製薬MRとして経営課題に取り組めないもどかしさを解消するため広範な経営支援ができるコンサルタントに転職

H.T
立教大学
29歳
製薬業界
MR
ブティック系コンサルティングファーム
コンサルタント
支援担当

荒川 史登
Arakawa Fumito
同志社大学卒業後、野村證券株式会社にて富裕層顧客への資産コンサルティング業務に従事。姫路、仙台、名古屋の各支店で新規開拓から既存顧客の運用提案まで幅広く担当し、高い営業実績と後輩育成の実績を築きました。「お客様の人生設計に寄り添い、金融商品だけでなく、より本質的な『キャリア』という人生を形成を支援したい」という思いから、MyVisionに参画。
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転職を意識するまで
ご経歴について教えてください
立教大学を卒業後、新卒で大手製薬会社にMRとして入社しました。そこでは医療機関への自社製品の営業活動に約5年間従事いたしました。その後、同社内で法人営業担当へ異動し、主にお取引先である医薬品卸の経営改善に向けた提案や営業活動を2年ほど経験しました。
転職のきっかけを教えてください
きっかけは、法人営業として医薬品卸の経営改善提案に携わる中でのことです。決算書の分析や経営者の方々との対話を通じて、顧客企業が抱える課題が非常に多岐にわたり、かつ根深いものであるにも関わらず、それに対して自分ができると事が限定的であると痛感したことが決定的でした。
例えば、特定の医薬品の販売戦略や営業プロセスの改善といったレベルであれば、製薬会社の営業という立場からでも貢献できます。しかし、お取引先の事業構造そのものの改革や、業界全体の大きな課題であるDX推進といった、より本質的で全社的な経営課題に対しては、提供できるソリューションに限界があるのです。目の前で困っている経営者の方々に対し、製薬会社の社員という立場では踏み込めない領域があることにもどかしさを感じて、転職を決意しました。
コンサルティングファームに転職をした背景は何ですか?
前述の経験から、特定の製品や業界の枠に捉われることなく、より中立的かつ専門的な立場から、多様な企業の経営課題解決に深く、そして広く関与したいという思いが日に日に強くなっていきました。それ故に、戦略策定という上流工程から実際の変革が現場に根付くまでを一貫して支援し、それによってより大きな社会的インパクトを生み出せるコンサルタントという職業に強い魅力を感じたのです。 また、キャリアを考える上で、特定のインダストリーやソリューションに最初から専門性を絞るよりも、まずは多様なプロジェクトに挑戦し、その中で自身の強みや興味関心を見極めたいと考えていました。そのため、特定の部門に縛られず、幅広い経験を積みやすいワンプール制のファームこそが、私の志向と合致すると感じ、転職を決意しました。
MyVisionの支援について
エージェントは何社と話しましたか?
本格的に転職活動を始めてからは、4社のエージェント様とお話しさせていただきました。それぞれ良いエージェントさんでしたが、最終的にはMyVision様に集中的にサポートをお願いすることに決めました。
その中で最終的にMyVisionを選択した理由を教えてください
一番の理由は、私のこれまでの製薬業界での経験、特にMRとしての現場感覚や法人営業としての対経営者折衝経験を、コンサルタントとして求められるコアスキルと非常にうまく結びつけて、具体的なアピールポイントとして言語化してくださった点です。 課題解決能力やコミュニケーション能力、プロジェクト推進力といった抽象的なスキルを、前職での具体的なエピソードを交えて説明できるよう、親身にサポートいただけたことは大きな自信に繋がりました。 また、私がワンプール制のファームを志望していることをお伝えした際に、代表的なファームをはじめとする該当企業のカルチャーやプロジェクトのアサイン状況について、非常に詳細な情報を提供していただけたことも理由の一つです。私のキャリアプランを深く理解し、最適な選択肢を提示してくださる姿勢に信頼感を持ちました。
当社のサービスに対して、率直なご意見をいただけますでしょうか?
全体を通して、非常に質の高いサポートをいただけたと感じており、大変感謝しております。特に、面接対策はきめ細かでした。製薬業界のバックグラウンドを持つ私に対し、コンサルタントとしての視点や思考プロセスを的確にインプットしてくださり、模擬面接では厳しいながらも愛のあるフィードバックを荒川さんにしていただけたことで、本番では落ち着いて対応できました。
ご自身の転職活動を振り返って
今後の転職候補者のために、転職活動の良かった点を教えてください
まず、自身の経験の棚卸しを徹底的に行い、製薬業界で培ったスキルや経験が、コンサルタントの業務においてどのように活かせるのかを具体的に言語化したことです。MR時代の顧客との関係構築力やヒアリング能力、法人営業での経営課題へのアプローチ経験などを、コンサルタントに求められる能力と紐付けて説明できるよう準備しました。
次に、未知の領域であるコンサルティングファームや関連知識について、臆せずに積極的に学習する姿勢を示したことです。書籍やオンライン記事で情報を収集し、基本的なフレームワークを学ぶなど、早期にキャッチアップしようとする意欲と行動力を面接でもアピールし、業界への適応力を示すよう努めました。
そして何より、荒川さんと密に連携を取り、客観的なフィードバックを真摯に受け止め、改善を繰り返したことが成功に繋がったと感じています。
今後の転職候補者のために、転職活動の反省点を教えてください
振り返ってみると、もう少し早い段階からケース面接対策のために日頃からニュースや記事に触れておいても良かったかなと思います。製薬業界以外の、例えば製造業や小売業といった馴染みの薄い業界のビジネスモデルや課題についても、あらかじめ頭に入れておくことで思考の幅や引き出しを増やしておけば、よりスムーズに対応できた場面があったかもしれないと感じています。
転職前後の年収を教えてください
転職前は年収880万円、転職後は年収940万円になりました。未経験からのチャレンジでしたが、これまでの経験や学習意欲、ポテンシャルを総合的に評価していただき、満足のいくオファーをいただくことができました。



