PwCコンサルティングの年収は?中途・新卒別や転職難易度、採用大学を解説
2025年12月29日更新
PwCコンサルティングは、世界150ヶ国以上に展開するPwCグループのメンバーファームです。グローバル規模のプロジェクト経験が得られる点や業界トップクラスの年収水準が評価されています。
しかし、「実際の平均年収はいくらか」「激務という噂は本当か」といった実態が気になる人も多いでしょう。
この記事では、PwCコンサルティングの特徴や年収、福利厚生などの待遇面に加え、選考を突破するための転職対策まで詳しく解説します。転職を検討するうえで必要な情報を網羅していますので、ぜひ参考にしてください。
著者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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監修者

山口 翔平
Yamaguchi Shohei
株式会社MyVision代表取締役
早稲田大学を卒業後、JTB、オリックス生命を経てコンサルティング転職に特化した人材紹介会社へ入社。 長年のエージェント経験を基に、より多くの求職者様に対して質の高い転職支援サービスを提供するため、株式会社MyVisionを設立。
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目次
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PwCコンサルティングとは?
PwCコンサルティングは、Big4と呼ばれる世界4大コンサルファームの一角であり、国内最大規模のコンサルティングファームです。経営課題解決のため戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティングサービスをグローバルに展開しています。
企業の抱える経営課題に取り組み、国内だけでなくグローバル市場での競争力の強化を支援できるのが強みです。日本国内には東京のほか、大阪・名古屋・福岡にオフィスを構えており、地域・分野にとらわれず幅広いサービスを展開しています。
| 会社名 | PwCコンサルティング合同会社 |
| 代表者 | 代表執行役CEO 安井 正樹 |
| 設立 | 1999年 PwCジャパン 2016年 PwCコンサルティング合同会社に変更 |
| 業務収益 | 3,086億円(PwC Japanグループ、2025年度) |
| 資本金 | 非公開 |
| 従業員数 | 約13,500名(2025年現在)/PwC Japanグループ |
| 所在地 | 東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi Oneタワー |
| 会社URL | https://www.pwc.com/jp/ja/about-us/member/consulting.html |
PwCコンサルティングの特徴・強み
PwCコンサルティングの特徴は、グループの総合力を活かした「トータルサポート」、IT・戦略領域の拡充による「高い成長率」、そして人を大切にする「独自のカルチャー」の3点に集約されます。
以下はPwCコンサルティングの特徴や強みを表にまとめたものです。
| 特徴 | 内容・強み |
|---|---|
| グループ連携によるトータルサポート | ・戦略から実行、監査・税務まで幅広い領域を経験できる。 ・グローバルとの連携も強く、市場価値の高いキャリアを築きやすい。 |
| IT・戦略領域における高い成長率 | ・業績拡大に伴いポストが増え続けているため、昇進のチャンスが多い。 ・収益基盤が安定しており、高水準の年収が期待できる。 |
| やさしいコンサル | ・心理的安全性が確保されており、未経験でも安心して挑戦できる。 ・激しい競争よりも協力を重視するため、長期的に働きやすい。 |
このように、成果を追求しながらも、「人・カルチャー」を重視するバランスの良さが、PwCコンサルティングの独自性といえます。とくに「Care」の精神は、外資系特有のドライな人間関係とは一線を画する強みです。
PwCコンサルティングの年収
PwCコンサルティングの年収は、一般企業と比較して圧倒的に高い水準です。その背景には、経営の根幹に関わるプロジェクト単価の高さや優秀な人材を確保するための激しい獲得競争があります。
ここでは、PwCコンサルティングの年収実態について、役職別の目安や新卒入社時の水準に分解して確認していきましょう。
平均年収
口コミデータによると、PwCコンサルティングの平均年収は1,002万円です。(※1)
国税庁の調査における給与所得者の平均年収は478万円であり、これと比較するとPwCコンサルティングは2倍以上の高水準であることがわかります。(※2)
PwCコンサルティングの年収が高いのは、利益率の高いビジネスモデルが主な理由です。 企業の経営戦略やM&Aといった重大な局面を支援するため、プロジェクト単価が高く設定されています。
賞与は会社業績や個人評価に強く連動するため、支給額が変動する点に注意が必要です。しかし、成果次第で報酬が大きく上振れるチャンスでもあり、実力主義で高年収を狙う人には非常に魅力的な環境といえるでしょう。
(※1)参考:OpenWork (※2)参考:令和6年分民間給与実態調査
職種別・役職別の年収比較
PwCコンサルティングの年収は役職が上がるほど、増加します。
主な役職と年収レンジは以下のとおりです。
| 役職 | 目安年収 |
|---|---|
| アソシエイト | 550万円〜970万円 |
| シニアアソシエイト | 850万円〜1,200万円 |
| マネージャー | 1,200万円〜1,700万円 |
| シニアマネージャー | 1,600万円〜2,100万円 |
| ディレクター | 2,500万円〜3,100万円 |
| パートナー | 3,000万円〜 |
参考:OpenWork
年収はあくまで役職によって決まりますが、標準的な昇進スピードやキャリアの進捗をイメージする目安として、年齢別の平均年収についても確認しておきましょう。
| 年齢 | 推定年収 | 推定範囲 |
|---|---|---|
| 25歳 | 680万円 | 496万円〜933万円 |
| 30歳 | 862万円 | 629万円〜1,182万円 |
| 35歳 | 1,073万円 | 782万円〜1,471万円 |
| 40歳 | 1,280万円 | 933万円〜1,755万円 |
| 45歳 | 1,446万円 | 1,054万円〜1,983万円 |
| 50歳 | 1,549万円 | 1,129万円〜2,124万円 |
参考:OpenWork
コンサルタントの年収は実力主義であり、基本的には年齢に関係なく職位で決まります。それでも年齢とともに年収が上がる傾向にあるのは、年功序列が要因ではなく、経験を積んで上位の職位へ昇格する人が増えるためです。
新卒年収
PwCコンサルティングでは、新卒採用として戦略コンサルタント、ビジネスコンサルタント職、デジタルコンサルタント職、ITソリューションコンサルタント職を募集しています。
標準年収額(業績賞与を含まない金額)は、以下のとおりです。
- 学士:6,390,840円
- 修士/博士:6,616,560円
このほか、時間外勤務手当、通勤手当、フレキシブルワーキング手当(月額5,000円)、出張などの手当があります。一方で、一般企業などでよくある住宅手当や家族手当はありません。また、基本給には30時間の「みなし残業」が含まれている点には注意が必要です。
こうした制度を踏まえると、PwCコンサルティングは新卒であっても一定水準の年収を得やすい環境といえるでしょう。
新卒の採用大学は?
PwCコンサルティングは、新卒採用において国内外の幅広い大学から学生を受け入れています。しかし、実績を見ると難関国公立大学や早慶上智などの上位私立大学が中心です。
口コミデータによると、採用数トップは慶應義塾大学、次いで早稲田大学となっており、この2校で全体の多くを占めています。(※)
| 大学名 | 採用人数 |
|---|---|
| 慶應義塾大学 | 64名 |
| 早稲田大学 | 40名 |
| 上智大学 | 13名 |
| 東京科学大学 | 10名 |
| 東北大学 | 6名 |
| 東京理科大学 | 6名 |
(※)参考:JOB-BIKI(大学通信) (※)大学通信への回答があった大学のデータに基づくため、東京大学や京都大学などの一部大学が含まれていない可能性があります。
ランキングからは、論理的思考力や高い学習能力が求められるコンサルティング業務の特性上、高学歴層からの採用が多いです。
ただし、PwCコンサルティングは「学歴フィルター」の存在を公言してはおらず、採用基準はあくまで個人の能力やカルチャーフィットにあります。実際、ランキングには多様な大学名が見られることから、大学名だけで合否が決まるわけではありません。
競合他社との年収比較
PwCコンサルティングの年収は、その他のコンサルティングファームと比較しても高い水準です。
ここでは、「Big4」と呼ばれるコンサルティングファームやその他の総合系コンサルティングファームとの年収を比較します。
Big4との年収比較
PwCコンサルティングの年収水準を把握するために、まずはBig4各社との比較を見ていきます。以下は、Big4と呼ばれるコンサルティングファーム(PwC、デロイト、KPMG、EY)の平均年収を比較したものです。
| ファーム名 | 平均年収 |
|---|---|
| PwCコンサルティング | 約1,002万円 |
| デロイト トーマツ コンサルティング | 約960万円 |
| KPMGコンサルティング | 約927万円 |
| EYストラテジー・アンド・コンサルティング | 約911万円 |
参考:OpenWork
PwCコンサルティングはBig4のなかでも高い年収水準です。 ただし、4社すべてが平均年収900万円を超えており、日系企業や一般事業会社と比較すれば、どのファームも高待遇であることに変わりはありません。
この4社は、戦略から実行、IT導入までを総合的に手掛けるビジネスモデルを採用しており、優秀な人材の獲得競争が非常に激化しています。
そのため、各社とも給与水準を引き上げて人材を確保しようとする傾向が続いており、年収差は個人の役職や評価によって変化することに注意が必要です。
その他の総合系コンサルとの年収比較
Big4以外で競合となりやすい、アクセンチュアや日系総合ファーム(ベイカレント、アビーム)との比較は以下のとおりです。
| ファーム名 | 平均年収 |
|---|---|
| PwCコンサルティング | 約1,002万円 |
| ベイカレント・コンサルティング | 約911万円 |
| アクセンチュア | 約865万円 |
| アビームコンサルティング | 約831万円 |
| 日本アイ・ビー・エム | 約916万円 |
| 日立コンサルティング | 約908万円 |
参考:OpenWork
この比較においても、PwCコンサルティングの年収が最も高い水準です。
ベイカレント・コンサルティングは日系ファームながら外資系に近い高水準を維持しています。一方、アクセンチュアやアビームコンサルティングは、PwCと比較してやや低い数値が出ていますが、これには「採用人数の規模の差」が主な要因です。
アクセンチュアやアビームは、新卒・若手層を年間数百名〜千名単位で大量採用しており、社員構成比において給与の低い若手層の割合が大きくなっています。そのため、全社員の平均値が構造的に押し下げられているのが特徴です。
PwCコンサルティングの年収が高い理由
PwCコンサルティングの年収水準が高いのは、単にコンサルティング業界全体の特性によるものではありません。
高付加価値なサービスによる収益構造や、グローバル企業としての規模とブランド力、優秀な人材を確保・維持するための報酬設計など、複数の要因が組み合わさった結果です。
ここでは、PwCコンサルティングが高年収を実現できる理由について、業界構造・企業特性・制度面の観点から整理します。
コンサルティング業界全体の高収益性と専門性の高さ
コンサルティング業界ではプロジェクト単位の契約が標準であり、企業の売上に直結することや1人当たりの金額が高いことから、高額な報酬になるのが一般的です。
コンサルティング業界の主なコストは人件費であるため、高報酬がそのまま従業員の給与に反映されます。また、コンサルタントには戦略立案、分析、実装などのための高い専門知識が必要です。そのため、他職種と比較した際に、高年収が提示されます。
なかでもPwCコンサルティングは戦略段階から支援する戦略コンサルティングをおこなっているコンサルティングファームです。付加価値や難易度が高い案件ほど単価が高く、それが社員の年収にも反映されるといえるでしょう。
グローバル企業としての高い収益力
PwCコンサルティングはグローバルネットワークを活用した専門知識や経験を所有していることも、コンサルタントの年収の高さに影響しています。
PwCのグローバルネットワークに蓄積されたさまざまな情報や人材を活用することで価値の高いソリューションの提供が可能です。また、BXTやオーナーズアジェンダと呼ばれる独自のフレームワークを保有しており、複雑な課題にも素早く対応できます。
こうした仕組みによって高単価の案件を継続的に受注でき、よりよい支援を低コストで提供できるため、高い収益率につながっているといえるでしょう。
人材確保・維持のための高待遇
PwCコンサルティングは、人材確保・維持のために競合他社を上回る報酬を設定しています。コンサルティング業界において人材は中心となる資本であり、企業の競争力とも言い換え可能です。
また、コンサルティング業界は業務負荷や成果主義の厳しさから離職者が多い業界でもあります。人材の流出を防ぎ、質の高い組織を維持し続けるためにも、PwCコンサルティングでは業界トップクラスの待遇を用意して人材への投資を進めているといえるでしょう。
ボーナス制度
PwCコンサルティングのボーナスは、会社全体の業績や所属部門の成果に加え、個人の評価を踏まえて決定される仕組みとなっています。部門の業績によって支給額に差が生じる点は、成果連動型の報酬制度といえるでしょう。
口コミデータによると、会社の業績が好調な場合は、業績連動分が全社員に上乗せされることもあるようです。一方で、近年は年収に対する基本給の比率が上がっており、ボーナスの比率は相対的に低下しています。(※)
そのため同じ職位による個人差が小さくなり、成果を反映しつつも年収の安定性を確保しやすい報酬設計となっているのが実情です。
(※)参考:OpenWork
PwCコンサルティングは激務?残業時間について
PwCコンサルティングの労働環境は徐々に改善されていき、激務とはいえなくなってきています。口コミデータによるPwCコンサルティングの平均残業時間は41.1時間とやや多めですが、コンサルタント以下はジョブマネージャーによる注意喚起があり、少な目です。(※)
コンサルティング業界は時間外勤務が多く、激務のイメージがありますが、近年ではそのイメージを払拭するような動きが見られ、時間外勤務を管理する会社が増えています。
一方で、PwCコンサルティングの場合、プロジェクトや職位によって変動し、任されている仕事の重要度が上昇すると労働時間も増加する傾向です。
(※)参考:OpenWork
PwCコンサルティングの評価制度
PwCコンサルティングでは、成果と行動の両面を評価する制度が採用されており、半期に一度の評価を通じて昇給・昇格が判断されます。
評価の軸となるのが、PwC Professionalと呼ばれるグローバル共通のフレームワークです。これは、成果を再現性のある形で出せているかを測る行動特性を整理したもので、主に以下の観点から評価されます。
- Whole leadership:責任感を持ち、周囲を巻き込みながら価値創出に取り組めているか
- Relationship:誠実に向き合い、互いに信頼し合える関係を構築できているか
- Business acumen:ビジネスへの洞察力を活かし、顧客に独自の価値を提供できているか
- Global and inclusive:多様な視点を尊重し、既存の枠にとらわれず周囲と協働できているか
- Technical and digital:デジタル技術や専門性を駆使し、高品質な成果を提供できているか
これらの項目について能力が5段階で評価されます。成果については、売上への貢献やクライアントからの評価などから社内やクライアントに対しどれだけインパクトを残したかが見られ、定性的な側面が大きいです。
評価は担当のキャリアコーチがおこない、プロジェクトマネージャーの意見も合わせて評価が上申されます。その後、管理職全員で評価が適切かどうかを確認する流れです。半年に一度という高頻度でされるので、実力があれば年に2度昇給・昇格のチャンスがあります。
PwCコンサルティングの福利厚生
PwCコンサルティングでは自律的なワークスタイルを推進しており、働きやすい施策が充実しています。
具体的な福利厚生や取り組みを解説していくので、ぜひ参考にしてください。
休暇休職制度
PwCコンサルティングでは、以下のような休暇休職制度が整っています。
- 年次有給休暇(入社初年度から20日付与)
- リフレッシュ休暇(5日間)
- 結婚休暇
- ボランティア休暇
- 傷病休暇
また、海外留学、配偶者の海外赴任への帯同などに対応できる「フレキシブル・ライフ・デザイン休暇」などもあります。一定期間キャリアを中断しながらも、将来的な復職を見据えた制度設計となっている点が特徴です。
このほか、旅行や健康増進などに利用できるカフェテリアポイントも付与されており、仕事と私生活のバランスを取りやすい環境が整っています。
ワークライフバランスへの取り組み
PwCコンサルティングは、ライフステージの変化に左右されず、長期的にキャリアを形成し続けられる環境が整っています。 社員の心身の健康が顧客への価値提供の質に直結しているためです。
具体的には、以下のようなワークライフバランスへの仕組みが整えられています。
- ハイブリッド制度:リモートワークとオフィス、クライアント訪問などを組み合わせた働き方
- フルリモートワーク制度:介護や配偶者の赴任帯同の際に利用できるリモートワーク制度
- コアなしフレックスタイム制度:一人ひとりが就業時間を設定できる
- フレキシブル・ワーク・アレンジメント:育児や介護のほか通学やボランティアのための時短勤務も可能
これらの制度を活用することで、育児や介護といった制約がある時期でもキャリアを断絶させることなく継続可能です。また、柔軟な勤務で捻出した時間を学習やスキルアップに充てられるため、長期的な視点で自身の成長を実現できる環境といえます。
育児・介護制度
PwCコンサルティングでは、出産・育児・介護といったライフイベントを迎えてもキャリアを継続できるよう、各種支援制度が整えられています。
具体的には、出産特別休暇や育児特別休暇のほか、育児休業については父母ともに子どもが2歳に達するまで取得可能と、比較的手厚い制度設計です。
また、ベビーシッター費用補助制度も導入されており、在宅保育サービスの入会金は全額、利用料については半額がPwCコンサルティング負担となります。仕事と育児を両立しやすい環境づくりを後押しする制度といえるでしょう。
ただし、これらの制度の利用条件や適用範囲は、担当するジョブ内容や所属部門によって異なる場合があります。入社を検討する際は、最新の制度内容を事前に確認しておくことが重要です。
キャリア開発支援
PwCコンサルティングには、成長段階に応じた支援体制が整っています。入社直後は、コアスキル研修や専門研修、英語プログラムを通じて、コンサルタントとしての確かな土台を築くことが可能です。
その後、従業員の自律的なキャリア形成が支援されます。戦略的なジョブローテーションや希望部署へ異動できる「オープンエントリープログラム」を活用することで、専門性を深めるだけでなく、自らの意思で経験の幅を広げていける点が特徴です。
さらに、PwCのネットワークを活かしたグローバルな挑戦も推奨されています。多国籍なメンバーとの日常的な協働に加え、海外拠点へ赴任する「グローバル・モビリティ」などを通じ、世界レベルで価値を発揮できる人材へと成長できる環境です。
退職金制度
PwCコンサルティングでは、社員の長期的な資産形成をバックアップするため、確定拠出年金制度と公認会計士企業年金基金という2つの制度が導入されています。
従来の日本企業のような一括支給型の退職金制度はありませんが、代替制度として、充実した企業年金により将来へ備える仕組みです。
とくに公認会計士企業年金基金は、脱退時に一時金として受け取れる選択肢もあり、会計系ファーム出身ならではの手厚い待遇といえます。
PwCコンサルティングの転職情報
ここからはPwCコンサルティングの採用動向や転職難易度、転職を考える際の対策などについて解説します。
未経験でもPwCコンサルティングへの転職は可能?
PwCコンサルティングでは、コンサルタント業務未経験者も採用しています。ただし、誰でも採用されるわけではなく、特定分野での専門性やビジネス経験をどのようにコンサル業務へ転用できるかが重視されます。
未経験者の場合、以下のような経験やスキルを持つ人材が評価されやすい傾向です。
- SIerやIT部門でのシステム導入・業務改善経験
- 会計・財務領域に関する知見や最新テクノロジーへの理解
- 経営管理、予実管理、業務プロセス改善に関わった経験
- ビジネスレベルの英語力
社員のなかには自動車部品メーカーの技術営業職経験や、不動産会社で都心再開発事業の予実管理や法的リスク管理業務の経験者も採用されているようです。
また、未経験ではあってもコンサル業務に必要な論理的思考力やコミュニケーションスキル、問題解決力は求められます。選考時には、コンサルタント適性が見極められますので問題解決力などをアピールすることが重要です。
採用動向
PwCコンサルティングは、事業拡大を背景に積極的に中途採用をおこなっています。インダストリー別や女性向けなど、自分の経験やスキルに合わせて応募できるような配慮のある募集内容です。
| 職種 | 業務内容 | 求められる経験・スキル |
|---|---|---|
| 流通・消費財業界コンサルタント | サステナビリティへの対応やコスト削減と経営資源の最適化など | コンサルティングや事業会社、グローバルビジネスの経験 |
| 銀行・証券業界コンサルタント | 大手金融機関への経営課題解決と変革の実行支援 | 銀行などの金融業界のほか、異業種による金融事業に対する金融業界知見 |
| 戦略的ファイナンス・経営管理コンサルタント | 戦略の制度設計・構築、情報システム再構築、業務プロセス改革、定着化 | 経営管理・経理財務領域や最新テクノロジーの知見・経験 |
このほか、アドバイザリー業務・IT・会計などの資格保有者は歓迎される傾向があります。とくに公認会計士試験合格者向けの採用枠が設けられている点は、PwCグループならではの特徴といえるでしょう。
転職難易度
PwCコンサルティングへの転職難易度は、極めて高い水準で推移しています。これは、Big4としてのブランド力や高待遇によって競争倍率が高くなっており、コンサルティング業務に求められる高度な資質を見極める厳格な選考基準があるためです。
とくに選考プロセスでは、ケース面接などを通じて高度な論理的思考力が問われるため、表面的な対策のみでは通過できる可能性は低くなります。
学歴のみで合否が決まるわけではありませんが、採用されるためには高いレベルの専門性や前職での経験が必要です。自身の専門性や経験を整理し、論理的に表現するなどの対策を行うことで転職成功の可能性は高くなります。
求める人物像
PwCコンサルティングでは、「多様なプロフェッショナル同士の領域を超えた議論が価値あるソリューションを創る」という理念を重視しており、社内やグループ内のさまざまな人と協力できる人間性が重視されています。
また、PwCコンサルティングのカルチャーに共感できる人材であることが重要です。新卒採用ページの「新しい刺激を求め、常に挑戦し続ける意欲がある」から、チャレンジ精神があることも必要な要素と考えられます。
PwCコンサルティングへの転職対策
ここからは、PwCコンサルティングへの転職を成功させるための対策について解説します。
自己分析・志望動機
PwCコンサルティングでは、コンサルティングに必要な能力のほか、過去の経験をどのようにコンサルティング業務で再現できるかが重視されます。自己分析では、単なる業務内容の説明にとどまらず、課題設定から解決に至るプロセスを整理しておくことが重要です。
志望動機を考える際は、「なぜコンサル業界か」「なぜPwCコンサルティングか」「入社後にどのような価値を提供したいか」を一貫したストーリーで説明できるように準備しておきましょう。PwCが重視する協働型のカルチャーやグローバルな総合力と、自身の経験がどのように重なるのかを言語化できると説得力が高まります。
面接では志望動機やキャリア観について深掘りされるケースが多いため、長期的なキャリアビジョンとPwCで実現したい役割を具体的に説明できる状態にしておくことが、選考突破のポイントです。
面接対策
PwCコンサルティングの面接を突破する上で最も重要なのは、高度な論理的思考力と組織文化への深い共感の両立を示すことです。
選考は通常2〜3回のリモート形式で行われ、フェルミ推定やビジネスケース問題が頻出します。ここでは単なる回答の正確さ以上に、面接官との議論を通じて思考をブラッシュアップできる柔軟性や素直さが重要です。
また、志望動機においてはPwCのPurposeである「社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する」ことや、5つの価値観(Values & Behaviors)への合致を表現しなければなりません。「なぜPwCなのか」「自身の経歴をどう活かし、何を成し遂げたいか」という問いに対し、競合他社との違いも踏まえた論理的な整合性が求められます。
競合他社との違いなども研究し、深掘りされても明確に答えられるようにしておくことが重要です。ほかにも「これまで働いてきて一番我慢できない嫌いなことは?」「現職で何か役職についているのか?」などのストレス耐性やマネジメント経験が実際の面接で問われています。
面接対策については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
転職エージェントの活用
PwCコンサルティングへの転職成功率を最大化するには、コンサルティング業界に特化した転職エージェントの活用が有効です。同社は人気・難易度ともに高く、一般的な面接対策だけでは突破が困難なケースが少なくありません。
とくにPwCでは、スキルや経験に加えて「Care」をはじめとするカルチャーフィットが重視されます。客観的な自己分析や、PwCの価値観に沿った志望動機の設計など、第三者視点での対策が合否を左右するポイントです。
コンサル専門のエージェントであれば、Webサイトの公開情報だけでは見えてこない、各ファームの細かな社風の違いや最新の採用トレンドを踏まえて支援してもらえます。とくにMyVisionでは、過去の合格者データに基づいた模擬面接や、書類添削を回数無制限で実施しており、志望先に合わせた質の高い対策が可能です。
PwCコンサルティングへの転職を本気で目指す人は、以下でMyVisionの強みを紹介しているので、参考にしてみてください。
MyVisionでの転職成功事例
転職エージェント「MyVision」を活用し、PwCコンサルティングと同じ、外資系総合コンサルティングファームに転職した事例を2つ紹介します。
| 年齢 | 前職(業界/職種) | 転職先(業界/役職) | 転職のきっかけ | 年収変化 |
|---|---|---|---|---|
| 29歳 | 自動車メーカー/SCM部門 | 外資系総合コンサル/シニアコンサルタント | 部門ごとの改善ではなく、サプライチェーン全体の改革に関わりたいと考えたため | 850万円 → 1,000万円(+150万円) |
| 31歳 | 通信事業会社/セキュリティエンジニア | 総合系コンサル/コンサルタント | 責任の重さに対して報酬が見合わず、正当に評価される環境を求めたため | 550万円 → 750万円(+200万円) |
R.Hさんは、自動車メーカーでのサプライチェーン最適化経験を活かし、部分最適ではなく全社的なSCM改革を主導したいと考えたのが、外資系コンサルへ転職したきっかけです。
MyVisionの支援により、志望ファームの過去問を用いた模擬ケース面接を重ね、コンサルタントに必要な論理的思考力を効果的にアピールできたことが内定につながりました
R.Tさんは、通信事業会社のセキュリティエンジニアとして高い責任を担うなか、成果に見合った適正な評価と報酬を求めていたことが総合系コンサルへの転職を志したきっかけです。
コンサル未経験で面接に不安がありましたが、MyVisionによる基礎からの徹底的なケース面接対策と、エンジニア経験を強みに変える志望動機の作成支援を受け、第一志望のファームへの転職と大幅な年収アップを実現しました。
まとめ
PwCコンサルティングの平均年収は、Big4のなかでもトップクラスの約1,002万円を誇り、グローバルネットワークを活かした高収益体質がこの待遇を支えています。近年はIT・戦略領域の拡充により成長を続けており、成果と貢献度に応じて確実に報酬へ還元される環境です。
同社は「Care」の精神を掲げ、「やさしいコンサル」と評される協調的なカルチャーを大切にしています。外資系特有のドライな成果主義とは一線を画し、心理的安全性を重視しているため、未経験であってもチームワークを尊重できる人は高く評価されやすい傾向です。
PwCコンサルティングを目指す人は、高い論理的思考力に加え、それを表現するためのプレゼン力が求められます。難易度の高い選考を突破したい場合は、採用傾向やケース面接の過去問を熟知したコンサル特化型転職エージェントであるMyVisionに相談してみてください。
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