ジョブローテーションによるキャリアの停滞を打破し経営課題に直面する顧客を支援すべくコンサルタントへ転職

K.N
広島大学大学院
27歳
大手専門商社
支店営業
総合コンサルティングファーム
戦略コンサルタント
支援担当

村田 大起
Murata Taiki
マイナビで7年間、新卒紹介事業の法人営業とマネジメントを経験。全社金賞受賞、チーム売上目標4年連続達成の実績。成果を徹底的に構造分解し、再現性の高い戦略と個別指導であなたのキャリア成功を導きます。
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転職を意識するまで
ご経歴について教えてください
大学院を修了後、新卒で専門商社に入社しました。最初の4年間は船舶燃料部で、外航船向けの燃料トレーディングや、スロップ(船舶の残渣油)回収という新規事業の立ち上げを経験しました。特に新規事業はゼロからの立ち上げで、3年で黒字化を達成し、社長賞もいただきました。その後、九州支店に異動し、ガソリンスタンド向けの営業に従事していました。
転職のきっかけを教えてください
新規事業が軌道に乗り、まさにこれからというタイミングで、会社のジョブローテーションにより地方のガソリンスタンド向け営業部門へ異動になったことです。前線で培ったトレーディングスキルや新規事業開発の経験、鍛えた英語力も、そこでは全く必要とされませんでした。50年来の付き合いがある個人事業主様へのルート営業や価格交渉が中心となり、自身のキャリアが会社の都合によってコントロールされてしまうことに強い疑問を感じました。
コンサルティングファームに転職をした背景は何ですか?
異動先で担当していたガソリンスタンドの中には、赤字経営に苦しむお客様も多くいらっしゃいました。私は「業務改善策」を提案するのですが、結局は自社の燃料や車関連製品の販売促進に留まってしまいます。顧客の本質的な課題(事業再生や後継者問題)に気づいても、自社にはそれを解決するソリューションがありません。「商材ありき」の提案しかできない無力感と、自身のキャリアの停滞感を同時に感じ、業界や商材に縛られず、経営課題そのものに踏み込めるコンサルティングファームを志望しました。
MyVisionの支援について
エージェントは何社と話しましたか?
コンサルティングファームに強いとされるエージェント2社と、商社キャリアにも対応できる大手総合型エージェント1社の、合計3社に相談しました。
その中で最終的にMyVisionを選択した理由を教えてください
担当してくださった村田さんが、私のキャリアの最も高い解像度で理解してくれたからです。他社は「商社の営業」として一括りにしがちでしたが、村田さんは「トレーディング」「新規事業立ち上げ」「地方のルート営業」という一見バラバラな経験を深く掘り下げてくださいました。特に社長賞を受賞したスロップ事業について、「複雑な規制や業界のしがらみを解きほぐし、新たなビジネスモデルを構築した経験」として高く評価してくれ、これを軸に戦略ファームを目指せると明確な道筋を示してくれました。
当社のサービスに対して、率直なご意見をいただけますでしょうか?
職務経歴書の「翻訳」が素晴らしかったです。私自身はキャリアが分断されていると感じていたのですが、村田さんとの面談を通じて、「どの業務においても、制約条件の中で論理的に課題を特定し、周囲を巻き込んで成果を出してきた」という一貫した「コンサルタント適性」として再構築していただきました。このおかげで、面接でもジョブローテーションについてネガティブではなく、「多様な環境での課題解決経験」として自信を持って話すことができました。
ご自身の転職活動を振り返って
今後の転職候補者のために、転職活動の良かった点を教えてください。
転職理由を「ネガティブ(異動が不満)」から「ポジティブ(本質的な課題解決がしたい)」に転換できたことです。面接では異動について必ず聞かれますが、そこで単に不満を述べるのではなく、「前職では商材の制約があり、顧客の経営課題に踏み込めなかった。だからこそ、何の制約もない立場で経営そのものを支援できるコンサルタントになりたい」と、前向きな動機として一貫して説明できたことが評価に繋がったと思います。
今後の転職候補者のために、転職活動の反省点を教えてください。
活動初期に、前職での実績(社長賞など)に少し自信があったため、ケース面接の対策を甘く見ていた点です。商社での課題解決と、コンサルティングファームのケース面接で求められる思考プロセスは全く異なります。最初の模擬面接で全く歯が立たず、そこから村田さんと基礎から徹底的にやり直しました。異業種からの転職であるほど、過去の実績に固執せず、ゼロから学ぶ謙虚な姿勢が重要だと痛感しました。
転職前後の年収を教えてください
転職前は年収850万円、転職後は年収900万円になりました。


