PwCコンサルティングに第二新卒で転職するには?難易度・年収・選考フローについて解説
2026年08月19日更新
PwCコンサルティングへの転職を検討しているものの、第二新卒でも応募できるのか、選考難易度はどの程度なのか不安に感じている人もいるでしょう。
PwCコンサルティングは第二新卒でも転職できる可能性があります。ただし、社会人経験が短いからこそ、これまでの行動や成果、応募部門との適合性を具体的に示すことが重要です。
本記事では、PwCコンサルティングへ第二新卒で転職する難易度や求められる経験・スキル、選考フロー、対策、年収や働き方まで解説します。PwCコンサルティングへの転職を本格的に検討している人は、ぜひ参考にしてください。
著者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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監修者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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目次
PwCコンサルティングに第二新卒向けの採用枠はある?
PwCコンサルティングには、第二新卒だけを対象とした採用枠は設けられていません。社会人経験が短い場合も、経験者と同じキャリア採用へ応募することになります。
はじめに、応募先を検討する前に押さえておきたい前提を整理します。
応募窓口はキャリア採用に一本化されている
PwCコンサルティングの中途採用は、職種ごとに公開された求人へ個別に応募する形式です。第二新卒向けの別枠や、社会人経験の短い人だけを対象とした選考フローは用意されていません。
そのため選考では、同じポジションに応募した経験者と同じ基準で評価されます。第二新卒だからという理由で、求められる経験や実績の水準が下がるわけではない点は、最初に理解しておく必要があります。
※参考:PwCコンサルティング合同会社「募集要項」
応募できるかどうかは求人単位で決まる
PwCコンサルティングは業界別・ソリューション別に多数の部門を抱えており、募集ポジションごとに必要な経験年数や専門性が個別に設定されています。応募可否は企業単位ではなく、求人単位で判断されます。
求人票で確認したい項目は、以下のとおりです。
- 必須の社会人経験年数
- 該当領域での実務経験
- 学歴要件
- 想定職位
- 英語力の要否
同じPwCコンサルティングの求人でも、比較的短い社会人経験で応募できるものから、特定業界での長期の実務経験を必須とするものまで幅があります。まず募集ポジション一覧を確認し、現時点で応募要件を満たす求人がどれかを把握することが出発点になります。
社会人経験が短いほど応募できる求人は絞られる
社会人経験が浅い段階では、要件を満たす求人は限られます。経験年数の下限が低いポジションや、前職の職務内容と直接つながる領域が中心になるためです。
裏を返せば、どの求人を選ぶかで通過可能性が大きく変わります。企業研究や面接対策に時間をかける前に、応募先の候補を絞り込むほうが、限られた準備時間を有効に使えます。
PwCコンサルティングへ第二新卒で転職する難易度は高い
PwCへ第二新卒で転職する難易度は、高い傾向にあります。社会人経験が短い場合でも、これまでの行動や成果に加えて、応募部門との適合性や転職理由の一貫性が確認されます。
まずは、PwCへの第二新卒転職の難易度が高いと考えられる理由を3つに分けて解説します。
知名度が高く応募者が集まりやすい
PwCの転職難易度が高いと考えられる理由のひとつは、幅広い領域でキャリアを築けるため、さまざまなバックグラウンドの人が転職先として検討しやすいことです。
PwCコンサルティングでは、主に以下のような領域でコンサルティングサービスを提供しています。
- 戦略
- 業務改革
- テクノロジー
- 組織・人事
- サステナビリティ
そのため、コンサル経験者だけでなく、ITや事業企画、人事などの経験を持つ人も、自身の専門性と接点のある部門へ応募できます。第二新卒の場合も、同年代だけではなく、応募部門に関連する実務経験を持つ候補者と比較される可能性があります。
選考ではPwCへの入社意欲だけでなく、これまで培った経験が応募部門でどのように活かせるのかを具体的に示すことが欠かせません。社会人経験が短い場合ほど、応募先との接点を明確にする必要があります。
短い社会人経験でも行動と成果が問われる
PwCへの第二新卒転職の難易度が高いのは、社会人経験が短くても、限られた期間でどのように仕事へ向き合い、成果につなげたかを具体的に問われるためです。若手であることだけを理由に、実務経験が十分に確認されないわけではありません。
選考では、経験の規模だけでなく、仕事への取り組み方もアピール材料になります。伝えたい要素は、以下のとおりです。
- 担当した業務や課題
- 自分が担った役割
- 課題に対して工夫したこと
- 自ら起こした行動
- 行動によって生まれた成果や変化
- 経験を通じて得た学び
大きな売上実績やマネジメント経験がなくても、業務効率化やミスの削減、顧客への提案、周囲との調整など、自分の働きかけによって生まれた変化は成果として示せます。結果だけを並べるのではなく、そこにいたるまでの考え方や行動まで伝えることで、自分が担った役割が明確になります。
第二新卒は経験の量でベテランの応募者と競うことが難しいからこそ、短い職歴の中で主体的に動いた場面を振り返ることが重要です。自分の行動がどのような成果につながったかまで説明できるようにしておくと、経験年数の短さを補いやすくなります。
応募部門との適合性と転職理由の一貫性が必要になる
PwCへの第二新卒転職では、早い段階で転職する理由から応募部門を選んだ理由まで、矛盾なく説明する必要があることも難易度を高める要因です。PwCコンサルティングには業界別・ソリューション別に複数の部門があるため、PwCに魅力を感じたという理由だけでは志望先を選んだ根拠として十分とはいえません。
とくに第二新卒の場合は、なぜ現在の会社を短期間で離れるのかを確認された際に、退職理由だけで話を終わらせないことが重要です。現職を経験したことで生まれた問題意識や今後実現したいことが、コンサルティング業界を志望する理由へ自然につながっている必要があります。
さらに、PwCを選ぶ理由だけでなく、数ある部門のなかでなぜその部門を希望するのかまで具体化しておきましょう。転職理由、コンサルを目指す理由、PwCを選ぶ理由、応募部門を希望する理由に一貫性があれば、今回の転職が将来を見据えた選択であることを伝えやすくなります。
【MyVision編集部の見解】 応募部門を選ぶ際は、仕事内容に興味があるかだけでなく、自身の経験から自然につながる選択かを確認する必要があります。とくに第二新卒は職歴が短いため、現職と応募先の接点が弱いままでは、なぜ今転職するのか、なぜその部門なのかという説明に唐突さが生じやすくなります。
判断する際は、現職で培った知識・スキル、今後取り組みたい課題、応募部門で担う業務の3点が一本の流れになるかを確認するとよいでしょう。単にPwCへの志望度を高く見せるより、自身の経験を踏まえて応募先を選んだことが伝わるほうが、転職理由にも説得力を持たせやすくなります。
PwCコンサルティングの第二新卒に求められる経験・スキル
PwCの第二新卒採用では、社会人経験の長さだけでなく、コンサルティング業務に活かせる思考力や行動特性も重要です。
ここでは、第二新卒でPwCへの転職を目指す際に意識したい3つの経験・スキルについて解説します。
論理的思考力
PwCの第二新卒に求められるスキルのひとつが、複雑な情報から課題を見つけ、筋道を立てて解決策を考える論理的思考力です。コンサルタントは、クライアントが抱える課題を分析し、根拠をもとに提案へつなげる必要があります。
論理的思考力は、単に考える力があることを示すだけでは不十分です。実務では、以下のような行動として表れます。
- 課題を複数の要素に分けて考える
- 情報から原因や論点を見極める
- 仮説を立てて必要な情報を集める
- 根拠をもとに結論を導く
- 相手にわかりやすい順序で説明する
PwCコンサルティングでは、中途入社者向けの研修にもロジカルシンキングが組み込まれています。企業課題を扱うケース研修やファシリテーションなども用意されており、コンサルティング業務を進めるうえで必要となる基礎スキルを入社後も身につけられる環境です。
第二新卒の場合は、現職での業務改善や顧客への提案、トラブルへの対応などを振り返ってみましょう。課題に対して何を考え、どのような根拠から行動を選んだのかまで説明できれば、コンサル未経験でも論理的思考力を示す材料になります。
※参考:PwCコンサル公式「キャリア構築」
▼論理的思考力について詳しく知りたい人は、以下の記事もおすすめです。

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関係者を巻き込む力
PwCの第二新卒では、自分ひとりで業務を完結させる力だけでなく、周囲と協力しながら物事を前に進める力も求められます。コンサルティングのプロジェクトでは、クライアントや社内の専門家など、立場や知識が異なる人と連携する場面が多いためです。
関係者を巻き込む力は、単にコミュニケーションが得意であることとは異なります。相手の状況や考えを把握したうえで、自ら働きかけ、必要な協力を得ながら成果につなげることが重要です。
たとえば、現職で以下のような経験があれば、選考時のアピール材料になります。
- 他部署と調整して業務を進めた経験
- 上司や顧客へ改善案を提案した経験
- 意見が異なる関係者の合意形成を図った経験
- 周囲へ働きかけて課題を解決した経験
- チーム内で役割を調整しながら成果を出した経験
第二新卒の場合、部下を率いた経験や大規模なプロジェクト経験がなくても問題ありません。自分から誰に働きかけ、どのような工夫によって協力を得たのかまで振り返ることで、関係者と連携して仕事を進める力を具体的に伝えやすくなります。
専門知識を習得して実務に活かす力
PwCの第二新卒では、現時点で身につけている専門知識に加えて、新しい知識を吸収して実務へつなげる力も求められます。コンサルティングでは、案件ごとに業界やテーマが変わることがあるためです。
第二新卒の段階で、完成された専門家である必要はありません。一方で、何も経験がない状態からのポテンシャルだけを示すのではなく、これまでの仕事で得た知識やスキルをどのように活かしてきたかを説明する必要があります。
たとえば、IT、営業、人事、経理、事業企画などの経験がある場合は、その業務で身につけた知識を具体的に示すとよいでしょう。あわせて、新しい業務を担当した際にどのように学び、どの程度の期間で実務へ応用したのかを伝えることで、学習力も示しやすくなります。
選考では、現在持っている専門性と、未知の領域にも対応できる学習の再現性の両方を意識しましょう。入社後も継続して知識を更新し、案件ごとに必要な情報を吸収できる人は、PwCのコンサルティング業務にも適応しやすいと考えられます。
PwCコンサルティングの第二新卒採用における選考フロー
PwCコンサルティングでは、書類選考・適性検査、複数回の面接を経て、オファー面談・内定へ進む流れが想定されます。
以下で、それぞれの段階で確認されやすいポイントを解説します。
書類選考・適性検査
PwCの選考では、まず履歴書や職務経歴書などを提出し、応募条件を満たしているかや、これまでの経歴が募集ポジションと合っているかを確認されます。
第二新卒の場合も、学歴や職歴だけで判断されるわけではありません。応募書類全体を通じて、これまでどのようなキャリアを歩んできたのかが伝わる状態にしておく必要があります。
また、選考過程では適性検査が実施される場合があります。適性検査が案内された場合は、受検期限や形式を確認し、余裕を持って準備しましょう。
書類選考・適性検査を通過すると、面接選考へ進みます。
複数回の面接
PwCの選考では、書類選考の通過後に複数回の面接が実施されるケースがあります。面接では、これまでの実務経験や転職理由、PwCを志望する理由などを通じて、応募ポジションとの適合性が確認されます。
面接で想定される主な確認項目は、以下のとおりです。
- これまでの業務経験
- 転職を考えた背景
- PwCを志望する理由
- 応募部門を選んだ理由
- 自身の強みや仕事への取り組み方
また、応募する部門や職種によっては、ケース面接が実施されます。ケース面接では、与えられた課題に対してどのように考え、結論まで導くかという思考過程が確認されます。
面接回数や内容は応募先によって異なる可能性があるため、選考案内を確認しながら準備を進めることが重要です。通常面接とケース面接では見られるポイントが異なるため、それぞれに合わせた対策が必要です。
オファー面談・内定
最終面接を通過すると、オファー面談を経て内定となります。オファー面談は、入社後の条件や役割について説明を受け、双方の認識を合わせるために実施されるものです。
確認しておきたい主な項目は、以下のとおりです。
- 提示年収
- 入社時の職位
- 配属予定の部門
- 想定される業務内容
- 入社時期
- 勤務地や働き方
第二新卒は、現職より年収が上がるかだけで判断しないことが重要です。入社時の職位や担当業務によって、その後に積める経験やキャリアの方向性も変わります。
提示条件に不明点がある場合は、承諾前に確認しておきましょう。条件面と仕事内容の両方に納得したうえで意思決定することが、入社後のミスマッチを防ぐことにつながります。
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PwCの第二新卒採用を突破するための対策
PwCの第二新卒採用を突破するには、応募書類から面接まで一貫して準備することが重要です。社会人経験が短いからこそ、これまでの経験をどのように伝えるかが選考結果を左右します。
ここからは、PwCへの第二新卒転職で意識したい5つの対策を解説します。
職務経歴書で成果を示す
PwCの第二新卒採用では、職務経歴書の書き方も重要です。限られた職歴をそのまま並べるのではなく、自分がどこまで担当し、どの部分で価値を出したのかが伝わる形にまとめましょう。
とくに意識したいのは、業務内容と成果を分けて書くことです。担当していた仕事の説明だけで終わると、自分自身の強みが見えにくくなるため、成果を記載する際は、改善率や件数、期間など、可能な範囲で数値を用いると具体性が高まります。
PwCの中途入社者の事例では、前職でシステムの要件定義から導入まで携わった経験や、そこで得た認証システムの知識が、入社後の業務にもつながっています。第二新卒でも、担当範囲や培った知見を具体的に記載することで、応募部門との接点を伝えやすいといえるでしょう。
数値で表しにくい業務の場合は、業務の進め方を改善した経験や、顧客対応の質を高めた取り組みなどを具体化するのがおすすめです。職務経歴書を読んだ採用担当者が、自分の役割と成果を短時間で把握できる状態を目指すことがポイントです。
※参考:PwCコンサル公式「「文系出身・コンサルタント未経験」から、サイバーセキュリティの最前線へ挑戦」
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転職理由と志望動機をつなげる
PwCの第二新卒採用では、転職理由と志望動機を別々に考えるのではなく、一連の流れとしてつなげることが重要です。現職を離れたい理由だけでは、なぜコンサル業界やPwCを選ぶのかが伝わりにくくなります。
回答を組み立てる際は、以下の順番を意識すると自然です。
- 現職で経験してきたこと
- 仕事を通じて感じた課題や今後取り組みたいこと
- 転職によって実現したいこと
- コンサル業界を選ぶ理由
- PwCを志望する理由
- 応募部門を選んだ理由
前述の中途入社者の事例では、SIerでの経験を通じて得た知識を活かしつつ、より自身の思考力を発揮できる環境を求めてPwCへ転職しています。これまでの経験、転職を考えた背景、応募部門を選んだ理由が自然につながっているため、転職理由と志望動機を考える際の参考になるでしょう。
第二新卒では、転職理由が現職への不満だけに見えないよう注意が必要です。これまでの経験を踏まえて今後どのような仕事に挑戦したいのか、その希望をPwCで実現したい理由まで一貫して説明できるように準備しましょう。
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実務経験から回答を準備する
PwCの面接対策では、質問ごとに回答文を暗記するより、複数の実務経験を準備しておくことが重要です。面接では質問の切り口が変わることもあるため、同じ回答をそのまま当てはめるだけでは対応しにくくなります。
事前に用意しておきたいエピソードの例は、以下のとおりです。
- 自ら課題を見つけて対応した経験
- 周囲の協力を得ながら仕事を進めた経験
- 想定どおりに進まず、対応を変えた経験
- 新しい業務を任された経験
- 自分から改善案を提案した経験
準備する際は、各エピソードについて、当時の状況、自分の判断、取った行動、結果を簡潔に説明できる状態にしておきましょう。面接官から追加質問を受けたときに、背景や判断理由まで答えられると、実際の経験に基づく回答であることが伝わりやすくなります。
また、ひとつのエピソードに頼りすぎないこともポイントです。質問の意図に合わせて適切な経験を選べるよう、異なる場面を複数用意しておくと、面接でも柔軟に対応しやすくなります。
ケース面接の思考過程を練習する
PwCの選考でケース面接が実施される場合は、限られた時間のなかで考えを組み立て、その過程を相手に伝える練習が必要です。通常面接とは異なり、その場で提示されたテーマに対して、自分なりの考えを展開することが求められます。
対策では、問題を解いたあとに答え合わせをするだけで終わらせないことがポイントです。どこで前提を置いたのか、なぜその視点を選んだのか、結論までに無理な飛躍がなかったかを振り返りましょう。
また、面接官から追加質問や別の視点を示された際に、最初の回答へ固執しないことも重要です。指摘を受けて考えを修正し、その理由まで説明できるようになると、対話形式のケース面接にも対応しやすくなります。
ひとりで練習する際も、制限時間を設けて声に出して回答すると、本番に近い形で課題を把握できます。考える力そのものに加えて、短時間でまとめて伝える力まで意識して準備しましょう。
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応募先別に模擬面接を受ける
PwCの選考対策では、応募する部門に合わせて模擬面接を受けることも有効です。PwCコンサルティングには多数の部門があり、担当領域や求められる経験が異なるため、面接で重視されるポイントも応募先によって変わります。
模擬面接を受けるメリットは、自分では気づきにくい弱点を第三者の視点から確認できることです。話が長くなっていないか、質問に対して結論から答えられているか、説明にわかりにくい部分がないかなどを本番前に修正できます。
また、応募部門を想定した質問を受けることで、本番に近い形で受け答えを練習できます。想定外の質問をされた際の反応や、深掘りされたときの回答も確認しやすくなるでしょう。
ひとりでの準備に限界を感じる場合は、PwCの選考傾向を把握している転職エージェントなどに模擬面接を依頼するのも選択肢です。実際の面接を想定したフィードバックを受けることで、本番での対応力を高めやすくなります。
【MyVision編集部の見解】 自己流の面接対策で起こりやすいのは、回答そのものは整っていても、応募部門が確認したいポイントとずれてしまうことです。PwCコンサルティングは部門ごとに扱うテーマや求められる専門性が異なるため、PwC全体に共通する志望動機や頻出質問への回答だけでは、自分を採用する理由まで伝わらない可能性があります。
また、想定質問への回答を作り込みすぎると、深掘りされた際に話が不自然になったり、質問の意図に合わせて答えを変えられなかったりすることがあるでしょう。模擬面接では回答の完成度だけを見るのではなく、応募部門とのずれや説明の飛躍、想定外の質問への対応まで第三者に確認してもらうと、本番での失敗を減らしやすくなります。
PwCへ第二新卒で入社する前に確認したいこと
PwCへ第二新卒で転職する際は、選考通過だけでなく、入社後に希望するキャリアを実現できるかも確認しておくことが重要です。
最後に、入社前に確認したいポイントを解説します。
仕事内容と応募部門が希望に合っているか
PwCへ第二新卒で入社する前には、応募した部門の仕事内容が自分の希望と合っているかを確認しておく必要があります。PwCコンサルティングは部門によって支援対象や扱うテーマが異なり、求められる専門性にも違いがあるためです。
たとえば、テクノロジー領域ではITやシステムに関する知識が活かしやすい一方、人事・組織領域では人材戦略や組織開発に関する経験が求められるケースがあります。企業名への魅力だけで判断すると、入社後に想定していた業務とのずれが生じる可能性があります。
応募前には、求人票や部門紹介を確認し、以下の点を照らし合わせるとよいでしょう。
- 扱う業界やテーマが希望に合っているか
- これまでの経験を活かせるか
- 今後身につけたい専門性につながるか
- 想定されるプロジェクト内容に納得できるか
第二新卒は今後のキャリア形成に与える影響も大きいため、PwCに入社すること自体を目的にせず、どの部門でどのような経験を積みたいのかまで考えておくことが重要です。
年収・職位・働き方に納得できるか
PwCへ第二新卒で入社する前には、提示された年収や職位、働き方が自分の希望と合っているかを確認しておきましょう。PwCコンサルの主な条件は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 給与 | 経験・能力を考慮して決定 |
| 賞与 | 業績賞与あり |
| 昇給 | 年1回 |
| 標準労働時間 | 1日7時間 |
| フレックスタイム | コアタイムなし |
| リモートワーク | 利用可 |
年収については、第二新卒だからと一律ではなく、これまでの経験や入社時の評価によって提示条件が変わります。オファーを受けた際は、入社時の職位や担当業務とのバランスも確認するとよいでしょう。
働き方についても、制度の有無だけで判断しないことがポイントです。実際の勤務状況は配属先やプロジェクトによって変わる可能性があるため、気になる点はオファー面談などで確認しておきましょう。
※参考:PwCコンサル公式「募集要項」
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育成制度とキャリアパスを確認したか
PwCへ第二新卒で入社する前には、入社後にどのような支援を受けながら成長できるのかを確認しておきましょう。とくにコンサル未経験の場合は、基礎スキルを身につける機会や、中長期的なキャリア形成を支える制度があるかが重要です。
PwCコンサルティングでは、中途入社者向けに以下のような育成・キャリア支援が用意されています。
| 制度・支援 | 内容 |
|---|---|
| ロジカルシンキング研修 | 課題を構造的に捉え、筋道を立てて考える力を身につける |
| ファシリテーション研修 | 会議や議論を円滑に進めるためのスキルを学ぶ |
| ケース研修 | 企業課題を題材に、実践形式でコンサルティングスキルを磨く |
| コーチ制度 | 一人ひとりにコーチがつき、中長期的なキャリア形成を支援する |
研修制度があることで、コンサル未経験の第二新卒でも業務に必要な基礎を学びやすい環境といえるでしょう。一方で、研修を受ければ自動的に専門性が身につくわけではないため、入社後も継続して学ぶ姿勢は必要です。
また、制度の充実度だけで判断せず、自分が希望する領域で経験を積めるかも確認しておきましょう。将来的にどのような専門性を身につけたいのかを踏まえて、配属先やキャリアパスとの相性を見ることがポイントです。
※参考:PwCコンサル公式「キャリア構築」
よくある質問
Q
第二新卒でPwCへ応募する場合、TOEICは必要ですか?
A
PwCコンサルティングでは、第二新卒の応募者に対して一律のTOEICスコアを必須条件としているわけではありません。求められる英語力は応募する部門や職種によって異なるため、募集要項で必須・歓迎条件を確認する必要があります。 英語を使用するプロジェクトやグローバル案件を希望する場合は、TOEICスコアや実務で英語を使った経験が評価材料になる可能性があります。一方で、英語力だけを優先するのではなく、応募部門で求められる実務経験や選考対策も並行して進めることが重要です。
Q
PwCとKPMG・EY・デロイトではどこが第二新卒におすすめですか?
A
PwC、KPMG、EY、デロイトのうち、第二新卒に一律でおすすめできる企業はありません。各社で募集しているポジションや得意領域、育成環境、働き方が異なるため、自分の経験や今後のキャリアと合うかを基準に比較する必要があります。 第二新卒では、企業名だけで選ぶより、応募可能な職種、前職経験との接点、身につけたい専門性、選考形式などを確認すると判断しやすくなります。複数社を比較する場合は、自分が入社後にどのような経験を積みたいのかを軸に候補を絞るとよいでしょう。
まとめ
PwCコンサルティングは、第二新卒でも転職できる可能性があります。ただし、社会人経験が短い分、これまでの実務でどのように考え、行動し、成果につなげたのかを具体的に示すことが重要です。応募部門によって求められる経験や専門性も異なるため、PwCに入りたいという理由だけでなく、自分の経験と応募先の業務との接点まで確認しておきましょう。
選考では、職務経歴書、転職理由・志望動機、通常面接、ケース面接など、それぞれに応じた準備が必要です。入社後の仕事内容や年収、職位、働き方、育成制度まで確認したうえで、自分が目指すキャリアと合っているかを見極めることが、納得できる転職につながります。
PwCは部門数が多く、第二新卒では「どのポジションなら自分の経験を評価されやすいのか」「短い職歴をどう伝えればよいのか」で迷いやすい企業です。MyVisionでは、コンサル業界の選考に詳しい担当者が、応募先の検討から書類添削、面接対策まで支援しています。PwCへの転職を考えているものの、自分に合う部門や選考の進め方に不安がある人は、まずはキャリアの選択肢を相談してみてください。

