コーポレイト・ディレクションとは特徴や社風、年収を徹底解説
2024年06月24日更新
株式会社コーポレイト ディレクションは、1986年にボストン・コンサルティング・グループ出身の10名のコンサルタントによって設立された、国内初の独立系経営戦略コンサルティングファームです。 設立以来、国内外の一流企業や官公庁の外部ブレーンとして数多くの実績を積み重ね、戦略系コンサルティング業界において、その規模と提案の質の両面でリーディングファームへと成長を遂げました。
同社は、初の国産戦略コンサルとしての注目を集めながらも、その活動範囲を日本からアジアへと拡大し、グローバルな展開を進めています。現在では、東京をはじめ、中国(上海)、タイ(バンコク)、ベトナム(ホーチミン)、シンガポール、台湾(台北)にグローバル拠点を設けています。
監修者
加藤 あゆみ
Kato Ayumi
大学卒業後、不動産系金融機関を経てSES企業へ転職し、営業未経験ながら半年でマネージャーへ昇格するなど非常に高い成果を残す。MyVision参画後は、営業・エンジニアの求職者様を中心に、多種多様な求人の提案・紹介を強みに多数のキャリアアップをご支援
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目次
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企業紹介
企業の特徴
コーポレイト ディレクションは単に知識や情報の提供、既成のソリューションや方法論の提案、あるいは特定の業務の代行に留まらない、深い洞察に基づくカスタマイズされたコンサルティングサービスを提供しています。
同社の特徴は、日本を起点としながらも、アジアをベースとしたコンサルティングに重点を置き、グローバルな展開を進めている点にあります。 さらに、同社は2005年に医療経営コンサルティングを手がけるCDI-Medical、2006年にシステムやITコンサルティングを提供するCDI-Solutionsをそれぞれ子会社として設立し、コンサルティング領域の拡大と強化にも力を入れています。
企業の詳細
正式名称 | 株式会社コーポレイト ディレクション |
代表者名 | 小川 達大 |
設立年 | 1986年1月1日 |
所在地 | 東京都品川区東品川2-2-4天王洲ファーストタワー23階 |
従業員数 | 80人 |
会社URL | https://www.cdi-japan.co.jp/ |
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案件の特徴
コーポレイト ディレクションは、30年を超える期間で約1,000社に迫るクライアント企業との関わりを持ち、その業種は極めて多岐に渡ります。 同社が提供するサービスは、日本を代表する大企業から新生ベンチャー企業まで、あらゆる規模の企業に対応しています。
クライアントから依頼されるテーマは、新たな経営計画の策定から、事業変革の戦略作成、M&Aや提携を通じた事業拡大、新規事業展開の方向性と戦略の定義、新規事業の立ち上げ、社内体制の整備、組織改革や意識改革に至るまで、極めて広範囲に及びます。 同社が提供するソリューションは、既成の解決策や方法論に依存するのではなく、各クライアント企業の固有の状況とニーズに基づいたカスタマイズされたアプローチに特徴があり、同社のコンサルタントは、クライアントと密接に協働しながら、創造的かつ実行可能な戦略を共同で策定し、事業の成長、組織の強化、市場での競争力向上を目指します。
企業理念
コンサルティングの世界での「職人にとってのより良き工房であること」
制度面
基本的な考え方
コーポレイト ディレクションの基本的な考えは、コンサルティングの伝統的な定義にとらわれることなく、経営者が直面する未知の領域への新しいチャレンジを支援することにその価値を見出しています。 同社は、コンサルティングを単なるビジネスプラクティスと捉えるのではなく、絶えず変化する状況に対応する柔軟な思考や行動が重要であると考えています。そして、そのような状況での拠り所となるのは、コンサルタント個々の「おもしろさ」―つまり、彼らの独自の思考やモノの見方、行動の質です。
この視点は、同社が目指すコンサルティングが、単に業務の遂行を超えた生き方そのものであるという考えを示しており、かつ、革新的なアイデアを生み出し、経営者が未踏の領域に踏み出す際のサポートを行うことを通じて、より深い人間的な経験と成長を促す活動とされています。
同社のアプローチは、クライアント企業に対して、単に既存の問題を解決するだけでなく、新たな可能性を開拓し、未知の挑戦に立ち向かう勇気を与えることに焦点を当てており、コンサルタントは、常に新しい知識を学び、柔軟な思考を持ち続けることが求められます。こうした姿勢こそが、同社のコンサルティングが持つ「おもしろさ」であり、クライアント企業にとって真に価値あるサービスを提供する源泉となっています。
昇格制度
コーポレイト ディレクションの昇進制度は、コンサルタントのキャリアパスを画一的な発展のレールに乗せるのではなく、各コンサルタントが自身の固有の資質に根差した独自のコンサルタンティングスタイルを確立する過程として捉えています。
昇進制度における職位は、以下の通りです。
Associate Consultant Manager Principal Managing Director
このように明確な職位構造となっていますが、各コンサルタントには成長のペースが異なるという観点から、昇格スピードは個人によって大きく異なります。例えば、あるコンサルタントが入社からManagerに昇格するまでに2年かかる場合があれば、別のコンサルタントでは10年かかる場合もあり、単純に職位を上げることがゴールではなく、各コンサルタントが持つ独自性を発揮し、最大限の成果を生み出すことを目指しています。
育成制度
コーポレイト ディレクションでは、経営コンサルタントとしての資質を持つ少数精鋭を迎え入れ、彼らを一人前のコンサルタントに育成することを育成方針として掲げています。 同社における育成の基本は、人材を企業の最大の資産と見做し、高い志と優れた資質を持つプロフェッショナル集団を形成することを目指すため、短期間での人事評価と人材の入れ替えを行う「up or out」を採用しないことにあります。
育成の核となるのは「徒弟制」の採用です。これはManaging Directorがメンターとなり、新メンバーを迎え入れる制度です。形式にとらわれず、相談ができる心理的距離の近いシニアメンバーを通じて、コンサルティングの仕事の全体像を学び取ることを目指しています。
加えて、同社ではOJT(On the Job Training)を基本とし、仮説構築のアプローチや調査・分析手法など、コンサルティングに必要なスキル全般の指導を行います。 また、入社後約一か月間の新人研修では、座学や演習、実践を通じて、コンサルタントとしての基礎的なスキルやマインドセットを学びます。特に模擬プロジェクトでは、新入社員が実際のプロジェクトに近い形で動き方や考え方を経験します。
さらに、月一で実施される勉強会は、新人研修で学んだ基礎知識を深め、実務に紐付けた知識を座学だけでなくアクティブラーニング形式で学ぶ場として展開されています。