社内変革の壁を乗り越えスピーディな課題解決を実現するため医療業界人事からコンサルタントへ転身

H.A
早稲田大学
29歳
大手調剤薬局
人事部
外資系人事コンサルティングファーム
コンサルタント
支援担当

赤井 勇介
Akai Yusuke
株式会社リンクアンドモチベーションに新卒で入社し、SaaS型の組織コンサルティングプロダクトのコンサルタントとして、既存顧客の組織課題解決に貢献。人事部で新卒採用も担当し、リーダーとして全年度で採用目標を達成するなど、採用に関する豊富な経験を有します。クライアントワークから課題解決型の営業、マネジメントまで幅広く経験。
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転職を意識するまで
ご経歴について教えてください
早稲田大学を卒業後、新卒で大手調剤薬局チェーンを運営する事業会社に入社しました。最初の2年間は総務部で、RPA導入による業務効率化プロジェクトなどを担当しました。その後、人事部に異動となり、採用・研修、労務管理を経て、最終的には人事企画チームの主担当として、エンゲージメントサーベイの新規導入や全社的な人事制度改定、評価システムのリプレイスといった複数のプロジェクトを推進してきました。
転職のきっかけを教えてください
きっかけは、前職で担当した大規模な人事制度改定です。数千人規模の従業員に影響する勤務地コース制度の見直しだったのですが、全社最適の視点で設計した案に対し、現場の事業部から非常に強い反発がありました。経営層も変革の必要性は理解していましたが、現場の混乱を避けることを優先する側面もあり、最終的な合意形成までに膨大な調整時間を要しました。社内から本質的な変革を推進することの難しさと、自身の無力さを痛感したのが大きな転機です。
コンサルに転職をした背景は何ですか?
前職での経験を通じ、二つのことを強く感じました。一つは、社内調整に時間を費やすのではなく、よりスピーディに経営課題の解決に直結する仕事がしたいということ。もう一つは、エンゲージメントサーベイや制度改定を進める中で、自社内の知見だけでは限界があり、体系的な方法論や他社の先進事例を学ぶ必要性を感じたことです。 事業会社の内部からではなく、外部の専門家として客観的な視点と方法論を持ち、多様な企業の「人・組織」の課題解決を支援するコンサルタントという職務が、自身の課題感と成長意欲に最も合致すると考えました。
MyVisionの支援について
エージェントは何社と話しましたか?
大手総合エージェント1社と、コンサル転職に特化しているMyVisionさんの合計2社です。
その中で最終的にMyVisionを選択した理由を教えてください
組織・人事領域のコンサルティングファームへの転職という明確な希望があったため、その領域に圧倒的な知見と支援実績をお持ちのMyVisionさんにお願いすることに決めました。初回の面談で、担当の赤井さんから各ファームの特色やプロジェクトの具体例、私のような事業会社の人事出身者がどのように活躍できるかを非常にクリアに説明していただき、信頼できるパートナーだと感じました。
当社のサービスに対して、率直なご意見をいただけますでしょうか?
事業会社での人事企画の経験を、コンサルタントの視点で「強み」として再定義していただけた点に非常に満足しています。自分では「社内調整」や「企画運用」と捉えていた経験を、「課題特定」「ステークホルダーマネジメント」「変革プロジェクトの推進力」といった形で言語化し、職務経歴書や面接でのアピールポイントとして整理してくださいました。特にケース面接の対策では、人事課題を経営課題に紐づけて論理的に解説するトレーニングが実践的で役立ちました。
ご自身の転職活動を振り返って
今後の転職候補者のために、転職活動の良かった点を教えてください。
自身のキャリアの棚卸しを徹底的に行ったことです。特に「なぜ事業会社の人事ではダメで、コンサルタントでなければならないのか」という問いを深く掘り下げました。制度改定時のジレンマなど前職での具体的なエピソードと紐づけて志望動機を固めたことで、面接でも一貫性を持って自身の熱意と適性を伝えられたと思います。
今後の転職候補者のために、転職活動の反省点を教えてください
現職(前職)の業務と並行しての転職活動だったため、時間の確保に苦労しました。特にケース面接対策は、想定以上に対策時間が必要でした。選考が本格化する前に、自己分析や企業研究は早めに済ませておき、選考期間中は面接対策に集中できるようなスケジュール管理をすべきだったと反省しています。
転職前後の年収を教えてください
転職前は年収600万円、転職後は年収700万円になりました。

