リッジラインズの年収はどれくらい?年齢別・役職別年収もご紹介!
2025年10月08日更新
Ridgelinez株式会社(リッジラインズ)は2020年に富士通により、クライアント企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現するべく「変革創出企業」として発足したコンサルティングファームです。変革のプロセスを山の稜線(ridgeline)になぞらえ、「最後まで変革の稜線を歩んでいく」という思いからRidgelinezと名付けられています。
この記事では、リッジラインズの特徴や年収、競合他社との比較、福利厚生、転職難易度・対策法などについて解説します。
著者

安部 拓朗
Abe Takuro
上智大学卒業後、ジェイエイシーリクルートメントに入社し、大手~ベンチャー企業まで幅広い業界を対象に延べ2,000名以上の転職を支援。大手総合エージェントで培った業界横断的な提案力や面接支援に強みを持つ。
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監修者

北野 雄大
Kitano Yudai
株式会社MyVision取締役
名古屋大学を卒業後、トヨタ自動車、デロイトトーマツコンサルティング、エクサウィザーズを経てコンサルティング業界特化のエージェントに入社。その後、株式会社MyVisionを設立。 大企業~コンサル、スタートアップまでの幅広い経験を活かしたキャリア支援に強みを持つ。
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目次
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リッジラインズとは
リッジラインズは、2020年に富士通により設立されたコンサルティングファームです。 顧客の**デジタルトランスフォーメーション(DX)**の実現を支援するコンサルティングサービスを提供しています。
会社名 | Ridgelinez株式会社(リッジラインズ) |
会社設立日 | 2020年1月15日 |
事業開始日 | 2020年4月1日 |
代表者 | 代表取締役 森光 威文 |
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内二丁目6番1号 丸の内パークビルディング |
会社URL | https://www.ridgelinez.com/ |
リッジラインズの特徴
リッジラインズの特徴は、クライアント企業の変革のために、経営戦略から事業戦略、ビジネスプロセス、IT戦略、エコシステム構築までEnd-to-Endでワンストップで提供している点が挙げられます。 「Strategy」×「Design」×「Technology」の人材の層の厚さを強みとして、多様なバックグラウンドを持つ人材が集まり、 企業のDX推進に必要な専門性と幅広い経験を提供しています。
リッジラインズの年収
コンサルティングファームの年収は、他業界と比較して高水準であることが一般的です。 ここではリッジラインズの年収について、年齢別・役職別で解説します。
リッジラインズの平均年収
大手口コミサイトによるとリッジラインズの平均年収は994万円です。
参考:openwork
厚生労働省の発表による給与所得者の平均年収は458万円(※1)であり、経営コンサルタント職の年収は全国平均で947.6万円(※2)です。リッジラインズの平均年収は、業界全体の平均よりは高い水準となっています。
リッジラインズの年齢別の年収
2025年10月時点で確認できる大手口コミサイトの情報によると、リッジラインズの年齢別の平均年収は以下のようになっています。
年齢 | 推定年収 |
---|---|
30歳 | 約716万円 |
35歳 | 約1,001万円 |
40歳 | 約1,213万円 |
45歳 | 約1,269万円 |
年齢が高いほど上位職であることが多く、それが年齢別年収に反映されているようです。 引用:openwork
リッジラインズの役職別の年収
リッジラインズの役職は主に以下の7つに分かれています。
- アソシエイト
- コンサルタント
- シニアコンサルタント
- マネージャー
- シニアマネージャー
- ディレクター
- パートナー
また各役職別の給与水準は公式情報として公開されてはいませんが、大手口コミサイトによると以下のようになっています。
役職 | 年収 |
---|---|
アソシエイト | 500~650万円 |
コンサルタント | 700~850万円 |
シニアコンサルタント | 約1,000万円 |
マネージャー | 1,200~1,500万円 |
シニアマネージャー | 1,700~1,900万円 |
ディレクター | 2,000~2,500万円 |
パートナー | 2,700万円~ |
前項の年齢別の年収の情報の通り、上位職ほど年収は高くなり、ディレクター以上の場合年収は2,000万円ほどに達する可能性があるようです。
引用:openwork
競合他社との年収比較
リッジラインズの年収は競合他社と比較してどのような水準になっているのでしょう。大手口コミサイトによる他社年収は以下の通りです。
- リッジラインズ:994万円
- デロイトトーマツコンサルティング:955万円
- EYストラテジーアンドコンサルティング:902万円
- アビームコンサルティング:821万円
コンサルティングファームは、外資系や大規模ファームであるほど年収が高い傾向があります。 企業によってバラつきはありますが、リッジラインズは競合他社と比較して高い水準といえるでしょう。
※回答数が異なるため、実際の平均とは異なります。
引用:openwork 引用:openwork 引用:openwork
リッジラインズの年収が高い理由
リッジラインズの年収が高い理由には、業界の高収益性や提供しているサービスに対する市場のニーズがあげられます。
コンサルティング業界全体の高収益性
前提として、リッジラインズに限った話ではないですがコンサルティング業界は大がかりな設備投資が必要なく、
固定費も少ないため、主にコストととしてかかるのは人件費のみです。そのため、報酬が社員の年収に反映されやすいビジネスモデルとなっています。
また、クライアント企業の重要課題や業績に直接貢献するという仕事内容から、そもそも報酬が高い傾向があります。
DX(デジタルトランスフォーメーション)市場の成長とサービスの付加価値の高さ
近年、DX市場自体が大きく成長しているため、需要が高く、DXのサービスを提供している企業も増えてきており、
優秀なコンサルタントを確保・維持するために、業界水準を上回る競争力のある待遇を提供していると考えられます。
また、DXという企業経営において重要な施策となる領域においてEnd-to-Endでのコンサルティングサービスを提供しており、 顧客にとって高い付加価値があるサービスを提供していることから高い報酬を得ていることも要因の1つと考えられます。
リッジラインズの評価制度
昇進やボーナスに関わる評価については年に1回の360度評価によって行われるようです。 この360度評価の内容としては評価対象者とは業務上関係のない第三者が最終評価者となっており、 その評価者が評価対象者とプロジェクトなどで関与があったメンバーの6~8名ほどにインタビューやアンケート等で評価対象者に対するヒアリングを行い、 評価会議を通じて、最終的な評価が決定する仕組みとなっているようです。
リッジラインズに勤めている、もしくは勤めていた方の口コミでは、 客観性が担保されている評価制度という意見もあれば、評価者のスタンスや力量によって、 自身の評価が変わってしまうという意見もあり、賛否は人それぞれのようです。
リッジラインズは激務?労働・残業時間について
大手口コミサイトによるリッジラインズの残業時間は、37時間となっています。1日当たりの平均残業時間は2時間未満となっており、 残業が全くないとは言えないものの、過剰な残業が常態化しているといったことはないようです。 また有給は比較的取りやすいといった声もあります。
社員による口コミをいくつかピックアップします。
ワークスタイルは、完全ハイブリッドかつフルフレックスのため、働き方はかなりフレキシブル。 よほど繁忙期にならない限り、休日および深夜まで残業になることはない。
プロジェクト次第だか、個人的には調整しやすいことが多い。ケースに入っている時は多忙な場合も、ケースの切れ目が数ヶ月置きに必ずあるため、中期ではまとめて休みをとるなどバランスがとれる。富士通のガバナンスがあるため、ここは徹底されているように感じる。
参考:引用:openwork
リッジラインズの働き方・福利厚生
リッジラインズでは社員の多様性と価値観を尊重し、快適な環境で高いパフォーマンスを発揮できるように、 多数の制度や福利厚生が用意されています。
休暇
リッジラインズは、「ワークライフハーモニー」というものを人事評価項目の一つとして取り入れており、 仕事をする上でプライベート(日常生活)も大切だという考えのもと、 有給休暇は 初年度から毎年25日付与されます。
またその他以下のような休暇制度を用意しており、ライフステージの変化に合わせた休暇を取得可能です。
- 産前産後休暇
- 育児休暇
- 介護休暇
- 育児サポート休暇
障害のある方に対しては、ノーマライゼーション休暇という月に一回、障害に伴う通院、入院、就業が著しく困難な際のための休暇が年次有給休暇とは別に取得できます。
健康
リッジラインズの健康に関わる制度は以下の通りです。
- 団体保険
- 婦人科検診などの費用補助
手当
リッジラインズの手当には、スマートワーキング手当という自宅での業務基盤を整えるためのデスクや椅子、PC用モニターなどの購入に充てられる手当が 月5,000円支給されます。 また出社育児一時金として子供一人につき42万円が支給されます。(※出産された医療機関によっては別途規定あり)
働き方・その他制度
リッジラインズでは柔軟な働き方を推進しており、フレックス勤務やリモート勤務を導入しています。 (※プロジェクト状況や社内行事など対応が必要な場合はその限りではない可能性あり。) また富士通グループの企業であるため、首都圏各所や全国にある富士通のサテライトオフィスを利用することもできます。 加えて社外のシェアードオフィスも利用が可能です。
月に1度のオフィスでの入社メンバー歓迎懇親会や、半年に1度の全社コンサルタント懇親会の実施などです。サークル活動への補助金制度もあり、スポーツ系や文科系などさまざまなクラブ活動による業務外交流の推進を図っています。
またカフェテリアプランという制度では、富士通グループの福利厚生制度が適用され、 子育てや自己啓発に利用できる毎年20,000円相当のポイントに加え、旅行やエンターテイメントを会員価格で利用も可能です。
また確定拠出年件制度も導入しております。 ※確定拠出年金制度とは:会社から拠出される掛け金を自身で運用し、定年退職を迎える60歳以降に年金、または退職一時金として受け取ることができる制度です。 なお、掛け金を在職中に賞与として受け取るプランも選択可能です。
リッジラインズへの転職を実現するには
面接ではなぜコンサルなのか、なぜリッジラインズなのかを自分の考えを持って明快に説明できるようにしましょう。 顧客の複雑な経営課題を解決するような難易度の高いミッションに挑むハードな業界であるからこそ コンサル、そしてリッジラインズを志望する理由やその考えに至った経緯を質問される可能性が高いです。 またそのような転職を実現するために自分が行ってきたことまで深堀される可能性があります。 これまでの経験と転職に至った経緯、リッジラインズを志望している理由を一貫して述べられるようにしましょう。
また同社が募集している求人情報を分析すると、職種に限らず以下のようなスキルは求めらています。
- ロジカルシンキング
- 問題解決能力
- ビジネスコミュニケーション
このあたりはこれまでの経験の中で質問されることもありますが、 特定の質問という形ではなく、面接全体を通して見ている可能性が高いです。
質問される内容に対して、端的に回答できるよう意識しましょう。
転職エージェントの活用
コンサルティング業界への転職対策や志望先の選定には、コンサルティング専門の転職エージェントの活用が有効です。 ファームごとの特徴や企業情報、採用の傾向など詳細なデータを揃えており、力強いサポートが期待できます。
まとめ
リッジラインズは富士通により2020年に設立された比較的新しいコンサルティングファームで、 DX領域に強みを持っており、クライアント企業の変革のために、経営戦略から事業戦略、ビジネスプロセス、IT戦略、エコシステム構築までEnd-to-Endでワンストップで提供している点が特徴の企業です。 年収は平均約994万円とBig4にも引けを取らず高水準といえます。 またワークライフバランスも一定確保でき、働き方も柔軟で転職先として魅力的な企業と考えられます。
リッジラインズ、その他コンサルティングファームへの転職を目指している方、転職をどのように進めたらよいかわからなくて困っている方は コンサルティング専門の転職エージェント「MyVision」の活用がオススメです*。
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