TISとは特徴や社風、年収を徹底解説
2024年06月24日更新
1971年に設立されたTIS株式会社は、決済領域において国内屈指の実力を持つ大手Slerです。近年、同社はクライアントからの要望に応える形で、アクセンチュアやアビームコンサルティングといった国内外の有名コンサルティングファーム出身のメンバーが中心となり、Sl技術の上流プロセス、特にデジタルトランスフォーメーション(DX)領域へのコンサルティングサービスに進出しました。
監修者
川村 莉子
Kawamura Riko
名古屋工業大学卒業後、新卒でDirbatoに入社。通信会社に対する業務改善プロジェクトや次世代ネットワーク移行案件のPMOなどに従事。ITコンサル、および女性のキャリア開発支援を得意とする。
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目次
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企業紹介
企業の特徴
TISは、1971年の設立以来、「未来の社会に鮮やかな彩りをつける存在」となることを目指し、キャッシュレス決済や電力供給といった基本的なインフラから、産業や公共サービスを支える幅広い領域にわたって、より豊かな暮らしを実現するための社会基盤の構築を支援しています。日本のITリーディングカンパニーとして、お客様と協力しながら社会の期待を超えることで人々の幸せに貢献することを使命としています。
企業の詳細
正式名称 | TIS株式会社 |
代表者名 | 桑野 徹/岡本 安史 |
設立年 | 1971年4月28日 |
所在地 | 東京都新宿区西新宿8丁目17番1号 |
従業員数 | 21,946名 |
売上高 | 508,400百万円 |
資本金 | 100億円 |
株式公開 | 東証プライム市場 |
会社URL | https://www.tis.co.jp/ |
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案件の特徴
TISは、50年にわたる業界での実績と、ミッションクリティカルなシステム開発を通じて培われた豊富な業務知識と技術力を背景に、金融、製造、流通、サービス、公共、通信といった幅広い産業に対して、成長戦略を支えるためのITサービスを提供してきました。同社は3,000社以上のビジネスパートナーとして、顧客の経営課題に真摯に対応し、特に金融・決済分野では国内市場シェアの約50%を占めるクレジットカード基幹システム開発、および約80%のシェアを誇るブランドデビットカードサービス提供・システム開発を行っています。
同社の強みは200を超えるサービスメニューによる幅広い対応能力にあります。これには、コンサルティングから運用保守、システム基盤の提供・構築、さらには事務処理に至るまでの全域をカバーするサービスが含まれています。
カルチャー
TISは、独自性と革新性を重要視しています。同社のカルチャーは、「やり切るTIS」と称されるように「攻める姿勢」と「やり切る力」に象徴されます。独立系総合ITサービス企業として、特定のメーカーや資本系列、業界に束縛されることなく、顧客それぞれの課題に対峙し、解決策の導出を目指します。この精神は、同社のDNAに刻み込まれており、社員が自己実現と挑戦を楽しカルチャーを形成しています。
企業理念
「OUR PHILOSOPHY」、未来に向けたビジョンとその達成に向けた中期経営計画など、様々な方針に基づき企業成長と価値向上を目指しています。
制度面
基本的な考え方
TISは、「多様性フュージョン」を経営の目指すべき一つの状態とし、社員一人ひとりが自らの強みと個性を発揮し、企業活動に意義を見出し、共に成長することでイノベーションを創出する環境を整えています。 同社は、性別、年齢、人種、地域、国籍などの違いに関わらず、多様な人材の採用を推進しており、同社の採用プロセスにおいては、応募者の基本的人権を尊重し、機会均等を保証するために公正な選考を心がけています。また、児童労働や強制労働の禁止、最低賃金の順守など、法律に基づいた倫理的なビジネス実践を厳守しています。
昇格制度
TISの評価制度は、半期ごとの目標設定と、グループの基本理念「OUR PHILOSOPHY」に基づいたコンピテンシー評価から成ります。報酬制度においては、社員の能力開発と優秀な人材の維持を目的として基本給の引き上げを実施するとともに、「安心して挑戦できる」報酬体系への変更を行っています。
昇進制度に関しては、等級制度をシンプル化し、昇進のために必要な期待役割を明確化しています。特にマネジメント職においては、ジョブディスクリプションを設定し各ポジションの人材要件を明確にし、ジョブ型の要素を取り込んで育成、配置、採用を行うことで、組織の柔軟性と効率性を高めています。
育成制度
TISは、研修を体系化しており、社員の学びや研究には年間約12日間の投資が行われるなど、その成長を積極的に支援しています。
同社の研修では研修から得られるスキルの活用シーンを確認しながらスキルを習得できます。さらに、DXコンサルタントや事業リーダーなど、構造転換を牽引する特定人材の育成やDX教育の拡充、プロジェクトマネジメントスキルの向上、アジャイル研修、サービスマネジメント教育にも力を入れています。
また、2023年度からは、「プラスOne」教育を開始し、データ分析、コンサルティング、事業創出、UXデザイン、セキュリティ、アジャイルという6つのテーマから選択し、研修を受講することができるようになりました。これにより、将来に向けた複線的なキャリア構築および社員の自律的な成長と価値創出を支援しています。
TISの平均年収
年齢別年収目安
年齢 | 年収目安 |
---|---|
25歳 | 452万円 |
30歳 | 542万円 |
35歳 | 634万円 |
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※上記年収の目安は、公式サイトに掲載された情報ではありませんので、参考程度にご活用ください。 コンサルティングファームは昇給スピードが一般的な企業と比べるとかなり早く、早い方は20代のうちに年収1,000万円を超えます。自身の能力や結果に応じて昇進スピードが決まるため、実力に応じた年収増を目指せる環境となっています。 ※補足すると、マネージャー未満では残業代がつくため、プロジェクトによってはコンサルタント時の給与が一時的に多くなる場合があります。