マーサーとは特徴や社風、年収を徹底解説
2024年06月24日更新
ニューヨークを本拠地とするマーサーは、組織・人事、福利厚生、年金、資産運用の各分野でグローバルな視点から総合的なサービスを提供する先駆的なコンサルティング・ファームです。
日本においては、40年を超える実績とグローバル・ネットワークを駆使して、多岐にわたる産業の企業や公共団体に対し、組織変革、人事制度の構築、福利厚生・退職給付制度の設計、M&Aアドバイザリーサービス、グローバル人材マネジメント、給与データサービス、年金数理、そして資産運用に至るまで、人と組織を核としたコンサルティング・サービスを提供し続けています。
監修者
中村 みのり
Nakamura Minori
名古屋大学卒業後、新卒でクニエに入社。大手メーカーに対するDXコンサルティング案件や、SAP導入支援などのプロジェクトを担当。 自身のコンサルタントとしての経験を活かし、未経験からのコンサル転職を得意とする。
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企業紹介
企業の特徴
マーサーは、持続可能で健全な未来の構築を目指すグローバルコンサルティングファームです。 同社はクライアントと協力し、退職金制度や年金の投資成果の最適化、真の健康とウェルビーイングの追求など、仕事の本質を再定義することで必要な改革を推進しています。推進においては、詳細なデータ分析と経験に基づいた洞察を組み合わせ、アイデアを実行に移すことで実現しています。 日本支社はマーサーの一員として、グローバルネットワークと専門知識を活かし、多様な課題に対して最適なソリューションを総合的に提供しています。
企業の詳細
正式名称 | マーサージャパン株式会社 |
代表者名 | 草鹿 泰士 |
設立年 | 1978年2月 |
所在地 | 東京都港区赤坂9丁目7番1号 ミッドタウン・タワー |
従業員数 | 340名 (2024年4月1日時点) |
資本金 | 4億8800万円 |
会社URL | https://www.mercer.com/ja-jp/ |
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案件の特徴
マーサーの案件は幅広く、組織変革、人事制度構築、福利厚生・退職給付制度の設計、M&Aアドバイザリーサービス、グローバル人材マネジメントの基盤構築、給与データサービス、年金数理、資産運用サポートといった、人と組織に焦点を当てた案件が主となります。
資産運用
リスク管理の徹底、投資機会の迅速な把握、クライアント独自の投資目標の達成を支援するために、リサーチ情報、投資分析ツール、運用助言サービス、カスタムメイドの投資ソリューションを提供しています。
退職金制度の総合コンサルティング
年金制度・退職金制度全般にわたる幅広いサービスを提供し、確定給付企業年金(DB)、確定拠出年金(DC)、グローバル化支援を含む、クライアントの多様なニーズに応えています。
福利厚生
企業の業界、組織構造、拠点、従業員のニーズに応じてカスタマイズされたソリューションを提案し、福利厚生のシンプルな管理方法を提案しています。
上記に加え、成長、イノベーション、サステナビリティの実現に向けて、ワークフォースおよび組織変革、チェンジマネジメント、HRトランスフォーメーション、HRデジタル戦略、M&Aサービスなどに関する専門的知見を提供します。
カルチャー
マーサーは、全ての従業員がそれぞれの個性を活かし、活気ある職場で働けるような強い帰属意識を持った文化の構築に尽力しており、全ての社員が持つ強みを理解し、評価し、活用しています。多様性に富むチームは、同質的なチームと比較して、豊かな議論、革新的なアイデア、そしてより大きな影響を生み出すため、全員が一色に染まったチームに比べて、より大きな経済的成果をもたらすと同社は考えています。
人々をビジネスの中心に据える同社のアプローチは、多様な背景、視点、経験、文化を持つ社員間でのアイデアの活性化を促し、クライアントへの提供価値の向上につながるのです。
企業理念
マーサーでは、より明るい未来は築けるものと信じています。
同社はクライアントと共に、仕事そのものを再定義し必要な改革に導き、退職金制度や年金の投資成果を再構築します。そして、真の健康とウェルビーイングへの扉を開きます。今クライアント企業が抱える課題を解決しニーズを満たすことで、これを実践します。データを理解し、そこへ人の手を加え、アイデアをアクションに変換しながらポジティブな変革を起こします。
同社は75年以上にわたり、クライアント、同僚、および地域社会に対して、より健康的で持続可能な未来を築くべく、信頼に値する助言とソリューションを提供して参りました。
経済と共感が融合して人々の生活を変える、そんな輝かしい未来へようこそ。
Welcome to brighter.
制度面
基本的な考え方
マーサーは、人々の生活に積極的な変化をもたらし、クライアント、同僚、コミュニティにとって明るい未来を築くことを使命に掲げています。
同社では、優れた人材を求めています。 人材に求められるのは、単に技術的なスキルの高さだけではなく、問題解決能力、チームワーク、高いコミュニケーション能力を持ち合わせていることです。また、マーサーは鋭い観察力を持ち、自らの仕事を通じて社会に実質的な影響を与えることに情熱を持つ人物を特に重要視しています。これらの人材の特性は、同社が目指す変化を実現する上で不可欠です。
昇格制度
マーサーは、社員のキャリア成長と進展をサポートするための昇進制度を備えています。 同社の評価制度は、会社全体および各部門の目標達成と個人の成長を重視しており、四半期ごとに上司とのレビューを通じて、社員のパフォーマンスの達成度合いや進捗を確認します。これは「Invest in Best People」の方針のもと、社員が示したパフォーマンスを公正に評価し、それに応じた昇進機会を提供する仕組みです。
キャリアパスに関しては、グローバルに統一されたキャリアレベルを設定しています。アソシエイトから始まり、アソシエイトコンサルタント、コンサルタント、シニアコンサルタント、プリンシパル、そしてパートナーまでのキャリアレベルが用意されています。
育成制度
マーサーは、社員のキャリアを支援するための包括的な育成制度を提供しています。 オンラインと対面を組み合わせたセミナー、コース、資格取得プログラム、トレーニングセッションなど、社員の成長を促進する多様な機会を豊富に用意しており、これらはコンサルタントのスキルアップやリーダーシップ能力の向上を目指すものです。特にマーサージャパンでは、部門や職位に応じて様々なトレーニングプログラムを提供しています。
新卒採用においては、新入社員に一人ひとり担当コーチが割り当てられ、プロフェッショナルとしての成長を支援します。また、ジュニアレベルの社員には、自らメンターを選択し、仕事のスキル向上やキャリア目標達成に向けた取り組みをサポートしてもらうことのできる機会が提供されています。
同社は、社員の学習と能力開発を重視し、数百に及ぶオンラインセミナー、対面セミナー、認定プログラム、トレーニングセッションを通じて、社員がキャリアを通じて成長し続けることを可能にしています。さらに、資格取得や検定試験に挑戦する従業員に対しては、授業料補助や勉強のための日を承認するなどの支援を行うことで、プロフェッショナルとしてさらに成長していくことを促進しています。