経営層の参謀として組織・人事領域の課題解決を担うプロフェッショナル集団【グローウィン・パートナーズ株式会社 仁井氏、青木氏、栗林氏インタビュー】
2024年12月05日更新
企業紹介
グローウィン・パートナーズ株式会社は、コーポレート機能の変革を通じて企業のイノベーションを創造する「経営参謀のプロフェッショナルチーム」です。多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナルが、上場企業を中心とした1,000社以上のバックオフィス支援や、700件以上のM&A案件を手掛けております。戦略の実行・実現から日々のオペレーションまで、企業の経営課題(マネジメントテーマ)を解決するために、徹底したクライアント視点と真のプロフェッショナリズムの両輪で、クライアントを成長(Growth)と成功(Win)に導くサービスを展開しております。本日は、人事コンサルティングを担当しているシニアマネージャーの仁井氏、コンサルタントの青木氏、栗林氏に同社の特徴と魅力についてお話をお伺いしました。
インタビュイー経歴
話し手
仁井いずみ氏
グローウィン・パートナーズ株式会社
HRコンサルティング部 シニアマネージャー
組織・人事コンサルティングファームにて人事制度構築(ジョブ型・海外子会社人事制度含む)・制度定着支援・育成体系構築等に従事。またインド現地法人に赴任し、現地日系企業向けに人事制度構築・研修企画・人事管理クラウドシステム設計・労務問題への対応等に携わる。グローウィン・パートナーズ入社後、主に中堅企業向けに、人事制度構築・人事制度定着支援・育成体系構築・人事デューデリジェンス等、プロジェクトを多数主導している。過去に、製造業(上場企業)のグループ各社における人事制度構築、サクセッションプラン策定、総合建設大手の子会社数社における人事制度構築、育成体系構築を経験。
話し手
青木美優氏
グローウィン・パートナーズ株式会社
コンサルタント
コンサルティングファームにてRPA導入支援・バックオフィスの業務改善を経て、グローウィン・パートナーズに入社。入社後はシステム導入支援や人事領域の各種コンサルティング業務に従事。また組織人事制度の構築をはじめ、人事労務の業務改善や人事関連システム導入支援、M&A統合における人事PMI支援、退職金制度の再設計などを担当している。過去に、公益財団法人の人事労務システム選定・導入および人事労務の業務改善プロジェクト、大手製造業の販売子会社の8社統合プロジェクトにおいて人事規程・退職金制度の統合を経験。
話し手
栗林慎氏
グローウィン・パートナーズ株式会社
コンサルタント
IT人材派遣企業に入社後、中小・大手IT企業を顧客としたITエンジニアの派遣および作業委託を担当する営業として、新規顧客開拓を中心に経験を積み、その後、既存顧客の深耕営業やプロジェクト管理等を担当。グローウィン・パートナーズ入社後は、中小製造業のシステム基盤構築(DX推進)支援や、繊維素材加工販売業の基幹システム構想化およびERPプロダクト選定支援に従事。さらに、人事関連業務の効率化・高度化を目指したシステム刷新プロジェクトにも携わり、ITコンサルタントとして幅広い業務領域でクライアントの課題解決を支援している。
HR領域全般において、コンサルティングを手掛ける
──はじめに、自己紹介をお願いします
仁井氏大学卒業後、営業職に従事していました。営業は受注後にデリバリーチームへ引き渡す役目ですが、「もっと顧客の力になる仕事がしたい」「ビジネスパーソンとして価値を生み出したい」という思いからコンサルティング会社へ転職しました。転職後のコンサルティング会社では、大手企業から中堅企業まで多くの企業様に対して人事制度構築(ジョブ型・海外子会社人事制度含む)・制度定着支援・育成体系構築等に従事してきました。またインド現地法人に赴任し、現地日系企業向けにインド人向け人事制度構築・定着支援を行いました。インドでの人事制度構築を通して「社員に日本本社の企業理念・バリューをしっかり伝えていくことで、国籍は違っていても同じ会社の仲間として同じ目標を目指していける」ということを実感し、現在の人事コンサルタントとしての礎となっています。GWPに入社後は、人事制度構築・人事制度定着支援・育成体系構築・人事デューデリジェンス等のプロジェクト・マネジメントを多数担当しています。
青木氏現在は主にHRコンサルタントとして活躍しています。経歴としては他社コンサルティング会社からの転職者です。私がGWPに入社当初はまだ主力サービスが明確ではなく、RPA導入支援や会計システムのリプレイスなど幅広い分野でプロジェクトに関わってきました。その中で前職は事業会社の勤怠業務の改善プロジェクトに関わってきた経験から、HRの業務改善プロジェクトに参加することになり、今はHR領域をメインにご支援させていただいています。
栗林氏前職ではIT人材派遣企業で営業を担当し、新規顧客開拓や既存顧客の深耕営業、プロジェクト管理に従事していました。特に、クライアントのニーズを深く理解し、最適な人材やソリューションを提案する中で、課題解決力や信頼関係の構築に磨きをかけました。また、チームリーダーとして部下の育成やマネジメントにも携わり、幅広い経験を積みました。より本質的な企業課題に向き合い、自分自身の成長を加速させたいとの思いから、未経験ながらもコンサルタントの道を選びました。2023年6月にグローウィン・パートナーズに入社し、現在はIT・業務コンサルティングを中心に、人事システム刷新などのHRコンサルティング案件にも携わっています。
──GWPのHRコンサルティング部門がクライアントに支援している内容について教えてください
仁井氏GWPでは、4つの領域でコンサルティングを行い、戦略から人事DXといった実務まで、人事領域に関わるコンサルティングをワンストップで提供しています。 1つ目は、組織・人事戦略構築支援 事業戦略と連携した人財マネジメントサイクルの実現を目指し、経営戦略に基づいた要員計画、配置、評価、育成の方針を策定します。ターゲットポジションやタレントプールの要件策定、アセスメント方法の策定、人事データの収集・分析・レポート体制の構築を支援しています。 2つ目は、人事制度策定支援 M&Aや事業承継、経営者交代、事業の成長・新規事業の創出など、企業の変革期に対応するための人事制度構築をサポートします。中長期的視点で経営理念に基づく人財バリューを策定し、採用・評価・育成方針を構築します。また、等級・報酬・評価制度の詳細設計や運用体制の支援も行っております。 3つ目は、人事業務DX 就労管理、人事管理、給与計算など人事領域に係る一連の業務ヒアリングを実施し、業務の可視化を行っています。非効率な業務の工数を把握し、課題を特定します。特定した課題に対しては具体的な改善策および改善ステップを提案します。その後、ワークシートの改修、規定等の見直し、システム導入支援、人員体制の見直しなど、あらゆる改善策に対して人事部門と一体となって伴走して支援しています。 最後は、弊社はM&Aに関するサービスも提供していることから、M&A実行後の統合支援であるPMIや人事、労務面で企業を調査する人事・労務DD(デューディリジェンス)業務です。
──支援するクライアント規模や業界・業種について教えてください
仁井氏各業種の企業様へコンサルティングを行っております。クライアント規模は4つの領域ごとに特徴が異なります。組織・人事戦略構築支援では企業成長ステージでいうところの「成熟期」の企業様が多く、従業員数は約500名~2,000名となります。人事制度策定支援では「成長期」「成熟期」「再成長期」の企業様であり、従業員数も100名~2,000名と幅広くなりますが、ボリュームゾーンは約500名となります。ビジネスの方向性を転換しようとしている、など変革期にあるクライアントの比率が多いです。 人事業務DXでは「成熟期」の企業様であり、従業員数は1,000名以上となります。人事・労務DDはM&Aに伴う支援であり、M&A戦略を取られる「成長期」「成熟期」「再成長期」の企業様や、子会社を数社もつ企業様で企業統合を検討されている企業様が多くなります。
──GWPのプロジェクト体制について教えてください
仁井氏4つの領域により差はありますが、人事戦略・人事制度構築は1プロジェクトにつき約3名、人事業務DX・人事労務DDは、約3名のチームを5,6チーム編成してプロジェクトを遂行することもあります。
──GWPの強みについて教えてください
仁井氏GWPの強みは「コーポレートイノベーションの実現」を掲げ、財務経理・経営管理改革、ERP導入、M&A戦略行っており、HRコンサルティング以外の領域についてもクライアントへご支援できることです。HRコンサルティングの中でもこれらの課題はよくお聞きしますので、コーポレート部門全般の強化に向けて他領域のコンサルタントと協力してご支援することも多くあります。HRコンサルティングの強みは、コンサルティングとしての知見だけでなく「クライアントの経営課題に向けたアプローチ」「社員への納得感と動機づけ」「実務への適合性」にもフォーカスすることで、カスタムメイドでコンサルティングを行うことにあります。結果として多くのクライアントに複数領域のコンサルティングをご依頼いただいていており、数年にわたってお付き合いいただいています。
結晶化された社内ノウハウを用いながら、加速度的な成長を促す
──皆様がGWPに入社された理由について教えてください
青木氏まず、若手でも活躍できる環境や幅広い業界のお客様を支援できる点からコンサルティング業界に魅力を感じていました。前職の会社が解散するタイミングでGWPに入社しました。GWPを選んだ理由は、他社のコンサルティングファームでは専門領域が限定されていたり、一連の業務を支援できない印象があったためです。GWPでは幅広い領域での経験ができ、実際に会計システム導入支援やRPA開発、人事制度構築支援、退職金制度設計、人事システム導入支援などを経験しています。
栗林氏前職で営業を担当していた際、クライアントに対して本当に価値が提供できているのか、もどかしさを持ったことが転職を考え始めたきっかけです。GWPに転職した同期から話を聞く機会があり、GWPでは経営に携わることができて早く成長していける環境があることに魅力を持ち面談を希望しました。面談を通じて「顧客の成功と成長を共に実現する」という経営理念にも共感し、入社を決めました。
仁井氏前職でもコンサルティングファームで勤務していたのですが、GWPは人事戦略・人事制度策定に限らず、人事DXや人事DDといった複数の人事領域をサポートできる点、また人事領域を起点として他領域(財務・M&Aなど)にも展開させて経営の課題解決までアプローチできることに魅力を感じました。またコンサルティングファームとしてクライアントへの価値を追求する環境でありながら、人間関係の良さや社員の優しさ・暖かさがある雰囲気に魅力を感じて入社を決めました。
──印象に残っているプロジェクトについて教えてください
仁井氏合弁会社を設立した企業様への労務管理・人事管理・システム導入支援・人事制度構築・規程作成のプロジェクト・マネジメントを行いました。プロジェクトメンバー・社労士・システムベンダーなど関与者と連携・協業しながら、新社長の考えを汲み、運用する現場のサポートを行い、運用スタートを迎えることができました。当初は他社がサポートしていましたがうまくいかず、運用スタート予定日まで時間がない中でご依頼であったため、予定通りにスタートできたことに対して感謝いただきました。
青木氏大手製造会社の子会社を統合するプロジェクトが印象に残っています。最初の導入検討の際は2ヶ月のスケジュールを予定していたプロジェクトだったのですが、1年程度継続支援いただけることとなりました。PMIとして様々な課題解決をすることが必要であったプロジェクトだったため、成長できた案件として印象に残っています。
栗林氏繊維系素材の製造業の基幹システムのリプレイスの案件が非常に印象に残っています。そのプロジェクトが始まって6か月経ったタイミングでToBeを描くフェーズで参画しました。自分自身が弊社に入社したばかりの時期で苦労はしたのですが、プロジェクトの上司から期待も込めてしっかりと教育していただき、コンサルタントとして大きく成長することを実感できたプロジェクトだったため、非常に印象に残っています。
──GWPの成長環境としての魅力について教えてください
青木氏クライアントと業務やオペレーションについて深く議論し、あるべき姿を描いていける環境は非常に成長できる環境だと考えています。クライアントの人事業務の見直し、業務改革などのBPR、システム導入を支援する中で、細かく現場のオペレーションも踏まえて議論して推進しています。
栗林氏弊社では常に「顧客視点で考える」ことが全社員徹底されています。常に顧客視点を徹底する環境で業務を遂行する環境は非常に成長できることを実感しています。 また、私の場合は様々な部署の案件に参画した経験があり、多くのマネージャーやメンバーとプロジェクトを推進する中で、円滑に進めるためのコミュニケーション能力は鍛えられたと感じています。
──HRコンサルティングの経験がない方でも活躍できる環境はあるのでしょうか
仁井氏弊社はグローウィン・アカデミーという社内研修システムがあり、HRについて体系的に学べる環境が整っています。また、早くから主担当として案件を任せられるため、アウトプットの環境も充実しています。HRコンサルティングチームを立ち上げて数年が経ち、多くのノウハウや事例がたまってきているため、それらを活用することで未経験でもコンサルタントとして価値を提供できると考えています。
栗林氏実際に、私が初めて人事領域の案件を担当した際も、社内の研修システムや過去の事例、ノウハウを参考にすることでキャッチアップに役立ちました。また、2024年6月から貸し出し図書の仕組みも導入され、案件にアサインされる前に人事領域に関する本を自由に借りて読むことができます。
クライアントの経営課題解決に真摯に向き合う
──GWPに入社して改めて実感した魅力について教えてください
栗林氏優しい人が多く暖かい会社であることは、入社して改めて実感しました。オフィスの雰囲気も活気があり、出社したくなるような雰囲気です。また、時にはクライアントの課題解決に向けて真剣に議論することもあります。雰囲気がいい中、メリハリのある会社であると感じました。
青木氏1つ目が、これまでのコンサルティングファームと比較して、誠実な人が多く、人間関係が良好であることです。仕事をする上で、心理的安全性がある環境であるなと実感しています。2つ目が、プライベートとのバランスがとりやすい事です。個別事情にも配慮があり、助け合って対応していく会社の制度やカルチャーがあることも魅力的です。
──今後の展望について教えてください
仁井氏GWPのHRコンサルティングの強みをより多くのクライアントへ提供していきたいと考えています。現在はHRコンサルティング部の中にメンバーが所属し、それぞれが4つの領域のプロジェクトを担当していますが、今後は4つの領域毎に組織化して、継続的なクオリティ向上につながる体制作りをしていきたいと考えています。 またHRコンサルタントの戦略的な育成により、HRコンサルティング部を大きくしていきたいと思います。
──求める人材について教えてください
仁井氏クライアントのニーズを理解し、価値を創出していけることにコミットしていきたいというマインドセットを持っている方に来ていただきたいです。教科書的な「べき論」を語るのではなく、クライアントと議論を重ねながら、あるべき姿を一緒に描いていける方が弊社で活躍していけると考えています。 また、これまで困難な状況に直面しても、しっかりと向き合い乗り越えてきた経験があるかどうかも重要視しています。
──最後に転職候補者様に向けてメッセージをお願いします
青木氏コンサルタントとして質の高い業務が求められ大変な時はあります。ただし、弊社で一緒に働くメンバーは全員誠実で志が高く、クライアントへの価値貢献に本気で向き合っています。そういった環境で成長していきたい方には非常に魅力的な環境だと考えています。例えば5年前にシニアコンサルタントだったメンバーが現在では執行役員になっているほど実力次第で早いスピードでの昇進も可能です。
栗林氏クライアントのことを一番に考えて働きたいという方にとっては最適な環境だと考えています。また、未経験でも挑戦していきたいという方にとっても大きなチャンスがある会社です。ぜひご応募をお待ちしております。
仁井氏HRコンサルタントとしてのミッションは、人事施策によりクライアントの経営課題を解決することだと思っています。クライアントの経営・ビジネス環境・本質的な課題・現場の認識などをクライアント以上に理解し、経営層が真に実現したいことを人事施策により叶えていくことが重要であるため、常に学習し続けることが必要です。辛いこともあると思いますが、クライアントの経営層に喜んでいただける、また次の課題解決を共に実行できる喜びはとても大きいです。コンサルタントとしてしっかり成長していきたい方にとって良い就業機会をご提供できると思います。
──ありがとうございました