BIG4コンサルティングファームの年収を徹底解説!現役社員が教えるリアルな年収事情
2025年09月29日更新
コンサルティングファームを代表する「BIG4(デロイト、PwC、KPMG、EY)」は、その高い専門性とグローバルな知名度から、多くのビジネスパーソンが憧れる転職先です。なかでも注目されるのが年収水準の高さであり、役職や経験によってどの程度の報酬が得られるのかを具体的に把握したい方は多いのではないでしょうか。
本記事では、BIG4コンサルティングファームの役職別・年次別の年収レンジを明確に整理し、さらに各社ごとの特徴や評価制度の違いを徹底解説します。加えて、年収を左右する要素や、収入面だけでは測れないメリット・デメリットについても網羅的に紹介します。
BIG4への転職を年収アップのきっかけにしたい方は、ぜひ参考にしてください。
著者

藤田 祐督
Fujita Yusuke
横浜国立大学卒業後、サイバーエージェントに入社。子会社副社長/COOとして新規事業の戦略策定〜ブランディング、プロダクトマネジメントまで一気通貫で推進。その後、アクセンチュアでの事業戦略立案・DX支援、NTTドコモでの新規事業立ち上げを経てMy Visionに参画。
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監修者

北野 雄大
Kitano Yudai
株式会社MyVision取締役
名古屋大学を卒業後、トヨタ自動車、デロイトトーマツコンサルティング、エクサウィザーズを経てコンサルティング業界特化のエージェントに入社。その後、株式会社MyVisionを設立。 大企業~コンサル、スタートアップまでの幅広い経験を活かしたキャリア支援に強みを持つ。
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目次
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そもそも「コンサルbig4」とは?
「BIG4」とは、世界的に名を知られる4大監査法人グループが展開するコンサルティングファームを指します。具体的には「デロイト トーマツ コンサルティング」「PwCコンサルティング」「KPMGコンサルティング」「EYストラテジー・アンド・コンサルティング」の4社です。
これらのファームは監査業務を母体に持ちながら、戦略立案から業務改革、デジタル変革、M&A支援まで幅広いサービスを提供しています。総合力の高さとグローバルなネットワークを背景に、大手企業や官公庁からの案件を数多く担っている点が特徴です。
転職先として人気が高い理由は以下の通りです。
- 高い年収水準と明確な評価制度を持つ
- 世界規模のプロジェクトに携われる機会がある
- 幅広い業界・テーマに対応できるスキルを習得できる
- ネームバリューによる将来のキャリアの価値を向上できる
このようにBIG4は「安定した基盤」「成長機会」「高い処遇」を兼ね備えており、20〜30代のビジネスパーソンにとって魅力的な選択肢となっています。
コンサルBIG4の年収は役職と年次でどう決まる?
BIG4の年収は一律ではなく、役職や勤続年数、さらに担当するサービスラインによって大きく異なります。たとえば同じ年次であっても、戦略系の部門に所属するか、業務改革や財務アドバイザリーを担うかによって、得られる報酬には差が生じます。
ここでは、役職別の年収レンジや年次ごとの推移モデル、サービスラインごとの違いを整理し、キャリアに応じた具体的な年収イメージを明らかにしていきます。
役職別の年収レンジを一覧表で提示
BIG4全体で共通しているのは、役職が上がるごとに年収水準が段階的に上昇していく点です。以下は複数の公開情報を参考にした、あくまで目安となるレンジであり、各ファームごとに詳細な金額や評価基準は異なります。
役職 | 年収目安 |
---|---|
アナリスト/アソシエイト | 約550万円〜750万円 |
コンサルタント/シニアコンサルタント | 約700万円〜1,200万円 |
マネージャー | 約1,100万円〜1,600万円 |
シニアマネージャー | 約1,500万円〜2,300万円 |
ディレクター/プリンシパル | 約1,800万円〜3,000万円 |
パートナー | 約3,000万円〜数千万円以上 |
このようにBIG4全体としては、役職に応じて段階的に年収が上がっていく傾向があります。
また数字からは見えにくい部分ですが、昇進するにつれて成果責任やマネジメント負荷も増していくため、収入の上昇とともに求められる役割も大きくなる点を理解しておくことが重要です。
各ファームの具体的な年収テーブルや評価制度の違いについては、次章で詳しく解説していきます。
年次ごとの年収推移のモデルケースを紹介
BIG4では、入社後の年収は役職の昇格に応じて段階的に上昇していきます。特に新卒入社の場合はアナリストからスタートし、数年ごとに昇進することで報酬が大きく伸びる仕組みです。
以下は新卒入社を想定した一般的な推移モデルであり、実際の金額は所属ファームや担当領域、評価によって変動します。
年次 | 役職モデル | 年収目安(万円) |
---|---|---|
1年目 | アナリスト/アソシエイト | 約550万円〜750万円 |
3年目 | コンサルタント | 約700万円〜900万円 |
5年目 | シニアコンサルタント | 約900万円〜1,200万円 |
8年目 | マネージャー | 約1,100万円〜1,600万円 |
12年目 | シニアマネージャー | 約1,500万円〜2,300万円 |
15年目以降 | ディレクター/パートナー | 約1,800万円〜数千万円 |
このように、5年目までに1,000万円前後に到達するケースが多く、20代後半〜30代前半で年収レンジが大きく広がっていきます。
中途入社の場合は、過去の経験や専門性に応じてスタート時点の役職が変わるため、同じ年次でも年収は上下します。
担当するサービスライン(戦略、業務、FASなど)による年収の違い
BIG4では同じ役職でも、担当するサービスラインによって年収水準に差が出る傾向があります。
たとえば高度な戦略案件やM&A支援を担う部門では専門性が高く、報酬レンジも相対的に上振れしやすい一方、業務改善やシステム導入を中心とした部門では比較的安定した水準に落ち着くケースが多いです。
以下は、主要なサービスラインごとの業務領域と年収水準の傾向を整理したものです。目安値であり、実際の年収はプロジェクト内容や成果、ファームの方針によって変動します。
サービスライン | 主な業務領域 | 年収水準の傾向 |
---|---|---|
戦略コンサルティング | 企業戦略立案、新規事業、海外展開支援 | 同役職でも水準が高め。若手でも年収1,000万円を超える事例あり |
業務コンサルティング | 業務プロセス改革、システム導入、DX推進 | 戦略よりは低めだが安定的。役職昇格に伴い順調に上昇 |
FAS(財務アドバイザリー) | M&A支援、デューデリジェンス、企業再生 | 戦略に次いで高水準。成果に応じてインセンティブが上乗せされやすい |
リスク・監査アドバイザリー | 内部統制、リスク管理、コンプライアンス | 初期は他部門より抑えめだが、シニア以降は安定した年収を得やすい |
このように、サービスラインごとの業務特性や専門性が年収に直結します。特に戦略やFASのように高度な分析力や財務スキルを求められる領域では、若手のうちから高い報酬が見込める点が特徴です。
一方で業務改善やリスク管理の領域は安定したキャリア形成につながりやすく、長期的に堅実な収入を得たい人に向いています。
BIG4(デロイト、PwC、KPMG、EY)各社の年収を徹底比較
ここまででBIG4全体の年収水準や推移のモデルを確認しましたが、実際には各ファームごとに評価制度やカルチャーが異なるため、同じ役職でも見込める年収に差が出ます。
たとえば成果主義を強く反映するファームでは高額なボーナスが期待できる一方、働き方や案件特性により昇進スピードが緩やかなケースもあります。
ここでは、まず各社の年収テーブルと評価制度の違いを整理し、そのうえでカルチャーや働き方の特徴が年収にどう影響するのかを解説していきます。
各ファームの年収テーブルと評価制度の違いを解説
BIG4の年収水準は、役職に応じて段階的に上昇していく点は共通しています。新卒や若手はアナリストやアソシエイトとしてスタートし、その後コンサルタント、マネージャー、シニアマネージャーへと昇格するごとに報酬レンジが広がっていきます。
以下は口コミサイトOpenWorkを参考にした目安であり、実際の水準は配属部門や評価によって変動します。
※役職名は各社で異なる場合があります。本記事では比較のしやすさを優先し、共通の役職モデルに揃えて表記しています。
役職 | デロイト | PwC | KPMG | EY |
---|---|---|---|---|
アナリスト/アソシエイト | 500万円〜700万円 | 450万円~1,100万円 | 650万円~750万円 | 450万円~500万円 |
コンサルタント | 400万円~2,500万円 | 450万円~1,000万円 | 750万円〜850万円 | 450万円~2,700万円 |
シニアコンサルタント | 530万円~1,800万円 | 750万円~1,050万円 | 850万円〜1,100万円 | 700万円~1,350万円 |
マネージャー | 1,100万円~1,600万円 | 1,100万円~1,500万円 | 1,100万円〜1,300万円 | 650万円~850万円 |
シニアマネージャー | 1,400万円~1,800万円 | 1,500万円~1,800万円 | 1,200万円〜1,600万円 | 875万円~1,800万円 |
ディレクター/パートナー | 1,700万円~ | 1,800万円~ | 1,500万円〜 | 900万円~1,500万円 |
引用:OpenWork|デロイト 引用:OpenWork|PwC 引用:OpenWork|KPMG 引用:OpenWork|EY
このように、役職ごとの水準は大きな差はないものの、実際の年収は「評価制度の仕組み」や「働き方のスタイル」によって変動します。特にマネージャー以上では賞与の設計や裁量労働制の適用範囲が大きく影響します。
評価制度や働き方の違いを以下で比較しました。
会社名 | 評価制度の独自性 |
---|---|
デロイト | 年2回のボーナス。成果差が大きく反映され、特にマネージャー以上は実力次第で年収に大きな幅が生まれる |
PwC | 年1回のボーナスだが支給月数が厚く、若手〜中堅は安定的に高い報酬を得やすい。マネージャー以降は営業成果や収益への貢献度が評価に直結 |
KPMG | 固定給+業績連動ボーナスのバランス型。年1回支給で堅実な設計。透明性の高い制度運用が特徴 |
EY | 年1回のボーナス。安定した給与体系だが、成果差の反映は比較的緩やかとされる |
この比較から分かるのは、「基本給+ボーナス」という枠組みは共通しつつも、賞与の回数や成果反映の強さに違いがあるという点です。
したがって、同じ役職でも「安定重視なのか、成果主義で大きく稼ぎたいのか」によって、適したファームが変わってきます。
ファームごとのカルチャーや働き方の違いが年収にどう影響するか
同じ役職でも、企業文化や働き方の設計によって「評価のつき方」「インセンティブの振れ幅」は変わります。
重視される指標(売上貢献・稼働率・案件難度・チーム貢献など)の重みが異なるため、年収の伸び方にも差が生まれるためです。
会社名 | カルチャーや働き方 |
---|---|
デロイト | 成果主義色が強く、売上貢献や大型案件の遂行が高く評価されやすい。マネジメントとビジネス開発の実績がボーナス差につながる |
PwC | プロセス整備と再現性を重視し、個人だけでなくチーム成果や品質基準の順守も評価対象。安定的な働き方のなかで、役割を拡張することが昇給のポイント |
KPMG | 堅実なリスクマネジメント文化で、品質・専門性・クライアント信頼の継続が評価に直結する。短期的な派手さよりも中長期の価値貢献が報酬に反映される |
EY | 協働性や人材育成への貢献を評価に織り込みやすく、組織への貢献度も加点要素。安定志向の設計下で評価差は比較的緩やか |
自分の強みがそのファームの評価軸とどれだけ噛み合うかで、同じ労力でも年収の伸びは変わります。
転職時は、給与水準の比較に加え「何が評価されるか」「どの働き方が自分の得意と一致するか」を必ず確認しましょう。
年収を左右する5つの要素
BIG4の年収は役職や勤続年数に応じて段階的に上がっていくのが基本ですが、実際の金額には個人ごとに大きな差が出ます。その理由は、評価制度の仕組みや残業代の扱い、ボーナス設計など、複数の要素が複雑に絡み合っているためです。
ここでは、年収の水準や伸び方を左右する主な要因として、5つを整理しながら解説していきます。
評価制度(プロジェクト評価、360度評価など)と賞与の関係
BIG4では、賞与額は基本給に一律で上乗せされるのではなく、評価制度の結果に大きく左右されるのが特徴です。特にプロジェクトでの貢献度やリーダーシップの発揮度合いがボーナスに直結し、同じ役職でも数百万円単位の差が生じることがあります。
評価は1人の上司による判断だけでなく、同僚や他部門からのフィードバックを含めた360度評価が採用されるケースも多く、多面的な視点で成果や働きぶりを測る仕組みです。これにより、単なる個人の成果だけでなく「チームや組織全体への貢献」も評価対象になります。
このような制度のもとでは、短期的な売上や成果を出す力と同時に、長期的に組織へ貢献する姿勢がボーナス額を大きく左右します。評価制度を正しく理解し、自分の強みがどの部分で評価されやすいかを意識することが、年収アップにつながる重要なポイントです。
残業代の有無と仕組み
BIG4では、年収の多くを基本給と賞与が占めますが、残業代の扱いもファームや役職によって異なる点に注意が必要です。
若手層には「みなし残業制」が適用され、一定時間分の残業代が基本給に含まれており、規定を超えた場合は追加支給されるケースもあります。
一方でマネージャー以上は裁量労働制が一般的で、残業代は原則支給されません。労働時間よりも成果や役割に応じた報酬へと移行する点が特徴です。
そのためキャリア初期は残業代で実収入が押し上げられる可能性がありますが、昇格後はボーナスやインセンティブが収入差を生む構造になります。年収を検討する際は、この仕組みを理解しておくことが重要です。
インセンティブやパフォーマンスボーナスの実態
BIG4では、基本給に加えてインセンティブやパフォーマンスボーナスが年収を大きく左右する仕組みになっています。これらは個人のプロジェクト成果だけでなく、会社全体や部門の業績にも連動するため、同じ役職でも支給額に大きな差が出ます。
若手層では評価に応じて数十万円〜100万円程度の幅がある一方、マネージャー以上になるとボーナス比率が高まり、高評価者は数百万円単位の上乗せを得られるケースもあります。一方で評価制度の設計はファームによって異なり、成果主義を色濃く反映する会社もあれば、比較的安定性を重視する会社もあります。
つまりBIG4では、昇格するほどインセンティブ依存度が高まり、年収の振れ幅も大きくなります。どのファームを選ぶかによって「成果主義か、安定性か」のバランスが変わるため、自分の志向に合う制度を見極めることが重要です。
入社時のポジションが年収に与える影響
BIG4への中途採用では、入社時に与えられるポジションがその後の年収を大きく左右します。たとえば同じ経験年数でも、コンサルタントで入社するのかシニアコンサルタントで入社するのかによって、初年度の給与水準には数百万円の差が生まれます。
昇格のスピードは原則として役職ごとに設定されているため、下位ポジションからのスタートでは年収の伸びが遅れる可能性があります。一方で、専門性や実績をアピールして上位ポジションで入社できれば、数年先の昇給を先取りできることになり、キャリア全体の年収の伸び方に大きな影響を与えます。
そのため中途転職を考える際には、自分のスキルや経験がどのポジションに当てはまるのかを正しく理解することが不可欠です。事前に情報収集を行い、面接での自己PRにつなげることで、より高いポジションでのオファーを獲得しやすくなります。
最終学歴や職務経歴が年収に与える影響
BIG4では、最終学歴や職務経歴が入社時のポジションや初年度の年収に大きく影響します。特に海外MBAや有名大学卒業といったバックグラウンドは、高い評価を受けやすく、コンサルタント以上でのスタートにつながるケースがあります。
一方で前職が事業会社や金融機関での実務経験者であれば、専門性を武器にシニアコンサルタントやマネージャーとして採用されることもあります。逆に学歴や経験が十分でない場合、アナリストからのスタートとなり、昇格に時間がかかる分、年収の伸びも緩やかになりやすいです。
このように学歴や職務経歴は「入社時の評価基準」として年収に直結し、将来のキャリアパスにも影響を与えます。自身の強みを整理し、応募するファームでどのポジションからキャリアを始められるかを意識することが重要です。
年収以外も重要!BIG4で働くメリット・デメリット
BIG4は高年収が魅力ですが、実際に働くうえでは「お金」だけでは語れないリアルがあります。成長の機会や人脈を得られるといった大きなメリットがある一方で、激務や強いプレッシャーに直面する場面も少なくありません。
ここでは「年収以外のメリット」と「高年収ゆえの大変さ」という両面から、BIG4で働く実態を解説します。
メリット:年収以外の魅力(スキルアップ、人脈、ネームバリューなど)
BIG4で働く最大の魅力は、高年収に加えて専門性やキャリアの幅を大きく広げられる点です。日系企業では得がたい経験や、グローバル水準でのスキルの習得が可能になります。
具体的なメリットは以下の通りです。
- 専門性の向上:戦略立案から業務改善、M&A支援まで多様な案件を経験でき、市場価値を短期間で高められる
- 人脈形成:グローバルに活躍する優秀な人材や業界トップ企業と関わる機会が多く、将来のキャリア資産となる人脈を築ける
- ブランド力:「BIG4出身」という肩書きは転職市場でも高く評価され、キャリアの選択肢を広げる武器になる
このようにBIG4での経験は、単なる給与水準を超えてキャリア全体の可能性を押し上げます。長期的に見れば、年収以上のリターンをもたらす環境といえるでしょう。
デメリット:年収が高くても大変なこと(激務、プレッシャーなど)
BIG4は高い年収が魅力ですが、その裏にはハードな働き方があるのも事実です。成果を出すことが前提であり、常に高いパフォーマンスが求められます。
代表的なデメリットは以下の通りです。
- 長時間労働:案件の繁忙期には深夜や休日対応も発生し、ワークライフバランスを取りにくい
- 強いプレッシャー:クライアントの期待が高く、成果を出し続けなければならない環境で精神的負荷が大きい
- 成果主義の厳しさ:評価がシビアで、結果を出せないと昇進が遅れたり退職を迫られるケースもある
このようにBIG4は年収面で恵まれている一方、体力的・精神的な負担が大きくなることを覚悟しておく必要があります。
転職を検討する際は、収入だけでなくライフスタイルとのバランスも冷静に見極めることが大切です。
年収アップを実現するための転職戦略
BIG4で年収アップを実現するには、スキルや経験だけでなく、応募書類や面接対策を通じて「自分をどう見せるか」を工夫することが大切です。さらに、入社後のキャリアを見据えたロードマップを描いておくことで、安定的に年収を伸ばし続けられます。
ここでは、履歴書や職務経歴書の書き方、面接で評価されるポイントに加え、転職を成功させるためのステップを整理します。最後にMyVisionが支援したBIG4への転職成功事例も紹介し、実践的なイメージを持てるよう解説していきます。
履歴書・職務経歴書の書き方と、面接で評価されるポイント
BIG4では即戦力だけでなくポテンシャル採用も積極的に行われるため、応募書類や面接では「自分の強みをどう成果につなげられるか」を示すことが重要です。
経験豊富な人材は実績を定量的に示すことが効果的であり、未経験者であっても論理的思考力や成長意欲を具体的に表現すれば評価されやすくなります。
書類作成のポイントは以下の通りです。
- 成果を数字で表現する:売上増加率◯%、コスト削減△万円など、インパクトが一目で分かる形にする
- プロジェクトでの役割を明確化:自分が担った範囲や責任を具体的に書き、主体性をアピールする
- 志望動機は「なぜBIG4か」まで落とし込む:ファームごとの強みやカルチャーに触れ、適合性を示す
面接では、ロジカルに話す力とチームワークを意識した発言が評価されます。特にケース面接では以下の流れを意識することが重要です。
- 問題の構造化
- 解決策の提示
- 根拠の説明
このように、BIG4への転職では「定量的な成果のアピール」と「ファームごとの適合性を示す動機づけ」が合否を分けます。事前準備の精度が、そのまま選考突破率に直結するといえるでしょう。
転職を成功させるためのロードマップ
BIG4への転職を成功させるには、感覚的に動くのではなくステップを踏んで計画的に進めることが重要です。情報収集から内定までの流れを把握することで、選考対策の精度を高められます。
主なステップは以下の通りです。
- 情報収集:各ファームの特徴・評価制度・募集ポジションを調べ、志望動機の軸を明確にする
- 自己分析と書類準備:強みや経験を棚卸しし、職務経歴書や履歴書に数値を用いた実績を盛り込む
- エージェント相談・応募:自分に合うファームやポジションを見極め、推薦を通じて効率的にエントリーする
- 選考対策:ケース面接やフィット面接に備え、ロジカルシンキングや志望動機を磨き上げる
- 内定・条件交渉:提示されたオファーを精査し、キャリアプランと照らして意思決定する
このようにロードマップを意識して進めることで、転職活動全体の見通しが立ち、不安を減らしながら内定獲得に近づけます。
特にBIG4は選考プロセスが厳しいため、最初の準備段階から一貫性を持って取り組むことが成果につながります。
マイビジョンでのBIG4への転職成功事例
ここでは、BIG4がカテゴリされる外資系総合コンサルティングファームへの転職成功事例を2例ご紹介します。いずれもMyVisionが伴走し、キャリアの可能性を広げながら年収アップを実現したケースです。
事例① 日系電機メーカーからコンサルティングファームへ転職
項目 | 内容 |
---|---|
氏名 | H・Sさん |
学歴 | 明治大学 |
年齢 | 28歳 |
前職 | 日系電機メーカー/事業企画 |
転職先 | 外資系総合コンサルティングファーム/コンサルタント |
転職理由 | 斜陽産業に将来性を見いだせず、市場価値を高めるため |
マイビジョンの支援内容 | 経歴の強みを的確に言語化、ケース面接対策、年収交渉 |
年収推移 | 500万円→800万円 |
H・Sさんは縮小する事業領域に将来性を感じられず、ポータブルスキルを磨くために転職を決意されました。MyVisionは経歴の強みを整理し、ケース面接対策や年収交渉まで一貫してサポートしました。
その結果、年収を大きく伸ばしながら外資系ファームへのキャリアチェンジを実現されています。現在はグローバル案件にも携われる環境で、英語力を含めたスキル強化に取り組まれています。
事例② 電機メーカーから事業開発領域のプロフェッショナルを目指して転職
項目 | 内容 |
---|---|
氏名 | K・Uさん |
学歴 | 大阪大学 |
年齢 | 26歳 |
前職 | 外務省/国家公務員 |
転職先 | 外資系総合コンサルティングファーム/アナリスト |
転職理由 | 希望していた業務とのギャップや過度な長時間労働を解消するため |
マイビジョンの支援内容 | キャリアビジョン設計のサポート、ケース面接対策、パブリックセクター案件の紹介 |
年収推移 | 480万円→600万円 |
K・Uさんは外交政策に携わる思いを持ちながらも、外務省での業務とのギャップや持続困難な働き方に課題を感じていました。MyVisionは長期的なキャリア設計を一緒に描き、官公庁やパブリックセクター案件が豊富なファームを紹介しました。
その結果、第一志望の外資系コンサルティングファームから内定を獲得し、年収も大幅に改善されています。今後は政策提言に直接関わる案件に挑戦し、外交政策に貢献するキャリアを築いていかれる予定です。
まとめ
BIG4コンサルでは、若手の段階から高い年収を得られる一方で、成果主義や激務といった厳しさも伴います。
役職やサービスラインによって収入の幅は大きく変わり、どのファームを選ぶかでキャリアの方向性や働き方も異なります。そのため、転職を考える際には「自分がどの環境で最も力を発揮できるのか」を見極めることが欠かせません。
MyVisionでは、元コンサルタントのアドバイザーが在籍し、各ファームの選考対策や内部情報の提供を通じて、一人ひとりに最適なキャリア選択をサポートしています。
BIG4でのキャリアを目指す方は、ぜひMyVisionの無料相談を活用し、納得感のある一歩を踏み出してください。
BIG4の関連コンテンツ
BIG4への転職を検討する方に向けて、年収以外にも知っておきたい情報をまとめた記事をご用意しています。各ファームの特徴や選考対策を深掘りしていますので、あわせて参考にしてみてください。
Myvisionが選ばれる理由
BIG4をはじめとする外資系コンサルへの転職では、年収水準や評価制度の違いを正しく理解し、適切な準備を整えることが欠かせません。MyVisionはその支援体制から、多くの候補者に選ばれています。
- 元コンサルタントが在籍:実務を知るアドバイザーが、ケース面接や志望動機の作成まで実践的にサポート
- ファームごとのリアルな情報提供:公式情報だけでは得られない、残業時間やカルチャーの実態も把握できる
- 豊富な転職成功事例:BIG4を含む外資系総合コンサルへの内定実績が多数あり、年収アップを実現したケースも豊富
- 長期的なキャリア設計の支援:目先の転職にとどまらず、将来的なキャリアパスを見据えた提案を受けられる
MyVisionは、単なる情報提供ではなく「キャリアをどう築くか」を一緒に考える転職エージェントです。BIG4を含めたコンサル転職を検討する方は、ぜひ一度ご相談ください。
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