大和総研の年収はいくら?他のシンクタンクやコンサルと比較しながら、転職するためのポイントを解説
2025年08月28日更新
大和証券グループのシンクタンクとして安定した基盤を持つ大和総研は、年収やキャリアの魅力だけでなく、働き方や評価制度にも特徴があります。
この記事では、年齢・役職別の年収や他社との比較、入社後のリアル、転職成功のための準備ポイントまで詳しく紹介します。
大和総研への転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
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大和総研とは?会社概要を解説
大和総研は大和証券グループのシンクタンク部門として、経済・金融分野を中心に多角的なサービスを提供している企業です。
リサーチ力とコンサルティング力を武器に、専門性の高いキャリアを築きたい人にとって魅力的な職場といえます。
具体的に、大和総研は大和証券グループの完全子会社であり、非上場企業です。
そのため親会社である大和証券グループと連携しながらも独自の専門領域を持ち、民間企業や行政機関に対して経済・金融に関するリサーチや企業経営に関するコンサルティング、さらにはシステムコンサルティングを展開しています。
また設立は1989年8月1日、資本金は約38億円で、本社は東京都江東区冬木に構えています。
代表は望月篤氏で、専門家による調査分析の質の高さや、信頼性のある提言によって、業界内でも一目置かれる存在です。
大和総研は「大和証券グループの知の中核」としての役割を果たし、政策立案支援や経済の未来予測、企業戦略支援など、幅広い分野で影響力を持っています。
大和総研の年収について
大和総研への転職を検討するうえで、気になるのが年収の水準です。
結論からいえば、大和総研の年収は国内全体の平均と比べてかなり高く、同グループ内でも上位の待遇を誇ります。
ここからは平均年収、役職・年次別、年齢別、そして他社との比較という4つの視点から、大和総研の年収事情を詳しく見ていきましょう。
大和総研の平均年収は729万円
大和総研の平均年収は729万円で、これは日本の給与所得者の平均年収約460万円(国税庁調べ)と比較しても、非常に高水準です。
大手シンクタンクとしての実績と専門性の高さが、年収にも反映されています。
また大和総研のグループ会社との比較からも、高い待遇であることがわかります。
たとえばシステム開発を担う大和総研インフォメーションシステムズの平均年収は約580万円、親会社である大和証券の平均年収は695万円程度となっており、大和総研はグループ内でも上位のポジションといえるでしょう。
参考:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」 出典:Openwork
大和総研の役職・年次別年収
大和総研では、年功序列を基本とした昇進制度が採用されています。
特に次長クラスまではスムーズな昇進が見込まれており、10年目ごろに上席課長代理に昇格すれば、年収1,000万円を超えるのが一般的です。
以下は、役職ごとの年収レンジと想定年次の目安です。
役職 | 想定年次 | 年収レンジ |
---|---|---|
役職なし | 1~2年目 | 500~600万円 |
主任 | 3~5年目 | 600~800万円 |
課長代理 | 6~9年目 | 800~900万円 |
上席課長代理 | 10~12年目 | 1000~1200万円 |
次長 | 13~14年目 | 1200~1300万円 |
副部長 | 15年目~ | 1400万円以上 |
部長 | 評価次第 | 1600万円以上 |
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このように、一定の成果と勤務年数を重ねていけば、安定的に高年収を実現できるのが大和総研の特徴です。
出典:Openwork
大和総研の年齢別年収
大和総研の年収は、役職によって上下はあるものの、年齢とともに安定して上昇していく傾向があります。
特に30歳から35歳の間での伸びが大きく、このタイミングで管理職に近づく人も多いと見られます。
年齢 | 推定年収 | 推定年収レンジ |
---|---|---|
25歳 | 485万円 | 387~607万円 |
30歳 | 657万円 | 525~824万円 |
35歳 | 839万円 | 670~1051万円 |
40歳 | 939万円 | 749~1176万円 |
45歳 | 920万円 | 734~1152万円 |
50歳 | 845万円 | 675~1059万円 |
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年齢が上がるごとに年収が増える構造でありつつも、評価による差が出るのは40代以降といえるでしょう。
出典:Openwork
大和総研の年収を同業他社と比較
大和総研の年収は一般的に高水準ですが、業界内で比較するとポジションは中位〜やや高位に位置します。
ここからは、コンサルティングファームや他のシンクタンクと比較して、大和総研の立ち位置を見ていきましょう。
戦略系コンサルファームとの比較
戦略系の外資系コンサルティングファームは、業界内でもトップクラスの報酬を誇ります。
そのため、大和総研と比較すると年収面での差は顕著です。
企業名 | 平均年収 |
---|---|
BCG | 1,542万円 |
マッキンゼー&カンパニー | 1,323万円 |
ベイン・アンド・カンパニー | 1,305万円 |
ローランドベルガー | 1,307万円 |
大和総研 | 729万円 |
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ただし、これらは激務で知られる職場環境でもあり、誰もが目指すべき水準というよりも、「業界最高峰」としての位置づけです。
これらと比較して悲観する必要はありません。
出典:Openwork「ボストン・コンサルティング・グループ合同会社」 出典:Openwork「マッキンゼー&カンパニー」 出典:Openwork「ベイン・アンド・カンパニー」 出典:Openwork「ローランドベルガー」
総合系コンサルファームとの比較
総合系コンサルと比較すると、大和総研はやや低めの水準です。
ただし、業務負荷のバランスやワークライフバランスを考えると、大和総研は高い専門性を維持しながら安定した報酬を得られるというメリットがあります。
企業名 | 平均年収 |
---|---|
デロイトトーマツ | 952万円 |
ベイカレント | 912万円 |
アクセンチュア | 869万円 |
大和総研 | 729万円 |
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出典:Openwork「デロイトトーマツ」 出典:Openwork「ベイカレント」 出典:Openwork「アクセンチュア」
その他のシンクタンクとの比較
シンクタンク同士で比較すると、大和総研は中堅以上の位置づけです。
特にNRI(野村総合研究所)や三菱総研と比較すると若干劣るものの、日本総研と同程度の水準といえます。
企業名 | 平均年収 |
---|---|
NRI | 987万円 |
三菱総合研究所 | 887万円 |
大和総研 | 729万円 |
日本総合研究所 | 723万円 |
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出典:Openwork「NRI」 出典:Openwork「三菱総合研究所」 出典:Openwork「日本総合研究所」
シンクタンクへの転職を考える際は、年収だけでなく、自分が携わりたいテーマや働き方、社風との相性も含めて検討することが重要です。
大和総研の福利厚生について
大和総研では、給与水準が高いだけでなく、福利厚生の充実度も非常に高いといえます。
特に長期的に安心して働ける環境づくりに注力しており、働き方やライフスタイルに合わせた制度が整備されています。
ここから、大和総研の福利厚生を休暇制度・手当・勤務形態の3つのポイントに分けて詳しく紹介します。
休暇
大和総研の休暇制度は、業界の中でも特に充実しています。
完全週休2日制に加え、祝日・年末年始休暇もあり、基本的な休日はしっかり確保されています。
さらに、以下の制度が用意されています。
- 夏季休暇:10日
- リフレッシュ休暇:連続5日まで
- フレックス休暇:連続12日まで
- 勤続感謝休暇:最長5日間
また有給休暇は初年度から15日付与され、勤続年数に応じて最大23日まで付与されます。
加えて産前産後休暇・育児休業・介護休業などの制度も整っており、家庭と両立しやすい環境です。
参考:福利厚生|大和総研 採用サイト 参考:大和総研の福利厚生・オフィス環境 - エン カイシャの評判
各種手当・サポート
大和総研は給与だけでなく、各種手当が豊富なのも大和総研の魅力です。
特に住まいに関するサポートが手厚く、以下の制度が用意されています。
- 独身寮の提供
- 住宅手当
- 家賃補助
さらに働くうえで必要な費用への手当として、以下の制度もあります。
- 通勤手当
- 残業手当
- 介護関連手当
また奨学金返済支援制度や財形貯蓄制度など、将来の資産形成を支援する制度もあるため、新卒や若手社員でも将来設計を立てやすく、安心して長く働き続けることができる環境が整っています。
勤務形態
大和総研は、近年注目されている以下のような働き方改革にも注力しています。
- 在宅勤務制度
- サテライトオフィスの活用
コンサルやシンクタンク業界は「長時間労働」や「出張の多さ」で敬遠されがちですが、大和総研では柔軟かつ効率的に働ける制度設計がされているのが特長です。
家庭の事情に合わせて働ける環境が整っているため、性別やライフステージを問わず、多様な人材が活躍できる組織といえるでしょう。
大和総研の年収を決める評価制度
大和総研の年収は、一定の年功序列をベースとしながらも、評価制度によって個々の成果が反映される仕組みです。
評価制度は役職昇進や年収の伸びに直結するため、評価の仕組みを理解することは、キャリア設計において非常に重要といえるでしょう。
まず大和総研では年に1回、直属の上司による評価が行われます。
ただし若手社員のうちは、成果よりも在籍年数や基本的な業務遂行力が評価される傾向にあるため、横並びの評価になりやすいのが実情です。
一方で、評価の中身は個人の主観に依存しすぎないよう、MBO(目標管理制度)が導入されています。
期初に自ら設定した目標に対し、どれだけ達成できたかを振り返るプロセスを通じて、自律的な働き方や課題達成力が評価されます。
さらに大和総研では、360度評価も併用されているのも特徴です。
360度評価とはプロジェクトに関わるメンバーからのフィードバックを受ける評価手法で、チームでの貢献度や周囲との協調性、信頼性なども反映されます。
大和総研の評価制度は一見年功序列的に見える一方で、MBOと360度評価によって成果やチームワークも評価軸に含まれます。
若手でも積極的に成果をアピールすれば早期昇進や年収アップを実現することが可能です。
参考:【大和総研の年収】役職別給与テーブル・年収偏差値も解説|タレントスクエア 参考:Openwork
大和総研への転職を考える上で把握しておくべきこと
大和総研は年収水準が高く、安定性やキャリアの広がりという点でも非常に魅力的な企業です。
しかし転職を成功させるためには、良い面だけでなく入社後に感じやすいギャップや求められる資質についても事前に理解しておくことが欠かせません。
ここからは、シンクタンク・コンサル業界に共通する注意点を2つ紹介します。
精神的・体力的なタフさが求められる
大和総研で働くうえで最初に押さえておきたいのは、精神的・体力的なタフさが必要不可欠であるという点です。
コンサルやシンクタンクの仕事はプロフェッショナルとしての質を求められるため、高い精度のアウトプットが前提となります。
特にクライアント向けのミーティング資料作成や、案件の終盤での修正対応などでは、短期間で大量の資料を仕上げる必要があり、上司からのフィードバックも連続的に入るため、精神的にも体力的にも負荷がかかりやすい場面が多いです。
年収やキャリアパスの魅力だけに目を奪われてしまうと、「思ったよりも過酷だった」と感じて早期離職につながるリスクもあるため、タフさを求められる環境であることを踏まえて自分が耐えられるかどうか、自己分析しておくことが大切です。
参考:【大和総研の年収】役職別給与テーブル・年収偏差値も解説|タレントスクエア
地道な調査など泥臭い仕事が多い
もう一点把握してほしいことは、仕事の大半が地道な調査や分析作業だということです。
シンクタンクやコンサルティング会社は、華やかなプレゼンや分析レポートが目立ちますが、実際には膨大なインプット作業や細かなドキュメント作成が存在しています。
具体的にはクライアント企業の業績や市場動向の調査、官公庁や学術機関のレポートの読み込み、関係者へのヒアリング結果のまとめなど、「情報を集め、精緻に整理し、文書に落とし込む」という地味な作業が日常業務の大部分を占めます。
このような業務を地道に積み重ねて、ようやく信頼されるアウトプットにたどり着けるため、「コンサル=スマートで華やか」というイメージで入社すると、現実とのギャップに苦しむことになりかねません。
転職前には大和総研をはじめ入社したい企業の業務内容をできる限り具体的に調べ、その仕事の泥臭さも含めて自分が楽しめそうか、成果にこだわってやり切れそうかを考えておくことが重要です。
参考:【大和総研の年収】役職別給与テーブル・年収偏差値も解説|タレントスクエア 参考:大和総研への転職を成功させる方法は?難易度は? - 面接・選考対策をご紹介|ムービン
大和総研へ転職するためのポイント
大和総研は高年収・安定性・専門性を兼ね備えた魅力的な企業であるため、転職のハードルも高いのが現実です。
特にシンクタンク特有の選考プロセスや求められる思考力・表現力には十分な準備が必要です。
ここからは、選考突破のために押さえておきたい2つの重要ポイントを紹介します。
参考:【大和総研の年収】役職別給与テーブル・年収偏差値も解説|タレントスクエア 参考:大和総研への転職を成功させる方法は?難易度は? - 面接・選考対策をご紹介|ムービン
転職理由・志望動機の一貫性を深めて作り込む
大和総研への転職を成功させるためには、志望動機の一貫性を深めて作り込むことが重要です。
選考では必ず「なぜシンクタンクなのか」「その中でもなぜ大和総研なのか」といった深掘りがされるため、過去のキャリアや価値観とつながる軸を明確にしておく必要があるからです。
まず「なぜ転職を考えたのか」という動機を明確にし、その理由と「大和総研で実現したいこと」が論理的につながるようにストーリーを組み立てておきましょう。
これは面接だけでなく、書類選考の段階でも触れておくべきポイントです。
自分の経験と志望企業の特徴を自然に結びつけた表現が好印象につながります。
ケース面接対策は入念に行う
大和総研の選考では、コンサルやシンクタンク業界で一般的な「ケース面接」が実施される傾向にあります。
これはビジネス課題に対する仮説構築や論理的思考、アウトプット力を測る形式の面接で、事前準備なしでは太刀打ちできません。
よく出題されるのは、フェルミ推定や市場規模の試算、戦略立案型の問いなどです。
まずはケース面接の定番問題に慣れることが必要で、そのうえで模擬面接形式で練習を重ねましょう。
特におすすめなのは、コンサル経験者を模擬面接官にして実践的な練習を行うことです。
実務目線での指摘が受けられるため、思考のクセや構成力の弱点を効果的に修正できます。
ケース面接対策は事前準備の質がそのまま選考結果に直結するため、徹底的に行いましょう。
コンサル特化の転職エージェントを活用する
大和総研をはじめとするシンクタンク・コンサル業界は、高年収・高専門性の分だけ、選考通過の難易度も高めです。
そのため転職活動を一人で行うよりも、コンサル業界に精通した転職エージェントを活用することがおすすめです。
コンサル特化エージェントは、以下の対策を一貫してサポートしてくれます。
- 書類作成
- 企業への応募対応
- 面接対策
- ケース面接対策
特に重要なのがケース面接の対策支援です。
転職エージェントはコンサル業界独特の評価基準や面接傾向を熟知しているため、的確なアドバイスが受けられる点が大きな強みといえます。
さらにコンサル業界では選考基準が高く、他業界とは違ったアピールポイントが求められることが多いため、ノウハウのあるエージェントの存在が通過率を大きく左右します。
転職エージェントは内定後の年収交渉や条件面の調整も代行してくれることも多いため、入社後の満足度にも直結します。
特に自分の市場価値や交渉の仕方がわからないケースも多いため、信頼できるエージェントの力を借りれば、より良い転職が実現できるでしょう。
大和総研に転職するならMyVision
大和総研への転職を目指すなら、コンサル転職に特化した支援が受けられる「MyVision」の活用がおすすめです。
特に未経験者やシンクタンク業界の選考に不安がある方にとって、MyVisionは心強いパートナーとなるでしょう。
MyVisionが支持されている理由は、大きく2つあります。
1つ目は、元コンサルタントやコンサル転職の支援実績が豊富なエージェントが揃っているという点です。
業界の動向や企業ごとの選考傾向を熟知しているため、大和総研に特化した対策が可能です。
2つ目は、元コンサルタントによる模擬面接が受けられることです。
実際の面接で問われやすいポイントや、ケース面接の思考プロセスまでリアルなフィードバックがもらえるため、本番に近い練習ができ、自信を持って選考に臨めます。
MyVisionはコンサル・シンクタンク転職を「知っている」だけでなく、「実践できる」支援を提供してくれる存在です。
確実に大和総研への転職成功率を高めたい方は、ぜひ活用を検討してみてください。
参考:MyVision
まとめ
大和総研は大和証券グループの知的中核として、高年収・安定性・専門性の高さを兼ね備えた魅力的な企業です。
平均年収は729万円と高水準で、役職・年齢によっては1,000万円超えも夢ではありません。
また充実した福利厚生や柔軟な働き方、着実なキャリアパスも転職希望者にとって大きな魅力です。
一方でコンサル・シンクタンク特有の高い業務負荷や地道な調査作業など、入社後のギャップへの心構えも必要です。
選考においては志望動機の一貫性やケース面接の対策が重要となるため、十分な準備が不可欠といえるでしょう。
ギャップや準備には、業界に精通したエージェントの支援を受けることが効果的です。
「MyVision」では書類作成から面接対策、内定後の交渉まで安心して任せられます。
大和総研でのキャリアを本気で目指すなら、情報収集と戦略的な転職準備を今すぐ始めましょう。
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