Regrit Partners(リグリットパートナーズ)とは特徴や社風、年収を徹底解説
2024年06月24日更新
Regrit Partnersは、2017年10月に外資系コンサルティングファーム/SIer出身者を中心に設立されたコンサルティングファームです。 同社は、大手事業会社を主なクライアントとして、デジタルトランスフォーメーションを中心とする幅広いサービスを提供しています。これには、フロントエンドからバックエンドまでの業務プロセス改革、改革の定着化支援、そしてAIやRPAといった先端テクノロジーを活用したIT導入コンサルテーションが含まれます。
監修者
永井 一聡
Nagai Kazutoshi
横浜国立大学卒業後、みずほ総研(現みずほリサーチ&テクノロジーズ)やアクセンチュアで人事及びIT領域のコンサルティング業務に従事。自身の経験を生かしたIT/人事コンサル転職を得意とする。またコーチング経験も豊富に積んでおり、長期的なキャリア支援を提供可能。
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企業紹介
企業の特徴
Regrit Partnersは、特定の製品やソリューションを前提としたDXではなく、クライアントの抱える具体的な課題に対処することを優先しています。この方法により、改革の実現のためには、スコープにとらわれず必要な全ての対策を講じるという方針を採っています。
同社の特徴の一つは、成果が根付いた後にプロジェクトから手を引くことで、クライアントに過度に依存しない独立した立場を保持している点です。
Regrit Partnersでは、プロジェクトに関わるだけでなく、新規事業創出やマーケティング、営業、PR、採用、各種制度設計など、企業運営の幅広い分野に関与することが可能です。この多角的な関与は、従業員が大手ファームでは経験しづらい、会社創りや事業創造において、広範なスキルセットを習得できる機会を提供しています。
加えて、「Financial Times- High Growth Companies Asia-Pacific 2023(アジア太平洋地域における急成長企業ランキング2023)」で、Management Consulting部門において国内第1位にランクインしました。
企業の詳細
正式名称 | 株式会社Regrit Partners |
代表者名 | 山木 智史 |
設立年 | 2017年8月7日 |
所在地 | 東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー13階 |
資本金 | 1億円 |
会社URL | https://regrit-p.com/ |
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案件の特徴
Regrit Partnersは、クライアント企業のコーポレートトランスフォーメーション(CX)を推進するために、「事業開発・戦略支援」、「オペレーション改革」、「デジタル・ITトランスフォーメーション」という三つの主要なサービスカテゴリーを展開しています。 特に、「オペレーション改革」における独自の方法論とナレッジの保有は、同社のプロジェクト支援において最も豊富な実績を誇り、事業構成比においても55%を占める重要な分野です。対照的に、「事業開発・戦略支援」は15%、「デジタル・ITトランスフォーメーション」は30%の事業構成比を示しています。
同社のサービス提供においては、以下の三つのモットーが核心にあります
イシュードリブン
特定の製品やソリューションありきではなく、クライアントが直面する根本的な課題に対処することを最優先に考えます。
スコープレスな改革実現
改革を実現するためには、必要なことを全て実行する柔軟なスタンスを取ります。
成果の定着化とクライアントの自立
提供したサービスがクライアントに長期的な価値をもたらすよう、成果の根付かせ方に重点を置いています。
これらのモットーは、同社が提供するサービス全般に渡って浸透しており、クライアント企業の持続可能な成長と自立を支援することを目指しています。
カルチャー
Regrit Partnersは、その革新的なカルチャーにより、社内での感謝の気持ちと成果を具体的に可視化し、評価する独自のアプローチを実践しています。 この企業文化の核となっているのは、社員同士がスマートフォンやパソコンを介して感謝の気持ちと少額の成果給(ピアボーナス)を送り合う制度です。このシステムは、同僚への感謝を表現し、社内コミュニケーションを促進すると同時に、一体感を醸成するきっかけとなっています。
さらに、同社ではピアボーナスで獲得したポイントの累計に基づき、「最もGritした人」や「最も会社創りに貢献した人」といったカテゴリーで定期的に社員を表彰しています。表彰された社員は、その成果と姿勢で同社のロールモデルとなり、企業文化の形成に大きく貢献しています。
企業理念
1000人の経営人材を輩出すること
制度面
基本的な考え方
Regrit Partnersは、プロフェッショナルサービスを提供する企業として、その核となる価値観を「Regrit Principles」として体系化し、これを実践することを行動規範の根幹としています。 同社は、一人ひとりのメンバーが高い意識を持ち、これらの原則を日々の業務に反映させることが、CxO Firmとしての地位を確立し、持続可能な成果を提供する上で不可欠であると強調しています。
高い専門性と倫理観
同社の行動規範では、高い専門性を持つことはもちろん、それを適切かつ倫理的に活用することが求められます。クライアントへの提案や解決策は、ただ実行可能であるだけでなく、クライアントの長期的な利益を考慮したものでなければなりません。
問題解決への真摯な取り組み
「Regrit Principles」には、問題解決に対する真摯な取り組みが含まれています。表面的な解決ではなく、根本からの問題解決を目指し、そのプロセスにおいては、クライアントの自立を促進することを念頭に置きます。
柔軟性と革新性の追求
変化する市場環境とクライアントのニーズに対応するため、同社の行動規範では柔軟性と革新性の追求が強調されています。新しい技術やアプローチを恐れず、積極的に取り入れることで、クライアントに対して最適かつ革新的な解決策を提供します。
オープンなコミュニケーション
Regrit Partnersでは、オープンで誠実なコミュニケーションを行動規範の一部として重視しています。社内外における透明性の高いコミュニケーションは、チームワークの促進、クライアントとの信頼関係の構築、そしてプロジェクトの成功に不可欠です。
これらの行動規範を通じて、Regrit Partnersは、クライアント企業の変革をリードし、CxO Firmとしての地位を確立するために、日々努力を重ねています。
育成制度
Regrit Partnersでは、非コンサルタント職から転身したメンバーが半数以上を占め、これらのメンバーが迅速に環境に適応し、専門知識とスキルを身に付けられるよう、幅広い支援が提供されています。
- 入社前のサポート
同社は、入社前からのサポートにも力を入れており、オンライン研修を通じて、コンサルタント未経験者でも基本的な知識を学べる環境を提供しています。
- 入社後の研修
入社後は、問題解決や資料作成、ファシリテーション、提案書作成など、必要なコンピテンシーを習得するための研修が職位に応じて提供されます。これらの研修は、コンサルタントとしての実戦経験が豊富なシニアマネージャー以上のメンバーが開発・講師を担当しており、現場で直接役立つ、実践的なスキルを学ぶことができます。
- 小規模ファームならではの演習型研修
同社は、その小規模ファームならではの特色を生かし、大手コンサルファームでは難しい、少人数での演習型研修を頻繁に提供しています。この手法により、参加者はより密接な指導を受けることができ、個々の成長速度を最大化します。また、このような研修は、チーム内のコミュニケーションを促進し、同僚との繋がりを深める機会にもなります。