第二コンサルティング事業部は、HRコンサルとして採用に関するコンサルティングを依頼されるケースが非常に多くなっています。具体的には、人事部門がないフェーズの企業に対して、私たちが採用戦略の立案から採用フローの構築・採用業務などを代行し、企業の採用を成功に導くようなプロジェクトが増えています。創業間もない会社は、最初はマネタイズしなくてもよいというスタンスで構えており、2-3年経ってからマネタイズを狙うような考え方をしています。売上増大に対するコンサルティング需要も根強く存在するため、営業戦略を起点としてリードさせていただくことももちろんあります。あとは、クライアントを増やすための活動として、VCさんと連携しながら、起業家とエンジニアを集めるプロジェクトなども今動いてますね。
──プロジェクトの報酬形態を教えて下さい
野口氏人材紹介は基本的に成果報酬を採用しています。コンサルティングメニューは、基本的に月ごとにストック制で報酬をいただいています。ただ、事業部によってクライアントの属性・求めていることが変わってくるため、会社単位で特段注力して提案するコンサルティングメニューなどはないですね。
新中期経営計画のもと、業界知見拡充やベンチャーへの長期伴走を通じHR以外のコンサルティングを強化
──イードア全体の今後の中長期的な展望を教えて下さい
岡氏イードアは「産業構造改革を通じて未来を創る」というビジョンを掲げております。既存産業や新産業に関わらず社会的ニーズの高いビジネスの創出や、既存産業と新産業の掛け合わせによって、業務の効率化や新しいビジネスモデルを構築していくということは、変わらないと思っております。 今期、新しい中期経営計画を打ち出しましたが、基本的な二つの方針として、この3カ年の中でHR領域以外の売上比率を高めることと、深耕クライアントの社数を増やすことを設定しています。現状、接点がある企業は全社で3000社ほどで、その中でプロジェクトが動いている企業は40社ほどあります。 また、各事業部で戦略・戦術は少しずつ異なっています。第一コンサルティング事業部に関しては、大きな既存産業の支援を行っていくことになるので、まずは担当業界のプロフェッショナルとして、クライアントや競合のコンサルティング会社レベルの業界知識や課題解決方法を掲示できるような状態を目指し、業界ごとの専門性を高めていくということを目標に据えています。
野口氏第二コンサルティング事業部としては、明確に三か年の戦略があり、社内だと0→X(ゼロ to エックス)と呼ばれています。シード期からお付き合いして、場合によっては純投資することもあります。イメージで言うとGAFAMのように、世界で誰でも知っているぐらいの企業になるまで永遠に伴走してお付き合いしますという形でやっていこうと思っています。次の3カ年の最終年ぐらいには、今までHR系がメインだったところから、オープンイノベーションの支援などをはじめコンサルティングメニューを充実させたいと考えています。
他業界出身のメンバーの経験を活かすために、OJTを通じてキャッチアップできる育成体制を構築
──コンサルタントの方々の属性について教えて下さい
岡氏第一コンサルティング部門は18名在籍しており、出身業界は不動産・教育・住宅・人材・金融など様々です。他にも新卒や中小企業診断士、資金調達や補助金/助成金のコンサルティング経験者などもおります。
野口氏第二コンサルティング部門は15名在籍しており、出身業界はブライダル・web広告など様々で、コンサル出身者はいないです。
──採用後の育成体制や研修、評価制度について教えて下さい
岡氏研修フローや業務フローは入社後にすり合わせながらも、基本的にはOJTで育成しています。HRを専業とする者や、M&Aを専業とする者もおり、それぞれのバックボーンなどを配慮しながら配属を決めています。 評価制度は、今期に刷新しています。以前はどちらかというと定量目標の達成度合いが評価の大部分を占めていましたが、自分自身が設定した目標に対してどういうプロセスで達成するかなど、定性面での評価も比重としては多く含まれるようになっています。ただし、コンサルタントに関しては、やはり定量的な数字の部分として、与えられた予算に対して成績を挙げられているかが前提として欠かせない指標となっています。 活躍する人材の特徴としては、大きく3つ挙げられると考えております。1つ目として、弊社のバリューにもあるのですが素直な人が実績を残していると思っています。2つ目として、経営者や役員に相対する仕事をする中で、自分より目上の方に対してのヒアリングや提案をきちんと自分の頭で考えながら進めていくことができる方も、活躍しているように感じます。3つ目として、自律的に物事に取り組めるような方が活躍していると感じます。
バックボーンを活かしながら、好奇心×新領域への挑戦を通じた自己成長・社会貢献を目指す方が輝ける環境
──どのような人にイードアに入ってきてもらいたいですか
岡氏イードアのミッション・ビジョン・バリューに共感していただきたいなと思っております。成果を出せば評価や報酬には反映される会社ではありますが、後世にバトンを繋いでいくことを考えた時に、社会を良くしていきたいという思いや、クライアントや経営者に伴走し他者の成長を常に考え続けることが必要だと思っているので、そこに対して理解をしていただける方であることも求めています。
第一コンサルティング事業部に関しては、日本国内の課題である物流業界への支援を強化していきたく、物流部門のマネジメントができる方や、実務ができる方を求めています。あとは、不動産業や人材業出身の方など、業界特化のバックボーンを持っていて、経営課題解決などを幅広く行いたい方も求めています。入社直後は、様々なプロジェクトに入って経験・実績を積んでいただきつつ、まだお付き合いできていない業界へのソリューションにも挑戦してもらいたいと思っています。
野口氏一番はスタートアップ業界やテクノロジー領域に知見がある人に来て欲しいのですが、そういった専門性を抜きにすると素直な心や感謝の心はもちろん大前提として、興味関心や好奇心の幅が非常に広い人が、チームの中で活躍する印象が強いです。新しいことをキャッチアップするときに、面白いと思って学んでいけるかどうかで、かなり大きくパフォーマンスが左右すると思っています。
──最後に転職候補者様に向けて、メッセージをお願いします
岡氏当社は15期目に入りましたが、社員も50人を超えた段階で、情報・仕組みの整理や、評価制度の運用など、まだまだ未整備な部分はたくさんあります。クライアントへの価値貢献と共に会社を創っていきたい方に入っていただけると、楽しく仕事ができると思いますし、ご自身の成長に繋がると思います。
野口氏15期目に差し掛かる中で、会社として歴史を積んできましたが、色々と整ってるかと思いきやまだ整ってないところも多いです。僕も7年在籍していますけど、今が一番新しいことを仕掛けられるなと感じています。昔だと生き残るために精一杯だったので、正直人材紹介が売り上げのほぼを占めていたところから、現在はパフォーマンスが高いメンバーも増えてきており、既存の事業をキャッシュエンジンとしながら他のことを仕掛けにいくことができている人もいます。今のタイミングで入社するのは、7年いる僕からすると一番やりがいがあるのかなと思います。
──ありがとうございました