建設業界の硬直した組織構造を経営視点で変革するためコンサルティングファームへ転職

K.G
千葉大学
29歳
建設業界
DX推進部
総合コンサルティングファーム
コンサルタント
支援担当

古賀 新太郎
Koga Shintaro
福岡大学大学院を修了後、鹿島建設株式会社に入社。約7年間、トンネルや原子力発電所などの建設現場にて施工管理に従事し、多様な関係者との調整やCIM導入による業務効率化を推進しました。その後、株式会社日立コンサルティングへ転身。クルーズ業界のクライアントに対し、PMOとして進捗管理体制の再構築や意思決定プロセスの短縮化を主導し、プロジェクトの遅延解消などに貢献しました。こうした現場とコンサルの双方で培った「課題解決」と「人への寄り添い」の経験を活かし、より個人のキャリア構築に深く関わりたいと考え転身。個人のキャリア支援への強い志を持ち、MyVisionに入社し、20代〜30代のコンサルタント志望の方々を専門に支援しています。
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転職を意識するまで
ご経歴について教えてください
大学を卒業後、大手建設会社に新卒で入社しました。最初の2年半はダム建設現場で施工管理業務を担当し、その後は本社の技術推進部門でDX関連の業務に携わっていました。IoTセンサーやウェアラブルデバイスを用いた現場の効率化を推進し、社外企業との共同開発にも関わりました。
転職のきっかけを教えてください
自分の成果を適切に評価される環境で、もっと横断的に課題を解決できる仕事をしたいと感じたのが最初のきっかけです。 現場DXの取り組みを進める中で、個人の努力や成果が十分に評価されにくい構造的な課題を感じました。たとえば、社内で新しい技術を導入しても、その成果が上司の評価に依存し、実際にどれほど組織に貢献したかが見えづらい評価制度になっていました。また、部門ごとに縦割りの体制が強く、技術・経理・営業などの間で情報共有が進まず、開発を進めるたびに社内調整に膨大な時間を要していました。
コンサルティングファームに転職した背景は何ですか?
建設業界でのDX推進を通じて、技術的な課題よりもむしろ「組織構造」や「意思決定の仕組み」に問題があると感じるようになりました。どれほど優れた技術を導入しても、部門間の壁がある限り変革は進みません。 そこで、自分自身がより経営や戦略の側から変革を仕掛ける立場に立ちたいと考え、コンサルタントを志しました。クライアントの課題を抽象度高く捉え、構造的な改善を提案できる点に大きな魅力を感じました。
MyVisionの支援について
エージェントは何社と話しましたか?
全部で3社ほど話を伺いました。コンサルティングファームへの転職に強いエージェントと、メーカー・建設業出身者の転職支援に強いエージェントを比較検討しました。
その中で最終的にMyVisionを選択した理由を教えてください
担当してくださった古賀さんは、建設業からコンサルタントへの転職支援事例を多く持っており、「現場で培った課題解決力を、経営課題にどう転用するか」を一緒に言語化してくれました。自分では当たり前と思っていた現場改善の経験を、業界構造を理解した上での“業務変革スキル”として整理していただけたのが大きかったです。
当社のサービスに対して、率直なご意見をいただけますでしょうか?
非常に実践的でした。面接対策では、自分の経験を「どのような課題を、どう分析して、どんな打ち手を提案したのか」というストーリーに落とし込む練習を徹底的にサポートしてもらいました。面接官の視点を踏まえた具体的なフィードバックが多く、建設業界からの転職というハードルを乗り越える上で非常に助けになりました。
ご自身の転職活動を振り返って
今後の転職候補者のために、転職活動の良かった点を教えてください。
「自分が変えたいこと」を明確にしたことだと思います。前職での待遇や業務環境の不満は多くありましたが、その根底にある「評価される仕組みがない」「組織の壁が多い」といった構造課題を意識することで、転職の軸がぶれませんでした。
今後の転職候補者のために、転職活動の反省点を教えてください。
もっと早く相談しておけばよかったと感じます。コンサルティングファームへの転職は自分の経験をどう翻訳するかが鍵であり、早めに第三者の視点を取り入れることで、自分の強みの整理に時間をかけられたと思います。
転職前後の年収を教えてください。
転職前は年収700万円、転職後は800万円になりました。 もちろん年収面の改善もありますが、それ以上に自分の成果がダイレクトに評価される環境に変わったことが一番の満足点です。


