生命保険会社でのデータ分析経験を基に組織の業務改革を一気通貫で担うコンサルタントへ転身

F.E
広島大学
30歳
生命保険
営業
外資系総合コンサルティングファーム
シニアコンサルタント
支援担当

赤井 勇介
Akai Yusuke
株式会社リンクアンドモチベーションに新卒で入社し、SaaS型の組織コンサルティングプロダクトのコンサルタントとして、既存顧客の組織課題解決に貢献。人事部で新卒採用も担当し、リーダーとして全年度で採用目標を達成するなど、採用に関する豊富な経験を有します。クライアントワークから課題解決型の営業、マネジメントまで幅広く経験。
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転職を意識するまで
ご経歴について教えてください
大学卒業後、新卒で国内の大手生命保険会社に入社し、約5年半勤務しました。最初の1年間は営業として法人顧客を担当し、その後、営業人事部で営業職員の労務管理や報酬制度の運用に約2年間携わりました。最後の1年半は、支社のチーフとしてデータ分析に基づく営業戦略の立案や施策の推進を担当していました。
転職のきっかけを教えてください
チーフとして営業支援を担当していた際の経験が直接のきっかけです。営業実績や顧客データを分析し、KPIをモニタリングしながら現場の営業活動を支援する役割でしたが、データ分析一つとっても、必要なデータが営業、人事、事務と各部門のシステムにサイロ化しており、分析のたびに手作業でのデータ抽出・加工に膨大な時間がかかってしまいました。幸いにも、分析に基づいた施策が奏功し、担当商品の販売基準成績で前年比に比べて高い数字を達成することができました。 しかし、この成果を出す過程で、自社の構造的な課題に強く直面しました。
コンサルティングファームに転職をした背景は何ですか?
きっかけとなった課題意識に加え、自身の役割に対する限界を感じたことが大きいです。分析結果から「全社的な業務プロセスを見直すべきだ」「アナログな事務フローをデジタル化すべきだ」という提言をしても、私の役割は「提案」まででした。 データ(As-Is)に基づき改善案(To-Be)を設計しても、それをプロジェクトとして推進し、実行・定着させる機能が部署になく、実行フェーズの前に停滞してしまうのです。このまま社内にいても、分析スキルは磨けても「変革を実行する力」は身につかないと痛感しました。特定の業界の「社内」からではなく、多様な業界の業務改革を「外部」の専門家としてリードし、実行までを一気通貫で支援するコンサルタントこそが、自身のキャリアパスだと確信しました。
MyVisionの支援について
エージェントは何社と話しましたか?
コンサルティングファームに特化しているエージェントと、大手総合型エージェントの計3社と面談しました。
その中で最終的にMyVisionを選択した理由を教えてください
私の「生命保険でのデータ分析・営業支援」という経験が、コンサルティング業界でどのように評価されるのか、具体的なイメージが持てなかったためです。 担当してくださった赤井さんは、人事部門からコンサルへ転職された方の支援実績が豊富だと伺いました。実際の面談でも、私が前職で感じていた「データのサイロ化」や「アナログな業務プロセスによる実行の壁」といった課題を深く理解してくださり、「その経験こそがBPRやDX推進プロジェクトで求められる原体験だ」と明確に言語化していただけたのが決め手です。
当社のサービスに対して、率直なご意見をいただけますでしょうか?
面接対策、特に「なぜコンサルタントなのか」という志望動機の深掘りが非常に手厚かったです。当初は「成長したい」といった抽象的な言葉しか出てこなかったのですが、赤井さんが「前職で直面した具体的な課題」と「コンサルでなければ解決できない理由」を徹底的にロジカルに繋ぎ合わせる作業をサポートしてくださいました。 模擬面接を通じて、定量的な実績(前年比300%)と、そこで感じた構造的課題(役割の限界)を、説得力のあるストーリーとして組み立てられたことが、内定獲得に直結したと感じています。
ご自身の転職活動を振り返って
今後の転職候補者のために、転職活動の良かった点を教えてください。
自身のキャリアを客観的に棚卸しできた点です。前職では目の前のKPI達成に必死でしたが、転職活動を通じて「自分はデータ分析から課題を特定し、それを業務プロセスのレベルまで落とし込んで改善することに強みがある」と再認識できました。 また、コンサルティングファームの面接は、ケース面接も含め非常に論理的思考力が問われます。赤井さんと対策を重ねる中で、自身の思考の癖や弱点を認識し、ポータブルな問題解決スキルを短期間で磨くことができたのは、転職先で働く現在においても大きな財産となっています。
今後の転職候補者のために、転職活動の反省点を教えてください。
活動初期において、情報収集に時間をかけすぎてしまった点です。各ファームのウェブサイトや転職情報サイトを読み込みましたが、実際のプロジェクト内容や組織風土といった「生の情報」は、やはりエージェントや現役コンサルタントに聞かなければ分かりませんでした。 また、現職の業務と並行しての活動だったため、面接対策の時間を確保するのが大変でした。もう少し早い段階からエージェントに相談し、効率的に情報収集と対策を進めれば、より多くの選択肢を検討できたかもしれません。
転職前後の年収を教えてください
転職前は年収750万円、転職後は年収900万円になりました。

