リンクアンドモチベーションの年収は?役職別の給与や評価制度まで解説
2025年11月29日更新
リンクアンドモチベーションの年収について、「実際の平均年収はどれくらい?」「競合コンサルと比べて高いのか?」と気になる方は多いでしょう。とくに同社は“組織開発”に特化した独自のビジネスモデルを持つため、他社と年収構造がどう違うのかは必ず確認しておきたいポイントです。
結論として、リンクアンドモチベーションの年収は業界のなかでは中堅水準で、評価制度や役職に応じて大きく変動するタイプです。職位が上がるほど報酬レンジが広がるため、キャリア戦略と評価指標の理解が年収アップに直結します。
本記事では、有価証券報告書の最新データ、口コミサイトの年収情報、競合他社との比較、役職別の年収目安、そして未経験からの転職可能性まで詳しく解説します。転職を検討する際に必要な情報を網羅的に整理していますので、ぜひ参考にしてください。
著者

稲田 誠也
Inada Seiya
慶應大学卒業後、健康食品メーカーでのデジタルマーケティング、台湾支社長としての事業再生を経て、ベイカレントにて戦略コンサルティングに従事。MyVisionでは、未経験からのコンサル転職、ポストコンサル転職の両面に対して、キャリアプランを叶えるためのポジションサーチ、徹底的な選考対策を強みとする。
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監修者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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目次
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リンクアンドモチベーションの平均年収は?
リンクアンドモチベーションの年収水準を理解するには、まず企業の全体像を押さえておくことが重要です。同社は「モチベーションエンジニアリング」を軸に、モチベーションクラウド(組織診断SaaS)と組織・人事コンサルティングを主力事業としています。
データと理論に基づく組織改善に強みがあり、コンサルティングとITサービスを組み合わせた独自モデルが特徴です。
こうした事業構造は収益構成にも影響し、平均年収や報酬の伸び方にも独自の傾向が見られます。
まずは、最新の有価証券報告書に基づいた平均年収と、過去の推移から確認していきます。続いて、OpenWorkなどの口コミサイトにおける実態との比較を行い、より具体的な年収イメージを把握できるように整理します。
最新の有価証券報告書データと過去の推移
リンクアンドモチベーションの最新の平均年収は、約688万円(2024年12月期)です。(引用:2024年12月期 有価証券報告書)有価証券報告書に基づく公的データであり、給与水準を把握するうえで最も信頼できます。
直近5年間の推移は以下の通りです。
| 決算期 | 平均年収 |
|---|---|
| 2024年12月期 | 約688万円 |
| 2023年12月期 | 約636万円 |
| 2022年12月期 | 約664万円 |
| 2021年12月期 | 約671万円 |
| 2020年12月期 | 約590万円 |
推移を見ると、年によって増減はあるものの、コロナ禍の2020年以降は緩やかに上昇傾向にあります。
コンサルティング事業とモチベーションクラウドの成長が継続しており、企業規模の拡大とともに報酬水準も改善しています。
口コミサイト(OpenWorkなど)の平均年収との比較
口コミサイトで公開されている平均年収は、公式データより低めに出る傾向があります。OpenWorkでは約559万円、en会社の評判では約534万円となっており、いずれも有価証券報告書の平均年収(約688万円)との差が見られます。
このような差が生まれるのは、口コミ投稿者の多くが若手社員や一般職クラスであるためです。管理職やマネジメント層の投稿は相対的に少なく、給与の高い層が十分に反映されにくいため、全社員を対象とした公式データより平均が低く算出されやすくなります。
口コミは実際の声として参考になりますが、正確な平均年収を把握したい場合は有価証券報告書のデータ(約688万円)が基準になります。
リンクアンドモチベーションの年収は高い?競合他社と比較
リンクアンドモチベーションの年収は、組織・人事コンサル全体の中では“中位〜やや低めのレンジ”に位置します。外資系ファームのように専門領域で大きな報酬プレミアムがつくタイプではなく、評価は専門スキルや分析力を軸に段階的に上がる構造のためです。
同社はモチベーションクラウドと組織開発コンサルティングを組み合わせた事業モデルで、継続的な改善支援が強みです。このモデルではプロジェクト単価や扱う領域が外資系ファームと異なるため、年収レンジにも差が生まれます。
ここでは、リンクアンドモチベーションの年収水準を基準に、主要な組織・人事コンサルとの比較を行い、どの会社がどの領域で高い報酬を提示しているのかを整理します。
マーサージャパン
| ファーム名 | 平均年収 |
|---|---|
| リンクアンドモチベーション | 有価証券報告書:約688万円、OpenWork:559万円 |
| マーサージャパン | 961万円 |
引用:OpenWork
マーサージャパンの平均年収は約961万円で、リンクアンドモチベーションと比較すると大幅に高い水準です。
マーサーは報酬制度やグレーディングなどの制度設計を中心に、企業の人事基盤そのものをつくるプロジェクトを多く扱う点が特徴です。世界最大級の報酬データベースを活用した分析を行うため、扱うテーマは定量性が高く、求められる専門知識も幅広くなります。
年収差が生まれる背景には、制度設計のように企業全体へ影響する領域を扱うため、プロジェクト単価が高くなる構造があります。グローバル基準での報酬体系が適用されており、高度な専門性を備える人材が報酬面で優遇されやすい点も影響しています。
マーサージャパンの年収については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
コーン・フェリー
| ファーム名 | 平均年収 |
|---|---|
| リンクアンドモチベーション | 有価証券報告書:約688万円、OpenWork:559万円 |
| コーン・フェリー | 1,065万円 |
引用:OpenWork
コーン・フェリーの平均年収は約1,065万円で、リンクアンドモチベーションと比較すると明確に高い水準です。外資系の総合人事コンサルとして、扱う領域が広く高度である点が報酬にも反映されています。
同社は人材アセスメント、後継者計画、リーダーシップ開発など、経営戦略と密接に関わるテーマを多く担当しています。経営層向けのプロジェクトが中心となるため、期待される成果のレベルが高く、分析力とマネジメント理解が欠かせない点が特徴です。
年収差が生まれる背景には、企業の中長期的な組織戦略に影響を与える領域を扱うことで、プロジェクト単価が高くなりやすい構造があります。グローバルの評価基準を取り入れた給与体系が整っており、専門性や影響範囲の大きさに応じて報酬が上乗せされる仕組みが確立されています。
ウィリス・タワーズ・ワトソン
| ファーム名 | 平均年収 |
|---|---|
| リンクアンドモチベーション | 有価証券報告書:約688万円、OpenWork:559万円 |
| ウィリス・タワーズ・ワトソン | 1,065万円 |
引用:OpenMoney
ウィリス・タワーズ・ワトソン(WTW)の平均年収は約1,091万円で、リンクアンドモチベーションと比較すると大きく上回る水準です。報酬コンサルティングとアクチュアリー領域に強みを持つ外資系ファームとして、高度な専門性を前提とした報酬体系が採用されています。
WTWは報酬制度、退職給付制度、従業員インセンティブなど、数理知識を伴う複雑な領域を多く扱う点が特徴です。アクチュアリーやデータサイエンスのスキルが要求される案件も多く、分析の精度と専門的な知見が成果に直結します。
年収差が生まれる理由は、専門性の高さに加えて「リスク評価」や「制度設計」など企業経営に大きく影響を与える領域を扱うことで、プロジェクト単価が高くなる構造にあります。グローバルで統一された人事制度が適用されているため、高度な専門スキルを持つ人材が報酬面で厚遇されやすい点も影響しています。
ウィリス・タワーズ・ワトソンの年収については、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひ目を通してみてください。
リクルートマネジメントソリューションズ
| ファーム名 | 平均年収 |
|---|---|
| リンクアンドモチベーション | 有価証券報告書:約688万円、OpenWork:559万円 |
| リクルートマネジメントソリューションズ | 837万円 |
引用:OpenWork
リクルートマネジメントソリューションズ(RMS)の平均年収は約837万円で、リンクアンドモチベーションより高い水準です。研修・アセスメント領域で強みを持つ企業として、専門性を前提とした給与体系が採用されています。
RMSは人材育成、アセスメント開発、マネジメント研修など、組織開発を長期的に支援するプロジェクトを多く扱います。行動科学や人材開発理論を基盤にしたサービスが中心で、受注範囲が広く、専門性が成果に直結しやすい点が特徴です。
年収差が生まれる理由は、提供サービスが人的資本経営や人材育成に直結する領域であり、企業の中長期戦略に影響を与える点にあります。アセスメント開発や研修体系構築など、高度な専門知識が必要な業務が多く、専門性の高さが報酬に反映される構造になっています。
タナベコンサルティンググループ
| ファーム名 | 平均年収 |
|---|---|
| リンクアンドモチベーション | 有価証券報告書:約688万円、OpenWork:559万円 |
| タナベコンサルティンググループ | 837万円 |
引用:OpenWork
タナベコンサルティンググループ(TCG)の平均年収は約837万円で、リンクアンドモチベーションより高い水準です。日本の企業文化に根ざした経営コンサルティングを提供しており、業務難易度や担当領域の広さが報酬に反映されています。
TCGは中堅・中小企業を中心に、経営戦略、人材開発、組織制度構築など、企業全体の経営課題に踏み込むプロジェクトを多く扱います。実行支援まで一貫して関与するスタイルが特徴で、担当者には幅広い知識と高度な課題解決力が求められます。
年収差が生まれる理由は、企業の中長期戦略に関わるテーマを扱うため、支援範囲が広くプロジェクト単価が大きくなりやすい点にあります。経営コンサルティング特有のマルチスキルが評価されやすい環境でもあり、専門性と影響範囲の大きさが報酬に反映される仕組みになっています。
以下の記事でも、田辺コンサルティンググループの年収について詳しく解説しています。ぜひ目を通してみてください。
リンクアンドモチベーションのコンサルタント職|役職別年収目安
リンクアンドモチベーションの年収を正しく理解するには、同社が採用している「クラス制度(D1〜N2)」を把握することが欠かせません。
役割と期待値がクラスごとに明確に分かれており、年収は専門性と貢献度に応じて段階的に上昇する仕組みです。
ここでは、DクラスからNクラスまでの役割の違いと年収レンジを整理します。キャリアの進み方やクラスごとの期待値を知ることで、入社後の成長イメージがつかみやすくなります。
リンクアンドモチベーションのクラス制度(D1〜N2)
リンクアンドモチベーションでは、D1からN2まで12段階のクラス制度を採用しています。クラスが上がるほど求められる役割や期待値が変化し、経験年数に応じて段階的にステップアップする仕組みです。
同社では一般的な「アナリスト」「マネージャー」といった職位名ではなく、クラスを基準にキャリアを定義しています。評価基準が明確に構造化されており、昇格のプロセスが可視化されている点が特徴です。
| クラス | レイヤー | 年次イメージ |
|---|---|---|
| D1 | 若手 | 1〜2年目 |
| D2 | 若手 | 2〜3年目 |
| C1 | 中堅 | 4〜5年目 |
| C2 | 中堅 | 5〜6年目 |
| E1 | リーダー | 7〜8年目 |
| E2 | リーダー | 8〜9年目 |
| L1 | 課長 | 10〜12年目 |
| L2 | 課長 | 12〜14年目 |
| P1 | 部長 | 14〜16年目 |
| P2 | 部長 | 16〜18年目 |
| N1 | 本部長 | 実力次第 |
| N2 | 本部長 | 実力次第 |
※リンクアンドモチベーションが公開している情報ではなく、一般的なクラス階層と年次レンジを参考にした推定イメージです。
クラスが進むにつれ、担当範囲は現場業務からプロジェクト推進、さらに事業戦略レベルへと広がっていきます。
若手クラス(D1〜C2)
若手クラスにあたるD1〜C2は、メンバー層として基礎的な業務を中心に担当するフェーズです。経験に応じてリサーチ・分析・改善提案の一部を任されるようになり、クラスが進むにつれて裁量が広がります。
若手クラスの年収目安は以下の通りです。
| クラス | 年収目安 |
|---|---|
| D1 | 460万円〜480万円 |
| D2 | 510万円〜530万円 |
| C1 | 580万円〜620万円 |
| C2 | 630万円〜670万円 |
引用:OpenMoney給与版
若手クラスの年収は、クラスの上昇に伴って安定的に伸びる構造です。
特にC1・C2では担当範囲が広がり、顧客対応や改善提案の機会が増えるため、年収にもその変化が反映されます。
中堅クラス(E1〜L2)
E1〜L2はリーダー層から課長クラスに該当し、プロジェクト推進やメンバー育成を担う段階です。担当範囲が広がり、顧客折衝や業務設計など、成果への責任が大きくなる点が特徴です。
| クラス | 年収目安 |
|---|---|
| E1 | 700万円〜760万円 |
| E2 | 750万円〜810万円 |
| L1 | 900万円〜980万円 |
| L2 | 1,010万円〜1,090万円 |
引用:OpenMoney給与版
中堅クラスでは、プロジェクトの成果に直結する役割を担うため、年収水準が大きく上昇します。
特にLクラスでは顧客との関係構築や案件全体の設計を主導するケースが増え、マネジメント能力が評価の軸になります。
マネジメント〜経営層(P1〜N2)
P1〜N2は部長から本部長にあたるクラスで、複数案件の統括や組織運営に関わる役割を担います。
案件単体ではなく、事業全体の成長に責任を持つポジションに移行する点が特徴です。
| クラス | 年収目安 |
|---|---|
| P1 | 1,160万円〜1,260万円 |
| P2 | 1,270万円〜1,370万円 |
| N1 | 1,420万円〜1,540万円 |
| N2 | 1,530万円〜1,650万円 |
引用:OpenMoney給与版
マネジメント層では意思決定の範囲が広がり、組織への影響も大きくなるため、年収水準も大幅に高くなります。
Nクラスでは事業戦略や全社レベルの判断に関わるケースが多く、経営層としての視点が求められます。
リンクアンドモチベーションの給与体系と評価制度
リンクアンドモチベーションの報酬は、基本給・賞与・評価結果の3つを軸に構成されています。クラス制度と連動して報酬が変化するため、給与体系の仕組みを押さえることで年収の伸び方がつかみやすくなるでしょう。
ここでは、基本給と賞与の比率や支給タイミング、評価制度がどのように年収へ反映されるのかを整理します。
あわせて、新卒初任給や管理職昇格後の年収モデル、残業代の取り扱いまで確認し、報酬の全体像を具体的に解説しますので、ぜひ参考にしてください。
年収の内訳:基本給とボーナス(賞与)の比率
リンクアンドモチベーションの年収は、基本給の割合が大きく、賞与と残業代が補完する構造です。固定報酬を中心に安定した給与設計になっている点が特徴です。
| 項目 | 割合 |
|---|---|
| 基本給 | 75% |
| 賞与(ボーナス) | 19% |
| 残業代 | 4% |
| その他 | 2% |
引用:OpenWork
基本給の比率が高いため、年収の変動幅が小さく、将来の収入を見通しやすい点が特徴です。
賞与依存度が低いため、景気や業績の影響を受けにくい構造になっています。
ボーナス(賞与)はいつ・いくら貰える?
リンクアンドモチベーションでは、賞与は年4回支給される仕組みです。四半期ごとに評価と報酬が連動する制度を採用しており、短いスパンで成果が反映される点が特徴です。
同社は「世の中の3カ月を当社グループの1年とする」という独自の時間観を掲げ、3カ月ごとに成果の振り返りと評価を行う仕組みを整えています。目標設定から評価、賞与支給までを四半期単位で運用することで、成長サイクルを高速に回せる環境を実現しています。
賞与額はクラスや評価結果に応じて変動しますが、基本給に対して賞与比率が過度に高い仕組みではありません。短いスパンで成果が反映されるため、評価基準が明確な環境を好む人にとっては適した制度と言えます。
年収が決まる「評価制度」の特徴
リンクアンドモチベーションの評価制度は、行動・成果・成長の3つを軸に多面的に評価する構造です。四半期ごとの振り返りを通じて、短いスパンで成長と報酬が連動する点が大きな特徴です。
同社は、評価項目と期待値をクラスごとに明確に設定しており、どの基準を満たすことで昇格できるのかが可視化されています。定量・定性の両面を組み合わせた評価設計になっているため、キャリアの方向性を把握しながら目標を設定することが可能です。
評価結果は賞与や昇格に直接反映され、成果が早期に給与へ反映されやすい仕組みになっています。努力や専門性の伸びが報酬に連動しやすい環境のため、成長を重視する人にとって納得感のある制度です。
新卒初任給と管理職昇格時の年収モデル
リンクアンドモチベーションの新卒初任給は、2020年以降に6回のベースアップが行われ、業界内でも高い水準にあります。大学卒の理論年収は536万円、大学院卒は584万円とされ、2019年比で約28%増となりました。
管理職昇格時の理論年収は1,024万円が目安で、平均すると30歳前後でこの水準に到達するケースが多いようです。年功序列ではなく成果を重視する制度のため、実力によってはさらに早い段階で抜擢されることもあります。
初任給と管理職の報酬が明確に設計されているため、キャリアの進み方と年収の伸びを具体的に描きやすい点が特徴です。
残業代は出る?
リンクアンドモチベーションでは、残業代が支給されます。給与には月45時間分の固定残業代が含まれ、それを超えた分は割増手当として追加で支給される仕組みです。
一方で、OpenWork給与版では「管理職クラスに昇格すると、45時間を超えた残業が支給対象外になるケースがある」という声もあり、等級(クラス)や役割によって運用が異なる可能性があります。
固定残業制を採用しながらも、一般的なメンバー層では超過分が別途支給されるため、実態はクラスによって差が出る点を理解しておくと安心です。
未経験からリンクアンドモチベーションへの転職は可能?
リンクアンドモチベーションは、未経験からでも転職のチャンスがある企業です。コンサル経験よりも、組織課題への関心や顧客と向き合う姿勢が重視されるため、異業種から挑戦する人も多く見られます。
ここでは、未経験がどこまで活躍できるのかと、選考で評価される経験・スキルを整理します。
未経験からでも転職は可能
リンクアンドモチベーションは、コンサル未経験でも挑戦できる採用方針を採っています。必須要件は「大卒」と「社会人経験1年以上」であり、コンサルティング経験は応募条件に含まれていません。
同社は独自の方法論である「モチベーションエンジニアリング(ME)」を基盤にサービスを提供しており、入社後にMEを体系的に学ぶ研修が用意されています。経験者であっても一から学び直す必要があるため、未経験者でも成長しやすい環境が整っています。
研修と伴走サポートを通じて、組織づくりの施策を実際に推進しながらスキルを習得できる点も特徴です。職種経験よりも学習意欲や組織課題への関心が重視されるため、異業種からのキャリアチェンジにも十分に対応できる企業です。
リンクアンドモチベーションへの転職で評価される経験・スキル
リンクアンドモチベーションは未経験からの転職も可能ですが、選考では「組織課題への解像度」と「人やチームと向き合った経験」が重視されます。営業や人事など、組織のリアルに触れた経験は評価されやすい傾向があります。
| 区分 | 具体例・背景 |
|---|---|
| 営業経験(個人・法人問わず) | 顧客理解・課題整理・提案など、コンサル業務と共通するスキルが習得されているため評価されやすい |
| 経営・組織人事・採用・教育の経験 | 組織課題に向き合った経験が直接活かせる領域で、同社の事業との親和性が高い |
| コンサルティング業務経験 | 課題設定から施策提案までの流れが身についており、即戦力として期待される |
| チームにおける葛藤や人間関係の困難を乗り越えた経験 | モチベーションエンジニアリングを扱う同社では、組織・人間関係の複雑さを体感していることが強い武器になる |
リンクアンドモチベーションは「モチベーションエンジニアリング」を核に、組織の行動変容を支援する企業です。
組織の難しさや人の感情に向き合った経験は、職種経験以上に重視される傾向があります。
リンクアンドモチベーションへの転職を成功させるためのポイント
リンクアンドモチベーションの選考では、スキルだけでなく「組織や人への向き合い方」が重視されます。どれだけ同社の価値観と方向性にフィットしているかが、選考通過の大きな鍵です。
ここでは、転職成功率を高めるために押さえておきたい具体的なポイントを整理します。
企業文化(フィロソフィー)への共感が最重要
リンクアンドモチベーションの選考では、フィロソフィーへの共感が合否を左右する最重要ポイントです。価値観の一致が、同社で成果を出せるかどうかの判断軸として扱われています。
同社は「モチベーションエンジニアリング」を中心に、人と組織の関係性を科学的に扱う独自文化を築いてきました。成果だけでなく組織状態やメンバーの活力にも目を向ける“エンゲージメント志向”が根付いている点が特徴です。
面接では、自身の経験と同社の思想がどのようにつながっているのかを具体的に問われる場面が多くあります。原体験や価値観の背景を整理し、フィロソフィーと重なる部分を明確に示すことが評価につながるでしょう。
コンサルタントとしてのキャリアプランを明確にする
リンクアンドモチベーションの選考では、「どんなコンサルタントになりたいか」を明確に語れるかが重要です。キャリアの軸が曖昧な場合、同社での成長イメージが描けていないと判断される可能性があります。
同社はクラス制度(D1〜N2)に基づき、役割と期待値が段階的に上がるキャリアモデルを採用しています。どの段階でどのような価値を発揮したいのかを言語化しておくと、志望動機に説得力が生まれます。
面接では「なぜ組織コンサルなのか」「なぜL&Mなのか」「将来どの領域で価値を出したいのか」が問われやすいです。これまでの経験と今後のキャリアビジョンを結び付け、同社の事業と関連づけて説明できると評価につながるでしょう。
コンサル・人材業界の転職に強いエージェントを活用する
リンクアンドモチベーションへの転職成功率を高めるには、コンサル・人材領域に詳しい転職エージェントの活用が有効です。選考で重視されるポイントが一般的な企業とは異なるため、企業理解と対策の質が結果を左右します。
同社はフィロソフィーの共感度や価値観の一貫性を重視するため、面接準備では深い自己分析が欠かせません。専門エージェントを利用すると、想定問答の整理や企業特有の評価基準の解説を受けられ、準備の精度が高まります。
さらに、最新の募集状況やクラス制度に基づく年収レンジなど、公開情報だけでは得にくい内部情報を把握できる点も大きなメリットです。選考対策と情報収集を効率化しながら、合格可能性を高めたい方に適した選択肢と言えます。
リンクアンドモチベーションへの転職ならMyVisionへご相談ください
リンクアンドモチベーションへの転職は、企業文化の深い理解と価値観の一貫性を示すことが通過の鍵になります。だからこそ、同社の選考傾向と評価ポイントを熟知したエージェントを活用するかどうかで結果が変わります。
MyVisionでは、組織・人事コンサル領域の転職支援に特化し、同社のクラス制度や評価基準に即した選考対策を提供しています。面接で特に問われやすい“原体験の言語化”や“フィロソフィーとの接続”について、専任アドバイザーが丁寧にサポートします。
非公開求人の紹介から、職務経歴書の最適化、個別の想定問答まで一気通貫で支援します。リンクアンドモチベーションへの転職を本気で目指す方は、ぜひMyVisionにご相談ください。
まとめ
リンクアンドモチベーションの年収は、有価証券報告書では約688万円と堅調に推移しており、クラス制度に基づいて段階的に上がる構造が特徴です。外資系コンサルほどの急激な昇給はありませんが、専門性と役割に応じて確実に報酬が伸びる体系になっています。
同社はモチベーションエンジニアリングを軸とした独自のフィロソフィーを大切にしており、その価値観との一致が選考で重要な判断材料になります。未経験からの転職も可能で、組織や人に向き合った経験がある方は強みを発揮しやすい環境です。
リンクアンドモチベーションを目指す方は、企業文化の理解とキャリアの軸の整理が不可欠です。選考対策を効果的に進めたい場合は、同社の評価基準を熟知したMyVisionの支援を活用することで、転職成功の可能性を高められます。






