リクルートマネジメントソリューションズの年収は?職種別・役職別の実態まで徹底解説
2025年11月26日更新
リクルートマネジメントソリューションズ(RMS)への転職を検討する際、「年収はどれくらい?」「自分の職種や経歴だと、どの程度のオファー年収が期待できる?」などが気になる方も多いでしょう。
組織・人事コンサル領域は、案件や役割によって年収レンジが大きく変動するため、情報が表に出づらく判断しにくい領域でもあります。
本記事では、RMSの平均年収から職種別・役職別の詳細レンジ、中途転職時のオファー年収まで体系的に解説します。年収を軸にRMSの評価制度や働き方も理解できますので、ぜひ参考にしてください。
著者

稲田 誠也
Inada Seiya
慶應大学卒業後、健康食品メーカーでのデジタルマーケティング、台湾支社長としての事業再生を経て、ベイカレントにて戦略コンサルティングに従事。MyVisionでは、未経験からのコンサル転職、ポストコンサル転職の両面に対して、キャリアプランを叶えるためのポジションサーチ、徹底的な選考対策を強みとする。
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監修者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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目次
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RMSの平均年収は高い?
結論として、リクルートマネジメントソリューションズ(RMS)の平均年収は“高め”の水準です。OpenWorkに集まった口コミベースでは平均年収837万円となっており、人事コンサルタント全体の平均903.2万円(引用:jobtag)と比較しても遜色のない水準に位置しています。
RMSは、リクルートグループ内で人と組織に特化したコンサルティングを担う会社です。事業内容は研修・アセスメント・人材開発・組織開発など幅広く、戦略コンサルやITコンサルとは異なり、人事・組織課題に深く入り込む伴走型の支援を行います。
働き方は顧客企業の経営層と長期的に向き合うプロジェクトが多く、リクルートらしいフラットな社風と議論を重ねながら価値をつくる文化が根付く環境です。
ここでは、こうした背景を踏まえながら平均年収の詳しいレンジ、情報源ごとの違い、主要競合との比較を整理し、RMSの年収水準を正しく理解できるよう解説します。
RMSの平均年収と年収レンジ
RMSの平均年収は837万円で、組織・人事コンサル領域では標準的な水準です。OpenWorkによれば、年収レンジは350万円〜1,600万円と幅があり、担当する職種やグレードによって報酬が大きく変わる点が特徴です。
レンジが広い背景には、営業・コンサルタント・企画・研修講師など多様な職種が存在することに加え、ミッショングレード制によって成果や役割責任がダイレクトに報酬へ反映される仕組みがあります。特に中堅〜シニアクラスでは、プロジェクトの難易度や専門性によって1,000万円を超える可能性もあります。
RMSの報酬は「職務内容と期待値に応じて伸びる構造」が明確であり、専門性を高めるほど年収が上がりやすい点が特徴です。評価制度と職務の広がりがリンクしているため、キャリアの積み方によって収入が大きく変わる仕組みとなっています。
情報源によって年収が異なる理由
RMSの年収は、参照する情報元によって数値が大きく変わる傾向があります。背景には「データの取得元」と「対象となる職種・役職の違い」があります。
まず、OpenWorkや転職会議は従業員・元従業員の口コミを集計しているため、回答者の職種構成や勤続年数によって平均値が変動します。特にRMSは営業・コンサル・企画など職種が多岐にわたるため、回答母数の偏りがそのまま年収差につながります。
一方、統計系サイトや転職サービスは企業の公表値や求人情報をもとに算出するため、基本給の水準や採用時のオファー年収が反映されやすい傾向です。賞与や評価による変動額が反映されないケースもあり、口コミデータと異なる数値になる場合があります。
さらに、ミッショングレード制を採用しているRMSでは、個人の評価によって年収が上下しやすい構造です。決まったテーブルだけでは実態を表しきれず、幅のある年収データが散見される要因になっています。
競合他社との年収比較
RMSの年収水準を正しく理解する際、同じ組織・人事コンサル領域の主要企業と比較すると分かりやすいです。
RMSは研修・アセスメント・組織開発など「人材育成」を軸とする事業モデルで、顧客企業と継続的に関わりながら成果を積み上げるスタイルが中心です。このため、年収は“専門性の高さ”と“担当領域の広さ”に応じて段階的に上がる構造になりやすく、急激な報酬プレミアムがつきづらいという特徴があります。
ここでは、RMSを基準にしながら同領域で活動する主要企業と年収を比較し、どの企業がどの領域で高水準なのかを整理します。
マーサージャパン
| ファーム名 | 平均年収 |
|---|---|
| リクルートマネジメントソリューションズ(RMS) | 837万円 |
| マーサージャパン | 961万円 |
引用:OpenWork
マーサージャパンの平均年収は961万円で、数値面では明確に差が見られる結果です。
マーサーは、世界最大級の報酬データベースを保有し、報酬制度・等級制度の設計や、グローバル企業向けの人事制度の標準化など、高度な専門領域を扱う点が特徴です。役員報酬やグローバル報酬といった別領域に踏み込む案件もあり、取り扱うテーマはRMSより複雑性が高い傾向があります。
RMSとの年収差が生まれる理由は、マーサーが報酬制度・等級制度など“会社の仕組みそのもの”を設計するプロジェクトを多く扱っているためです。これらの制度は企業全体の給与・評価・組織運営に影響するため、専門性が高く、プロジェクト単価も大きくなる傾向があります。
マーサージャパンの年収については、以下の記事で詳しく解説しています。他社比較や転職難易度についても解説しているので、ぜひご覧ください。
コーン・フェリー
| ファーム名 | 平均年収 |
|---|---|
| リクルートマネジメントソリューションズ(RMS) | 837万円 |
| コーン・フェリー | 1,065万円 |
引用:OpenWork
コーン・フェリーの平均年収は1,065万円で、RMSより大きく高い水準です。
コーン・フェリーは、グローバルで活用されている独自の人材アセスメントモデル「KF4D(Korn Ferry Four Dimensions of Leadership)」を強みに持つ企業です。KF4Dは、人材の“能力・行動特性・価値観・経験”の4軸からリーダーの適性を評価するフレームワークで、多くの外資系企業や大手企業の幹部育成に採用されています。
また、経営層やハイレイヤー人材を企業へ紹介する「エグゼクティブサーチ事業」も展開しており、経営幹部の採用・育成・評価まで一貫して支援できる点が特徴です。
RMSとの年収差が生まれる理由は、こうした“経営幹部向けの高難度領域”を中心に扱う点にあります。リーダーシップ開発や幹部アセスメントは企業全体の方向性に影響するテーマで、プロジェクト単価も大きくなりやすいため、コンサルタントの報酬にも反映されやすい構造です。
ウィリス・タワーズ・ワトソン
| ファーム名 | 平均年収 |
|---|---|
| リクルートマネジメントソリューションズ(RMS) | 837万円 |
| ウィリス・タワーズ・ワトソン | 1,091万円 |
ウィリス・タワーズ・ワトソン(WTW)の平均年収は1,091万円で、RMSより高い水準です。
WTWは、世界的に利用される「WTW報酬サーベイ」を強みに持つ企業です。「WTW報酬サーベイ」は外資系・日系大手が自社の給与水準を把握する際に活用する大規模な報酬データベースで、制度設計に必要な市場データを精緻に比較できる点が特徴です。
同社は報酬制度・等級制度・役員報酬など、企業全体の仕組みを構築する制度設計領域を得意とします。なかでもグローバル企業向けの報酬制度統合や役員報酬の構築は高度な専門性が求められ、プロジェクトの規模も大きくなりやすい領域です。
RMSとの年収差が生まれる理由は、WTWがこうした“専門性の高い制度設計プロジェクト”を継続的に扱っているためです。企業全体の報酬体系を見直す案件は難易度が高く、プロジェクト単価も上がりやすいため、コンサルタントの年収にも反映される構造になっています。
ウィリス・タワーズ・ワトソンの年収については、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
リンクアンドモチベーション
| ファーム名 | 平均年収 |
|---|---|
| リクルートマネジメントソリューションズ(RMS) | 837万円 |
| リンクアンドモチベーション | 559万円 |
引用:OpenWork
リンクアンドモチベーションの平均年収は559万円で、RMSより低い水準です。
同社は組織診断「モチベーションクラウド」を中心に、従業員エンゲージメント向上を軸としたサービスを提供しています。SaaSとコンサルティングを組み合わせたビジネスモデルが特徴で、若手でも早くから顧客支援に関わりやすい点が強みです。
報酬水準に差が出る理由は、同社がSaaSプロダクトを中心にスケールするモデルであり、制度設計や報酬体系の構築といった高単価のプロジェクトが中心ではないためです。プロジェクト単価が比較的安定している構造上、コンサルタントの年収もRMSより抑えめになりやすい傾向があります。
RMSとの違いとして、同社は「組織の状態を可視化するツール活用」に強みがあり、長期伴走型の育成・開発領域を扱うRMSとは事業モデルが異なります。扱う領域の特性が、そのまま年収レンジの差として現れています。
タナベコンサルティンググループ
| ファーム名 | 平均年収 |
|---|---|
| リクルートマネジメントソリューションズ(RMS) | 837万円 |
| タナベコンサルティンググループ | 692万円 |
引用:OpenWork
タナベコンサルティンググループの平均年収は692万円で、RMSより低い水準です。
同社は中堅・中小企業向けに、経営戦略・人事制度・組織開発・販売戦略など幅広い経営支援を行うコンサルティングファームです。全国に拠点を持ち、地域密着型で伴走支援を行う点が特徴です。
報酬水準に差が生じる背景には、扱う企業規模やプロジェクトの特性があります。中堅企業向けの支援は経営改善・人事制度構築まで幅広い一方、プロジェクト単価が大手企業向けに比べて抑えめになりやすい傾向があります。
RMSとの年収差が表れる理由は、RMSが大企業向けの研修・アセスメント・組織開発など専門性の高い領域を扱い、プロジェクト単価も比較的高い点にあります。事業モデルの違いが、コンサルタントの年収レンジにも反映されている構造です。
タナベコンサルティンググループの年収については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
RMSの職種別平均年収
リクルートマネジメントソリューションズ(RMS)の年収は、担当する職種によって大きく変わる構造があります。研修・アセスメントを担うコンサルタント職と、法人向け営業、IT・開発、企画・管理部門では求められる専門性が異なり、それぞれの役割に応じて年収レンジも変動します。
ここでは、主要4職種の特徴と年収の目安を整理し、どの職種がどのような報酬水準に位置しているのかをわかりやすく解説します。
コンサルタント職
RMSのコンサルタント職の年収は650万円〜1,400万円で、社内でも高い水準に位置します。(引用:OpenWork)年収レンジが広いのは、担当するプロジェクトの専門性や役割に応じて求められるスキルが大きく変わるためです。
コンサルタント職の主な業務は、研修プログラムの設計やアセスメントの企画、組織開発プロジェクトの推進など多岐にわたります。
経験を重ねるほど扱うテーマの幅が広がり、クライアント企業の重要案件を担う機会が増えるため、グレードに応じて報酬も上がりやすい構造です。
営業職
RMSの営業職の年収は350万円〜1,500万円で、職種のなかでもレンジが非常に広い点が特徴です。(引用:OpenWork)幅が出るのは、担当する業界・顧客規模・提案内容によって求められる役割が大きく変わるためです。
営業職の業務内容は、研修やアセスメント、組織開発サービスの提案を中心に、クライアントの課題整理から施策設計まで幅広く関わります。
経験を積むほど複雑な案件を任されるようになり、大手企業向けのプロジェクトを担当すると成果に応じて報酬が伸びやすい構造です。
IT・開発職
RMSのIT・開発職はインターネット上に公開情報が少なく、平均年収は明確に公表されていません。OpenWorkの口コミでは、在籍3年未満で年収650万円、在籍20年で1,000万円という事例があり、成果に応じて報酬が伸びる傾向が見られます。
主な業務は、研修・アセスメントサービスを支えるシステム開発や、デジタル化に向けた基盤構築などです。
成果主義が徹底されているという口コミもあり、担当するプロジェクトの難易度や役割範囲によって報酬が決まりやすい職種と言えます。
企画・管理部門
RMSの企画・管理部門の年収は650万円〜1,000万円で、職種全体としては安定した水準にあります。レンジの幅は、担当する業務領域や役割の大きさによって求められるスキルが異なることが背景にあります。(引用:OpenWork)
業務内容は、事業企画・経営企画・サービス企画をはじめ、人材開発・広報など多岐にわたります。
事業推進に直結するポジションが多く、経験を積むほどプロジェクトの設計や組織横断の調整業務を担う機会が増えるため、グレードに応じて報酬が上がりやすい構造です。
RMSの役職・グレード別年収テーブル
リクルートマネジメントソリューションズ(RMS)の年収は、ミッショングレード制という評価制度によって大きく左右されます。グレードごとに求められる役割や難易度が明確に分かれており、担当領域が広がるほど年収も段階的に上がる仕組みです。
ここでは、まずミッショングレード制の概要を整理し、続いて各グレードの想定年収と昇進スピードの目安を紹介します。
評価制度「ミッショングレード制」とは
RMSが採用する「ミッショングレード制」は、年齢や入社年次に関係なく、任される職務の価値によってグレードを決定する評価制度です。半年ごとに個人の能力や今後期待される成果を見立てたうえで職務価値を設定し、その結果がグレードに反映されます。
ミッショングレードは、上司や人材開発委員会が個人の職務遂行能力を評価し、どのレベルの仕事を任せられるか、または成長のために任せたいかを明確にしたうえで決まります。設定した期待値に適した職務とマッチングさせ、その職務価値をグレードとして定めるプロセスです。
この仕組みにより、マネジメントだけでなくハイプロフェッショナルラインなど多様なキャリアパスが選択できます。個人の力を最大限に発揮しやすい柔軟な配置と、スピーディーな昇格が可能になる点が特徴です。
グレード別の想定年収
RMSのグレード別年収は公式には公開されていませんが、OpenMoneyの口コミから以下の水準が確認できます。
| グレード | 想定年収(口コミベース) | 昇格目安 |
|---|---|---|
| P4(入社時) | 約600万円(固定残業50時間含む) | - |
| P5 | 約650万円 | 約1.5年後 |
| P6 | 700万円〜792万円 | 約2〜3年後 |
| P7 | 750万円〜871万円 | - |
| P8 | 約800万円 | - |
これらの数値は口コミベースの推定値ですが、職務価値に応じて年収が段階的に上がる仕組みがわかります。ミッショングレード制により、担当領域の広さや期待値の変化がそのまま報酬に反映される構造です。
昇進・昇格のスピードと実態
RMSでは、成果や役割に応じて昇格の機会が得られる仕組みが整っており、評価が公平に行われていると感じる社員が多いです。インターネット上には「適正に評価を頂いている感覚を持っています」という声が寄せられており、評価基準に対する納得度は比較的高い傾向があります。(引用:OpenWork)
一方で、「全社横断プロジェクトの企画推進や大きな営業実績(MVP等)がないと難しい印象」という意見があるように、上位グレードでは成果の規模や影響範囲が重視されるようです。(引用:OpenWork)
総じて、ミッショングレード制のもとでは“担当できる職務の価値”が昇格の鍵となり、プロジェクトの重要度や成果が直接的にキャリアに反映される構造です。実績を積み重ねるほど次のグレードが見えやすくなる一方、上位帯ではより高いレベルの役割が求められる点が特徴です。
RMSの給与体系と福利厚生
リクルートマネジメントソリューションズ(RMS)の給与体系は、ミッショングレード制に基づき、評価と役割の大きさが報酬に反映される仕組みです。月給制を基本とし、賞与やグレード見直しが年2回行われるため、成果に応じて収入の伸びを実感しやすい構造になっています。
ここでは、基本給と賞与の内訳、支給実績の傾向、福利厚生の内容を整理し、RMSの報酬制度がどのように運用されているかをわかりやすく解説します。制度の特徴を理解することで、転職後の働き方や収入イメージがより具体的になります。
基本給と賞与の比率
RMSの年収は賞与の割合が比較的高く、OpenWorkの統計では以下のように示されています。
| 基本給 | 60% |
| 残業代 | 7% |
| 賞与 | 28% |
| その他 | 6% |
成果や業績に連動する賞与が大きな比率を占めるため、評価によって年収が変動しやすい仕組みです。
月給はグレードに応じて支給され、初任給も「基本給+固定残業代」で構成される明確な体系がとられています。
業績評価と専門性評価が賞与にも反映される設計のため、成果を上げるほど総収入を伸ばしやすい点が特徴です。
賞与の支給実績
RMSの賞与は年2回(6月・12月)支給され、会社業績と個人業績に応じて変動する仕組みです。OpenWorkの統計では年収に占める賞与比率が約28%となっており、成果が年収に反映されやすい特性があります。
公式に詳細な金額は公開されていませんが、口コミから一定の傾向を読み取ることができます。たとえば「中途5年目・33歳・営業課長・年収1,000~1,200万円」で賞与100〜150万円が平均という声があり、役割や評価によって支給額が変動する構造がうかがえます。(出典:OpenWork)
評価制度では、業績評価(MBO)と専門性評価が賞与に反映され、成果を上げた社員ほど報酬が伸びる設計です。このため、担当するプロジェクトの規模や難易度が賞与金額にも影響する点が特徴です。
福利厚生
RMSの福利厚生は、勤務制度・休暇制度・各種手当・カフェテリアプランなど幅広く整備されています。自身の働き方やライフステージに合わせて活用できる制度が多く、柔軟な働き方を支える内容となっています。
| カテゴリ | 内容 |
|---|---|
| 勤務制度 | フレックスタイム制(コアタイムなし、標準労働時間7時間)・出社、退社時間は各自で自主的に管理・短時間勤務制度、テレワーク制度あり |
| 休日・休暇 | 完全週休2日制・年間休日130日(会社休日125日+指定休5日)・年次有給休暇:入社時15日付与(うち5日指定休)・特別休暇:慶弔、転勤、生理、出産、看護、介護、公傷、勤続10年目、ボランティアなど |
| 退職金制度 | 退職一時金・確定拠出年金(60歳以降受取) |
| カフェテリアプラン | 年50万円相当のポイント付与・通信教育、書籍購入、住宅補助、子女教育費補助、医療費補助、スポーツクラブ補助、テレワーク環境整備費など多数のメニューを利用可能 |
| 各種保険・手当 | 雇用保険、労災、健康保険、厚生年金・通勤手当、休日勤務手当、深夜勤務手当、超過勤務手当 |
| その他 | 任意保険、社内短期貸付制度・育児休職、介護休職制度・慶弔一時金・リクルートグループ社員持株会・弔慰金、障害見舞金 |
制度全体は働き方の柔軟性を重視した設計となっており、カフェテリアプランを中心に個人のニーズに合わせた選択が可能です。ワークライフバランスと専門性向上の両立を支える環境が整っています。
中途転職のオファー年収はいくら?
リクルートマネジメントソリューションズ(RMS)の中途採用では、候補者の職務経験や専門性、担える役割に応じてオファー年収が決まる仕組みです。ミッショングレード制を前提とした選考のため、同じ年齢でも提示年収に差が生まれやすいという特徴があります。
ここでは、年収がどのように決定されるのかというロジックを整理し、年齢や経験別のオファー事例を紹介します。
転職時の年収決定ロジック
RMSの中途転職時の年収は、候補者が入社後に担う「職務価値」と「期待成果」によって決まります。年齢や前職の肩書ではなく、どのミッショングレードに配置されるかが最も大きな決定要因です。
選考では、過去に担当した役割・成果・再現性をもとに「どのレベルの仕事を任せられるか」が評価されます。この評価結果がそのままグレードに反映され、該当グレードの基準年収がオファーとして提示される流れです。
また、専門性の高さやプロジェクト経験の幅が評価される傾向があり、研修設計・組織開発・アセスメント設計などRMS特有の領域で強みがある場合は、提示年収が上振れするケースもあります。
成果主義の要素が強いため、個々のスキルセットによってオファー額に差がつきやすい構造です。
【年齢・経験別】転職時のオファー年収事例
RMSでは年齢よりも経験内容と担える役割によってオファー年収が変動するため、同じ年齢でも提示額に幅が生まれます。キャリア採用サイトに掲載されている職種別の理論年収から、年齢・経験に応じたおおよその水準を把握できます。
大手企業向けソリューション営業(採用・人事領域)では、理論年収651万円〜981万円が提示されており、営業経験の有無やマネジメント経験がオファー額に影響します。採用支援や人事領域に関する深い知見があるほど、高いグレードでのオファーにつながりやすい構造です。
人材開発・組織開発領域のソリューション営業は、理論年収651万円〜717万円が目安となります。研修や組織開発プロジェクトの経験が重視されるポジションであり、専門性の有無によって提示年収が変動する点が特徴です。
年齢別の公開事例はありませんが、経験値と職務価値が評価の中心にあるため、30代であっても高い専門性があれば上位グレードでのオファーが提示されるケースがあります。反対に、領域未経験の場合はレンジの下限に近い水準からスタートする傾向があります。
参考:キャリア採用情報|リクルートマネジメントソリューションズ
未経験からコンサルタント職への転職は可能?
RMSでは、未経験からでもコンサルタント職へ転職することは可能です。ミッショングレード制により、年齢や経歴よりも「担える職務価値」と「成果を出す再現性」が重視されるため、領域外からのキャリアチェンジにも門戸が開かれています。
選考では、研修企画・組織開発・アセスメントなどの専門知識ではなく、課題整理力やプロジェクト推進力が評価される傾向があります。法人営業、研修会社、人材業界、企画職などから転職した方も多く、領域理解の深さよりも業務で活かせる強みが問われます。
一方で、中途採用は即戦力ポジションが中心のため、扱うテーマによっては未経験の場合、下位グレードからのスタートになるケースもあります。入社後は研修やOJTで専門性を高めながら、成果に応じてグレードが上がる仕組みです。
RMSへの転職難易度と選考対策
リクルートマネジメントソリューションズ(RMS)の中途採用は、専門性の高さとミッショングレード制を前提とした選考のため、難易度が高い傾向があります。選考では、過去の経験をどの程度RMSの業務に再現できるかが厳しく見られるため、事前準備が結果を大きく左右します。
ここでは、転職難易度の理由や求められる人物像を整理し、選考プロセスと面接対策のポイントを解説します。
転職難易度は「高い」
RMSの転職難易度は高く、特にコンサルタント職やソリューション営業では「入社後すぐにどのレベルの仕事を任せられるか」が厳しく見極められます。ミッショングレード制を前提とした選考であるため、入社後に担える役割の大きさが合否を大きく左右します。
選考では、研修企画・組織開発・人材領域に関する経験の有無よりも、課題整理力や顧客折衝力、プロジェクト推進力といった汎用スキルが重視されます。
高い期待値が設定されるポジションが多く、過去の成果を論理的に説明できるかが重要なポイントです。
求める人物像
RMSが求めるのは、「個と組織を生かす」という理念に共感し、人と組織の可能性を広げることに価値を感じられる人材です。事業や組織開発に関心があり、クライアントの課題に深く向き合える姿勢が重視されます。
同社は、プロフェッショナルとして成長し続けるための「自律」と、周囲の知見を生かして成果を大きくする「協働」の両方を備えている人を求めています。専門性を磨きながら仕事の幅を広げられるか、チームで成果を生み出せるかがポイントです。
RMSの思想に共感し、自ら成長しながらクライアント組織の変革に貢献したいと考える人は、選考で評価されやすい傾向があります。個人の力とチームの力を組み合わせ、より大きな成果を創り出す意欲が求められます。
選考プロセスと面接対策
RMSの選考プロセスはシンプルですが、面接では「入社後にどのレベルの職務を担えるか」が厳しく評価されます。ミッショングレード制を前提とした選考であるため、経験やスキルを具体的に示せるかが結果を左右します。
- 書類選考 2.SPI選考(テストセンター:オンライン or 会場)
- 面接3回程度
SPIでは基礎的な能力や論理的思考を確認され、面接では過去の業務内容を深掘りされる傾向があります。職務経験を具体的に説明できるか、応募ポジションでどのような価値を出せるかを整理して臨むことが重要です。
面接では、過去にどのような役割を担い、どのように成果を生み出したかを「行動」「判断」「結果」で示すことが求められます。特に、課題整理力・顧客折衝力・プロジェクト推進の実績を具体的に説明することで、入社後に担える職務レベルが明確になります。
また、人・組織の領域で何を実現したいのかという“志向性”も重視されるため、RMSの理念である「個と組織を生かす」に共感したうえで、自分が貢献できる理由を言語化することが重要です。選考全体を通じて、専門性の深さよりも、職務価値を広げながら成長できる姿勢が評価される傾向があります。
RMSへの転職ならMyVisionへ
リクルートマネジメントソリューションズ(RMS)への転職を確実に成功させたい方には、コンサル特化型エージェントであるMyVisionの活用が最適です。RMSの選考では「担える職務レベル」と「過去の役割の説明力」が重視されるため、専門的な選考対策が結果を大きく左右します。
MyVisionは、組織・人事コンサル領域の転職支援に強く、RMSの業務内容や評価ポイントを理解したうえで最適な志望動機・職務経歴書の作成をサポートします。グレードごとに評価される視点まで踏まえた書類添削が受けられるため、選考突破率を引き上げやすい点が特徴です。
また、MyVisionではSPI対策や深掘り面接を想定した模擬面接を提供しており、RMSが重視する「課題整理力」や「顧客折衝力」を面接で適切に伝えるためのサポートを行っています。事前に弱点を把握したうえで本番に臨めるため、不安を最小限に抑えた転職活動が可能です。
RMSは専門性が求められる一方で、選考基準が明確で準備すべきポイントもはっきりしています。転職の突破力を高めたい方は、コンサル特化の知見を持つMyVisionを活用することで、より納得感のあるキャリアを実現しやすくなります。
まとめ
リクルートマネジメントソリューションズ(RMS)は、専門性の高い組織・人事領域を扱うプロフェッショナルファームであり、ミッショングレード制を軸とした評価によって年収が大きく変動する点が特徴です。職種・グレード・役割によってレンジが明確に分かれており、成果や職務価値がそのまま処遇に反映される仕組みが整備されています。
RMSの転職難易度は高いものの、選考で求められる視点を理解し、適切な準備を行うことで突破することは十分可能です。
RMSへの転職を検討する方は、コンサル特化のサポート体制を持つMyVisionを活用することで、書類対策から面接準備まで一貫した支援を受けられ、キャリア実現の可能性を高められます。
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