人にフォーカスをして急成長する唯一無二のコンサルティングファーム【株式会社ノースサンド 執行役員新山氏、庄司氏インタビュー】
2024年09月27日更新
企業紹介
株式会社ノースサンドは新規事業立案から業務改革、IT戦略立案、IT導入までをワンストップでサービスを提供しているコンサルティングファームです。PwC・アクセンチュアといった大手コンサルティングファームをはじめ、SIerや事業会社出身者など、様々な経歴の社員が活躍しています。「働きがいのある会社」に6年連続ベストカンパニーに選出されるなど、働きやすく魅力的な環境が整っているため、定着率が高いこともノースサンドの社風を表す特長です。
インタビュイー経歴
話し手
新山純氏
株式会社ノースサンド
執行役員
2009年に日本ビジネスシステムズへ入社。エンジニア、プロジェクトマネージャー、プリセールス、サービス開発、新規事業立ち上げを経験。「何をするかではなく、誰と働くか」という想いを実現するために、2016年にノースサンドへ参画。クライアントに寄り添ったサービス提供に強みを持ち、主に人材業界の統括責任者として従事。事業拡大を実現するために、現場での学び、ノースサンドでの学びを未来の仲間に届けたいという強い想いから採用部門へ異動。2023年に人事部門の責任者として、執行役員に就任。
話し手
庄司航氏
株式会社ノースサンド
シニアコンサルタント
ソフトウェアメーカー、SIerでのエンジニア経験を経てノースサンドに入社。現在はシニアコンサルタントとして、大手人材サービス業のIT部門におけるITシステムの導入企画~運用、組織運営支援などを担当。
目次
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“当たり前のことを当たり前にやる”を体現した8Rulesに共感
──はじめに、自己紹介からお願いします
庄司氏私は2021年の11月にノースサンドに入社しました。ノースサンド入社前は、ソフトウェアメーカーや官公庁・地方公共系のシステムエンジニアとして経験を積んでいました。現在ノースサンドでは、コンサルタントとして、クライアントのクラウド化に向けたシステム導入の企画から運用までを伴走支援しています。
新山氏執行役員人事部長の新山と申します。私は元々SIerでシステムエンジニア、プロジェクトマネージャー、プリセールス、新規事業開発などの経験を積んだ後、2016年10月にノースサンドに入社しました。ノースサンド入社後、5年間は現場でコンサルタントとして経験を積みました。その後、会社のさらなる拡大に貢献したいという思いから人事部に異動し、2年程度経ったタイミングです。
──ノースサンドの会社概要について教えてください
新山氏ノースサンドは2015年に設立された総合系コンサルティングファームです。大手のコンサルティングファーム出身の前田が、前職の同僚と共に設立しました。クライアントである事業会社の事業戦略立案、 業務効率化・改善、DXなど幅広く支援しています。その中でも、戦略立案から業務改善・IT導入まで全ての業務において密接に関連するプロジェクトマネジメント支援を最も多く行っています。
──庄司様がコンサルティング業界に転職された経緯について教えてください
庄司氏1社目は監視ツールのメーカーで、クライアント先に導入作業や問い合わせ対応をしておりました。その業務をする中で、クライアントの表面的な悩みではなく、課題の本質を捉えて解決に向けた推進をしていくことに面白さを感じていました。 そして、ITシステムを構成する一つのツールだけではなく、もっと広い範囲で関与していきたいという思いが生まれ、2社目のSIerに転職しました。
2社目のSIerで働く中で視野が広がり、レベルアップはできたのですが、「もっとこういう方法でやったほうがお客さんの悩みを解決できるのではないか」と思った際、すぐに提案や実行を行うのが難しい環境でした。プロジェクトメンバーで同じゴールに向かって、意見・提案ができるような環境で働けたらもっと健全にやりがいを感じられるなと思いが生まれ、コンサルティング業界への転職を決めました。
──庄司様はコンサルティングファームの中でも、なぜノースサンドを選ばれたのでしょうか
庄司氏ノースサンドが”当たり前のことを当たり前にやる”ことを大事にしていた点が決め手です。私は、これまで前職の経験から、挨拶、感謝、間違った際の謝罪など、皆が当たり前だと思っていることをちゃんとやり切れる方がやはり心強く頼りになり、そういう方々と一緒に働きたいという思いが軸にありました。その中で、ノースサンドの8Rulesという行動方針を聞き、まさに自分が考えていた当たり前が言語化されていると驚きました。また、その行動指針に共感しているメンバーが集まっている環境で働きたいと強く思い、ノースサンドへの入社を決めました。
余談ですが、実は2社目のSIerへの転職時に、ノースサンドにも応募し、内定を得ていました。その当時は、自分がまだコンサルタントをやり切れるか自信がなく見送ってしまったのですが、オフィスの明るい雰囲気や、面接でお話いただいた内容を覚えていて、ずっと良い印象を持っていました。
参考Link:ノースサンド8Rules
クライアントから選ばれるために必要な人間力を磨くことができる環境
──新山様がコンサルティング業界に転職された経緯について教えてください
新山氏私は前職がSIerだったため、コンサルティングファームの方とプロジェクトが一緒になる機会多かったのですが、最初はコンサルタントに良い印象がなく、むしろ「こんな風になりたくない」と思っていました(笑)
その中で、コンサルティング業界に転職しようと思ったきっかけが2つあります。 1つ目は、SIer時代にクライアントからシステム導入を2ヶ月半という無理なお願いがありました。その依頼はなんとか完了させたのですが、2ヶ月後に、作ったシステムがクライアント社内の事情で稼働できなかったことが判明しました。その時に、SIerでは正しい技術を提供してモノを作るためのプロにはなれるが、あくまでツールの一つしか提供できないため、よりお客様にダイレクトに価値を届けられるような仕事がしたいと思い始めました。 2つ目は、炎上しているプロジェクトに携わる機会がありました。そのプロジェクトで、あるコンサルタントの方がヒーローのようにクライアントやSIerも巻き込み、言うべきこともしっかりと提言し、プロジェクトを回復させているのを見ました。その方はスキルは勿論、人間性にも長けており、最初に持っていたコンサルタントへの悪い印象が変わりました。そこで、自身のITのバックグラウンドも活かしつつ、ビジネススキルも身につけていきたいと思い、コンサルティング業界への転職を決めました。
──新山様はノースサンドにはどのような経緯で入社されたのでしょうか
新山氏多くの会社の話を聞く中で、正直コンサルティングファームはどこへ行っても仕事内容は大きく変わらないなと思っていました。そのため、コンサルタントとしてスキルだけでなく、人間としての力を重要視していきたいと思いを持ち、転職先を探していました。その中で、代表の前田と前職時代に繋がりがあり、非常に仕事ができる方だなといった記憶がありノースサンドの存在は知っていました。そこでノースサンドの話を聞いて、この会社が最も人の力を重要視していると感じたため、ここで働きたいなと思い入社を決めました。
──庄司様がこれまでノースサンドで経験されたプロジェクトについて教えてください
庄司氏これまで大手人材サービス業のIT部門で2年間支援してきました。ノースサンドはそのクライアントの複数部署を支援している中で、私も一つの部署を支援しており、その部署の支援の中で大きく二つプロジェクトに携わってきました。 1つ目がシステム導入の支援で、クラウド化に向けたシステム導入や、システムのリプレイスを支援しています。企画段階からクライアントと共に検討し、実行・運用フェーズまで一気通貫で支援していました。 2つ目が、組織運営支援として、クライアントのある部署の様々な取り組みを支援しています。例えば、中期計画立案、人の入退場管理の手続き支援、組織活性化のための内部イベントの開催など、非常に幅広く支援しております。クライアントが負担と感じていることの特定や、横断的に他部署の状況をヒアリングすることで、可能な支援を積極的に提案しています。
──庄司様はコンサル未経験でノースサンド入社されましたが、プロジェクトを進める中で苦労はあったのでしょうか
庄司氏先程申し上げた1つ目のシステム導入支援のプロジェクトについては、要件定義や実行フェーズはエンジニア時代にある程度経験していました。しかし、システムの企画フェーズや、実行において自分が手を動かして作るのではなくプロジェクトを管理するという立ち位置に変わったため、新たにキャッチアップしていく必要がありました。 また、2つ目の組織運営支援のプロジェクトについては、IT関連の部署のため、前職時代に培っていたIT関連の知見は役立つことはありました。しかし、中期計画立案などにおいては前職での経験やナレッジもなかったので正直苦労もありました。
しかし、上記2つのプロジェクトにおいて「やったことがないからできない」として他人に任せてはいません。分からないことがあれば持ち帰って社内で相談し、自分がしっかりと理解しクライアントに提案することを繰り返すことで少しずつリードできるようになってきました。
──庄司様がコンサルタントに挑戦して改めて感じたコンサルティング業務の魅力をえてください
庄司氏裁量権を持ってゴールに向けた進め方を検討できることです。ノースサンドの社内で進め方を相談すれば、経験豊富なコンサルタントから過去の経験を踏まえたアドバイスをもらえる環境があります。その中で、自分なりにゴールや方向性の仮説を立てて、骨子レベルで方針をすり合わせていくようなコンサルタントとしての仕事の進め方を身につけることができました。そういったアドバイスも積極的に取りに行きながら、クライアントにあったベストなやり方を考えて良い成果を作っていくことは、難しいですが、大きなやりがいと面白さを感じています。
──コンサルタントの成長環境としてノースサンドの魅力をえてください
新山氏コンサルのベーススキルを磨くためのナレッジは社内に多くあり、また、研修等を通じてスキルをブラッシュアップできる機会も豊富です。但し、扱うテーマや得られるスキルといった観点では、正直どこのコンサルティングファームと変わらないと思っています。
弊社では、確かなスキルを持っていることに加え、クライアントから選ばれるような人になることが重要だと考えています。私自身もコンサルタント時代に戦略、ビジネス・IT系、プロジェクトマネジメント等幅広い経験を積みましたが、最も重要なことは“いかにクライアントから必要と思われるビジネスパーソンになるか”、だかと思っています。それができれば、どのようなテーマの案件でも、どのようなスキルでもキャッチアップしていくことが可能です。ノースサンドは人間力にフォーカスしたビジョン、ミッション、行動指針を掲げており、そういった力を成長させる環境があることが唯一無二の特徴だと思っています。
人を最重視するカルチャーが浸透しているからこそ、安心してチャレンジできる
──ノースサンドは「働きがいのある会社」ランキングに選出され、6年連続でベストカンパニーに選出されています。働きやすい会社作りとしてどのような取り組みを実施されているのでしょうか
新山氏人にフォーカスした唯一のコンサルティング会社として創業時から様々な取り組みを実施してきています。その結果、非常に働きやすい環境を構築できていると自負しています。 弊社の社員がいかに人のことを大切にしているかを示すエピソードを一つ紹介させてください。私が入社した直後、私が弊社内の営業に対して「なるべく早く見積もりを作ってほしい」と依頼したことがありました。前職時代の感覚では、依頼して2営業日後に届くというのが普通と思っていたのですが、弊社では30分程度で見積もりを作成いただき、非常に感動しました。 このように、ノースサンドは社員全員が人に対する思いやりを持ち、頼ってくれた人にどう役立つのかを常に考えています。ノースサンドでは、そういったカルチャーを作るために人と人とのコミュニケーションを創業期から非常に重要視しており、様々な取り組みを実施しているので簡単に紹介します。
1つ目は、ノースサンドの社員の魅力を発信している公式Youtubeチャンネル(NorthSand Channel)です。YouTubeチャンネルでは、一般的に他の会社では公開しないような解像度の高いコンテンツも赤裸々に公開しています。弊社ではそういったコンテンツをちゃんと公開することが、未来に仲間になってくれる方への最大の配慮だと思っています。 2つ目は、代表の前田をはじめとして、役員や社員から発信している社内向け全社メッセージです。現時点で909日分 、営業日換算で3年以上のメッセージが毎日発信されています。発信されている内容は、堅苦しいものではなく、過去の失敗談や面白い話をさらけ出しつつ、会社が大切にしている価値観がわかるようなものとなっています。 3つ目は、全社員で1カ月ごとに集まる集会です。現在はリアルとオンラインハイブリッドで開催していますが、創業時からずっと続けており、活躍した方にフォーカスにあてた内容や、様々なコンテンツを用意しています。この集会はコンサルタントに会社に帰ってきてほしいという思いで実施しているのですが、集会の後には皆で飲食して仲間同士でつながることができています。また、会社のイベントを行う際には、 社歴の長い方々だけが主導して牛耳っているものではなく、意欲的に手を挙げた方を応援し、皆が楽しんで参加しやすいものになっています。 4つ目が、毎月実施しているフィロソフィー研修です。代表とゲストがパネルディスカッションを行い、そこで社員からの質問に対して赤裸々に答えています。
創業時から大事にしてきた人を大切にするための価値観の浸透を、現在では様々なルールや上記のような施策として仕組み化できている状態です。その結果、会社を良くしていきたいという思いを持つ社員が非常に増えています。一般的には会社が1万人規模になれば、代表と話す機会もなければ、何を考えているのかもわからなくなってくると思います。しかし、弊社はそういう世の中の当たり前を、創業時から大切にしてきた人にフォーカスするという価値観を守り続けることによって変えていきたいと思っています。
──現場のコンサルタントとして働く庄司様の視点から、ノースサンドのカルチャーの魅力について教えてください
庄司氏社員の帰属意識の高さ、素直さは本当に魅力的だと思います。私の前職のSIerの従業員数規模は5,000名程度だったのですが、入社してからの3年間で1回も自分のことを評価しているマネージャーの顔も知りませんでした。クライアント先に常駐している際、「一体自分はどこの会社の人なのだろう」と感じることもありました(笑)
いま自分の入っているプロジェクトはリモートワーク可能ですが、私は出社して仕事を行い、空き時間の同僚との雑談や、仕事後の飲み会を楽しんでいます。入社してから1年間は、毎日出社する度に新しい人と喋っていました。どういうことを大事にして働いていたり、どのようなことに取り組んでいるかを聞くことが、毎日刺激的で面白い体験でした。 また、ノースサンド社内で相談すると、誰もが真摯に耳を傾け、フラットに考えていただけることが非常に多いです。そういった愛や素直さが人に伝播していき、自然体でいれる環境だなと感じています。
新山氏会社の満足度・居心地の感じ方は、一緒に働く人で決まりますよね。コンサルタントは、知的で頭の切れる人というイメージがありますが、最初から完璧に出来る人間はいません。コンサルで1-2年働くと、頭がロジック脳になってしまう職業病がありますが、弊社では、初めは何もできなかったという共通の経験を話し合いながら、皆で支え合って成長できる環境です。そういった愛情や心理的安全性がある中で、コンサルタントにチャレンジできる環境は魅力的だと思っています。 また、私は会社をよく歩き回っているのですが、本当に皆が良い顔をして働いています。そういった顔を見ていると、改めて自分も頑張ろうと思えます。
会社に期待するのではなく、自分自身に期待し努力できる人と一緒に働きたい
──ノースサンドは2023年は300名以上の方を採用し、今後も採用数をさらに伸ばしていくとお伺いしています。今後の展望について教えてください
新山氏今年は300名以上の方の採用だけでなく、コンサルティングファームにおいて重要なKPIである稼働率も高い水準で維持することができました。全員がノースサンドの成長に向けて頑張ってきた結果だと思っているため、今後についても今までやってきたことを変わらず丁寧にやっていきたいです。 また、時々、DXやAIのトレンドについて聞かれることもありますが、私たちの役割はトレンドを作っていくことではなく、あくまでトレンドを作る事業会社の支援です。そのため、クライアントがAIを活用して業務を効率化していきたいという思いがあれば、弊社としてもプロフェッショナルとしてAIの知見を取り入れ支援していきます。このように、今後もお客様が求める事を考え、期待に応え続けていきます。
──最後に、転職を検討している方へのメッセージをお願いします
庄司氏ノースサンドの価値観・行動方針に共感できたり、熱量を持って仕事をしてきたいと思っている方は非常にマッチしていると思います。コンサルタントは非常に難しい仕事ですが、社内の雰囲気、コミュニケーションの風通しは非常に良いので、そういう環境の中でチャレンジし、お客様に喜んでもらえる仕事をしていきたいと思う方と是非一緒に働きたいです。
新山氏弊社は、真にクライアントから選ばれるコンサルタントになるために必要なスキルと人間力をブラッシュアップしていける成長環境があります。しかし、会社に育ててもらうことを期待するのではなく、あくまで自分自身に期待し、自ら成長していくというマインドが重要です。自分で泥臭く努力・行動して頑張るマインドを持っている方を非常に応援する環境であることは自信を持ってお伝えします。 このような考え方・価値観に共感いただき、問題解決でお客様を幸せにしていきたいという思いをお持ちの方には、セミナーや説明会に是非一度足をお運びいただけると嬉しいです。
──ありがとうございました