クライアントの真のパートナーとして、自律的かつ持続的な変革を追求する少数精鋭ファーム【株式会社ジェネックスパートナーズ代表取締役 大池氏、コンサルタント 和田氏】
2024年11月28日更新
企業紹介
ジェネックスパートナーズは、企業変革を専門とするコンサルティングファームです。同社の名前には、変革の遺伝子(Gene)を拡大(Expand)し、クライアント企業に活力を与える良きパートナー(Partner)でありたいという願いが込められています。同社は、企業が直面する変革の課題に対して一つひとつ真摯に取り組み、各企業に対してテーラーメイドの支援を提供しています。本日は、代表取締役の大池氏と、コンサルタントの和田氏に、同社の特徴と魅力についてお話をお伺いしました。
インタビュイー経歴
話し手
大池拓氏
株式会社ジェネックスパートナーズ
代表取締役社長
GEキャピタルジャパンにて営業を経験したのちに、ブラックベルトとして中期経営計画の立案や各種課題の解決に従事。その後、経営コンサルタントに転じ、内資系・外資系のコンサルティングファームで合計19年以上の経験を有する。
話し手
和田拓人氏
株式会社ジェネックスパートナーズ
コンサルタント
大学院卒業後、事業会社に入社し、グループ全体の内部統制業務を経験。その後、ジェネックスパートナーズに中途入社し、有事における変革支援を中心に様々な案件に従事。
目次
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企業変革のパートナーとして業界・領域問わず成果が実現するまでクライアントを支援
──自己紹介をお願いいたします
和田氏新卒では事業会社に入社し、内部統制部にて子会社のリスク管理業務や法改正対応に関わる実務経験を積みました。その後、ジェネックスパートナーズに中途入社し、ライフサイエンス業界における調査分析、外資系製薬会社の計画立案支援、外資系自動車メーカーの業務改革支援等を行っております。
大池氏事業会社で6年の経験を積んだ後に、ジェネックスパートナーズに入社し経営コンサルタントに転じました。その後、内資系・外資系のコンサルティングファームでコンサルティング業務に従事し、2016年1月に当社に出戻りで入社し、現在は代表取締役を務めています。
──ジェネックスパートナーズの概要について教えてください
大池氏弊社は、企業全体や事業全体の変革を実現するパートナーとして、クライアントの置かれている状況に応じて経営コンサルティングサービスを包括的に展開しています。単に戦略を描くだけでなく、変革の実現を実際に支援することを重要視しています。 サービスを提供する業界は限定しておらず、ライフサイエンスから金融、製造業まで幅広く手掛けています。クライアントの規模は、売上高数億円の小規模な企業から、売上高数兆円の大企業まで幅広いです。プロジェクトは、上流案件が全体の40~45%を占めており、残りは実行フェーズまで関わる支援となります。 また、グローバルプロジェクトにも積極的に取り組んでおり、弊社では英語が必要なプロジェクトが全体の約半分を占めます。
──ジェネックスパートナーズの強みについて教えてください
大池氏弊社はクライアント企業がいかに自走していけるかを目指しています。そのためにも、立案した戦略や計画を実行しきることに拘り、目に見える成果を創出しながらクライアント企業が自律的かつ持続的に変革を実現していくことができるようになっていく点について評価をいただいています。 弊社が目指しているクライアント企業が自走していける姿というのは、コンサルタントによる支援を必要としない姿であり、弊社はそれをいかに早く作れるかを常に意識しています。そのため、既存のクライアント企業に頼った体制を構築するのではなく、毎年、新規のクライアントが全体の30%以上を占める体制を築いています。それにより、弊社のコンサルタントは常に新しいクライアント及び新しいテーマに接する機会を多く有しています。
クライアントとの膝を突き合わせた討議を通じて、目に見える成果を創出する
──お二人がコンサルティング業界に入られた理由について教えてください
和田氏前職では不正対応をはじめとする「守り」の領域を専門としていたため、成長戦略立案や業務変革などの「攻め」の領域にもチャレンジしたかったことと、一つの会社だけでなく、様々な業種や業態に対して貢献したいと思ったためです。 コンサルティング会社の中でジェネックスパートナーズを選んだ理由は、戦略を策定するだけでなく、現場と関わり、組織の変革まで支援したいと思ったからです。また、中途採用プロセスにおいて、全パートナーとお会いする機会があり、考え方の切り口の鋭さやフィードバックの内容を通じて魅力を感じ入社を決めました。
大池氏新卒で入社した事業会社でも戦略立案や業務改善を行っていましたが、自分が在籍する事業に限定されていたため、様々な業界や企業に対して幅広い視点から改革に携わりたいと考えコンサルティング業界に転職しました。 その当時からコンサルティングファーム各社は戦略から実行までを行っていると謳っていましたが、実際には実行に関する理解が不足しているという印象を受けました。その中で、ジェネックスパートナーズは実行について理解していると感じることができ、入社することを決めました。当社には5年強在籍していたのですが、グローバル案件にもチャレンジしたいという思いから転職を決意し、外資系を含めた他ファームに6年弱在籍しました。その後、自分のキャリアの次のステップとしては経営に携わることと考え、当社からも声をかけてもらい、自分のキャリアの考えに最も合致すると感じたため、出戻りという形で再度入社しました。
──和田様がこれまで経験された中で印象に残っているプロジェクトについて教えてください
和田氏外資系製薬会社の計画立案に関するプロジェクトについてお話しします。グローバルの本社および日本支社とそれぞれ週に1回ずつ打ち合わせを設け、2~3名の体制で約1ヶ月間支援しました。デリバリーの初期の段階からクライアントが自律的に推進できるようサポートし、特にキーパーソンの方の主体的な参加を促しながら密にやり取りを行い、最終局面では不明点等がないか、膝を突き合わせながら討議を進めました。 プロジェクトを開始する前は立案した計画を報告書にまとめ、発表して終えるということが一般的だと認識していましたが、本プロジェクトを経て、最適な計画を立案することは当たり前のことで、クライアントとの協働の過程で組織が進化できるように支援することの意義を再認識し、とても印象に残っています。
大池氏こちらの外資系製薬会社の支援は、当社の中でも特に知見があり、強みを発揮できる分野でした。具体的な取り組みとしては、グローバルな観点よりどうすべきかを定め、日本支社での計画立案のサポートを行いながら、グローバル側とも連携し、一丸となってプロジェクトを進めました。
──大池様がこれまで経験された中で印象に残っているプロジェクトについて教えてください
大池氏ファンドが投資したクライアントの事業再生を行ったプロジェクトについてお話します。売上重視の経営を行ってきたことで多くの問題を抱えている中、株主がファンドに変わり、多くの社員の方々が不安を感じている状況で支援を開始しました。営業利益を早期に改善することが求められている状況で、営業領域においてこれまでの運営方法を180度変える大きな改革を行う必要がありました。社員の方々の不安を取り除くために信頼関係を築き、不安を解消するために会社全体の雰囲気を変えていきつつ、改革により赤字から黒字転換まで支援したことが印象に残っています。その結果、数ヵ月と限られた期間での支援でしたが、最終的には同年度内で営業利益率を3.5%改善し、黒字に転換することができました。
プロフェッショナルになるために独自設計された充実の育成環境
──ジェネックスパートナーズの成長環境としての魅力について教えてください
和田氏1つは若手の裁量が大きいことです。大規模ファームのようにプロジェクトのアプローチが固定化されていることはなく、クライアントの組織や状況に応じた最適なアプローチを考え、実行するという経験を若いうちに積むことができます。考える範囲が広く、一つ一つを突き詰めて深く検討する必要がありますが、その分クライアントに与えるインパクトも大きく、やりがいを感じています。また、マネージャー以上のメンバーがデリバリーの質を担保した上で若手にチャンスを与えてくれることから、試行錯誤しながら挑戦できるカルチャーがあります。 2つ目は育成環境です。入社後研修をはじめとした育成カリキュラムが非常に充実しており、シニアメンバーも育成に強くコミットしています。若手を育てる文化が根付いており、若手全員が上期と下期で学習計画を立て、それに基づくテーマで研修が実施されています。直近では、作業設計、論理的思考、プレゼンテーションスキルの研修が実施され、演習やロールプレイの後、パートナーをはじめとする講師陣がフィードバックを行っています。特に、作業設計の研修では、物事を効率的かつ効果的に進める能力を養うことができ、デリバリーの質に直結することを実感できます。このように、会社としてのニーズと個人のニーズの両方の観点から研修がカスタムメイドされている点は非常に魅力的です。
大池氏弊社では半年に一度若手コンサルタントが苦戦していることを振り返り、次の半年においてその苦戦している点を解消するための研修を新規に作成し、提供しています。そのため毎月少なくとも1テーマ、多い月は3~4の新しいテーマの研修が開催されています。研修は3~4人のグループ制で実施しており、出来るようになったコンサルタントから卒業していく仕組みになっており、一定の競争環境が保たれることも意識しています。 また、弊社には設立以来22年強蓄積してきた変革を実現するために必要な知見が纏められています。この知見は400ページ強の本になっており、社員に対してのみ発行し、これまで培ってきたノウハウ・知見を学びながら実践において活かすことができます。
質で勝負し、変革を実現する少数精鋭のプロフェッショナル集団であり続ける
──今後の展望について教えてください
大池氏弊社は拡大しても50~60名程度までの規模に留め、質で勝負していきます。企業としての変革といえば「ジェネックスパートナーズ」と称されるまで、コンサルティング業界でのプレゼンスを高めていきたいと考えています。
──求める人物像について教えてください
大池氏スキルやバックグラウンドに関して、必ずしもこれが必要だというものはありません。一方で、マインドとして、クライアントの変革に本気でコミットできる姿勢を持っているかどうかは重要視しています。
──最後に、転職者候補者様に向けてメッセージをお願いします
和田氏コンサルティング業界はドライな印象を持たれることも多いですが、弊社は若手同士の横のつながりが強く、入社後に良い意味で裏切られました。お互いに助け合いながら成長していく温かいカルチャーがあるので、安心してチャレンジしていただきたいです。
大池氏コンサルタントとして泥臭く徹底的に考え抜いて答えを出していく過程で、大きく成長していける環境があります。クライアントに本気で向き合い、変革を実現したいという思いを持っている方は、ぜひご応募お待ちしております。
──ありがとうございました