グロービスとは 特徴や年収を徹底解説
2026年02月25日更新
グロービスは、個人の成長と組織の成長の双方をサポートすることを目指し、経営大学院・ビジネススクール事業と法人向けソリューション事業を展開している企業です。創業以来、実践的な経営教育を提供し、クライアントが直面する「人・組織」の課題解決を通じて戦略の実行をサポートをおこなっています。
著者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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監修者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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目次
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企業紹介
企業の特徴
グロービスは、社会の創造と変革をリードするビジネスリーダーの育成を目的とし、経営大学院・ビジネススクール事業と法人向け研修サービスを提供する企業です。「ヒト」「カネ」「チエ」の三つの要素にフォーカスしたサービスを展開しています。
「ヒト」の側面では、グロービス経営大学院やエグゼクティブ・スクールでの教育、法人研修を通じて、創造と変革を志すビジネスリーダーを育成する事業をおこなっています。2006年の文部科学省認可以来、日本国内外で複数のキャンパスとオンライン授業を展開しており、英語MBAプログラムや海外拠点の設立にも積極的です。
「カネ」の領域では、グロービス・キャピタル・パートナーズを通じてスタートアップ企業の経営をサポートし、現在は運用総額約1,800億円にのぼります。
「チエ」では、経営・マネジメント知識の提供に力を入れ、出版、オンライン学習サービスなどを通じて、実践的な学びの場を提供しています。
同社は、2022年に30周年を迎えました。「社会貢献本業カンパニー」としての姿勢を強化し、事業を通じた社会貢献活動や地方創生にも力を入れていることに加え、テクノベート時代において世界No.1のMBAを目指し、挑戦を続けています。
【MyVision編集部の見解】 一般公開されている情報だけでは、ヒト・カネ・チエを横断する事業ポートフォリオの広さが魅力に映るかもしれません。しかし、MyVision編集部が重視する本当に見るべきポイントを分析すると、①教育事業と法人事業のどちらでキャリアを築くのか②営利と社会貢献のバランスにどこまで共感できるか③自ら機会を取りにいく主体性があるかの3点が重要です。
事業内容の華やかさだけで判断すると、期待とのギャップが生じることもあります。
自分がどの領域で価値を出したいのかを言語化できるかが、納得感のある転職につながります。
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企業の詳細
| 正式名称 | 株式会社グロービス |
| 代表者名 | 堀 義人 |
| 設立年 | 1992年8月1日 |
| 所在地 | 東京都千代田区二番町5-1 住友不動産麹町ビル |
| 従業員数 | 806名 (2023年3月31日時点) |
| 会社URL | https://globis.co.jp/ |
案件の特徴
グロービスは、ビジネスの核となる能力開発を目指す「グロービス経営大学院」の運営と、企業内研修による組織開発のサポートをおこない、ビジネスリーダーを育成しています。また、スタートアップ企業への投資をおこなう「グロービス・キャピタル・パートナーズ」の経営、そしてビジネスナレッジを提供するオンラインプラットフォームや出版事業を通じて、経営知識の普及に努めている点が大きな特徴です。
グロービス経営大学院は日本で最も選ばれているビジネススクールとして、20代の若手からエグゼクティブ層まで幅広いビジネスパーソンに支持され、企業内研修では累計受講者数約112万人、取引累計企業数約5,200社という実績を持ちます。さらに、ビジネスパーソンの能力「見える化」に貢献する「能力測定テスト GMAP」や、学習コンテンツを提供する「GLOBIS 学び放題」などのコンテンツを提供している点でも注目度が高いです。
カルチャー
グロービスの企業文化は、「性善説に則った自由と自己責任」の下で自己実現を目指すというものです。「ルール」に基づくマネジメントではなく、「Value」に基づくマネジメントを重視しており、グロービス・ウェイという共有価値観を通じて実現されています。そして、多様なキャリアパスを提供し、快適な働き方をサポートする制度や、社員間の交流を促進する活動を通じた、一体感のあるコミュニティ形成も特徴的です。
企業理念
ビジョン
経営に関するヒト・カネ・チエの生態系を創り、社会の創造と変革をおこなう。
制度面
基本的な考え方
グロービスは、多様なバックグラウンドを持つメンバーから構成される組織であり、「VALUEの共有」と「異質の効用」を重要視しています。
ほぼ全員がキャリア採用であり、年代、国籍など多様な特性を持つメンバーが一丸となって同じ目標に向かえるための道しるべとしているのが、グロービス・ウェイという共通の価値観です。採用においても、同社が重んじる価値観に共感し、共鳴できるかどうかを重要な判断基準としています。
昇格制度
グロービスでは、「Fairness」の追求、納得性の高い評価プロセス、そして「Communication」を重視した評価と昇進制度を実施しています。
評価プロセスでは、リーダーとメンバー間の率直なコミュニケーションを大切にし、MBO(目標管理制度)と360度評価が中心です。MBOでは、四半期ごとに目標の進捗を確認し、個人の能力向上や業績向上のために上長とメンバーの間で綿密なコミュニケーションがとられます。そして360度評価では、さまざまな視点からスタッフのグロービス・ウェイの体現度を評価し、自己認識とのギャップを明らかにすることで、個人の成長につなげる仕組みです。
また、スタッフが自身のキャリアパスを主体的に考え、構築できるよう支援する制度を整えています。異動希望制度やジョブポスティング制度を通じて、スタッフが自らのキャリア構築にチャレンジする機会を提供しているほか、斜めメンター制度では、部門内外を問わず、スタッフが希望するメンターからのサポートを受けられるようにしており、キャリアに限らず多様な目的で活用することが可能です。
育成制度
グロービスでは、入社時からオンボーディングサポーターによる業務上必要なスキル取得のための外部カリキュラム受講支援や、同社が提供するビジネスナレッジを学べる動画サービスの受講支援を受けられます。
また、経営大学院やグロービス・マネジメント・スクールのプログラム受講支援、外国籍社員の日本語学習支援、社内外の各種勉強会への参加機会を提供している点も特徴的です。
海外短期留学制度やリベラルアーツ研修派遣制度などを通じて、社員のグローバルな視野拡大と人間力の向上を促進し、自己啓発支援制度では個人の成長に資する講座の受講費用を支援します。他社役員やアドバイザーとしての活動を通じて現場知の習得を奨励し、サバティカル休暇制度で自己成長や学びの促進をサポートする社外現場知習得制度も、注目すべき制度でしょう。
また、マネージャーやチームリーダー向け研修、テクノベート研修、読書会などを通じて、マネジメントスキルやテクノロジーとイノベーションの理解、共通の価値観の共有を図っています。
グロービス の平均年収
年齢別年収目安
| 年齢 | 年収目安 |
|---|---|
| 30歳 | 578万円 |
| 35歳 | 773万円 |
※上記年収の目安は、公式サイトに掲載された情報ではありませんので、参考程度にご活用ください。
コンサルティングファームは昇給スピードが一般的な企業と比べると早く、早い人は20代のうちに年収1,000万円を超えます。自身の能力や結果に応じて昇進スピードが決まるため、実力に応じた年収増を目指せる環境です。
※補足すると、マネージャー未満では残業代がつくため、プロジェクトによってはコンサルタント時の給与が一時的に多くなる場合があります。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部では、年収目安の数字だけで転職先を判断することを推奨しません。なぜなら、実際には事業領域や役割によって報酬レンジや昇給スピードに差が出るケースがあるからです。
そのため、入社時の年収だけでなく、評価制度との相性や将来的なポジションの広がりまで考慮することが重要です。
とくに教育×コンサル領域では、短期的な年収増よりも中長期のキャリア資産形成が鍵になります。どのような成果が昇進につながるのかを具体的に確認できると、より現実的な判断ができるでしょう。
グロービスのように「ヒト・カネ・チエ」を軸に人材育成と投資を両立する環境では、自身がどの事業領域で価値を発揮したいのかを明確にすることが重要です。MyVisionでは、教育・研修領域やコンサルティングファームへの転職支援実績を持つコンサル転職に精通したアドバイザーから選考傾向や想定年収の考え方まで具体的なアドバイスを受けられますので、ぜひご相談ください。
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グロービスに関するFAQ
グロービスについて、よくある質問にお答えします。
Q1.グロービスはコンサルティングファームと同じ業界に分類されますか?
グロービスは経営教育と法人向けソリューションを主軸とする企業であり、一般的な戦略コンサルティングファームとは事業構造が異なります。ただし、法人向け研修や組織開発支援ではコンサルティング的な要素も含まれます。
そのため、教育と実務支援の両面にかかわる点が特徴といえるでしょう。
Q2.グロービスではどのようなキャリア形成が可能ですか?
教育事業、法人研修、投資事業など複数の領域があるため、かかわる部門によってキャリアの方向性は異なります。社内公募制度や異動制度を活用することで、キャリアの幅を広げることも可能です。
ただし、主体的に機会を取りにいく姿勢が求められる環境といえます。


