PwCコンサルティングの年収は?競合他社との比較や転職難易度を徹底解説
2025年03月17日更新
PwCコンサルティングは、世界150ヵ国以上に広がるPwCグループの日本におけるメンバーファームです。グローバルなコンサル業務が行えることや高年収なことから、転職者に人気の企業の一つです。
この記事では、PwCコンサルティングの特徴や年収、福利厚生などの待遇、転職の際のポイントについて解説します。
監修者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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PwCコンサルティングとは?
PwCコンサルティングは、BIG4と呼ばれる世界4大コンサルファームの一角であり、国内最大規模のコンサルティングファームです。経営課題解決のため戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティングサービスをグローバルに展開しています。
企業の抱える経営課題に取り組み、国内だけでなくグローバル市場での競争力強化を支援します。日本国内には東京のほか、大阪・名古屋・福岡にオフィスを構えており、地域・分野にとらわれず幅広いサービス展開を行う企業です。
会社名 | PwCコンサルティング合同会社 |
代表者 | 代表執行役CEO 安井 正樹 |
設立 | 1999年 PwCジャパン 2016年 PwCコンサルティング合同会社に変更 |
業務収益 | 2,642億円(2024年度グループ合計) |
資本金 | 非公開 |
従業員数 | 12,700人(2024年現在)/PwC Japanグループ |
所在地 | 東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi Oneタワー |
会社URL | https://www.pwc.com/jp/ja/about-us/member/consulting.html |
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PwCコンサルティングの特徴
PwCコンサルティングの特徴はインダストリーとソリューションそれぞれに特化した部門から構成されたチームが、PwC Japanグループの各企業と密な連携を取りながら高品質なトータルサポートを行う点です。
インダストリー部門では、金融や情報通信、小売など、クライアントが属するさまざまな業界を熟知したコンサルタントがクライアントの持つビジョンを共有します。ソリューション部門では、ビジネストランスフォーメーションやエンタープライズトランスフォーメーションなどが実際に提供するサービスを構築。
主なプロジェクトには「IT技術と電力/エネルギーの知見・アセットを掛け合わせて社会の脱炭素化に挑む」や「小田原市立病院の継続的な経営改善を実現するための組織変革」などがあります。グローバル組織ならではの専門人材の厚さや業務サポート体制が充実しており幅広い支援が可能です。
また、所在地を大手町に集結することで密な情報共有による迅速なワンストップサービスを実現していることも、同社の持つ特徴のひとつです。PwCジャパングループやPwCグローバルネットワーク、外部の多様な専門家とも連携した統合知を用いたハブ機能としての役割を担っています。
近年はITコンサル、戦略部門を拡充しており、業界屈指の成長率を誇ります。Pwcジャパングループの過去5年間の売上は1,867億円から2,642億円となり、コンサルティング部門は約1,100億円から約1,800億円と大きく伸び、事業収益の70%近くを占めるようになりました。
「やさしいコンサル」を標榜し、社員同士のつながりを推進するコラボレーションという文化を大切にしていることも特徴の一つです。PwCコンサルティングには5つの価値観と行動指針があげられており、その中でも「Care」がカルチャーとして根付いていることが要因の一つといえるでしょう。
「Care」では、以下のことが明記されています。
- すべての人を尊重し、その人にとって何が大切か理解する
- 一人ひとり貢献を認め合う
- 周りの人の成長をサポートし、その人が最も能力を発揮できるやり方を尊重する
この企業風土により、新卒や中途採用者のインタビューでも「人のやさしさ、あたたかさ」を自社の特長と答える人が多数ということです。
PwCコンサルティングの年収の特徴
コンサルティング業界は一般企業と比較して年収が高い傾向があります。ここではPwCコンサルティングの年収について、役職別、新卒の場合で解説します。
PwCコンサルティングの平均年収
大手口コミサイトによるPwCコンサルティングの平均年収は972万円です。
国税庁の発表による給与所得者の平均年収は458万円(※1)であり、経営コンサルタント職の年収は全国平均で947.6万円(※2)となっています。PwCコンサルティングの平均年収は業界平均を上回る水準になっていますが、業績によってはボーナスが下がることもあります。
(※1)参考:国税庁
PwCコンサルティングの職種別・役職別の年収比較
PwCコンサルティングのコンサルタントの役職は、アソシエイト、シニアアソシエイト、コンサルタント、マネージャー、シニアマネージャー、ディレクター、パートナーと職位が上がっていきます。
この職位によって年収が大きく変わります。大手口コミサイトによるPwCコンサルティングの職種別平均年収は以下の通りです。
- アソシエイト:550~750万円
- シニアアソシエイト:750~1,050万円
- マネージャー:1,100~1,500万円
- シニアマネージャー:1,500~1,800万円
- ディレクター:1,800~2,500万円
- パートナー:3,000万円~
また、 PwCコンサルティングの年齢別の平均年収は以下のようになっています。
- 25歳:666万円
- 30歳:841万円
- 35歳:1,037万円
- 40歳:1,251万円
- 45歳:1,446万円
- 50歳:1,544万円
参考:OpenWork
コンサルタントの年収は実力主義ですので、年齢が上がるほど高額になるのは年功序列ではなく職位が上位に上がるためです。
PwCコンサルティングの新卒年収
PwCコンサルティングでは、新卒採用として戦略コンサルタント、ビジネスコンサルタント職、デジタルコンサルタント職、ITソリューションコンサルタント職を募集しています。 標準年収額(個人/法人業績賞与年1回を含む昨年度支給実績)は、以下の通りです。
- 学士:6,650,000円
- 修士/博士:6,850,000円
この他、時間外勤務手当、通勤手当(実費精算)、フレキシブルワーキング手当(月額5,000円)、出張等の手当があります。一般企業などでよくある住宅手当や家族手当はありません。また、基本給には30時間の「みなし残業」が含まれています。
新卒採用の採用大学は?
PwCコンサルティングが新卒で採用している大学については公開記事がなく、公式サイトでも公表されていません。
一方で、過去の採用実績には難関国公立大や早慶、関関同立などが並び、一定以上の学力は重視している傾向があると分かります。
このことから、PwCコンサルティングに明確な学歴フィルターはないものの、選考書類を突破するためには一定の学力が求められるといえるでしょう。
PwCコンサルティングは激務?残業時間について
コンサルティング業界は時間外勤務が多く、激務のイメージがあるようです。しかし近年ではそのイメージを払拭するような動きが見られ、時間外勤務を管理する会社が増えています。
PwCコンサルティングの場合、月30時間のみなし残業が基本給に含まれています。大手口コミサイトによるPwCコンサルティングの平均残業時間は43.6時間とやや多めですが、コンサルタント以下はジョブマネージャーによる注意喚起があり少な目です。
マネージャー、シニアマネージャークラスでは、部下を早く帰らせるために自身の業務が増大し、残業時間が増える傾向があります。
PwCコンサルティングの年収が高い理由
PwCコンサルティングの高年収の背景としては、業界の収益性や専門性の高さ、独自のボーナス制度など以下のような理由が考えられます。
コンサルティング業界全体の高収益性と専門性の高さ
コンサルティング業界ではプロジェクト単位の契約が基本であり、企業の売上に直結することや、1人当たりの金額が高いことから、非常に高額な報酬になるのが一般的です。
コンサルティングファームの主なコストは人件費ですので、高報酬がそのまま従業員の給与に反映されます。さらに、コンサルタントは戦略立案、分析、実装などのための高い専門知識やスキルが求められるため、他職種と比較し高年収が提示されます。
さらに、PwCコンサルティングは戦略段階から支援する戦略コンサルティングを行っており、より付加価値の高いサービスを提供していることも高年収の一因です。付加価値や難易度が高い案件ほど単価が高く、それが社員の年収にも反映されるといえるでしょう。
グローバル企業としての高い収益力
PwCコンサルティングはBIG4と呼ばれる世界有数の大手コンサルティングファームの一角であり、ネームバリューやブランド力は抜群です。さらに会計事務所を出自としており、コンサルタント以外に監査・法務・税務の専門家が揃っています。
PwCグローバルネットワークは世界共通のプラットフォーム上で専門知識や経験を共有しています。そこに蓄積されたさまざまなリソースを活用することで価値の高いソリューションの提供が可能です。また、BXTやオーナーズアジェンダと呼ばれる独自のフレームワークを保有しており、複雑な課題にも素早く対応できます。
そのため、高額の案件を多く受注でき、グループ内のネットワークを駆使してより良い支援を低コストで提供できます。それがPwCコンサルティングならではの高い収益率につながっています。
人材確保・維持のための高待遇
コンサルティング業界は外資系・日系など多くの企業が参入しており、人材獲得競争が非常に激しくなっています。他社と競って優秀な人材を獲得するためには高待遇が不可欠であり、コンサルタントの給与水準は年々上昇する傾向です。
PwCコンサルティングは、社員のコラボレーションと自律的な働き方を推進し、優秀な人材の確保・維持に努めています。役職や上下関係を気にせずフラットなコミュニケーションが取れたり、チームメンバーを大切にする風土がその一つです。
PwCコンサルティングなら、若手社員であってもチャレンジしたい内容や将来のビジョンを主張することで、希望通りのプロジェクトにアサインされる可能性があります。このような自己実現やモチベーション向上が図りやすい職場環境によって社員の定着化がはかれ、採用コスト削減と年収増につながっています。
ボーナス制度
PwCコンサルティングのボーナスは、会社やチームの業績と個人の達成度の2段階で決定されます。部門の業績の良し悪しで金額には差が出ます。会社の業績が好調な場合は、業績連動分が全社員に上乗せされることもあるようです。
近年は年収に対する基本給の比率が上がっており、ボーナスの比率は相対的に低下しています。そのため同職位による個人差が小さくなり、社員のモチベーション向上につながっています。
PwCコンサルティングの評価制度
PwCコンサルティングでは半期に一度、PwC Professionalによる行動評価とインパクト評価が行われます。PwC Professionalとは、グローバル共通のフレームワークにより整理された「Attitude(再現性のある行動特性)」で以下の項目があげられています。
- Whole leadership:新しい価値観やポジティブなインパクトを生み出すために責任感を持ってインクルーシブかつ情熱的に行動し、自らを高め、他者をリードする
- Relationship:誠実で互いに意味のある関係を構築する
- Business acumen:ビジネス知識、イノベーション、洞察力を持ってクライアントやPwcに他に類を見ない差別化された価値を創出する
- Global and inclusive:枠にとらわれず多様な視点、歓迎するマインドを持って効果的に業務を遂行し、他者と協働する
- Technical and digital:デジタル及びその他の幅広い知識・専門性を持って品質と価値を提供する
これらの項目について能力が5段階で評価されます。成果については、売上への貢献やクライアントからの評価などから社内やクライアントに対しどれだけインパクトを残したかが見られ、評価観点ははっきりしていません。
評価は各人担当のキャリアコーチが行い、プロジェクトマネージャーのヒアリングも合わせて評価会議に上申します。評価会議では管理職全員で評価が適切かどうかを確認する流れです。半年に一度という高頻度でされるので、実力があれば年に2度昇給・昇格のチャンスがあります。
PwCコンサルティングの福利厚生
PwCコンサルティングでは自律的なワークスタイルを推進しており、働きやすい施策が充実しています。具体的な福利厚生や取り組みを解説していくので、ぜひ参考にしてください。
休暇休職制度
PwCコンサルティングでは、入社初年度から年次有給休暇20日、リフレッシュ休暇5日間が付与されます。その他に、結婚・ボランティア・傷病休暇など多くの特別休暇が利用可能です。
海外留学、配偶者の海外赴任への帯同などのための一定期間の休職が可能な「フレキシブル・ライフ・デザイン休暇」などもあります。旅行や健康関連に利用できるカフェテリアポイントも付与されます。
ワークライフバランスへの取り組み
PwCコンサルティングでは、以下のような柔軟な働き方をサポートする制度を用意しています。
- ハイブリッド制度:リモートワークとオフィス、クライアント訪問などを組み合わせた働き方
- フルリモートワーク制度:介護や配偶者の赴任帯同の際に利用できるリモートワーク制度
- コアなしフレックスタイム制度:一人ひとりが就業時間を設定できる
- フレキシブル・ワーク・アレンジメント:育児や介護のほか通学やボランティアのための時短勤務も可能
介護などの家庭事情がある中でも働ける環境が整い、さらなるステップアップへ向けた学習時間も取りやすいため、ワークライフバランスへの取り組みは非常に高く評価できる企業です。
育児・介護制度
通常の出産・育児休暇に加えて、育児サポートとして出産特別休暇、育児特別休暇、ベビーシッター費用補助の利用が可能です。育児休業は父母ともに子どもが2歳に達するまで休職が可能と手厚くなっています。
ベビーシッター費用は、在宅保育サービスの入会金の全額と利用料の半額を負担(上限あり、小学校入学までの期間)してくれます。ただし、これらの制度の取得・利用はジョブ内容や部門によって細かい規定が異なります。
キャリア開発支援
新入社員研修として、コアスキル研修、専門研修、英語プログラム(英語学校費用補助、社内英語研修)を実施しコンサル能力の底上げを支援しています。
また、個人のスキルや将来のビジョンをサポートするためのキャリアパス施策として、以下を導入しています。
- ジョブローテーション:戦略的人材育成を目的とした全職員対象の社内ローテーション
- オープンエントリープログラム:社員の希望をもとにした異動支援制度
- グローバルモビリティ:選抜された社員が海外のPwCメンバーファームに臨む海外派遣プログラム
グローバル企業ならではの施策も行っており、今後グローバルな活躍を目指す人にとっては魅力といえるでしょう。具体的な施策は以下のとおり。
- グローバル・モビリティプログラム:世界各国のオフィスに日本人プロフェッショナルが一定期間赴任することで、グローバル人材の育成や世界レベルでの最適なチーム組成を行う
- 多国籍メンバーとの協働:Pwcジャパンに在籍する40か国からの外国籍スタッフと協働することで、日本にいながらグローバルな環境に身を置き、お互いの価値を発揮し合えるさまざまなプログラムを用意
これらの支援により、個々の成長や専門性の向上を図ることが可能です。
退職金制度
PwCコンサルティングの退職金制度では、確定拠出年金制度と公認会計士企業年金基金を用意しています。日本企業によくある既存タイプの退職金制度はありません。
ただし、公認会計士企業年金基金は、脱退時に退職一時金として受け取ることが可能です。日本国内の企業年金基金は廃止されたところも多く、会計事務所出自のコンサルファームならではの待遇といえるでしょう。
競合他社との年収比較
PwCコンサルティングの年収は、競合他社と比較するとどうなのか見ていきましょう。大手口コミサイトによる大手コンサルファームの年収は以下の通りです。
- アクセンチュア:平均867万円、アナリスト565万円、コンサルタント930万円
- 日本アイ・ビー・エヌ:平均916万円、コンサルタント876万円、マネージャー1054万円
- 日立コンサルティング:平均908万円、コンサルタント926万円
PwCコンサルティングの年収は、競合他社よりも高水準といえるでしょう。
参考:OpenWork
big4との年収比較
コンサルティング業界でbig4と呼ばれる大手コンサルファームとも比較してみましょう。大手口コミサイトのデータでは以下のようになっています。
- KPMG:平均906万円 コンサルタント891万円 マネージャー1209万円
- デトロイトトーマツコンサルティング:平均956万円 コンサルタント952万円 マネージャー1272万円
- EYストラテジー・アンド・コンサルティング 平均902万円 コンサルタント889万円 マネージャー1236万円
PwCコンサルティングの平均年収は他のbig4よりも高いですが、マネージャークラスではやや低めという結果です。
参考:OpenWork
PwCコンサルティングへの転職対策
PwCコンサルティングの詳細がわかったところで、ここからは採用動向や転職難易度、転職を考える際の対策などについて解説します。
PwCコンサルティングの採用動向
PwCコンサルティングは、さまざまな背景・経験を持つ人材を集めるため積極的に中途採用を行っています。インダストリー別や女性向けなど、自分の経験やスキルに合わせて応募できるような配慮のある募集内容です。
実際の採用情報について、以下にいくつかあげてみます。
- 流通・消費財業界コンサルタント:サステナビリティへの対応やコスト削減と経営資源の最適化などを担当、コンサルティングや事業会社、グローバルビジネスの経験が要件
- 銀行・証券業界コンサルタント:銀行などの金融業界のほか、異業種による金融事業に対する金融業界知見を活かしたサービスの提供
- 戦略的ファイナンス・経営管理コンサルタント:PwCグローバルの経営管理・経理財務領域の知見・経験と最新のテクノロジーを駆使したコンサルティングやデジタル時代におけるあるべき姿の構想策定から制度設計・構築、情報システム再構築、業務プロセス改革、定着化まで担当
アドバイザリー業務・IT・会計等の資格保有者は歓迎される傾向があり、「公認会計士試験合格者」という採用枠も設けられています。
PwCコンサルティングへの転職難易度
PwCコンサルティングはBIG4というブランド力があり高待遇なため、転職市場でも人気の企業です。さらに、採用にあたって求められる水準はかなり高く、PwCコンサルティングへの転職難易度はかなり高いといえます。
本来のコンサルティング業務が高度であるため、コンサルタントとして活躍できるか素養を確かめるためのケース面接を始めとした選考の難易度が高いことも採用ハードルを上げている要因のようです。学力フィルターはそれほど厳しくないため、しっかりした転職対策を練ることが重要です。
PwCコンサルティングが求める人物像
PwCコンサルティングのホームページでは、「多様なプロフェッショナル同士の領域を超えた議論が価値あるソリューションを創る」と明記されています。社内やグループ内のさまざまな人と協力し合うことができる人間性が重視されているようです。
PwCコンサルティングのカルチャーである基本的な価値観に共感できることも大切です。また、新卒採用ページの「新しい刺激を求め、常に挑戦し続ける意欲がある」から、チャレンジ精神があることも必要な要素と考えられます。
未経験でもPwCコンサルティングへの転職は可能?
PwCコンサルティングでは、コンサルタント業務未経験者も採用しています。特定分野での専門スキルや経験があるような、さまざまなバックグラウンドを持つ人材を積極的に採用しているからです。
たとえばSIer業務経験や経営管理・会計領域における最新テクノロジーに関する知見・コンサルティング経験、経営戦略やマーケティング戦略の経験などがあると有利です。また、ビジネスレベルの英語力がある人も歓迎されます。
社員の中には自動車部品メーカーの技術営業職経験や、不動産会社で都心再開発事業の予実管理や法的リスク管理業務の経験者、建設業向け基幹会計システム開発プロジェクト経験者などがいます。
また、未経験ではあってもコンサル業務に必要な論理的思考力やコミュニケーションスキル、問題解決力は求められます。選考時には、コンサルタント適性が見極められますのでしっかりアピールすることが重要です。
PwCコンサルティングへの転職対策
PwCコンサルティングへの転職を成功させるためには、以下のような点について対策を取りましょう。
自己分析・志望動機
PwCコンサルティングでは、コンサルティングに必要な能力のほか、過去の経験がどう活かせるのかが問われます。自己アピールでは問題解決やリーダーシップ、チームワークなどを事例を盛り込んで説明すると効果的です。
自身のスキルや経験を踏まえて、転職の理由や志望動機、長期的な将来像などを一貫性を持って答えられるようにしておきましょう。会社の求める人物像と重なる部分を強調することも大切です。志望動機については面接で深掘りされますのでしっかり整理し、説明できるようにしておきましょう。
面接対策
面接は2〜3回リモートで行われ、フェルミ推定とビジネスケース問題からの出題頻度が高いようです。論理的に客観的に質疑応答し、コンサルタントに必要とされる未来志向や柔軟性もアピールします。面接官との議論によって考えをブラッシュアップできるかも大切で、事前にしっかり研究しておくことが不可欠です。
面接を受ける際は、PwCコンサルティングの行動規範を理解しておくことが大切です。「社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する」ことを意識し、PwCの基本的な5つの価値観(Values&Behaviours)の実現に合致する人材と示すことが重要になります。
面接でよく聞かれる質問の一つが「なぜPwCなのか」です。「PwCで何をやりたいのか」、それは「PwCで可能なのか」「以前の経歴がどう活かせるか」が見られるとともに、PwCについてしっかり理解しているかが判断されます。
競合他社との違いなどをしっかり研究し、深掘りされても明確に答えられるようにしておきましょう。他にも「これまで働いてきて一番我慢できない嫌いなことは?」「現職で何か役職についているのか?」などが実際の面接で問われています。
転職エージェントの活用
コンサルティング業界への転職対策や志望先の選定には転職エージェントの活用が有効です。客観的な自己分析や適切な志望動機の提案なども期待できますし、効果的な面接練習も可能です。
コンサル専門の転職エージェントであれば、資料だけではわからない企業の違いや特徴なども教えてもらえ、志望先の絞り込みにも役立ちます。志望先企業の採用基準に合わせた面接対策なども無料で何度でも利用できますので、うまく活用してみてください。
マイビジョンでの転職成功事例
転職エージェント「マイビジョン」を活用し、外資系コンサルティングに転職したITコンサルタントの事例を紹介します。
プロフィール | 男性26歳 早稲田大学卒 |
職歴 | 日系総合コンサルファーム→外資系総合コンサルファーム |
転職のきっかけ | プロジェクトの規模に物足りなさを感じたから。将来的に独立を考えているので、外資系ファームで大規模な案件経験を積んだほうが自身の価値が上がると思った |
コンサル転職をした背景 | 外資系ファームに所属する友人の話を聞き、希望する案件に取り組める環境だと確信がもてたから |
転職活動の振り返り | コンサルタントに絞って転職を考えていたため、コンサル専門の転職エージェントをと思っていた。「マイビジョン」は自身のキャリアプランなどを熱心に聞いてくれ、日系・外資の違いや各ファームの特徴・雰囲気などについても詳細に教えてくれ、信頼できた。内定を複数もらったうえで年収交渉も進めてもらえ、大満足で転職活動を終えることができた |
転職前後の年収 | 転職前650万円→転職後850万円 |
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マイビジョンはコンサル専門の転職エージェントです。各コンサルタント企業の特徴やビジョン、業務内容等について深く理解し、転職を支援しています。コンサルティングへの転職に成功した実績を多数持っているので、個人の背景や希望するキャリアなどに応じた適切な提案が可能です。
まとめ
PwCコンサルティングは世界有数の大規模コンサルファームであり、グローバルな活躍を望む方に最適な会社です。「やさしいコンサル」を標榜し、自律的な働き方を推進しているため、未経験やワークライフバランス重視の人にも向いています。
ただし、知名度・年収・待遇ともにハイレベルなため、転職難易度は高いといえます。転職エージェントなどを上手に活用し、しっかりとした対策を行って、転職を成功させましょう。
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コンサルタントへの転職をお考えの方は、
是非MyVisionにご相談ください。
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