M&Aの年収はなぜ高い?業界の平均や中央値、他業界との比較を紹介
2026年03月26日更新
M&A業界は、企業の合併や買収を通じて経営課題の解決や成長戦略の実現を支援する専門領域です。取引金額が大きく、成果が企業の将来を左右するため、専門職のなかでも高い報酬水準が設定されています。そのため「M&A業界はなぜ年収が高いのか」「職種によってどのくらい違うのか」といった疑問を持つ方も少なくありません。
一方で、成果報酬の仕組みや案件単価の高さ、スキルに応じた給与体系など、M&A業界特有の要因を正確に理解している人は多くありません。キャリアを検討するうえでは、年収の相場だけでなく、職種・年次・スキルによる違いを把握することが重要です。
本記事では、M&A業界の平均年収・中央値から、他業界との比較、年収が高い理由、さらに収入を上げる具体的な方法までを体系的に解説します。実際のキャリアアップの道筋や仕事の魅力にも触れながら、M&A業界で働くイメージを明確にできる内容です。
著者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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監修者

山口 翔平
Yamaguchi Shohei
株式会社MyVision代表取締役
早稲田大学を卒業後、JTB、オリックス生命を経てコンサルティング転職に特化した人材紹介会社へ入社。 長年のエージェント経験を基に、より多くの求職者様に対して質の高い転職支援サービスを提供するため、株式会社MyVisionを設立。
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M&A業界の年収相場
M&A業界の年収は全体的に高水準で、同年代の平均を大きく上回ります。成果報酬型の給与体系が多く、経験や実績に応じて報酬が大きく変動するのが特徴です。
ここでは、M&A業界の年収の中央値・職種別・年次別の目安を整理し、他業界との比較を通じて相場を具体的に把握します。
中央値
M&A業界の代表的な企業である日本M&Aセンターの年収中央値は約960万円(OpenWork)です。平均年収は1,100万円前後とされていますが、中央値との差からもわかるように、一部の高額報酬層が平均値を押し上げている構造が見られます。
同社の報酬体系は成果報酬型が中心で、成約件数や案件規模によって収入に大きな差が生じます。トップアドバイザーは高収入を得やすい一方で、案件数が少ない時期は平均を下回ることもあります。
実績に応じて高報酬を目指せる点は魅力ですが、安定的な収入を得にくい点も、M&A仲介業界の特徴といえます。
職種別の年収
M&A業界の大手4社(M&Aキャピタルパートナーズ、ストライク、M&A総合研究所、日本M&Aセンター)の職種別年収レンジをOpenworkのデータで確認すると、成果報酬型の傾向が強く、ポジションによって報酬額に大きな差があります。実績を上げるほどインセンティブが加算され、上位層では年収が数千万円規模に達します。
基本給が月収40万円〜60万円ほどに設定されており、月収以上の報酬は、ほとんどが成果報酬(賞与)になっています。
| 職種 | 年収レンジ |
|---|---|
| アソシエイト | 400万円〜600万円 |
| アドバイザー | 470万円〜5,000万円 |
| 営業 | 800万円〜4,200万円 |
| コンサルタント | 600万円〜5,000万円 |
M&A業界は成果主義の側面が強く、同じ職種でも企業や個人の実績によって年収に大きな差が生じます。そのため、同じ職種でも年収800万円の人もいれば、年収1億円、10億円の人がいることもM&A業界ならではの特徴です。努力と実績次第で早期に収入を伸ばせる環境といえます。
年次別の年収
M&A業界では、年齢に比例して年収が上昇する傾向がありますが、成果報酬型の影響が大きいため、年次が浅くても高収入を得ることが可能です。個人の実績や担当案件の規模によって、同年代でも大きな差が生じます。
M&A業界を代表する企業である日本M&Aセンターの年次別推定年収は以下のようになります。
| 年齢 | 推定年収 | 推定範囲 |
|---|---|---|
| 25歳 | 678万円 | 401万円〜1,147万円 |
| 30歳 | 879万円 | 520万円〜1,486万円 |
| 35歳 | 1,185万円 | 700万円〜2,004万円 |
| 40歳 | 1,225万円 | 724万円〜2,072万円 |
参考:OpenWork
年次が上がるにつれて平均年収も高くなる傾向にありますが、若手でも成果を上げれば早期に1,000万円を超えるケースもあり、なかには5,000万円に到達しているケースもあります。
他業界との比較
M&A業界の年収は、他業界と比べても突出して高い水準にあります。厚生労働省の賃金構造基本統計調査(令和6年)によると、主要業界の平均月収は以下の通りです。これを年収ベースに換算すると、M&A業界との差がより明確に見えてきます。
| 業種 | 平均月収(万円) | 年収換算(万円) |
|---|---|---|
| 鉱業・採石業・砂利採取業 | 37.2万円 | 約447万円 |
| 建設業 | 35.3万円 | 約423万円 |
| 製造業 | 31.9万円 | 約382万円 |
| 電気・ガス・熱供給・水道業 | 43.8万円 | 約525万円 |
| 情報通信業 | 39.1万円 | 約469万円 |
| 運輸業・郵便業 | 30.5万円 | 約366万円 |
| 卸売業・小売業 | 34.4万円 | 約412万円 |
| 金融業・保険業 | 41.1万円 | 約493万円 |
これらのデータと比較すると、M&A業界の平均年収(約800万〜1,500万円)は、国内主要業界の平均を約2〜3倍上回る水準にあります。特に金融・保険業と比べても依然として高く、成果報酬によるインセンティブが大きく影響していることがわかります。
また、M&A業界では実績に応じて報酬が急上昇する仕組みのため、20代後半でも年収1,000万円を超えるケースが少なくありません。年功序列ではなく、成果に応じて大きく変動する点が他業界との大きな違いです。
M&A業界の年収が高い理由
M&A業界の年収が高いのは、成果報酬型の給与体系や案件単価の高さに加え、専門性の高い知識が求められるためです。景気動向や事業承継需要の拡大も相まって、優秀な人材への報酬水準が上がっています。
ここでは、M&A業界で高収入が実現しやすい主な理由を3つに整理して解説します。
成果報酬体系
M&A業界では、案件の成約に応じて報酬が支払われる「成果報酬型」の給与体系が一般的です。報酬の多くは成功報酬として支給され、案件が成立すれば一度に高額のインセンティブを得られる仕組みになっています。
この体制により、担当者は自ら案件を獲得し、最後まで完結させる責任を負います。個人の実績が報酬に直結するため、努力と結果が明確に評価される環境です。成約までのプロセスは長期化することもありますが、成果が出た際のリターンは非常に大きいのが特徴です。
一方で、成果に依存する側面が強いため、収入の変動幅は大きくなります。安定よりも挑戦や高収益を重視する人にとって、成果報酬型の仕組みは高いモチベーションを維持できる制度といえるでしょう。
需要が高くなっている
M&A業界の年収が上昇している背景には、国内でM&Aの需要が急速に拡大していることがあります。中小企業庁によると、日本のM&A件数は近年増加傾向で推移しており、2019年には4,000件を超えて過去最高を記録しました。未公表案件も含めると、実際の取引件数はさらに多いと考えられています。
また、後継者不足を背景に、全国の事業引継ぎ支援センターでの相談件数・成約件数も増加傾向にあります。大企業だけでなく、中小企業の間でもM&Aが経営戦略や事業承継の手段として定着しつつあり、アドバイザーやコンサルタントの需要が急拡大しています。
このように、案件数の増加に対して人材が追いついていない状況が続いており、経験豊富な専門人材には高額のインセンティブが提示されています。特に、企業評価・法務・税務に精通した人材の希少性が、M&A業界全体の年収水準を押し上げる大きな要因となっています。
収益性の高いビジネスモデル
M&A業界は、一件あたりの取引金額が大きく、成功報酬として得られる手数料も高額になるため、ビジネスモデル自体の収益性が高い業界です。成約手数料は取引総額の数%に設定されることが多く、一件の成立で数千万円規模の報酬が発生することもあります。
また、固定費が比較的少なく、人件費と専門知識への投資が中心である点も高収益を支える要因です。企業買収や事業譲渡など専門性の高い案件を扱うため、顧客単価が高く、景気が安定している局面では収益が大きく伸びやすい特徴があります。
こうした高利益構造により、業界全体の平均年収も自然と上昇しています。個々の成果に加え、業界の収益性そのものが、M&A業界を高収入が期待できる職種として支えています。
MyVision編集部の見解
MyVision編集部では、「M&A業界は年収が高いから転職すれば稼げる」という理由だけでキャリアを選ぶことは推奨しません。M&A業界の高年収は成果報酬型の給与体系に支えられており、案件が成約しなければ報酬が発生しない構造です。
平均年収や上位層の数字だけを見て参入すると、成約までに半年〜1年以上かかる案件もあり、その間の収入が基本給のみとなるギャップに苦しむケースがあります。重要なのは「高年収の数字」ではなく「成果報酬型の変動リスクを許容できるか」「自ら案件を獲得し完遂する営業力・専門性があるか」を冷静に見極めることです。
M&A業界で年収を上げる方法
M&A業界では、成果報酬型の仕組みのなかで実績を積むほど、報酬が大きく伸びていきます。案件選定や専門知識の深化、クライアントとの信頼構築など、個人の行動が年収に直結するのが特徴です。
ここでは、M&A業界で収入を高めるために意識すべき具体的なポイントを解説します。
売れる案件に注力する
M&A業界で高収入を得るためには、成約見込みの高い案件にリソースを集中させることが重要です。成果報酬型の仕組みでは、案件が成立しなければ報酬が発生しないため、効率的な案件選定が収入を左右します。
特に、買い手と売り手のニーズが明確で、交渉がスムーズに進む案件は成約率が高くなります。市場動向や業界再編のタイミングを見極め、実現可能性の高い取引に注力することが成果につながります。
限られた時間のなかで複数の案件を抱えることが多いため、優先順位を明確にし、成果を出しやすい案件に戦略的に取り組む姿勢が求められます。
専門性を高める
M&A業界では、専門知識の深さが成果と報酬に直結します。企業価値評価や財務分析、法務・税務の知識を高めることで、より複雑な案件や大規模な取引を担当できるようになります。
特定業界に精通している人材は、交渉時に信頼を得やすく、クライアントからの指名を受ける機会も増えます。金融や会計、経営戦略などの知見を体系的に身につけることで、提案の質と成約率を同時に高めることが可能です。
専門性を磨き続けることは、長期的に見ても安定した成果と高収入を維持するための最も確実な方法といえるでしょう。
成果を上げる
M&A業界では、明確な成果を出すことが最も直接的に年収へ反映されます。成果報酬型の仕組みでは、案件の成約数や取引金額が報酬額を左右するため、個人の実績が評価の中心となります。
高い成果を上げるためには、案件の初期段階からクロージングまでを一貫してマネジメントし、各プロセスでスピードと精度を両立させることが求められます。特にクライアントとの信頼関係や、他部門との調整力が成約率を大きく左右します。
成果を積み重ねることで、より大規模な案件や重要な顧客を任されるようになり、報酬水準も段階的に上昇します。継続的に実績を出し続ける姿勢が、高収入を維持する最大の要素といえます。
クライアントとの信頼関係を構築する
M&A業界では、クライアントとの信頼関係が成果と報酬の両方を左右します。案件の多くは紹介やリピートによって生まれるため、継続的な信頼構築が安定した成約の機会につながります。
信頼を得るためには、短期的な成果だけでなく、クライアントの将来を見据えた提案や誠実な対応が欠かせません。経営者が抱える課題や感情に寄り添いながら、最適な解決策を提示する姿勢が評価されます。
関係性を深めることで、交渉がスムーズになり、条件面での合意形成も進めやすくなります。結果的に、成功報酬の機会が増え、長期的に安定した高収入を実現できる基盤となります。
MyVision編集部の見解
MyVision編集部の見解では、M&A業界への転職で最も失敗しやすいのは「金融知識や財務分析のスキルがあれば成果を出せる」と考えて入社するケースです。M&A案件の成約には、企業オーナーの感情や人生設計にまで踏み込む信頼関係の構築が不可欠であり、スキルだけでは案件をクロージングできません。
特に事業承継案件では、経営者が数十年かけて築いた会社を手放す意思決定を支える役割を担うため、寄り添い力や粘り強い交渉力が成約率を大きく左右します。スキルと人間力の両方が求められる点を理解しておくことが重要です。
M&Aコンサルタント・M&Aアドバイザリー(FA)の求人情報
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【クオンツ・コンサルティング】<Non IT未経験ポテンシャル採用>
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東京都中央区
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-
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コーポレート・ディベロップメント – M&Aディールエグゼキューション担当(スペシャリスト)- コーポレート職
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-
勤務地
-
業務内容
本ポジションは、アクセンチュア自身の成長戦略を策定し、M&A戦略を実行する役割を担っています。 アクセンチュアの成長目標を実現するために、企業買収、株式投資、売却、ジョイントベンチャー設立などの分析と実行を行う役割です。 この注目度の高いポジションでは、卓越した意欲、高度な財務・分析スキル、財務モデリングやデューデリジェンスの経験、プロジェクト管理スキルが求められます。 具体的な業務は以下の通り。 ・事業部門のリーダーシップや成長戦略チームと協力して、事業部門の成長計画の策定と実行の支援 ・市場調査や買収候補先の特定の支援 ・戦略的合理性とシナジーを理解するために、潜在的なターゲット企業へのアプローチ戦略を考案する支援 ・買収候補を特定するための調査、競合・市場分析 ・企業価値評価、ディール構造を反映したビジネスケースの作成 ・M&A案件のプロセス全体を通じて、関係者との交渉の支援 ・社内のステークホルダーとのガバナンスや意思決定に関するコミュニケーションの支援 ・グローバルの各管理部門と協力し、デューデリジェンスプロセスの実行と支援 ・戦略的・企業文化の適合性、財務的影響、リスク、リスク対応策を評価 ・合併後の統合(PMI)計画の策定を支援し、事業部門と管理部門の両方の観点からM&Aプロセス全体の主要成功要因を特定
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戦略投資担当(海外エクイティ投資関連)
想定年収
-
勤務地
東京都港区
業務内容
ORIXの戦略投資案件を手掛けるとともに、国内外のグループ会社・各部署が立案するEquity投資案件のサポート業務を担います。その他、トップマネジメントからの特命事項への対応も求められます。業務の大半は海外M&A関連で、数千万円のベンチャー投資から数千億円規模の戦略投資まで、あらゆるタイプのEquity投資案件に携わります。 ・グループ各社の戦略立案のサポート ・国内外の戦略投資/資本提携/組織再編/事業売却 ・各部署が立案するEquity投資案件のサポート ・トップマネジメントからの特命事項対応 ・既存戦略投資先のPost-Merger Integration(PMI)サポート 担当者のスキル/経験を考慮し、案件毎に2〜3名のPJチームを組成して対応します。投資関連の部署やグループ会社、管理部門とのco-workも多く、グループ内の様々な部署と関わりを持つ部署です。
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社長室|新規事業開発/ビジネスプロデューサー(SEVENRICH GROUP/正社員)
想定年収
700~1,500万円
勤務地
東京都渋谷区
業務内容
「M&A、出資、アライアンスといった既存事業外で非連続成長機会の創出」をミッションに、社長室でグループの資産を最大限活用した事業開発・推進業務を担っていただきます。 弊グループにおける横断組織は、40以上の既存事業に対する経営管理を行う経営企画室と、特定事業には紐づかない非連続成長機会の創出をミッションとした社長室の2つに分かれています。 今回は社長室として、 ①アライアンスをベースとした共同事業の推進 ②グループ成長のための戦略的パートナーシップの構築 ③重要投資先のバリューアップ支援 ④M&Aの検討並びにM&A後のPMI といった業務を担当いただきます。 現在の社長室では、室長含む3名のみの少数組織で上記の多様なミッションを担っており、新たに加わっていただく方のご志向やご経験を踏まえて、役職や裁量範囲を柔軟に設定させていただきます。 社長直下の組織にて、グループの経営に関わるあらゆる業務を担っているのが社長室になります。 以下の業務にとどまらず、多様な業務をお任せしていくことになります。 ●M&A・出資の検討 ●他社との資本提携・協業アライアンスの検討・推進 ●買収企業のPMI推進 ●出資先(約60社)の管理・重要投資先のバリューアップ支援 ●ファンドの組成 ●経営にまつわるインシデント対応 ●社長直轄プロジェクトの企画および推進
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M&A業界の魅力とやりがい

M&A業界は、企業の将来を左右する重要な意思決定に関わることができる点が大きな魅力です。経営課題の解決や新しい事業の創出など、社会的インパクトのある仕事に携われることから、専門職のなかでも高い充実感が得られます。
また、案件を通じて財務・法務・戦略など幅広い知識を実践的に身につけられるのも特徴です。努力と成果が明確に評価される環境のなかで、自身のスキルを磨き続けることができます。
ここでは、M&A業界で働く人が感じる代表的なやりがいを4つの観点から紹介します。
企業の未来を左右するプロジェクト成功による達成感
M&Aの現場では、一つの案件が企業の存続や成長戦略を大きく左右します。買収や統合が成立すれば、新しいビジネスが生まれ、従業員の雇用や地域経済にも影響を与えることがあります。そうした重要な局面に関わり、プロジェクトを成功させることは大きな達成感につながります。
特に、経営者と議論を重ね、信頼を築きながら最適な解決策を導き出す過程には、他の職種にはない責任とやりがいがあります。成果が目に見える形で社会に反映される点が、M&A業界ならではの魅力です。
高度な専門知識とスキルの習得
M&A業界では、財務・法務・税務・企業価値評価など、幅広い専門知識を実践的に学ぶことができます。案件ごとに異なる業界構造や経営課題に向き合うため、分析力や戦略的思考力が自然と磨かれます。
また、交渉やプレゼンテーションを通じてコミュニケーション能力も鍛えられます。経営者との直接的なやり取りが多く、ビジネスの本質を理解する経験を積める点も大きな魅力です。
専門性と実務スキルを兼ね備えることで、他業界でも通用する汎用的なビジネス力を身につけられます。
知的好奇心が満たされる多様な体験
M&A業界では、業種や企業規模を問わず多様な案件に携わる機会があります。製造業からIT、医療、サービス業まで、さまざまなビジネスモデルに触れることで、経営や市場の仕組みを深く理解できるのが特徴です。
全く同じ案件がないため、毎回新しい課題に直面し、その都度学びが得られます。調査・分析・交渉などを通して、多角的な視点から物事を考える力が養われます。
変化の多い環境で常に知的刺激を受けながら働ける点は、学び続けることを楽しめる人にとって大きなやりがいとなります。
成果が報酬に反映される評価体制
M&A業界では、成果主義の評価体制が明確に整っています。案件の成約や顧客満足度など、具体的な実績が報酬に直結する仕組みが特徴です。努力の過程だけでなく、最終的な結果が正当に評価される点が、仕事のモチベーションにつながります。
成果を上げた社員には高額のインセンティブが支給される一方で、成果が少ない時期には報酬が抑えられることもあります。自分の行動や成果がそのまま評価に反映されるため、実力で勝負したい人にとってやりがいのある環境です。
公平性と透明性の高い評価制度は、挑戦意欲を高め、長期的なキャリア成長を後押しする仕組みとなっています。
まとめ
M&A業界で高収入を実現するには、成果報酬型の仕組みを理解し、自ら成果を上げる力を磨くことが必要です。案件の成約を通じて得られる報酬は非常に大きい一方、専門知識・分析力・交渉力に加え、経営者との信頼関係を構築する人間力が求められます。
M&A業界への転職を検討されている方は、MyVisionのM&A・コンサル業界に精通したアドバイザーが職種別のキャリア戦略から選考対策まで一貫してサポートしています。MyVisionが多くの転職者に選ばれる理由とご利用の流れをぜひご確認のうえ、お気軽にご相談ください。
よくある質問
Q1. M&A業界に未経験でも転職できますか?
転職は可能です。M&A仲介会社では金融機関(銀行・証券・保険)出身者や法人営業経験者の中途採用を積極的におこなっています。選考では財務知識よりも「経営者と対等に対話できるコミュニケーション力」「成果への粘り強いコミットメント」が重視される傾向です。ただし、入社後に企業価値評価・法務・税務など幅広い専門知識を短期間でキャッチアップする覚悟は必要です。
Q2. M&A業界の年収は安定していますか?
成果報酬型の比率が高いため、年収の変動幅は大きいです。トップアドバイザーは年収数千万円に達する一方、案件が成約しない時期は基本給のみの収入になるケースもあります。日本M&Aセンターの中央値が約960万円に対し平均が約1,100万円と差があることからも、上位層が平均を押し上げている構造です。安定性よりも成果に応じた高リターンを重視する人に向いた環境です。
Q3. M&A業界で年収1,000万円に到達するのは何年くらいですか?
日本M&Aセンターのデータでは30歳の推定年収が約879万円、35歳で約1,185万円とされており、成果を出せれば20代後半〜30歳前後での到達も現実的です。ただし、成果報酬型のため個人差が非常に大きく、同年代でも推定範囲は520万〜1,486万円と幅があります。早期到達の鍵は、成約率の高い案件への戦略的な注力と、経営者との信頼関係構築力です。
