PwCアドバイザリーとは?特徴や社風、年収を徹底解説
2026年02月25日更新
PwCアドバイザリーは、世界最大級のプロフェッショナルサービスファームであるPwCの日本法人です。
「社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する」というPurpose(存在意義)に基づいており、経験豊富なプロフェッショナルがグローバルネットワークを駆使して、クライアントの新たな価値創造に貢献しています。
同社は、ディールアドバイザリーサービスを提供することで、クライアントが直面する課題や機会を的確に把握し、持続可能な成長を実現。グローバルな視点と専門知識を活かして、クライアントのビジネスの成長をサポートし、世界中で信頼されるパートナーとしての役割を果たしています。
著者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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監修者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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目次
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PwCアドバイザリーの会社概要
| 正式名称 | PwCアドバイザリー合同会社 |
| 代表者名 | 鈴木 慎介 |
| 設立年 | 1999年6月15日 |
| 所在地 | 東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビルディング |
| 従業員数 | 約900名(2024年6月時点) |
| 会社URL | https://www.pwc.com/jp/ja |
PwCアドバイザリーの特徴
企業としての特徴
PwCアドバイザリーは、ディール(取引)に関連するプロフェッショナルサービスを提供するアドバイザリーファームです。
約900名の専門家が在籍し、M&Aや事業再生などの分野に特化したチームが組まれています。DS部門をはじめとする専門部門があり、それぞれの専門性に応じたチームでクライアントをサポートしています。
PwCアドバイザリーの特徴は以下の3つです。
戦略策定から実行まで総合的な支援
PwCはディールにかかわるあらゆる段階でクライアントを支援します。戦略の策定から実行、そして実現までを総合的にサポートし、クライアントのビジネスの成長を促進します。
100ヶ国以上にわたるクロスボーダーM&A支援
PwCはグローバルネットワークを活かして、クロスボーダーのM&Aに関する支援もおこなっています。100ヶ国以上に渡るネットワークを通じて、クライアントの国際的な取引に対応します。
データアナリティクスを活用した支援
PwCはデータアナリティクスを駆使してクライアントを支援します。データに基づいた分析を通じて、効果的な意思決定を支援し、クライアントのビジネスにおける新たな価値創造を促進します。
案件の特徴
PwCアドバイザリーは、さまざまな事業内容を通じてクライアントのニーズに応えています。
Strategy:経営アジェンダの設定および戦略の策定
クライアントが長期的な成功を収めるための戦略を策定します。業界や市場の変化に適応し、企業が持続可能な成長を実現するための戦略をともに構築します。
Transformation:抜本的な構造改革の推進および危機的状況への対応
クライアントが変革を実現し、ビジネスの持続可能性を確保するための支援をおこないます。組織や業務プロセスの再設計、デジタル化の推進など、さまざまなレベルでの変革をサポートします。
Execution:中核事業の競争力強化のための実行
クライアントが戦略を実行し、成果を上げるための支援を提供します。中核事業の改善や効率化、市場進出の実行など、具体的な行動計画の策定と実行を支援します。
Stakeholder-focused:外部関係者とのアライアンスの推進
クライアントが外部関係者との協力関係を構築し、持続的なパートナーシップを築くための支援をおこないます。戦略的なアライアンスやビジネスネットワークの構築、ステークホルダーとのコミュニケーション戦略の策定など、外部との関係性の強化しているのも特徴です。
PwCアドバイザリーは、これらの事業内容を通じてクライアントのニーズに的確に応え、企業の成長と持続可能な成功に貢献しています。
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PwCアドバイザリーの社風
カルチャー
PwCアドバイザリーのカルチャーとして、協調性を重視したプロジェクト推進が特徴的です。 内部だけでなく、PwC Japanグループ全体でのコラボレーションが重視されており、コンサルティング、監査法人、税理士法人、弁護士法人などが連携して構造改革や社会貢献に取り組んでいます。
チームワークを重んじ、異なる専門性や視点を持つメンバーとの協力を通じて、よりよい結果を追求する文化が根付いているのが特徴です。また、個々の貢献が組織全体の成果につながることを理解し、互いにサポートし合う風土が育まれています。
PwCアドバイザリーのカルチャーは、協調性と連携を重視し、多様な専門性を活かして社会に価値を提供することです。これによって、組織全体が一体となって大きな課題に取り組み、持続可能な社会の構築に貢献しています。
パーパス
社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する
基本的な考え方
PwCアドバイザリーは、日々さまざまな業界のクライアントに向き合い、企業価値の向上に尽力しています。案件ごとに異なる知見が求められるため、同社の職員は多様なスキルと個性を持ちながらも、共通の価値観を共有しています。
以下の3つのキーワードが、PwCアドバイザリーの基本の考え方です。
クライアントへの提供価値をさらに高めるマインドセット
同社はクライアントのトランスフォメーションに不可欠な「戦略×財務×M&A・再生」を実現するためのアドバイザーです。
クライアントの中長期的な成功と企業価値向上を達成するために、真のプロフェッショナルとしての自己を実現し、クライアントの課題を的確に捉え、解決策を提供することを目指しています。
互いに学び、互いを敬う
クライアントのニーズに最大限に応えるためには、ひとりの専門性だけでは不十分です。強力なチームワークにより、それぞれが持つ能力を最大限に発揮し、お互いが不足する部分を補い合い、最適な解決策を導き出します。バックグラウンドの異なるプロフェッショナルが、互いを尊重し、信頼し合いながら、チームプレイの中で成長しています。
職員のWell-beingを何よりも大切にする
PwCアドバイザリーは職員のWell-beingを最優先に考えています。健康で安定した生活を送りながら最高のパフォーマンスを発揮するために、個々の考えやライフスタイルに合った働き方を尊重し、サポートしています。
異なるバックグラウンドを持つメンバーが、自らのアイデンティティを尊重しながら成長できる環境を提供することで、真に意義のあるプロフェッショナルファームを目指しています。
制度
育成制度
PwCアドバイザリーは、新卒社員の採用からキャリアの成長までを支援する手厚い育成制度を整えています。
年間80名程度の新卒社員を採用し、未経験者でも迅速にキャッチアップできるような研修プログラムを提供。各サービスラインや役職ごとに必要なスキルや能力を明確に定義し、それにもとづいてさまざまな研修プログラムを展開しています。
育成の仕組みは、ひとりのメンバーに対して複数のサポーターが付く体制です。
プロジェクトマネージャー以外にも、人事面の上司であるチームリーダーやキャリアコーチがキャリアの相談に乗り、月に1回程度の個別面談を通じてメンバーの成長を支援しています。このようなアサインやキャリアに関する相談は、メンバーとサポーターとの間で積極的におこんsわれています。
さらに、退職の要因となりかねないような、組織やプロジェクトとの相性に関しても配慮。
PwCアドバイザリー内の異動はもちろんのこと、PwC Japanグループ全体での異動についても、オープンエントリー方式で応募することが可能な制度が整備されています。これにより、メンバーが最適な環境で活躍できるようサポートしています。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部では、ブランド力や年収水準だけを基準にPwCアドバイザリーを選ぶことを推奨しません。なぜなら、ディール領域は専門性の積み上げが強く求められ、配属部門によってキャリアの方向性が大きく変わるからです。
そのため、M&A、事業再生、バリュエーションなど自分がどの領域で専門性を磨きたいのかまで具体化しておくほうが、入社後の成長実感につながりやすくなります。将来のキャリア像を踏まえて検討することが重要です。
PwCアドバイザリー の平均年収
年齢別年収目安
| 年齢 | 年収目安 |
|---|---|
| 25歳 | 629万円 |
| 30歳 | 915万円 |
| 35歳 | 1184万円 |
※上記年収の目安は、公式サイトに掲載された情報ではありませんので、参考程度にご活用ください。
コンサルティングファームは昇給スピードが一般的な企業と比べると早く、早い人は20代のうちに年収1,000万円を超えます。自身の能力や結果に応じて昇進スピードが決まるため、実力に応じた年収増を目指せる環境です。
※補足すると、マネージャー未満では残業代がつくため、プロジェクトによってはコンサルタント時の給与が一時的に多くなる場合があります。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部で仮の条件で年収をシミュレーションしてみると、30歳でシニアアソシエイト相当の場合は約900万円前後、35歳でマネージャー相当の場合は1,100万〜1,300万円あたりの年収が想定できます。ただし、ディール経験の有無や前職での専門領域によって提示レンジは変動する傾向があります。
とくにM&Aや財務DDの実務経験がある場合は評価が上振れしやすい一方、未経験領域への挑戦ではレンジが抑えられることもあります。
入社時ポジションがその後の報酬カーブに大きく影響する点は理解しておくべきです。
▼コンサル業界全体の年収相場を知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。
PwCアドバイザリーは、ディール領域に特化した高い専門性とグローバルネットワークを強みに、若手のうちから成長機会を得られる環境が整っています。一方で、ポジションや入社時の評価によって年収レンジやキャリアの伸び方は大きく異なるため、自身の経験がどの役割で評価されるのかを見極めることが重要です。
MyVisionでは、M&A・アドバイザリー領域に精通したアドバイザーが在籍しており、実際の選考事例やオファー傾向を踏まえて具体的にサポートしています。まずはMyVisionの強みや支援内容を確認し、ぜひご相談ください。
PwCアドバイザリーに関するFAQ
PwCアドバイザリーについて、よくある疑問に回答します。
Q1.PwCアドバイザリーは未経験からでも転職できますか?
ポジションによってはポテンシャル採用がおこなわれることもありますが、一定の専門性や論理的思考力が求められる傾向があります。
とくにFAS領域では、財務や会計、M&Aに関連する知識や経験が評価されやすいです。自身の経験がどの領域と親和性があるのかを明確にすることが重要です。
Q2.PwCアドバイザリーのキャリアパスはどのような特徴がありますか?
専門領域ごとにキャリアを積み上げる形が基本となりますが、グローバル案件やクロスボーダー案件に関与できる可能性がある点が特徴です。
一方で、昇進には成果や評価が強く影響するため、短期間での成長を求められる場面もあります。中長期でどの専門性を高めたいのかを意識して検討するとよいでしょう。


