日本タタ・コンサルタンシー・サービシズとは 特徴や年収を徹底解説
2024年06月24日更新
世界的なITサービス企業であるTCSグループの一員である日本タタ・コンサルタンシーサービシズは、デジタル技術とITを融合させ、迅速かつ効果的にワンストップで対応できることが特徴であり、ベンダーフリーの立場から、最適なソリューションやツール、ソフトウェアを選定して提供しています。
同グループは、世界のITサービス業界において人員数と時価総額でトップ2、売上でトップ4、純利益でトップ3に位置しています。同社は日系大手をクライアントとし、日系企業で世界企業番付「Fortune 500」に含まれる約50社のうち、6割強が同社のクライアントです。
監修者
西海 諒子
Saikai Ryoko
横浜市立大学卒業後、新卒で三井住友銀行に入行。リテール部門にて富裕層を中心とした営業活動を担当し、 職位別の売上ランキングでは1位を獲得するなど非常に高い成果を残した後にMyVisionへ参画。
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目次
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企業紹介
企業の特徴
日本TCSは、ITサービス、コンサルティング、ビジネスソリューションを提供する企業です。世界中の一流企業をITやデジタル技術で支え、変革を推進するタタコンサルタンシーサービシズと、グローバルで多様なビジネスを展開する三菱商事の合弁会社です。
日本タタ・コンサルタンシーサービシズの強み
- 業界最高水準のITサービスとソリューション
日本TCSの業界最高水準のITサービスやソリューションを提供し、数々のグローバル企業に価値をもたらしてきた実績を持っています。
- 万全のデリバリー体制
日本国内外合わせて約10,000人のプロフェッショナルが、日本のお客様を支援するために活動しています。日本市場に関する豊富な知見を活用し、お客様のニーズに応えます。
- 日本市場における深い知見
多様な業界の大手日本企業を数多く支援してきた経験を基に、各業界の特性を理解し、お客様に最適なサービスを提供します。
- 日本企業向けに最適化したデリバリーモデル(JDM:Japan-centric Delivery Model)
日本(東京・名古屋・大阪)だけでなく、インド(チェンナイ・プネ)、中国など、世界中に広がるデリバリーセンターが連携し、各業界や技術分野に精通したプロフェッショナルが、日本のお客様視点で最適な解決策を提供します。
企業の詳細
正式名称 | 日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社 |
代表者名 | サティシュ ティアガラジャン |
設立年 | 2014年7月1日 |
所在地 | 東京都港区麻布台一丁目3番1号 麻布台ヒルズ森JPタワー10階 |
従業員数 | 約3,700名 |
会社URL | https://www.tcs.com/jp-ja |
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案件の特徴
日本TCSの案件の特徴の一つは、顧客との密接な協働によるプロジェクトの展開です。
例えば、ホームセンター最大手のカインズ向けに、専用のデリバリー拠点を同社のインド施設内に立ち上げた事例が挙げられます。このプロジェクトでは、カインズのエンジニアと同社メンバーが協働しながらプロジェクトを展開しつつ、カインズ側のメンバーの能力向上に寄与したという点で特徴的です。
さらに、国内大手自動車メーカーの電気自動車のテストを目的とした研究開発拠点の立ち上げなど、顧客との協業によるプロダクト開発が行われています。
企業理念
パーパス
イノベーションと集合知でよりよい未来をつくる
バリュー
- 変化の先を行く
- 公明正大
- 個人の尊重
- エクセレンス
- 知見の蓄積と共有
制度面
基本的な考え方
日本TCSの採用において重視されるポイントは、協力、情熱、柔軟性、そして継続的な学びです。
- 協力することを惜しまず、チームとの協力や顧客との連携を大切にする姿勢が求められます
- 情熱と責任感を持って仕事に取り組むことが重要だとしています
- 新しい環境や課題に対して臨機応変に対処できる能力も必要です
- 継続的な自己成長に努める姿勢が求められます
育成制度
日本TCSでは、プロフェッショナルとしての成長を促す研修制度を提供しています。
まず、新入社員向けの「Initial Learning Program (ILP)」では、ITプロフェッショナルの基礎を習得するためのプログラムが実施され、幅広い技術力の習得、ビジネスパーソンとしての基本行動の徹底、クロスカルチャーの理解と対応、言語能力の向上、そしてTCSのビジネスやケイパビリティの理解を目指します。
また、「Continuous Learning Program (CLP)」では、チームとして成果を出すために必要なマネージメントスキルを習得するプログラムが提供されます。
さらに、「Emerging Skill Development (ESD)」では、ビジネス上優先順位の高い、高度な専門知識やスキルを養成するためのプログラムが展開されます。
日本タタ・コンサルタンシー・サービシズの平均年収
年齢別年収目安
年齢 | 年収目安 |
---|---|
25歳 | 449万円 |
30歳 | 594万円 |
35歳 | 724万円 |
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※上記年収の目安は、公式サイトに掲載された情報ではありませんので、参考程度にご活用ください。 コンサルティングファームは昇給スピードが一般的な企業と比べるとかなり早く、早い方は20代のうちに年収1,000万円を超えます。自身の能力や結果に応じて昇進スピードが決まるため、実力に応じた年収増を目指せる環境となっています。 ※補足すると、マネージャー未満では残業代がつくため、プロジェクトによってはコンサルタント時の給与が一時的に多くなる場合があります。