コンサルの「Big4」とは?各社の年収・働き方の違いを解説
2025年10月02日更新
コンサルティング業界を目指すときに必ず耳にするのが「Big4」です。世界を代表する監査法人系コンサルティングファームであり、デロイト、PwC、EY、KPMGの4社を指します。
各社はグローバルに事業を展開し、戦略立案から業績改善、IT導入まで幅広い課題解決を担っています。そのため多様な業界の変革を支えるキャリア先として、多くの求職者から高い人気を集めています。
一方で「Big4の具体的な特徴は?」「転職するために何をすると良いの?」と、疑問を抱く方も少なくありません。
本記事では、各社の特徴や年収水準、働き方に加え、転職難易度や選考対策のポイントまで解説します。Big4に挑戦したい方はもちろん、キャリア選択の比較材料を探している方に役立つ内容のため、ぜひ活用してください。
著者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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監修者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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目次
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Big4とは?
Big4(ビッグフォー)とは、監査法人を母体に持つ世界的なコンサルティンググループ「デロイト」「PwC」「EY」「KPMG」の総称です。
これらのグループはいずれも会計・ガバナンスの知見を基盤に、経営課題の解決を支援するコンサルティング部門を展開しています。監査で培った業界理解と規制への対応の強さを活かし、幅広い領域でプロジェクトをリードする点が特徴です。
日本では以下として、グローバルネットワークを活用し、国内外の大手企業や官公庁の案件に携わっています。
- デロイト トーマツ コンサルティング
- PwCコンサルティング
- EYストラテジー・アンド・コンサルティング
- KPMGコンサルティング
Big4はその規模と実績から、キャリアを築くうえで有力な選択肢とされ、多くの求職者から注目を集めています。
Big4の基本情報と特徴
各ファームは戦略、IT、リスク管理など幅広い領域を扱いながら、独自の強みや文化を築いています。プロジェクトの傾向や人材育成のスタイルも異なり、同じBig4でも働き方に大きな違いがある点が特徴です。
ここからはBig4の4社について、それぞれの基本情報と特徴を解説します。
デロイト トーマツ コンサルティング
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)は、世界最大級の総合系ファームであるデロイトの日本法人です。戦略立案から業務改革、IT導入、リスク管理、人材・組織開発まで幅広い領域を支援しています。
最大の強みは、デジタルトランスフォーメーション(DX)を軸にした総合力です。会計・監査の知見とテクノロジーを融合させ、大規模かつ複雑な課題に対応できる点が特徴です。
年収・働き方・キャリアパスの傾向は以下の通りです。
- 年収:平均955万円、400万円〜2,500万円と推定範囲は幅広い
- 働き方:リモートワークが進む一方、繁忙期は長時間労働になることもある
- キャリアパス:専門性を高める道とマネジメント層に進む道があり、海外案件のチャンスも豊富
成果主義が徹底しているため、努力や実績に応じて早期に昇進や高い評価を得られるファームといえるでしょう。
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | デロイト トーマツ コンサルティング合同会社(Deloitte Tohmatsu Consulting LLC) |
設立年月 | 1993年4月 |
資本金 | 500百万円 |
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング |
グローバルネットワーク拠点数 | 150以上の国と地域 |
従業員数 | 4,890名(2025年5月末) |
公式URL | https://www.deloitte.com/jp/ja.html |
PwCコンサルティング
PwCコンサルティングは、世界157カ国に拠点を持つPwCグローバルネットワークの一員です。日本法人では「ビジネス・テクノロジー・リスク・フィナンシャル」の4軸を中心に、幅広い領域の支援を行っています。
特にM&Aや新規事業開発に強みを持ち、戦略から実行までを一貫してサポートできる点が特徴です。企業変革において実務的な成果を重視するカルチャーが根付いており、実行力を磨きたい人に適しています。
年収・働き方・キャリアパスの傾向は以下の通りです。
- 年収:平均984万円、コンサルタント層で450万円〜2,500万円、マネジャー層では900万円〜1,500万円が目安
- 働き方:プロジェクトごとの裁量が大きく、柔軟な勤務形態が可能だが、繁忙期はハードワークになることもある
- キャリアパス:戦略やM&A領域で専門性を高める道と、海外拠点を含めたグローバルキャリアを築く道がある
実行力と専門性を両立させながら、将来的にグローバルで活躍したい方に有力なファームといえるでしょう。
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | PwCコンサルティング合同会社(PwC Consulting LLC) |
設立年月 | 1983年1月(2016年2月に組織変更により設立) |
資本金 | 非公開 |
本社所在地 | 東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One タワー |
グローバルネットワーク拠点数 | 157カ国756拠点 |
従業員数 | 約5,130名(2024年6月30日現在) |
公式URL | https://www.pwc.com/jp/ja/about-us/member/consulting.html |
EYストラテジー・アンド・コンサルティング
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)は、EY Japanグループの中核を担うコンサルティング部門です。戦略策定から組織・人事改革、業務改善、テクノロジー導入まで幅広い領域を手掛けています。
特に組織・人事領域やM&A支援に強みを持ち、人材戦略や組織設計を通じて企業変革を実現できる点が特徴です。グローバルとの連携も密接で、海外案件やクロスボーダーM&Aに関わるチャンスが豊富にあります。
年収・働き方・キャリアパスの傾向は以下の通りです。
- 年収:平均904万円、コンサルタント層で450万円〜2,700万円、マネジャー層では875万円〜1,800万円程度が目安
- 働き方:グローバル案件が多く、リモートワークやフレックス制度を活用しやすい。国際案件では時差対応が求められることもある
- キャリアパス:人事・組織やM&Aなど専門性を高める道と、海外拠点を舞台にグローバルリーダーを目指す道がある
人材マネジメントや国際的な案件に強みを活かしたい方に適したファームといえるでしょう。
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EY Strategy and Consulting Co., Ltd.) |
設立年月 | 2020年10月 |
資本金 | 4億5千万円 |
本社所在地 | 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井タワー |
グローバルネットワーク拠点数 | 150以上の国・地域に700を超える拠点 |
従業員数 | 4,075名(2025年3月1日現在) |
公式URL | https://www.ey.com/ja_jp/about-us/ey-strategy-and-consulting |
KPMGコンサルティング
KPMGコンサルティングは、KPMGインターナショナルのメンバーファームとして、日本企業の経営課題に幅広く対応しています。リスクマネジメントやアドバイザリー領域を中心に、ガバナンス強化から業務改善、デジタル導入までを支援しています。
特に不正・コンプライアンス対応やサイバーセキュリティなど、リスクマネジメントに関する専門性が高い点が強みです。さらにテクノロジーを活用したデータ分析やプロセス改善にも注力しており、堅実かつ実効性のある提案が評価されています。
年収・働き方・キャリアパスの傾向は以下の通りです。
- 年収:平均902万円、コンサルタント層で500万円〜2,200万円、マネジャー層で900万円〜1,600万円程度が目安(引用:OpenWork)
- 働き方:専門領域に特化した案件が多く、メリハリをつけて働きやすい環境が整備されている
- キャリアパス:リスクやアドバイザリーの専門性を深める道と、マネジメント層として幅広い領域を統括する道がある
リスク管理やテクノロジー領域で専門性を磨きたい方にとって、適したファームといえるでしょう。
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | KPMGコンサルティング株式会社(KPMG Consulting Co., Ltd.) |
設立年月 | 2014年7月 |
資本金 | 1億円 |
本社所在地 | 千代田区大手町1丁目9番7号 大手町フィナンシャルシティ サウスタワー |
グローバルネットワーク拠点数 | 142の国と地域に複数拠点 |
従業員数 | 2,298名(2025年7月1日現在) |
公式URL | https://kpmg.com/jp/ja/home/about/kc.html |
Big4コンサルの主な業務内容
Big4の各ファームは、経営課題を多角的に解決するために幅広いサービスを提供しています。戦略立案から業務改善、IT導入、人材マネジメント、リスク対応までカバーし、企業の成長と持続可能性を支えています。
なかでも特徴的なのは、監査法人を母体に持つ強みを活かし、財務・リスクの分野に厚みを持ちながら、最新のデジタル技術や人材戦略まで網羅している点です。
ここでは代表的な業務領域を紹介します。
経営戦略コンサルティング
経営戦略コンサルティングは、企業の成長方向や競争優位を築くための方針を策定する領域です。新規事業の立ち上げや海外進出、事業ポートフォリオの最適化など、企業の根幹を左右する意思決定を支援します。
Big4の特徴は、幅広い業界知見と豊富なデータ分析力を戦略立案に反映できる点です。さらに、実行段階まで伴走するスタイルが多く、机上の理論ではなく現場で成果を出す戦略を提案します。
具体的な支援内容の例は以下の通りです。
- 新規事業戦略の立案:市場調査や競合分析を基に新しい事業の方向性を設計
- 海外市場への進出戦略:現地ニーズや規制を踏まえた進出計画の策定
- 事業ポートフォリオ再編:不採算事業の整理や成長分野への資源集中を支援
- 中期経営計画の策定:3〜5年先を見据えた成長シナリオと数値目標を策定
戦略系ファームに比べると、実行フェーズに踏み込んだ提案が多いことも特徴です。理論と実務の両面を兼ね備え、持続的な企業価値の向上に直結する支援を行っています。
業績改善コンサルティング
業績改善コンサルティングは、収益性や効率性を高めるための改革を行う領域です。売上拡大とコスト削減の両面からアプローチし、短期的な改善と長期的な成長を両立させます。
Big4の強みは、グローバルに蓄積された業界水準データや豊富な事例を活用できる点です。財務・会計の専門性を活かし、数値に基づいた改善策を提示するため、経営層に納得感を与える提案が可能です。
主な支援内容の例は以下の通りです。
- コスト構造の見直し:固定費・変動費を分析し、無駄な支出を削減
- サプライチェーン最適化:調達から物流までの流れを改善し、効率化を実現
- 営業・マーケティングの効率改善:営業プロセスや顧客管理を強化し、売上を拡大
- 業務プロセスの標準化・自動化:RPAやシステム導入により、作業時間を短縮
単なるコストカットにとどまらず、持続的な利益体質を構築することを重視しています。現場への定着まで伴走することで、企業全体の競争力向上につなげています。
リスク管理コンサルティング
リスク管理コンサルティングは、企業が直面するさまざまなリスクを把握し、損失やトラブルを未然に防ぐための仕組みを整える領域です。コンプライアンスや内部統制に加え、近年ではサイバーセキュリティやESGリスクへの対応も重要性を増しています。
Big4は監査法人を母体とする強みを活かし、財務・法務・ガバナンスの視点を組み込んだ高度なリスク対策を提供できる点が特徴です。加えてグローバル案件も多く、国際規制や多国籍企業への対応力に優れています。
具体的な支援内容の例は以下の通りです。
- 内部統制の構築:法規制を踏まえた業務フロー整備やチェック体制の導入
- サイバーセキュリティ対策:不正アクセスや情報漏洩を防ぐシステム強化
- コンプライアンス支援:法令遵守を徹底するためのルール策定と教育
- ESGリスク対応:環境・社会・ガバナンス観点からのリスク分析と開示対応
単にリスクを回避するだけでなく、組織の信頼性を高め、中長期的な企業価値の向上につなげることを重視しています。
ITコンサルティング
ITコンサルティングは、企業の経営課題をテクノロジーの力で解決する領域です。システム導入や業務プロセスのデジタル化に加え、AIやクラウドなど最新技術の活用も進んでいます。
Big4ではグローバル案件を通じて蓄積した知見を活かし、経営戦略とIT活用を結びつける提案が可能です。業務効率化だけでなく、事業成長や新規ビジネス創出まで支援できる点が特徴です。
具体的な支援内容の例は以下の通りです。
- システム導入支援:基幹システムやERPの選定・導入・定着をサポート
- 業務プロセスの自動化:RPAやAIを活用して生産性を向上
- データ活用推進:ビッグデータ分析やBIツール導入による意思決定強化
- クラウド移行支援:既存システムをクラウド環境へ移行し柔軟性とコスト効率を改善
単なるIT導入にとどまらず、経営視点からの変革を実現できることが、Big4のITコンサルティングの強みといえます。
人事・組織コンサルティング
人事・組織コンサルティングは、人材マネジメントや組織体制を最適化し、企業の持続的成長を支える領域です。採用・評価制度の設計から人材育成、組織風土改革まで幅広いテーマを扱います。
Big4はグローバル案件の経験を活かし、多様な働き方や国際的な人材マネジメントに対応できる点が強みです。戦略と人事を一体で考えるアプローチにより、変革を実行に結びつけやすい特徴があります。
具体的な支援内容の例は以下の通りです。
- 人事制度設計:等級・評価・報酬制度を整備し、公平性とモチベーションを向上
- タレントマネジメント:ハイポテンシャル人材を特定し、育成・配置を最適化
- 組織開発支援:組織文化や働き方を改革し、協働性と生産性を高める
- グローバル人材戦略:海外拠点を含めた人材の採用・配置・育成を支援
人と組織の力を引き出し、経営戦略の実現につなげることを重視しているのがBig4の人事・組織コンサルティングです。
企業買収・合併(M&A)コンサルティング
M&Aコンサルティングは、企業の成長戦略として重要な買収・合併を成功に導く領域です。案件の初期検討からデューデリジェンス、契約交渉、統合プロセス(PMI)まで幅広く関わります。
Big4は会計・税務・法務の知見を背景に、財務面のリスクを見極めながら戦略的なM&Aを支援できる点が強みです。さらにグローバルネットワークを活かし、クロスボーダー案件にも柔軟に対応しています。
具体的な支援内容の例は以下の通りです。
- M&A戦略策定:成長分野や候補企業を特定し、投資方針を明確化
- デューデリジェンス:財務・法務・事業面からリスクや価値を精査
- 契約・交渉支援:取引条件の調整や契約締結をサポート
- PMI(統合プロセス):買収後の組織・システム統合を円滑に進め、シナジーを実現
単なる取引支援にとどまらず、買収後の成長までを視野に入れた伴走型のサポートを行うことが、Big4のM&Aコンサルティングの大きな特徴です。
Big4への転職難易度
Big4の転職難易度は非常に高く、選考倍率は数十倍に達することもあります。世界的なブランド力と幅広いキャリア機会から、常に多くの求職者が集まるためです。
中途採用では、即戦力として成果を出せるかどうかが重視されます。コンサル経験者に加え、金融・メーカー・ITなど他業界からの優秀な人材も挑戦しており、競争は激しさを増しています。
選考では論理的思考力や問題解決力だけでなく、チームで成果を上げる協働力も評価対象です。加えて英語力や専門知識が求められるケースもあり、準備不足では突破が難しいのが実情です。
難易度は高いものの、事前に自身の強みを整理し、適切な対策を行えばチャンスは十分にあります。入念な準備こそがBig4への転職を成功させるためのポイントといえるでしょう。
Big4の選考対策
転職難易度が高いBig4では、入念な選考対策が欠かせません。
書類では論理的に整理された職務経歴と明確な志望動機が求められます。さらに面接ではケース問題や深掘り質問を通じて、実務で成果を出せるかを徹底的に確認されます。
ここでは、それぞれの対策ポイントを解説します。
書類選考
Big4の選考ではじめに重視されるのが、書類選考です。応募者数が多いため、短時間で評価されることを前提に、職務経歴書は読みやすく整理する必要があります。
特に重視されるのは、過去の実績を数値で示すことです。「売上を拡大」「コストを削減」といった表現では抽象的なため、成果を定量化して記載することが効果的です。
【例】
- 売上拡大:「新規顧客開拓により売上を前年比120%に成長」
- コスト削減:「購買プロセスの見直しで年間5,000万円のコスト削減を実現」
- 業務改善:「業務フロー改革により処理時間を30%短縮」
また、Big4で活かせるスキルを明確に伝えることも重要です。プロジェクトマネジメント力、データ分析力、英語力などは強みとして評価されやすいため、職務経歴書に具体的なエピソードとともに盛り込みましょう。
書類選考は最初のハードルですが、ここで強みを的確に伝えられるかどうかが面接につながるかを大きく左右します。
面接対策
Big4の面接は複数回にわたり、論理的思考力や問題解決力を厳しくチェックされます。特にケース面接や深掘り質問を通じて、実務で成果を出せるかどうかを見極められます。
対策のポイントは以下の通りです。
ケース面接の練習
市場規模の推計や改善策立案など、限られた時間で論理的に結論を導く練習を重ねる
自己PRの具体化
過去の経験を「課題→行動→成果」の流れで整理し、Big4で活かせる強みとして語れるように準備
逆質問の用意
業務内容やカルチャーについて深掘りする質問を準備し、志望度の高さをアピール
協働力の強調
チームで成果を出した経験を具体的に伝え、協働姿勢を示す
さらに英語面接が課されるケースもあり、外資系クライアントとのやり取りを想定した準備が有効です。事前に模擬面接を受け、第三者からフィードバックを得ることで合格の可能性を高められます。
面接は知識だけでなく姿勢や表現力も評価されるため、入念な準備を通じて自信を持って臨むことが重要です。
まとめ
Big4は、デロイト・PwC・EY・KPMGの4社を指し、戦略立案から業績改善、リスク管理、IT、人事、M&Aまで幅広い領域で企業を支援しています。世界的なブランド力と実績から、常に人気の高い転職先です。
一方で転職難易度は高く、書類や面接では明確な実績やスキルを示す必要があります。論理的思考力や協働力に加え、語学力や専門知識が求められる場面も少なくありません。
十分な準備を進めるためには、コンサル転職に精通したプロのサポートを得るのも有効です。MyVisionでは最新の業界情報や選考対策を提供しており、安心して転職活動を進めることができるため、お気軽にご相談ください。
Big4への転職事例
Big4は高い人気を誇る一方で、実際にどのようなキャリアを持つ人が転職を実現しているのか気になる方も多いでしょう。具体的な事例を見ることで、自身の経験をどのように活かせるかをイメージしやすくなります。
ここでは、事業会社で培ったスキルを基に外資系総合コンサルティングファームへ転職した2名のケースを紹介します。それぞれの転職背景や成功のポイントを解説しますので、キャリア検討の参考にしてください。
項目 | 内容 |
---|---|
氏名 | R.Hさん |
学歴 | 早稲田大学 |
年齢 | 29歳 |
前職 | 自動車メーカー / SCM部門 |
転職先 | 外資系総合コンサルティングファーム / シニアコンサルタント |
年収変化 | 850万円 → 1,000万円 |
R.Hさんは大手自動車メーカーのSCM部門で、在庫削減や調達コストの最適化など成果を挙げてきました。しかし業務の効率化を進めるなかで、局所的な改善だけではサプライチェーン全体の最適化には限界があると痛感したようです。
そこで、全社的かつグローバルな改革を実現できる環境を求め、外資系総合コンサルティングファームへ転職を決意しました。企業全体を俯瞰するコンサルタントの役割に、自身の経験を活かせると感じたことが大きな動機です。
転職活動ではMyVisionのコンサルタントが業界知識を踏まえたサポートを実施しました。特にケース面接対策や職務経歴書の整理を通じて、論理的思考力や実績を的確に伝えられるようになり、自信を持って選考に臨むことができました。
結果として、年収アップとともに、全社規模でのSCM改革に携われる新たなキャリアを切り拓くことに成功しました。
項目 | 内容 |
---|---|
氏名 | A.Oさん |
学歴 | 立命館大学 |
年齢 | 30歳 |
前職 | 専門商社 / SCM |
転職先 | 外資系総合コンサルティングファーム / シニアコンサルタント |
年収変化 | 600万円 → 750万円 |
A.Oさんは専門商社に入社後、東南アジアの子会社で海外勤務を経験しました。帰国を機にキャリアを見直し、市場価値を高めるための選択肢としてコンサルティング業界に関心を持ったことがきっかけです。
当初はコンサルタントの仕事内容を具体的にイメージできませんでしたが、MyVisionのキャリアアドバイザーとの面談を通じて、SCM経験や海外での折衝経験が十分に活かせることを理解しました。将来的に事業会社からも評価されやすいキャリアであることが、挑戦の決め手です。
転職活動では海外との時差という課題がありましたが、MyVisionが柔軟に日程を調整したことでスムーズに進行しました。ケース面接の準備に加え、コンサル業界の仕組みやキャリアパスを丁寧に説明してもらえたことが大きな支えとなりました。
結果として、年収アップに加え、今後は国内案件で経験を積みながら、将来的に英語力を活かしてグローバル案件に挑戦する道を切り開くことができました。
Big4の関連コンテンツ
Big4への理解をさらに深めたい方や、他のコンサルティングファームとの違いを知りたい方に向けて、関連記事をご用意しています。年収や働き方の比較、選考対策の詳細など、キャリア検討に役立つ情報を網羅しています。
以下のリンクから、興味のある記事をぜひご覧ください。
Myvisionが選ばれる理由
コンサルティングファームへの転職は専門性が問われ、選考対策をどれだけ積み上げられるかが結果を大きく左右します。だからこそ、多くの候補者がMyVisionを活用しています。
- コンサル出身アドバイザーが在籍:各ファームの特徴や最新の選考傾向を把握し、実体験に基づいたアドバイスを提供
- 選考対策の充実:職務経歴書の添削やケース面接の模擬練習を通じて、論理的思考や問題解決力を効果的にアピール可能
- 非公開求人の紹介:公開されていないポジションや希望条件に合った求人を提案し、選択肢を広げられる
- 伴走型のサポート:情報提供だけでなく、スケジュール調整や面接準備まで一貫してサポート
これらの支援によって安心して転職活動を進められる環境が整っています。Big4をはじめとするコンサルティングファームへの挑戦を考えている方は、ぜひMyVisionにご相談ください。