コンサルティングファームであり、事業会社。普通のファームでは得られない経験を積める環境がある【Ascent Business Consulting株式会社 常務取締役 並木氏、泉谷氏インタビュー】
2024年09月25日更新
企業紹介
Ascent Business Consulting株式会社は、外資系コンサル出身者が中心となり2012年に創業されました。コンサルティング事業を主事業として成長し、現在ではコンサルティングに加えITエンジニア、コワーキングスペース(シェアオフィス)運営、教育、メディアの事業を展開しています。本日は、同社の特徴と魅力について、常務取締役並木氏、泉谷氏にお話を伺いしました。
インタビュイー経歴
話し手
並木順平氏
Ascent Business Consulting株式会社
常務取締役
IBCS/IBMを経てAscent Business Consultingに参画。外資系コンサル在籍時代に大規模プロジェクトや金融系企業のIT戦略案件に多数参画。Ascent Business Consulting参画後は、取締役としてコワーキングスペース事業を牽引。 国内最大の12万人規模の会員を誇る事業に拡大した。
話し手
泉谷健太氏
Ascent Business Consulting株式会社
コンサルタント
新卒で大正製薬に入社し、営業職を担当。その後、2023年10月にAscent Business Consultingに参画。IT領域のコンサルティング、PMOなどのプロジェクトに携わる。
目次
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コンサルティング業務だけでなく自社内の事業推進に携われる機会に魅力に感じて入社
──はじめに、自己紹介からお願いします
並木氏私は2006年にIBMビジネスコンサルティングサービスに入社し、2012年までコンサルタントとして経験を積みました。2013年に弊社に入社しました。得意領域は、インダストリーの観点では製造業・金融業であり、ファンクションの観点では会計領域です。直近では、金融業のクライアントに対する大規模プロジェクトの統括などを担当しています。
泉谷氏私は新卒で大正製薬に入社し、営業職を担当していました。その後、昨年度10月から弊社に入社しました。IT領域のコンサルティング業務、PMOなどの業務に携わっており、足元ではメーカーに対するDX推進のプロジェクト等を担当しています。
──Ascentのコンサルティング部門の概要について教えてください
並木氏現在、コンサルティング事業部には約40名のコンサルタントが在籍しています。事業部内で2つのチームに分かれており、1つはIT領域の支援を手がけるチーム、もう1つは新規事業などの支援を手掛けるチームです。人数比は1対1で、それぞれ約20名のメンバーが在籍しています。
──Ascentのコンサルティングの特徴について教えてください
並木氏前述の製造業、金融業、会計領域に加えて、PMOなどの実行支援領域を得意領域としています。弊社は元々コンサルティング市場でのニーズが強いPMO領域でコンサルティング事業を拡大してきました。加えて金融及び会計領域に専門性を持つメンバーが多く在籍しているため、その強みを活かしたコンサルティングサービスを提供しています。
──並木様がAscentに転職された理由について教えてください
並木氏私は新卒でコンサルティングファームに入社し、経験を積む中で順調に昇進することもできましたが、私がいたポジションでは既存顧客に対して支援を少しずつ拡大していくことがミッションとなってた中で、より非連続でチャレンジングな仕事をしていきたい、という思いが生まれ転職を考え始めました。大手ファームに転職しても状況は変わらないと考え、大きく環境を変えて事業会社、もしくは、新興ファームに移りたいと思いました。そうした状況の中で、当時創業メンバー2人で運営していたAscentと偶然同じクライアント先で一緒に仕事する機会があったタイミングで声をかけていただき入社を決めました。
──泉谷様がコンサルティング業界に転職された理由について教えてください
泉谷氏前職では製薬メーカーにて営業職を担当していましたが、お客さんから商品の価値を評価していただく機会は多いものの、誰が営業を担当してもそこまで数字が変わらないのではないか、というもどかしさを感じていました。そこで、自分自身が商品としてクライアントに価値提供できるコンサルタントという職業に興味を持ち、コンサルティング業界への転職を志望しました。
──コンサルティング業界の中でもAscentを選んだ理由について教えてください
泉谷氏弊社がコンサルティングファームであり、事業会社でもあるため、事業の立ち上げや運営に携われる機会があることに魅力を感じて入社しました。また、評価制度が明確であることにも魅力を感じました。何を実現すれば次の役職にいけるのか、といったキャリアパスを明確に描いて成長を感じながら働けると思ったことも入社の理由の1つです。
──Ascentの魅力について教えてください
並木氏コンサルティング会社にいたら経験できない、事業運営に携われることです。私は、コンサルティング以外にも店舗事業も担当しています。店舗運営の経験はコンサルティングに活きることもあり、例えば製造業のクライアントの現場改善を支援した際に役だったこともありました。このような経験は一般的なファームでは得られないため、非常に魅力的だと考えています。
泉谷氏私も入社した翌月に弊社が展開する教育事業のSaaSで展示会に出展し、自ら販促活動を通じて事業開発に携わる経験をしました。コンサルティングだけでなく、自社事業の推進にも携われる環境は面白いと感じています。
自社事業のフリーランスPFに在籍するコンサルタントの専門性もフル活用して顧客を支援できることが強みの一つ
──並木様がこれまで取り組まれた案件で印象に残っているものについて教えてください
並木氏クライアントのシステム刷新プロジェクトにおいて、約4,000人が関わるプロジェクトの全体PMOのリーダーを担当したことです。弊社からは約20名のチームで支援しました。20名のうち、約6割は弊社が運営するフリーコンサル案件マッチングプラットフォームに登録いただいているフリーランスのコンサルタントをアサインしました。 案件の規模が非常に大きいため、コミュニケーションを極力シンプルにすることを徹底して推進しました。様々な問題を乗り越えながら、スケジュール通りにシステム刷新を成功させることができたため印象に残っています。
──フリーランスコンサルタントの方と一緒にチームを組成することもあるのですね
並木氏そうですね。急遽コンサルタントが必要になった際に優秀な方をアサインできることや、弊社が保有していない専門性を持つ方を柔軟にアサインできるため、弊社の強みの1つになっています。例えば、クライアントから非常にニッチな領域のコンサルティングをご相談いただいた際、その領域の実務を担当した経験があるフリーコンサルタントをご紹介することができた事例もあります。
──Ascentのコンサルティング事業の強みについて教えてください
並木氏1つ目は、大手のコンサルティングファームに比べて、リーズナブルな価格でサービス提供できることです。先ほど申し申し上げた通り、専門性を持つフリーランスコンサルタントとチームを組成できることもリーズナブルに価値提供できる一つの要因です。 2つ目は、マネジメント層を中心に経験豊富なコンサルタントが在籍していることです。例えば、私は金融業界を長く支援しているのですが、ほとんど全ての銀行を支援したことがあるため、その経験で得た人脈や知見をフル活用した支援による価値提供が可能です。
──泉谷様がこれまで取り組まれた案件で印象に残っているものについて教えてください
泉谷氏転職して初めて担当した食品メーカーの全社DX推進の案件が印象に残っています。その案件では、その企業の課題を抽出するためのトップマネジメント層に対するインタビューを担当するにあたり会社HP、社長のインタビュー記事、クライアントの内部資料などの膨大な情報を基にAsIS/ToBeの仮説を立案しながらインタビュー項目の設計や、実際のインタビューでの仮説検証・仮説の進化を進めました。コンサルタントならではの仮説思考や、マネジメント層と対峙して進めていく業務は大変でしたが、その分やりがいもあって成長できた印象的なプロジェクトでした。
社員の距離の近さ・フラットさを生かして未経験でもトライ&エラーを重ね成長できる環境
──成長環境としてのAscentの魅力について教えてください
並木氏一般的な会社と比べると、上司との距離が近いため経験豊富なコンサルタントから沢山学べる環境があることは魅力的だと思います。
泉谷氏上司や同僚との距離が近く、いつでも質問・相談できる環境は魅力的です。実際に私からすると本日同席している並木は上司の上司ですが、日常的に会話できている環境です。また、弊社は個人向け専門スキル研修や法人向けリスキリング研修などの教育事業も展開しており、社内のメンバーもそのコンテンツを用いて学習することが可能です。
──泉谷様が入社して実感されたAscentのカルチャーの魅力などがあれば教えてください
泉谷氏社員同士が仲良く、お互い相談しやすい環境は魅力的です。弊社は毎月、新入社員の歓迎を兼ねた懇親会を実施しています。そういった交流の機会があるため、社員同士で仲良くなることができます。何か躓いたことがあれば適切な人に相談できるようになり、プロジェクトにアサインされた時でも相談しやすい環境は魅力的です。
──泉谷様はコンサル未経験で入社しましたが、キャッチアップで苦労したことはありますか
泉谷氏1つ目が、業務を進めるスピードが早いことです。コンサルタントは短い納期の中でしっかりと価値を出していくことが必要です。弊社では、「トライアンドエラー」をクレドとして掲げており、私も即実践と間違ったら正していくことを繰り返し、コンサルタントとしての働き方を少しずつキャッチアップできるようになりました。未経験の方はコンサルティング業務に不安な方も多いと思いますが、ポジティブにトライアンドエラーしていけるマインドがあれば大丈夫です。ぜひ飛び込んでいただきたいです。 2つ目が、IT領域の知見のキャッチアップです。ITコンサルタントとして仕事していく中で、エンジニアの方とコミュニケーションする機会も多いため、プログラミング言語の勉強などを行いました。現在もIT系の資格取得のための勉強を行っています。
──Ascentで活躍されている方の特徴について教えてください
並木氏常に課題意識を持っており、コミュニケーションが上手い人が活躍しています。良い意味で「うるさい」ほど、適切なタイミングでちゃんと質問や相談を積極的にできる方は成長のスピードが早いと感じます(笑)
上場に向けた組織・事業のupdateに貢献できることが今のAscentに参画する魅力
──Ascentの今後の展望について教えてください
並木氏コンサルティング事業部において、専門性を持ったサービス提供ができる組織をつくっていきたいと考えています。また、会社全体としてはこれから上場を目指し更に拡大していくフェーズです。組織や事業も大きくアップデートしていくタイミングであるため、このフェーズを経験できることは非常に魅力的だと考えています。 また、現在は各事業がそれぞれが個別に推進してしまっている状況もあるのですが、今後はより各事業で連携し、シナジーを生んでいきたいと考えています。例えば、足元ではコンサルティングとエンジニア部隊の連携を強めており、上流から支援して下流まで一気通貫でサービス提供していける組織作りを進めています。
──Ascentが求める人材について教えてください
並木氏コンサルティング事業においては、特にマネージャークラスの方に来ていただきたいと思っています。現在、有難いことにスタッフクラスのメンバーは集まってきているので、そのチームをマネジメント・リードしていける人材の方は活躍いただけるフィールドは大きいと考えています。
──最後に転職候補者様に向けて、メッセージをお願いします
並木氏自発的に動き、ポジティブな影響を相手に与えていきたいという思いをお持ちの方は活躍できると思います。少しでも興味を持っていただけた方はぜひご応募お待ちしております。
──ありがとうございました