山田コンサルティンググループとは特徴や社風、年収を徹底解説
2024年06月24日更新
国内独立系コンサルティングファームである山田コンサルティンググループは、山田淳一郎事務所(公認会計士・税理士)をルーツとしており、「健全な価値観」「社会貢献」「個と組織の成長」という三つの基本理念に基づいて事業を展開し、高付加価値情報の創造と提供を通じて顧客および社会の発展に貢献することを目指しています。同社は「存在する意義のある組織」であることを追求しています。
監修者
北野 雄大
Kitano Yudai
株式会社MyVision取締役
名古屋大学を卒業後、トヨタ自動車、デロイトトーマツコンサルティング、エクサウィザーズを経てコンサルティング業界特化のエージェントに入社。その後、株式会社MyVisionを設立。 大企業~コンサル、スタートアップまでの幅広い経験を活かしたキャリア支援に強みを持つ。
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目次
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企業紹介
企業の特徴
山田コンサルティンググループの成り立ちは、1986年に山田淳一郎事務所から独立した山田不動産コンサルティングの設立に遡ります。その後、ビジネスコンサルティング、FAS(Financial Advisory Services)等を次々と設立し発展させ、2018年にはグループ企業が統合する形で今の同社が誕生しました。同社は総合コンサルティングファームとして、様々な領域の顧客企業に対し、深い洞察力と専門知識を駆使して、根本的な課題解決に導く「Recruiting siteスピリット」を実践してきました。
同社の強みは、「10領域のプロフェッショナル」と称される専門家たちが密接に連携し合うことで、顧客企業が抱える「課題自体が不明確」であったり、「原因が絡み合っている」といった複雑な経営課題に対して、多様な分野・業界にわたるプロフェッショナルが連携しワンストップかつシームレスに対応する点です。
企業の詳細
正式名称 | 山田コンサルティンググループ株式会社 |
代表者名 | 増田 慶作 |
設立年 | 1989年7月10日 |
所在地 | 東京都千代田区丸の内1丁目8番1号丸の内トラストタワーN館10階 |
従業員数 | 1,071名(臨時従業員含む。2024年4月1日現在) |
資本金 | 15億9,953万円 |
株式公開 | 東京証券取引所 プライム市場 |
会社URL | https://www.yamada-cg.co.jp/ |
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案件の特徴
山田コンサルティンググループは、様々な業界出身のプロフェッショナルが集結し、業界特有の法制度や規制、商慣習など業界の深い理解に基づいたコンサルティングサービスを提供することで、顧客企業の多様な課題に対応しています。
同社は、「持続的成長」「事業再生」「事業承継」「M&A」「海外ビジネス」「組織人事」「コーポレート・ガバナンス」「IT戦略&デジタル」「不動産」といったサービス領域での支援をしています。
カルチャー
山田コンサルティンググループには、プロダクトアウトの発想に限界を感じ、より顧客中心の働き方を求めて転職してきたコンサルタントが多く在籍しています。従来の営業重視の環境では目の前の顧客よりも自社の商品を優先する必要があるケースが少なくないという実情がありますが、同社ではそのようなジレンマを抱えることなく、顧客への価値提供を最優先に考え、その思いを持って働くことができる環境が整っています。
同社では、顧客に寄り添うことで採算性が低下する場合も、真っ直ぐな姿勢で顧客と向き合うことがコンサルタント自身の成長につながり、顧客からの感謝を得ることができるという信念を持っています。そのため、同社のメンバーは、仕事に対して非常に真摯で献身的となっています。特に企業再生の現場では顧客に寄り添い粘り強く支援することが重要であるため、このような人材が必要となっています。
企業理念
健全な価値観
信頼される人間集団として、健全な価値観を共有します
健全な心、健全な価値観、を持ち維持し続ける組織だけが世の中に存在する意義があると信じ、同社は「健全な価値観」を最も重要な基本理念として位置付け保持し続ける。 何が健全であり何が健全でないかの基準をシンプルに示すことは難しいが、それは広く社会全体に肯定されるものでなければならず、悪や、小手先の小賢しい行動、自己の利益を追うために他を利用する行動等を心から嫌う価値観であり、個々の良心から湧き出る価値観である。我々が「健全な価値観」を失い、自己や我々の組織の利だけを図る行動を取るならば、その組織は即座に解体すべきである。
社会貢献
高付加価値情報を創造・提供し、顧客と社会の発展に貢献します
顧客の成長・発展は我々にとって大きな喜びである。同社は、常に顧客の立場に立って物を考え専門サービスを提供し、顧客の発展に尽くす。 ゆえに、グループメンバーは定式的形式的な役務提供だけでは決して満足せず、高度の専門知識と強い責任感を持って顧客に対しアドバイスし、役務提供を行い、もって顧客の発展ひいては社会発展に貢献するものである。常に発展するまたは前進する意欲を持った顧客(企業)は同社にとって大切な仲間である。
個と組織の成長
個と組織の成長と調和を目指し高い目標を掲げる個を尊重します
個人の成長と組織の成長は相互に強く貢献し合う。故に、社会性、大人性の備わった高い目標を掲げ、その目標実現に向けて努力する個人とその個性を尊重し、その個人の成長をともに喜ぶ。また、仕事は重要なものではあるが、個々の人生にとっては最終目標ではないのであるから、同社の組織は常に個と組織の調和を実現目標とする。 個を尊重し、個の成長を実現するためには組織もともに成長しなければならない。故に我々は組織自体の成長も重要な目的と認識する。
制度面
育成制度
山田コンサルティンググループは、人材育成方針において「T字型人材」の育成を目指しています。 これは、経営コンサルタントとして必要とされる、幅広い領域にわたる経営課題の知見(課題発見力)と、特定の得意分野における深い専門性(課題解決力)の両方を高めることを意味しています。
同社では、管理職、非管理職を問わず、全メンバーが自己研鑽を続け、組織と個人の両方の成長を持続的に追求することを経営理念の一つとしています。この方針のもと、メンバーが自身のキャリアについて深く考え、業務に安心して取り組めるように、定期的な業務の振り返り、経営陣や同等の役職のメンバーとのコミュニケーション、交流の機会といったフォローアップ研修や施策を実施しています。
加えて、同社はメンバーが自ら異動希望を出せる社内公募制度を毎年実施しています。
山田コンサルティンググループ の平均年収
年齢別年収目安
年齢 | 年収目安 |
---|---|
25歳 | 479万円 |
30歳 | 618万円 |
35歳 | 670万円 |
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※上記年収の目安は、公式サイトに掲載された情報ではありませんので、参考程度にご活用ください。 コンサルティングファームは昇給スピードが一般的な企業と比べるとかなり早く、早い方は20代のうちに年収1,000万円を超えます。自身の能力や結果に応じて昇進スピードが決まるため、実力に応じた年収増を目指せる環境となっています。 ※補足すると、マネージャー未満では残業代がつくため、プロジェクトによってはコンサルタント時の給与が一時的に多くなる場合があります。