アーサー・ディ・リトル・ジャパンとは 特徴や社風、年収を徹底解説
2024年06月24日更新
ADL(アーサー・ディ・リトル)は、1886年にマサチューセッツ工科大学のアーサー・ディ・リトル博士により、米国で設立された世界初の経営コンサルティングファームです。技術力を中心にしたマネジメントコンサルティングに強みをもち、「技術をいかにビジネスや社会に応用するか」という、現在のMOT(Management of Technology)に近いビジョンを掲げています。そのため、技術をコアコンピタンスとする企業に対する全社戦略・事業戦略や技術経営(MOT)、知的財産マネジメントを中心としたコンサルティング事業をグローバルに展開しています。
監修者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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企業紹介
企業の特徴
日本を代表するような大手製造業の出身者が多く所属しています。また、外資系戦略ファームではありますが、ファミリー的で温かい雰囲気があり、長い目でコンサルタントの成長を見守る環境が構築されています。 従って、選考プロセスにおいては非常に数多くのコンサルタント、マネージャー、マネジメントメンバーとの面接が重ねられることも大きな特徴です。 日本におけるADLは 「企業における経営と技術のありかた」にフォーカスしたコンサルティングに強みを持ち、製造業に強い経営コンサルティングファームという確固たる地位を確立しているといえるでしょう。
企業の詳細
正式名称 | アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社 |
代表者名 | 原田 裕介 |
設立年/グローバル | 1978年/1886年 |
所在地 | 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター36F |
従業員数/グローバル | 約200名/約1,400名 |
会社URL | https://www.adlittle.com/jp-ja |
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案件の特徴
創業から製造業の研究開発領域のコンサル支援を行ってきたため、製造業に関連した案件の割合が高くありました。しかし、最近では、ヘルスケア産業などの割合も高くなっています。 また、非常に専門性の高い分野・内容の案件が多いため、コンサルタントにも特定の高い分野における知見が求められます。
カルチャー
製造業関連の企業の出身者や研究開発分野出身者が多く在籍しており、そのため、真面目で研究気質な社風となっています。理系社員が割合としては多いですが、文系社員も一定数所属しており、その割合は増加しています。 また、従業員が仕事と人材を両立できる環境の構築にも力を入れており、柔軟な勤務時間、契約形態の選択肢の提供や長期休暇の取得の推奨を行っています。
制度面
基本的な考え方
従業員全員が継続的に成長していくことを目指して様々なサポートプログラムを提供しています。基本的には個人の努力をサポートする形で展開しており、個々人が自分の目標に合わせて努力できるように設計されています。
昇進制度
社員が継続的に向上し、自分のキャリアパスを形成する支援を行うことを目指しています。公式および非公式の能力開発プログラム、コーチング、メンタリングなども提供しており、個々の強みを伸ばし、キャリアの各段階における成長を促進します。
<職位> ①ビジネスアナリスト ②コンサルタント ③マネジャー ④パートナー ⑤プリンシパル ※①⇒⑤に職位が上がる ※一般的な職位を記載"
育成制度
社員が個々の強みを発揮し、継続的な成長を遂げられるよう設計されています。 入社後には成長をサポートするメンバーが割り当てられ、コアカリキュラムを通じて必要なコンサルティング能力を習得します。メンタリングやフィードバックを受けられる制度も充実しています。 また、海外経験を積むことも可能です。グローバルトレーニングに加え、2年間海外支社で勤務経験を積むことが可能なインターナショナル・モビリティ・プログラムを通じて海外での業務に挑戦することができます。