ベンチャーコンサル企業一覧|メリット・デメリット、やめとけと言われる理由を解説
2025年08月21日更新
近年、少数精鋭でスピード感のあるベンチャー系コンサルファームが注目されており、若手でも裁量を持って活躍できる環境が整いつつあります。一方で、「やめとけ」と言われるほど業務負荷やリスクもあるのが実情です。
この記事では、「コンサル ベンチャーとは何か?」という基本から、大手との違い、メリット・デメリット、具体的な企業例などを詳しく解説します。
コンサル業界で自分に合ったキャリアを築きたい人は、ぜひ最後までご覧ください。
著者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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監修者

山口 翔平
Yamaguchi Shohei
株式会社MyVision代表取締役
早稲田大学を卒業後、JTB、オリックス生命を経てコンサルティング転職に特化した人材紹介会社へ入社。 長年のエージェント経験を基に、より多くの求職者様に対して質の高い転職支援サービスを提供するため、株式会社MyVisionを設立。
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目次
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ベンチャーコンサルとは?
ベンチャーコンサルとは、設立から年数が浅い、または社員数が比較的少ない成長途上のコンサルティングファームを指します。明確な定義はありませんが、以下のような傾向が共通して見られます。
- 大手ファーム出身の経営陣が独立して立ち上げている
- 組織規模は10〜50名程度で急拡大フェーズにある
- 戦略立案から実行支援までを一貫して手がけるスタイルが主流
- 採用は即戦力重視で中途入社が中心となっている
大手ファームと比べると制度や仕組みが未整備な部分も多く、働き方はより柔軟でスピード感があります。そのため、若手であっても裁量を持って仕事を任されることが一般的です。
一方で、教育体制が十分に整っていないこともあるため、自ら学び、成果を出す自走力が求められる点には注意が必要です。
また、ベンチャーコンサルには以下のような環境があります。
- プロジェクトを個人で完結させるケースもある
- パートナーや経営層と直接やり取りする機会が多い
- 下請け案件や中小企業向け支援を中心に展開している
- 自社の経営や方針に関わるチャンスがある
このように、ベンチャーコンサルは、大手にはない“裁量・スピード・経営視点”を兼ね備えた環境です。短期間での成長を重視したい方にとっては、貴重な経験の場となるでしょう
ベンチャーコンサルと大手コンサルの違い
ベンチャーと大手のコンサルファームは、組織構造や業務範囲、関わるクライアントなどに明確な違いがあります。どちらが優れているかではなく、自分の志向や成長スタイルに合うかが重要です。
▼ベンチャーコンサルと大手コンサルの比較
項目 | ベンチャーコンサル | 大手コンサルファーム |
---|---|---|
組織構造 | 少数精鋭/兼任が多い | チーム制/分業体制(役割が明確) |
教育体制 | 即戦力採用が中心、自走力重視 | 新卒中心で研修が充実 |
担当領域 | 上流〜下流まで一貫対応 | 専門に分化(戦略/業務/ITなど) |
クライアント | 中小企業・スタートアップ | 大手・上場企業・外資系 |
案件規模 | 数百万円/短期(3〜6カ月) | 数千万円~数億円/長期 |
交渉相手 | 社長・経営層 | 部長・本部長クラス |
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上記はあくまで傾向ですが、ベンチャーコンサルと大手コンサルでは、働き方が大きく異なります。ベンチャーでは一人ひとりの責任領域が広く、実践を通じて多様なスキルを身につけられる点が特徴です。
ベンチャーコンサルのメリット・デメリット
ベンチャーコンサルには、大手ファームでは得られない魅力がある一方で、独自の課題やリスクも存在します。
たとえば、成長途中の企業ならではの柔軟な環境やスピード感は大きな魅力です。その一方で、制度やサポート体制が整っておらず、自ら道を切り拓く姿勢が求められる場面も少なくありません。
ここからは、ベンチャーコンサルで働くうえでのメリット・デメリットを、それぞれ詳しく解説していきます。
メリット
裁量権が大きい
ベンチャーコンサルでは、個人に与えられる裁量の大きさが最大の特長のひとつです。少人数体制で案件を進めることが多く、若手のうちから重要な意思決定を任されるケースも珍しくありません。
たとえば、ベンチャーコンサルでは提案の内容やプロジェクトの進行方針を自ら考え、実行に移す場面が日常的にあります。もちろんパートナーや上司からのフィードバックは受けられますが、最終判断は現場のメンバーに委ねられることも多く、責任ある立場での経験が積めます。
このような環境では、以下のような成長の機会が得られるでしょう。
- プロジェクト全体の設計・提案・実行を一貫して担当できる
- 若手でも大手では任されにくい意思決定ポジションを経験できる
- 試行錯誤を重ねるなかで思考力や課題解決力が飛躍的に高まる
自分で考え、動き、結果を出す経験を通じて、短期間で大きく成長したい人にとって、ベンチャーコンサルは非常に魅力的な環境です。失敗も自己責任となる分、実力を試したい人にはおすすめです。
経営層との距離が近い
ベンチャーコンサルでは、傾向としてクライアントの多くが中小企業であるため、経営者や役員クラスと直接やり取りする機会が豊富です。初回の打ち合わせから社長が同席することもあり、経営層と近い距離で仕事を進められるのが特長です。
大手ファームでは部課長レベルとのやり取りが中心になることもありますが、ベンチャーでは意思決定権を持つトップ層に対して直接提案する場面も少なくありません。
こうした環境下では、以下のような経験を積むことができます。
- 経営課題にダイレクトに向き合うことで視座や思考のスケールが広がる
- 経営者の価値観や意思決定プロセスを間近で学べる
- 深い信頼関係を築くことでリピートや紹介につながるケースも多い
表面的な改善提案にとどまらず、企業の根幹に関わる本質的な支援に携わりたい人にとって、ベンチャーコンサルは非常に魅力的な場となるでしょう。事業に伴走するスタンスで価値を発揮したい人には、特におすすめです。
自社の経営や方針に携われる可能性が高い
ベンチャーコンサルでは、クライアント業務だけでなく、自社の経営や事業方針に関与できる機会が豊富です。これは、少数精鋭の組織で経営層との距離が近く、意思決定の場が開かれていることが背景にあります。
たとえば、次のような業務に携わる機会があります。
- どの業界やテーマに注力するかといった事業戦略への提案
- 新サービスの企画や営業戦略の見直し
- 採用方針や評価制度の改善に向けた提案と実行支援
- 経営会議や全社ミーティングでの発言・提案
大手ファームでは、これらの分野に関わるにはマネージャークラス以上の経験が必要なことが一般的ですが、ベンチャーでは若手や中途入社でも積極的に意見を求められることが多くあります。
自分の提案が会社の方針に反映される環境で働くことで、事業を“創る側”としての責任感や視点が養われます。経営全体に関心がある人や、将来的に独立を考えている人には、特に魅力的といえるでしょう。
会社と共に成長していく実感を大切にしたい人にはおすすめです。
デメリット
ハードワークになりやすい
ベンチャーコンサルでは、一人で複数の案件を同時に担当することが一般的です。ドキュメント作成からクライアント対応まで業務全体を自ら担うケースも多く、業務量が膨大になりやすい点は注意が必要です。
大手ファームであればチーム制が整っており、役割分担やフォロー体制が機能しますが、ベンチャーでは人員に余裕がなく、個人への依存度が高くなる傾向があります。
特に以下のような状況下だと、労働時間が長くなり、精神的負荷が一気に高まりやすくなります。
- 複数案件の納期が重なる
- 提案書や報告書の作成、会議対応などをすべて一人で担当
- コンサル業務に加えて自社の採用や営業活動への関与も求められる
こうした働き方に疲弊し、「やめておけばよかった」と後悔する声があるのも事実です。体力やセルフマネジメント力に自信がない場合は、想定以上の負担がかかる可能性を念頭に置き、慎重に判断することが大切です。
大手ファームほどの年収がもらえない場合が多い
ベンチャーコンサルが敬遠される理由のひとつが、年収水準の差です。
大手ファームでは、大規模案件の継続受注によって高収益を維持しており、給与水準も高めに設定されています。一方で、ベンチャーは安定収益の基盤が十分でないケースも多く、年収はやや控えめになる傾向があります。
実際の目安は以下の通りです。
- 大手:年収700〜1,200万円(30代で1,500万円超も)
- ベンチャー:年収500〜800万円前後
- インセンティブ制度や昇給基準は企業によって差が大きい
ただし、裁量や実力主義、経営視点の経験を重視する人にとっては、ベンチャーの方がやりがいを感じられる場面も多いでしょう。
転職を検討する際は、今の自分にとって何を優先すべきか(収入か経験か)を明確にすることが、後悔しない判断につながります。
大手より業績悪化のリスクが高く、不安定な傾向にある
ベンチャーコンサルで働くうえで、避けて通れないのが「業績の不安定さ」です。
大手ファームのようにブランド力が確立されていないため、案件獲得の多くが下請けやエージェント経由に依存しており、外部環境の影響を受けやすい構造となっています。たとえば、景気の悪化や元請けの方針変更により、案件が突然ストップしたり、売上が激減したりするケースも少なくありません。
また、社内体制が未成熟なことも多く、以下のような内的リスクが経営に直結する可能性もあります。
- キーパーソンの退職によるチーム運営や案件継続への影響
- 管理部門の脆弱さから生じる経営判断の遅れや人材リスクの顕在化
- 売上の大部分を特定のクライアントに依存する構造
このような不安定さから、「やっぱりベンチャーはやめておいた方がいい」と言われることもあります。
ベンチャーコンサルへの転職は、安定した環境で腰を据えて働きたい人にとって慎重な見極めが必要です。入社前に、売上構成や案件の契約形態、組織規模などを必ず確認しておきましょう。
「ベンチャーコンサルはやめとけ」と言われる理由は?
インターネット上では「ベンチャーコンサルはやめとけ」といった声が散見されます。こうした意見の背景には、前述のようなハードワークになりやすい環境や年収差、業績悪化リスクといった側面が影響していると考えられます。
確かに、ベンチャーコンサルは大手ファームに比べて体制が整っていない点や、個々のパフォーマンスへの依存度が高い点には注意が必要です。特に安定性や研修・育成制度を重視する人にとっては、ギャップを感じやすいかもしれません。
その一方で、裁量の大きさやスピード感のある成長機会に魅力を感じる人には、ベンチャーコンサルが合っているといえます。組織がフラットであるぶん、若手でも経営層に近い立場で仕事ができ、提案や意思決定の機会も豊富であるためです。
ベンチャーコンサルへの転職は、「やめとけ」という声だけに左右されるのではなく、ベンチャーコンサルの特徴と自身の志向を照らし合わせて、慎重に判断することが重要です。安定性を求めるのか、挑戦環境を求めるのか、その答えによってベンチャーコンサルが「合う・合わない」は大きく変わってきます。
自分が思い描くキャリアプランも踏まえ、冷静に検討していきましょう。
主なベンチャーコンサル企業一覧
ベンチャーコンサルは、大手と比べて柔軟な組織体制とスピード感を持ち、独自のアプローチで企業支援を行っている点に強みがあります。なかには「事業開発を伴う戦略支援」や「人材開発に特化した組織コンサル」など、独自のポジショニングを確立している企業も多く見られます。
ここでは、以下の条件を満たす注目のベンチャーコンサルを、カテゴリ別に紹介します。
- 未上場企業であること
- 社員数が数百人以下であること
それぞれのカテゴリに属する代表的な企業と、企業の概要・提供価値を簡潔にまとめているため、自身のキャリアを考えるうえで参考にしてください。
戦略・組織系のベンチャーコンサル一覧
戦略や組織開発の領域に強みを持つベンチャーコンサルは、クライアントの経営課題に対して、上流から深く関与する支援スタイルを取っている点が特徴です。大手コンサルと異なり、事業全体の構想段階から現場への落とし込みまで、広い裁量を持って伴走できる環境が整っています。
戦略・組織系のベンチャーコンサルは経営視点での提案力や、人と組織に関する洞察力を高めたい方には魅力的な選択肢といえます。主な企業は以下の通りです。
企業名 | 特徴 | 主な支援領域 |
---|---|---|
イグニション・ポイント株式会社 | 新規事業創出や中長期戦略支援に強み | 戦略立案、イノベーション、DX |
エッグフォワード株式会社 | 組織開発や人材戦略を主軸とするコンサル | 組織変革、人材育成、企業文化改革 |
株式会社VOST | 若手コンサルタントによるスピード感ある戦略支援に強み | 戦略立案、業務改善、マーケティング支援 |
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上記のようなファームでは、経営層との近い距離で議論を重ねながら、企業の根本的な変革に貢献できる機会が得られます。自らの思考力と行動力を活かしたい人にとって、成長できる環境として適しています。
IT・DX系のベンチャーコンサル一覧
テクノロジーを活用した業務改革や、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するベンチャーコンサルも増えています。
特にITに関するバックグラウンドを持ち、業務システムやクラウド活用、AI導入などに関心のある人には、こうした領域のファームがフィットするでしょう。
企業名 | 特徴 | 主な支援領域 |
---|---|---|
グローシップ・パートナーズ株式会社 | 金融業界を中心としたDX支援に強み | IT戦略立案、PMO支援、業務改革 |
株式会社レイヤーズ・コンサルティング | 業務・ITの一体改革に強み | 業務改革、IT戦略、ERP導入、DX支援 |
アクティベーションストラテジー株式会社 | アクティベーションストラテジーを掲げる少数精鋭ファーム | IT戦略、全社改革推進、事業構想、DXプロジェクトPMO支援 |
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IT・DX系のファームでは、エンジニアとコンサルタントのハイブリッドなスキルが求められる場面も多く、「現場も知っている戦略人材」としてキャリアの幅を広げられる点が魅力です。
その他注目の新興コンサルファーム一覧
戦略やITに限らず、人材開発、ブランディング、地域創生など、独自のテーマで差別化を図る新興コンサルティングファームも増えています。
特定分野の専門性を活かした支援に強みを持っており、大手ファームにはない自由度や挑戦機会を求める人に向いています。
企業名 | 特徴 | 主な支援領域 |
---|---|---|
株式会社リグリット・パートナーズ | 組織・人材開発に特化し、行動変容に着目した支援が特徴 | 組織変革、人材育成、チェンジマネジメント |
エッジ・インターナショナル株式会社 | 地方創生や中小企業支援に注力し、社会的インパクトを重視 | 経営改革、事業開発、地域活性化 |
カクシン株式会社 | ブランド戦略とデザインの融合を強みに持つコンサルファーム | ブランディング、新規事業、イノベーション支援 |
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こうしたファームでは、経営課題の解決と同時に、社会や企業文化への深い貢献を実感できるプロジェクトに携われることも多いです。自分の価値観に合った働き方を実現しやすい点が魅力といえます。
ベンチャーコンサルに向いている人
ベンチャーコンサルは、大手ファームとは異なるスピード感や裁量の大きさ、独自のカルチャーを持つ環境です。そのため、人によって向き・不向きがはっきり分かれる傾向があります。
ここでは、ベンチャーコンサルに向いている人の特徴を3つに分けて紹介します。
コンサルタントとしての成長意欲が高い人
「早く成長したい」「自分の力で実力をつけたい」と考えている方にとって、ベンチャーコンサルは非常に相性の良い環境です。
ベンチャーでは少数精鋭が基本であり、1人でプロジェクトを幅広く担う場面も多くあります。必然的に責任の幅が広がり、大手ファームのような分業体制では得にくい、より実戦的なスキルが身につきやすい点が特徴です。
実際に、以下のような成長の機会があります。
- 提案から実行、分析、改善までを一貫して担うことでスピード感のあるPDCAを経験できる
- クライアントとの直接対話や経営陣との連携を通じて実践的な交渉力が鍛えられる
- 制度に頼らず自己学習や自走力によってキャリアの差をつけられる
高い成果が求められる分、ハードな側面もありますが、挑戦を成長の糧にできる人にとっては理想的な環境といえるでしょう。
そのため、「早期に成長したい」という明確な意志がある方には、特におすすめです。
裁量権の大きい仕事や経営層と仕事がしたい人
「大きな裁量を持って働きたい」「経営層と近い距離で学びたい」と考える人にとって、ベンチャーコンサルは理想的な環境といえます。
ベンチャーコンサルでは中小企業を支援する機会も多く、クライアントの社長や役員と直接やり取りを行うケースが一般的です。
また、社内では年次や役職に関係なく、自らの役割を超えた提案や行動が歓迎される文化が根付いています。たとえば、以下のような特徴があります。
- クライアントのトップ層との会議・提案・意思決定に直接関われる
- 社内の新サービス立案や経営方針に意見を出せる場がある
- 経営者の視座の高さや意思決定のスピードを間近で学べる
「将来的に起業したい」「事業や組織をリードする立場を目指したい」という志向がある方にとって、ベンチャーコンサルは濃密な学びの場となるでしょう。
自ら意思決定しながら前に進みたい人にもおすすめです。
自分の仕事のインパクトを実感したい人
「自分の提案が企業や社会にどのような影響を与えたのか、直接実感したい」という人には、ベンチャーコンサルが適しています。
大手ファームでは、関わる範囲が限定されることも多く、自身の成果が組織全体の中に埋もれてしまうケースがあります。一方、ベンチャーでは一人ひとりの影響範囲が広く、クライアントへの提案がそのまま実行に移される機会も多いため、達成感を得やすい環境です。
たとえば、以下のような特徴があります。
- クライアントの経営層と直接対話し、自らの提案が実行に結びつく場面が多い
- 提案から成果創出までのスピードが早く結果が見えやすい
- 成功も失敗も自分の経験として積み上がりやすい
「成果に責任を持ちたい」「手応えのある仕事がしたい」と考えている人にとって、ベンチャーコンサルはやりがいを強く感じられる場です。
ベンチャーコンサルへ転職する際に準備しておくべきこと
ベンチャーコンサルは、スピード感のある環境や大きな裁量が魅力ですが、その一方で選考では即戦力性や企業理解の深さが求められる傾向があります。
大手ファームのように分業体制や充実した研修制度が整っているとは限らないため、「入社後すぐに成果を出せるか」が重視されやすいのが特徴です。
そのため、転職を成功に導くには「自分の強みの整理」「企業研究の徹底」「転職エージェントの活用」が欠かせません。ここでは、ベンチャーコンサルを目指すにあたって事前に準備しておきたい3つのポイントを紹介します。
アピールできる実績や強みを整理する
ベンチャーコンサルは少数精鋭で構成されており、入社後すぐに成果を出せることが強く求められます。そのため、応募段階から即戦力としてのアピールが不可欠です。
まずは、自分の過去の経験を振り返り、再現性のあるスキルや成果を具体的に言語化しておきましょう。以下のような観点で棚卸しを進めるのがおすすめです。
- 数値で語れる成果(例:売上向上率、改善スピード、コスト削減額)
- プロジェクトマネジメント経験(どこまで主導したか)
- 課題発見から改善提案までのロジカルな思考プロセス
- 応募先企業の支援領域と自分の経験の接点
単なる事実ではなく、企業が求める人材像に即した実績を伝えることで、より高い評価につながりやすくなります。
志望企業について、定量・定性で情報を集める
ベンチャーコンサルは企業ごとに事業領域や社風が大きく異なるため、応募前の情報収集が選考の通過率や入社後の満足度に直結します。特に少数精鋭の組織では、スキル以上にカルチャーとの相性が重視される傾向にあります。
情報収集の際は、以下の観点を意識しましょう。
【定量情報】
- 社員数、売上規模、設立年などの企業概要
- 主なクライアントやプロジェクト実績(企業公式サイトやIR資料から収集)
【定性情報】
- SNSやクチコミサイトから得られる職場の雰囲気
- YouTubeやイベントレポートなどの発信情報
- 知人や元社員からの紹介によるリアルな声
【実務感の確認】
- カジュアル面談やOB訪問を通じた働き方の実態把握
- 活躍人材の特徴や、評価基準の傾向
「どんな事業をしているか」だけでなく、「どんな人が活躍しているか」「その環境に自分が合いそうか」という視点で、企業理解を深めていきましょう。
転職エージェントを利用する
ベンチャーコンサルは大手ほど情報発信に力を入れていない場合も多く、自分だけで情報を集めきれないことがあります。特に社員数が少ない企業では、職場の雰囲気やカルチャーが外部から見えにくく、入社後のミスマッチが起こりやすい点に注意が必要です。
そうしたリスクを避けるためには、転職エージェントの活用が効果的です。業界に精通したエージェントを活用することで、以下のような支援が受けられます。
- 応募先企業の最新動向や選考傾向、職場のリアルな雰囲気を提供
- 自身の経験や志向に合ったファームを客観的な視点で紹介
- 書類添削や面接対策など選考突破に向けた実践的な支援
特に自分に合う企業がわからず迷っている人は、転職のプロであるエージェントと相談しながら比較・検討を進めるのがおすすめです。
ベンチャーコンサルに転職するならMyVision
ベンチャーコンサルへの転職を考えているなら、転職エージェントの中でもコンサル業界に特化した「MyVision(マイビジョン)」の活用も検討してみてはどうでしょうか。
MyVisionは元コンサルタントや支援実績が豊富なエージェントで構成された専門チームによって運営されており、コンサル業界に精通しています。
実際、国内に展開するほぼすべてのコンサルファームとコネクションがあり、大手〜ベンチャーまで幅広い企業の情報が集まるエージェントです。MyVisionが提供する主な支援内容は以下の通りです。
- 元コンサル担当者によるキャリア設計・企業選びの相談
- 模擬面接による「実戦に近い」選考対策(ケース・志望動機など)
- 年収交渉のサポートや、オファー内容の評価・アドバイス
- 非公開求人の紹介や、カルチャー情報などの定性情報も豊富
ベンチャーコンサルの場合は企業ごとの差が大きく、外から見えにくい情報も多いため、現場目線のアドバイスが受けられるMyVisionでは、ミスマッチのリスクを減らし、納得度の高い転職が実現できます。
ベンチャーコンサル企業への転職を検討している方は、まずは無料相談からお気軽にご連絡ください。
まとめ
ベンチャーコンサルは、大手にないスピード感や裁量の大きさが魅力であり、自分の実力を早期に試したい方にとって大きな成長機会となる環境です。一方で、企業ごとの風土や事業フェーズの違いが顕著であるため、「合う・合わない」の見極めが非常に重要になります。
本記事では、ベンチャーコンサルの特徴から、向いている人・向いていない人のタイプ、代表的な企業、選考対策のポイントまでを解説しました。なかでも徹底した情報収集や志望動機の明確化は、選考通過・入社後のミスマッチ回避のカギになります。
「自分に合うベンチャーコンサルを見極めたい」「志望動機の整理に自信がない」という方は、コンサル転職に特化したエージェントであるMyVisionにぜひご相談ください。
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コンサルタントへの転職をお考えの方は、
是非MyVisionにご相談ください。
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