月収45万の手取り額は?内訳や引かれる税金額、生活レベルについて解説
2026年01月29日更新
月収45万円の場合、手取り額の目安は約35万円前後です。
額面では高収入に見えても、所得税や社会保険料が差し引かれるため、実際に使える金額との差に戸惑う人も多いでしょう。
「思ったより手元に残らない」「この収入でどの程度の生活ができるのかわからない」と感じるのは自然なことです。とくに家賃や貯蓄、将来のライフイベントを考えはじめるタイミングでは、手取りベースでの判断が欠かせません。
本記事では、月収45万円の手取り額の内訳を税金・社会保険料ごとに解説します。あわせて、月収45万円での生活レベルや、この水準を目指しやすい仕事・職業についても紹介します。
現在の家計状況を客観的に把握したい人や、次のキャリアを考えはじめた人はぜひ参考にしてください。
著者

大河内 瞳子
Okochi Toko
株式会社MyVision執行役員
名古屋大学卒業後、トヨタ自動車での海外事業部、ファーストリテイリング/EYでのHRBP経験を経てMyVisionに参画。HRBPとして習得した組織設計、採用、評価などの豊富な人事領域経験を生かした支援に強みを持つ。
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監修者

岡﨑 健斗
Okazaki Kento
株式会社MyVision代表取締役
東京大学を卒業後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。主に金融・通信テクノロジー・消費財業界における戦略立案プロジェクトおよびビジネスDDを担当。採用活動にも従事。 BCG卒業後は、IT企業の執行役員、起業・売却を経て、株式会社MyVisionを設立。
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目次
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月収45万円の手取りは約35万円が目安
月収45万円の場合、給与所得者であれば実際に振り込まれる手取り額は約35万円前後が目安です。
額面の金額と比べて手取りが少なく感じるのは、毎月の給与から税金や社会保険料が差し引かれるためです。
会社員や正社員として給与を受け取る場合、手取り額は次の控除項目によって決まります。これらは多くの給与所得者に共通する仕組みです。
▼月収45万円から差し引かれる主な控除項目と考え方
| 額面から差し引かれるもの | 計算式(考え方) |
|---|---|
| 所得税 | 課税所得×税率(5~45%)−控除額 |
| 住民税 | 前年の課税所得×税率(原則10%)−税額控除+均等割額 |
| 健康保険料 | 標準報酬月額×健康保険料率÷2 |
| 厚生年金保険料 | 標準報酬月額×厚生年金保険料率÷2 |
| 雇用保険料 | 月収(額面)×雇用保険料率 |
| 介護保険料 | 標準報酬月額×介護保険料率÷2(40歳以上) |
(健康保険料・厚生年金保険料は労使折半のため、本人負担は2分の1)
月収45万円の手取り額は、次の考え方で算出されます。
▼手取り額の基本イメージ 月収 - 所得税 - 住民税 - 健康保険料 - 厚生年金保険料 - 雇用保険料 = 手取り額
この計算ロジックに、扶養の有無やボーナスの有無、年齢(介護保険料の対象かどうか)といった条件を加味すると、月収45万円の手取りは約33万〜36万円程度に収まるケースが多いといえます。
以降では、この計算方法を前提に、条件別に月収45万円の具体的な手取り額を確認していきます。
独身で月収45万円の手取り
独身で月収45万円の場合、手取り額はおおよそ35万円前後が目安です。
配偶者控除や扶養控除が適用されないため、控除額は比較的少なく、税金と社会保険料がそのまま差し引かれます。
以下は、独身・月収45万円を想定した控除内訳の一例です。
▼独身・月収45万円の控除内訳(目安)
| 項目 | 年収 | 月収 |
|---|---|---|
| 額面収入 | 5,400,000円 | 450,000円 |
| 所得税 | 約145,000円 | 約12,000円 |
| 住民税 | 約272,000円 | 約23,000円 |
| 健康保険料 | 約262,000円 | 約22,000円 |
| 厚生年金保険料 | 約483,000円 | 約40,000円 |
| 雇用保険料 | 約32,400円 | 約2,700円 |
| 手取り額 | 約4,205,600円 | 約350,300円 |
(40歳未満(介護保険料なし)を想定) (居住地や加入する健康保険組合により金額は前後します)
独身の場合は、配偶者控除や扶養控除がない分、課税所得がそのまま大きくなり、所得税と住民税は控除がある世帯と比べてやや高くなる点が特徴です。
一方で、健康保険料や厚生年金保険料は、扶養の有無に関係なく標準報酬月額をもとに計算されます。このため、独身であること自体が社会保険料を押し上げる要因にはなりません。
月収45万円・独身の場合は、手取り35万円前後を前提に、家賃や貯蓄の配分を考えることで、無理のない生活設計がしやすい水準といえます。
配偶者がいる人で月収45万円の手取り
配偶者がいる人で月収45万円の場合、手取り額はおおよそ35万〜36万円前後が目安です。 ここでは、配偶者の年収が100万円以下で扶養に入っているケースを想定します。
▼配偶者あり・月収45万円の控除内訳(目安)
| 項目 | 年収 | 月収 |
|---|---|---|
| 額面収入 | 5,400,000円 | 450,000円 |
| 所得税 | 約106,000円 | 約9,900円 |
| 住民税 | 約240,000円 | 約20,000円 |
| 健康保険料 | 約262,000円 | 約22,000円 |
| 厚生年金保険料 | 約483,000円 | 約40,000円 |
| 雇用保険料 | 約32,400円 | 約2,700円 |
| 手取り額 | 約4,276,600円 | 約355,400円 |
(40歳未満(介護保険料なし)を想定) (配偶者は年収100万円以下で扶養に入っているケース) (居住地や加入する健康保険組合により金額は前後します)
配偶者が扶養に入っている場合、配偶者控除(または配偶者特別控除)が適用されます。その分、課税所得がわずかに下がり、所得税と住民税が軽減される点が特徴です。
一方で、健康保険料や厚生年金保険料は、配偶者の有無にかかわらず本人の標準報酬月額をもとに計算されます。このため、社会保険料が大きく下がることはありません。
結果として、独身の場合と比べた手取りの差は月あたり数千円程度にとどまるケースが一般的です。
配偶者が扶養に入っていれば手取りが大きく増える、というわけではない点は押さえておきたいポイントといえます。
月収45万円でボーナスがある場合の手取り
月収45万円にボーナスが支給される場合、年収が増える分、年間の手取り額も増えます。
一方で、ボーナスにも所得税や社会保険料がかかるため、支給額がそのまま手取りになるわけではありません。
ここでは、月収45万円+ボーナス90万円(年2か月分)、年収630万円を想定し、手取り額の目安を確認します。
▼月収45万円+ボーナスありの控除内訳(目安)
| 項目 | 金額(年収) | 金額(月収) | ボーナス |
|---|---|---|---|
| 額面収入 | 6,300,000円 | 450,000円 | 900,000円 |
| 所得税 | 約203,000円 | 約15,000円 | 約29,000円 |
| 住民税 | 約330,000円 | 約24,000円 | ー |
| 健康保険料 | 約306,000円 | 約22,000円 | 約45,000円 |
| 厚生年金保険料 | 約565,000円 | 約40,000円 | 約82,000円 |
| 雇用保険料 | 約37,800円 | 約2,700円 | 約5,400円 |
| 手取り額 | 約4,858,200円 | 約346,300円 | 約738,600円 |
(40歳未満(介護保険料なし)を想定) (居住地や加入する健康保険組合により金額は前後します) (住民税は前年所得をもとに月額で徴収されるため、ボーナス時の天引きはありません)
月収45万円でボーナスがある場合のポイントは以下のとおりです。
- 年収は増えるが、所得税の税率が上がるため手取り率はやや下がる
- ボーナスにも健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料がかかる
- 住民税は月額固定のため、ボーナス月の手取りが極端に減ることはない
月収45万円にボーナスが加わると、年間ベースでは手取りが大きく増える一方で、「ボーナスの割に手取りが少ない」と感じやすい点は事前に押さえておきたいポイントといえるでしょう。
月収45万円でボーナスがない場合の手取り
月収45万円でボーナスがない場合、年収は540万円となり、手取り額は月あたり約34万〜36万円前後が目安です。
控除の仕組みは、独身・月収45万円のケースと同じ考え方で算出されます。
▼月収45万円・ボーナスなしの控除内訳(目安)
| 項目 | 年収 | 月収 |
|---|---|---|
| 額面収入 | 5,400,000円 | 450,000円 |
| 所得税 | 約145,000円 | 約12,000円 |
| 住民税 | 約272,000円 | 約23,000円 |
| 健康保険料 | 約262,000円 | 約22,000円 |
| 厚生年金保険料 | 約483,000円 | 約40,000円 |
| 雇用保険料 | 約32,400円 | 約2,700円 |
| 手取り額 | 約4,205,600円 | 約350,300円 |
(40歳未満(介護保険料なし)を想定) (居住地や加入する健康保険組合により金額は前後します) (控除内訳は、独身・月収45万円のケースと同一条件です)
ボーナスがない場合、年収はボーナスありのケースより低くなる一方で、毎月の手取り額が一定で、収入のブレが少ない点が特徴です。
月収45万円・ボーナスなしのポイントは以下のとおりです。
- 月々の手取りが安定し、家計管理や資金計画を立てやすい
- 年間の手取り額は、ボーナスありのケースより少なくなる
- 「月収が高い=年収も高い」とは限らない
月収45万円という水準でも、ボーナスの有無によって年間ベースの手取りには大きな差が生じます。
生活設計や転職判断をおこなう際は、月収だけでなく年収全体で比較する視点が欠かせません。
コンサルタントの求人情報
名古屋:(大手事業会社 企画業務経験者対象)戦略コンサルタント【経営者に寄り添い、経営全体に関与し、会社を変える】/ MS1-8
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-
勤務地
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コンサル_オープンポジション
想定年収
500~2,500万円
勤務地
東京都渋谷区
業務内容
※コンサルティング事業部でオープンで選考を受けたいという場合の求人 選考内でコンサルティング事業部のコンサルタント/シニアコンサルタント/マネージャー以上のどのレイヤーでオファーさせていただくか決定予定です。
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コンサルティング職(スタッフ)
想定年収
400~800万円
勤務地
東京都港区
業務内容
- 事業再生業務(事業DD、財務DD、再生計画立案、実行支援、金融機関調整等)のコンサルティング ①過剰債務や資金繰り悪化の中堅・中小企業に対し、事業再生コンサルティングを実施。 DDを通じ、対象会社の正常収益力、実態純資産の把握を行い、返済計画含む事業再生計画の立案を実施。 ②その際、コストカットのみでなく、PL改善をどうできるのかを対象会社の社長と検討し、達成可能な計画策定を実施。 ③再生計画立案後は、モニタリング支援を実施し、絵に描いた餅となることのないよう再生計画の実行支援も行う。
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ビジネスコンサルタント(エキスパート/シニア)
想定年収
1,200~2,000万円
勤務地
東京都渋谷区
業務内容
社内外のメンバーとプロジェクトを組みながら、クライアントの本質的な課題を整理・定義したうえ、戦略構築やグランドデザインの検討、そして戦略実現のためのマーケティングやシステム等のソリューション構築・サービス提供まで、一気通貫したコンサルティングを提供します。 入社後は、ご自身の得意領域に合わせてアサインを決定します。 【具体的な業務内容】 顧客理解に基づく論点・仮設設計とタスクの整理・遂行、プロジェクトマネジメントなどを行なっていただきます。 またチームとしてのコンサルティング力向上に向け、案件情報/ノウハウ共有などの仕組みづくりをしていただきます。 ●戦略策定フェーズ例 ・顧客との継続的な関係性構築が必要なお客様に対し、保有している顧客データを活用したマーケティング施策の高度化に向けた戦略策定をご支援します。 ・デジタル技術を活用した事業バリューアップや新規事業創造を目指されるお客様に対し事業戦略策定をご支援します。 ●システム等のソリューション構築 ・クライアントのデータ利活用戦略遂行やありたい姿の実現に向け、システムのグランドデザインを描き、適切なシステム/ソリューション選定・導入をご支援します。 ●案件例 ・小売業界:1to1マーケティングの実現に向けた、戦略や施策立案、必要ツールおよびシステムの提案・構築 ・大型商業施設:顧客・テナント・施設運営者・地域など様々な視点から商業施設のあるべき姿を再定義し、データを活用したマーケティング実現のためのプラットフォーム、サイネージ、アプリなどの提案・構築 ・スマートシティ:地域課題解決に向けたイノベーション創出、住⺠にとってのウェルビーイング実現のための戦略検討と都市OS設計/開発 ・海外案件:住友商事が出資検討先のマーケティング視点でのデューデリジェンスおよび、国内外でのバリューアップ支援 【働く環境】 ●プロジェクトにはスペシャリティを有したセールス担当やエンジニア等のメンバーと共にチームで対応していきます。 ●プロジェクトは、本人の希望や得意とする分野、チャレンジしたい領域をもとに相談していきながら決定していきます。 ●ハイブリットワーク・スーパーフレックス制・私服勤務を全社で採用しているため、働き方の自由度が高く、自身の仕事に集中して取り組むことができる環境です。 ●コンサルティング企業、大手SIer、事業会社 等で活躍していたプロフェッショナルメンバーが在籍しており、多様な人材が揃っています。
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生成AI推進担当_コンサルタント
想定年収
500~800万円
勤務地
東京都渋谷区
業務内容
今年度より新設されたAI専門部隊「AICoE」に所属し、自社内のマーケターやコンサルタント等の多様な職種に対して、汎用生成AIツールの活用促進をご担当いただきます。 また、社内にとどまらずクライアントへの生成AI活用の案件において、施策検討から実行までの幅広いご活躍を期待しています。 将来的にはチームリーダー等の組織長として、組織拡大や商材開発にも寄与していただくことも期待しています。 具体的には・・・ ●社内のマーケターやコンサルタント、デザイナー向けの生成AI活用の具体的なスキルトランスファー ●社外のクライアント向けの生成AI活用の推進、実行 ●最新の生成AIの情報収集 ●実務に直結する具体的なユースケースの共有 ●GPTsやGemなどの特化型チャットボットの作成 ●Difyやn8nなどのAIワークフローのツールを活用したAIワークフローの構築
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月収45万円の人の生活レベル
月収45万円の手取りは約35万円前後が目安となり、生活水準としては「余裕はあるが、使い方次第で差が出やすい」ラインといえます。
ただし同じ月収45万円でも、単身世帯か2人以上世帯かによって、生活の実感は大きく異なります。
単身世帯であれば、住居費や生活費を抑えやすく、貯蓄や趣味に回せる余地が生まれやすい水準です。一方、2人以上世帯では、食費や住居費、将来の支出を見据えた家計設計が重要といえます。
ここでは、月収45万円の手取りを前提に、単身世帯と2人以上世帯それぞれの生活レベルを具体的に解説します。
自分の世帯構成に近いケースと照らし合わせながら、生活の余裕度を確認してみてください。
単身世帯
月収45万円の場合、単身世帯であれば日常生活に大きな制約を感じにくく、安定した生活を送りやすい水準です。
生活費を一定範囲に収めることができれば、貯蓄や趣味、将来に向けた資金確保にも無理なく取り組めます。
以下は、総務省統計局の家計調査データを参考に、月収45万円・独身・一人暮らしを前提とした生活レベルを、編集部視点でシミュレーションした一例です。
実際の支出は居住地やライフスタイルによって前後しますが、生活水準を把握する目安としてご覧ください。
▼生活レベルの目安(単身世帯)
| 項目 | 月額の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 食費 | 約40,000円 | 自炊中心、外食は適度に |
| 住居費 | 約80,000円 | 都市部の1K〜1LDKを想定 |
| 光熱・水道費 | 約12,000円 | 単身世帯の平均的水準 |
| 家具・家事用品 | 約4,000円 | 消耗品中心 |
| 被服費 | 約7,000円 | 必要に応じて調整可能 |
| 保健医療費 | 約7,000円 | 医療費・保険料を含む |
| 交通・通信費 | 約22,000円 | スマートフォン・通信費・交通費 |
| 娯楽・趣味 | 約25,000円 | 余暇・自己投資を含む |
| その他(交際費など) | 約23,000円 | 交友関係・突発的支出 |
| 合計 | 約220,000円 | - |
本シミュレーションは、総務省統計局「2024年(令和6年)家計調査 家計収支編」/住居の所有関係別/民営借家〔アパート・マンション等〕/単身世帯 」の平均的な消費支出をもとに、月収45万円の可処分所得を踏まえて調整しています。 ボーナスなし・独身一人暮らしを前提とした一例です。
この水準であれば、生活費を月22万円前後に抑えつつ、残りの手取りから10万円以上を貯蓄や投資に回すことも現実的です。
月収45万円は、生活を維持する段階を超え、お金の使い道を自分で選べる余地が生まれるフェーズに入っているといえるでしょう。
2人以上世帯
月収45万円の場合、2人以上世帯でも日常生活は成り立ちますが、単身世帯と比べると家計の余裕は限定的になりやすい水準です。
とくに住居費や食費の割合が高くなりやすく、支出設計次第で生活の安定感に差が出ます。
以下は、総務省統計局の家計調査を参考に、2人以上世帯・民営借家を前提とした生活レベルを、編集部視点でシミュレーションした一例です。
子どもの有無を問わない平均値を含むため、実際の支出は各家庭の状況に応じて調整が必要です。
▼生活レベルの目安(2人以上世帯・民営借家)
| 項目 | 月額の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 食費 | 約70,000円 | 2人以上世帯における平均的な水準 |
| 住居費 | 約75,000円 | 都市部の民営借家を想定 |
| 光熱・水道費 | 約18,000円 | 2人以上世帯の平均的な使用量を前提とした水準 |
| 家具・家事用品 | 約9,000円 | 日用品や消耗品中心 |
| 被服費 | 約8,000円 | 世帯全体での衣料品購入を平均化した水準 |
| 保健医療費 | 約12,000円 | 医療費・保険料を含む |
| 交通・通信費 | 約38,000円 | スマートフォン・通信費・交通費 |
| 教育 | 約10,000円 | 子どものいる世帯といない世帯の平均値を含む水準 |
| 教養娯楽 | 約25,000円 | 世帯での余暇活動や趣味、娯楽費を想定 |
| その他の消費支出 | 約45,000円 | 交際費・突発的支出 |
| 合計 | 約310,000円 | - |
本シミュレーションは、総務省統計局「2024年(令和6年)家計調査 家計収支編」/住居の所有関係別/民営借家〔アパート・マンション等〕2人以上世帯」の平均的な消費支出をもとに、月収45万円の可処分所得を踏まえて調整しています。 既婚世帯を想定した一例です。
この水準では、生活費が手取りの大半を占めやすく、貯蓄に回せる金額は月数万円程度にとどまるケースが一般的です。
共働き世帯であれば家計に余裕が生まれやすい一方、片働きの場合は支出管理の重要度が高まります。
子どもがいない世帯では教育費がほぼ発生しないため、貯蓄や住環境の改善に回す余地があります。一方、子どもがいる世帯では、教育費や将来支出を見据えた中長期的な家計設計が欠かせません。
月収45万円の2人以上世帯は、「生活は安定するが、大きな余裕は生まれにくいフェーズ」にあります。
収入水準だけで判断せず、世帯構成と支出バランスを踏まえた現実的な生活設計が重要といえるでしょう。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部では、月収45万円という数字だけで「余裕がある・ない」を判断することは推奨していません。なぜなら、同じ月収でも、昇給余地の有無や年収カーブによって将来の選択肢が大きく変わるからです。実際、月収45万円時点で昇進余地が限られているケースと、数年以内に管理職や専門職へ進めるケースでは、5年後の年収差が100万円以上開くこともあります。生活水準だけでなく、「確認すべきは収入の伸び代かどうか」という視点を持つことが、後悔しない判断につながります。
月収45万円を目指せるのはどんな仕事や職業?
月収45万円を目指せるのは、一定の専門性や経験を積み、組織内で中核的な役割を担う仕事や職業です。年収換算ではおおよそ540万円前後にあたり、日本全体で見ると平均よりやや高い水準に位置します。
この金額は、一部の限られた職業だけが到達できる水準ではありません。一方で、経験やスキルに関係なく自然に到達できる水準でもないため、業種選びとキャリアの積み上げ方が重要にです。
参考として、国税庁が公表している「民間給与実態統計調査」による業種別の平均年収を見てみましょう。
▼業種別平均年収
| 業種 | 平均年収 |
|---|---|
| 宿泊業・飲食サービス業 | 279万円 |
| 農林水産・鉱業 | 348万円 |
| サービス業 | 389万円 |
| 卸売業・小売業 | 410万円 |
| 医療・福祉 | 429万円 |
| 運輸業・郵便業 | 488万円 |
| 複合サービス事業 | 490万円 |
| 不動産業・物品賃貸業 | 496万円 |
| 学術研究・専門・技術サービス業・教育・学習支援業 | 549万円 |
| 建設業 | 565万円 |
| 製造業 | 568万円 |
| 情報通信業 | 660万円 |
| 金融業・保険業 | 702万円 |
| 電気・ガス・熱供給・水道業 | 832万円 |
参考:国税庁「令和6年分民間給与実態統計調査」
このデータからわかるとおり、平均年収が500万円を超える業種では、月収45万円が現実的な到達ラインといえます。
ただし、平均年収はあくまで業界全体の傾向を示す指標であり、個人の上限を示すものではありません。
実際に月収45万円を達成している人に多い仕事や働き方には、次のような共通点があります。
- 実務経験を積み、即戦力として評価される職種(ITエンジニア、コンサルタント、専門職)
- 成果やスキルが報酬に反映されやすい仕事(法人営業、プロジェクトマネージャーなど)
- 組織内で一定の裁量を持つ立場(主任・係長クラス、リーダー職)
- 副業や成果報酬を組み合わせて収入を伸ばしているケース
これらに共通するのは、年功序列だけに依存せず、役割や成果によって評価される点です。
平均年収が高い業種にいるだけでは月収45万円に届かないこともありますし、反対に平均年収がそれほど高くない業種でも、役割やスキル次第で到達することは十分に可能です。
月収45万円は、特定の職業に就けば自動的に得られる収入ではありません。どの分野で経験を積み、どの立場を目指すかというキャリア選択の結果として到達する水準といえるでしょう。
【MyVision編集部の見解】 MyVision編集部で、実際の転職支援データをもとに月収45万円前後の人のキャリアをシミュレーションすると、わかれ道は「役割が変わるかどうか」にあります。たとえば30代前半で専門職として月収45万円の場合、マネジメントや上流工程に進めば年収650万〜750万円が見込めます。一方、同じ月収でも業務内容が固定化している場合、年収の伸びは限定的になりやすい傾向です。月収45万円はゴールではなく、次の役割へ進めるかを判断する起点と捉えることが重要です。
フリーランス・個人事業主の月収45万円の手取り
フリーランス・個人事業主で月の事業所得が45万円の場合、手取り額は月30万〜35万円前後が目安です。
会社員とは税金や社会保険料の仕組みが異なり、控除の種類や負担方法が手取り額に大きく影響します。
ここでは、売上から必要経費を差し引いた事業所得(利益)が月45万円のケースを前提に、フリーランスにかかる税金・社会保険料の考え方を整理します。
▼フリーランスにかかる主な控除項目と計算式
| 額面から差し引かれるもの | 計算式(考え方) |
|---|---|
| 所得税 | 課税所得×税率(5~45%)−控除額 |
| 住民税 | 前年の課税所得×税率(原則10%)+均等割額 |
| 国民健康保険料 | 所得割+均等割+平等割(自治体ごとに異なる) |
| 国民年金保険料 | 定額(※年度ごとに改定) |
| 事業税 | 課税所得 − 290万円×税率(業種により3〜5%) |
| 介護保険料 | 標準報酬月額×介護保険料率(40歳以上) |
| ※国民健康保険料・住民税・事業税は自治体により差があります | |
| ※以下は40歳未満・介護保険料なしを想定しています |
▼月の事業所得45万円(年540万円)の控除内訳イメージ
| 項目 | 年額 | 月額換算 |
|---|---|---|
| 額面収入 | 5,400,000円 | 450,000円 |
| 所得税 | 約357,000円 | 約30,000円 |
| 住民税 | 約417,000円 | 約35,000円 |
| 国民健康保険料 | 約636,000円 | 約53,000円 |
| 国民年金保険料 | 約210,000円 | 約18,000円 |
| 事業税 | 約125,000円 | 約11,000円 |
| 手取り額 | 約3,655,000円 | 約303,000円 |
(数値は目安です。必要経費や控除の適用状況、自治体により前後します)
フリーランスの場合、青色申告を選択するかどうかで税負担に差が生じます。青色申告では要件を満たすことで青色申告特別控除を受けられるため、課税所得を抑えやすくなるでしょう。
一方で、会社員と異なり、税金や社会保険料を自分で管理・納付する必要がある点には注意が必要です。
手元に残る金額だけを見ていると、納税時期に資金繰りが厳しくなるケースもあります。
月収45万円クラスのフリーランスは、自由度と引き換えに、税務・社会保険の理解が手取りに直結するフェーズです。収入水準だけで判断せず、年間ベースでの可処分所得を意識した資金管理が欠かせません。
月収45万円の手取りに関するFAQ
ここでは、月収45万円の手取りについて、実際によく寄せられる疑問をまとめました。
生活設計や将来の判断に迷ったときの確認ポイントとして活用してください。
Q.額面45万円で手取りを増やすための節税対策はありますか?
大きく手取りを増やすのは難しいですが、iDeCoや生命保険料控除などの所得控除を活用することで、税負担を抑えられます。
月収45万円帯では、節税よりも「可処分所得をどう使うか」の設計が重要です。
Q.残業代込みで45万円の場合、生活設計で注意すべき点は?
残業代は月によって変動しやすいため、固定給だけで生活費をまかなえる設計が基本です。
残業代は貯蓄や一時支出に回し、生活水準を上げすぎないことが安定につながります。
Q.月収45万円なら住宅ローンはいくらまで借りられますか?
一般的には、年収の5〜7倍程度(2,700万〜3,800万円前後)が目安とされます。
ただし、手取りや将来支出を踏まえ、返済比率を抑えた借入額にすることが重要です。
Q. 住宅手当が月収45万円に含まれている場合、税金面に違いはありますか?
住宅手当は原則として給与扱いとなり、所得税・社会保険料の課税対象です。
非課税になるケースは限定的なため、手当込みの額面で判断しないよう注意が必要です。
Q.月収45万円は転職やキャリアアップを考える目安になりますか?
月収45万円は、現職で一定の評価を得ている水準といえます。
一方で、伸びしろや将来の年収上限に不安がある場合は、キャリアを見直す判断軸にもなります。
まとめ
月収45万円の手取りは、条件にもよりますが約35万円前後が目安です。日常生活を安定させるには十分な水準といえる一方で、世帯構成や固定費の設計次第では、将来に向けた余裕を感じにくい場面も出てきます。
この収入帯で意識したいのは、「いま困っていないか」ではなく、「この先どこまで収入を伸ばせるか」という視点です。月収45万円は、現在の職場で一定の評価を得ている証であると同時に、昇給や役職の上限が見えはじめるラインでもあります。
今後の昇進で収入の伸びが限定的であったり、残業や一時的な手当で年収を維持していたりする状況であれば、働き方やキャリアの方向性を見直す余地があります。ライフイベントや将来設計を考えはじめたとき、収入の伸び代は重要な判断材料です。
MyVisionでは、これまでの経験やスキルを踏まえたうえで、市場でどの程度の年収を狙えるのかを整理し、月収を引き上げるための具体的な選択肢を提示します。現職を続けるか、転職によって収入とキャリアの両方を高めるか迷っている人は、一度キャリアの選択肢を確認してみてください。
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